【れいじんぐすとーむ】
ジャンル | ガンシューティング | |
対応機種 | アーケード(SYSTEM357) | |
販売元 | バンダイナムコゲームス | |
開発元 | ネクスエンタテインメント | |
稼働開始日 | 2009年 | |
判定 | 良作 | |
ポイント |
『クライシスゾーン』の再来 豪快な破壊の爽快感を手軽に味わえる 程よい匙加減の難易度 まさかの“戦いはこれからだエンド” |
|
タイムクライシスシリーズ |
『タイムクライシス』シリーズの外伝作であるガンシューティングゲーム。
開発は『3』や『4』のネクスエンタテインメントが担当。キャッチコピーは「大量破壊マシンガンゲーム」「撃ちまくれ!壊しつくせ!」
2030年。南米の某国で、テロリスト「パウロ・ゲラ」が率いるテロ組織と軍の一部が共謀しクーデターを敢行、国の首都を占拠した。
彼らの要求は不明だが、事態の長期化を予想したアメリカはこの状況を打開すべく、非公式特殊部隊SCAR(=Strategic Combat And Rescue)を投入。
テロ組織のアジトを衛星ビーム砲で破壊することによって、パウロ・ゲラを直接叩く作戦に出る。
SCARはこれに際し「衛星ビーム砲の照準」と「暴徒の鎮圧」という命令を受け、戦火の真っ只中にある南米へと派遣された。
プレイヤーはSCARアルファチームの新人隊員「アルファ1」「アルファ2」となり、隊長であるキングの指示の元、テロ組織に立ち向かう事となる。
本作は、本家タイクラシリーズから多くの点が変更されており、『クライシスゾーン』からの要素も更に強化されている。ちなみに『クライシスゾーン』では出来なかった2人プレイも可能になっている。
3ステージと、隠しステージ1つ。隠しステージに進むにはステージ3ラストのEXミッションを成功させる必要がある。
+ | ステージ情報。隠しステージ情報を含むため注意。 |
+ | 以下、ステージ4について。ネタバレ注意 |
またこのゲームにはツッコミ所が多いのも有名。例えるならば、細かい設定は二の次にして見た目を重視したハリウッド映画またはB級映画のごとし。例を挙げるとキリがないので、有名なものだけを抜粋する。
他にも突っ込みどころは多いが、それはプレイヤーの目で確かめてみてほしい。これを笑いどころと取るか、設定の練り込み不足と取るかはあなた次第。
『クライシスゾーン』の10年来の再来は、『タイムクライシス』本編と比べても見劣りしない出来の名作。
他の作品よりも若干クセのある内容ではあるが、破壊のカタルシスを求める人には是非プレイしてみてほしい。
*1 初代は40発、『プロジェクトタイタン』は30発を、それぞれ外さずに敵兵へ連続で命中率させる度にライフを1個回復する事ができた。また後者はゲーム中の特定の場所にアイテムとして回復が設置されている箇所も存在した。
*2 本家では移動中が「WAIT」/ポイント到着が「ACTION」。
*3 家庭用を含めるとPS3版『タイムクライシス4』が初。元のアーケード版『4』はSD比率。
*4 脳筋的な行動が多い彼だが、2面のある場面ではキングの破天荒な対処法に対して冷静にツッコミを入れる一面も。
*5 ゲーム中ではプレイヤー1側が〈アルファ1〉、プレイヤー2側が〈アルファ2〉と呼ばれる。
*6 手榴弾、敵に放り投げられる味方隊員、ラプターの体当たり、H.A.C.Sのチェーンソー2度斬り、いきなり画面を横切る民間人、ロングレッグの薙ぎ払いレーザーの往復、狙撃イベント、4脚型の噛み付きや殴りつけ攻撃など。
*7 隊員を投げた後突撃してくるラプターはシビアながら体当たりを食らう寸前で撃破可能、H.A.C.Sの二度斬りは顔面の装甲・背中のタンクを壊していれば2回目を、相当にやり込んだ人なら1回目すら出させずに仕留められる、など
*8 一応黄色の三角形のサイトは手榴弾やミサイル自体に表示される上、表示される際に音も鳴る。だが前者は背景や爆風などの保護色となりやすいため見落としやすく、後者は一瞬しか鳴らず、音のインパクトも弱い為聴き逃しやすい。
*9 それでも通信協力モードを搭載した作品はモニター等を2つ使う関係上、他の筐体と比べてどうしてもサイズが大きめになってしまうが。
*10 『コブラ・ザ・アーケード』と後の『タイムクライシス5』の2作品は1タイプのみ。
*11 特に本家のDX筐体2台一式と比べると顕著。しかし本作は2人で1画面を共有する関係上、本家のように別々に1人プレイを行えない欠点がある。
*12 もっともあちらはグリップが銃身とほぼ垂直についている(腰だめ撃ちでないと辛い)ため、一概にあちらが持ちやすいとも言えない。
*13 戦車の主砲や、攻撃ヘリの爆弾の直撃・ブレードによる斬撃も平然と防いでいた。
*14 オニールが測定に使用しているポインティング・デバイスが可視光線であるためなのだが、狙撃シーンの最初と最後にちょっと見える程度なのでプレイヤーには分かりづらい。それに赤外線を使わない理由が分からない。
*15 タイトル通り同社のガンシューティング3作品のオムニバスソフト。本作以外の収録作は『デッドストームパイレーツ』、『タイムクライシス4』のアーケード版。
*16 アーケード版とのわかりやすい差異は、「アーケード版のOPムービーが削除(代わりにオリジナルのストーリーモードの場面なども含めた新規のOPムービーが『ビッグスリー』自体のデモ画面に収録されている)」「本編中のデモムービーのスキップ方法がボタンに変更され、それに伴い右上に表示されていた「画面を撃つとスキップ」のテロップが削除された」「各ポイント及びステージのリザルト画面におけるハイスコア表示に付随するプレイヤーの現時点でのランキングが削除され、代わりにハイスコア表示が大きくなり、更新時は「NEW RECORD!!」のテロップが表示されるようになった」など。