修正依頼」が出ています。対応できる方はご協力をお願いします。


妖精物語ロッドランド

【ようせいものがたりろっどらんど】

ジャンル アクション
対応機種 アーケード
販売・開発元 ジャレコ
稼働開始日 1990年
判定 良作


ストーリー

 ママがまものにさらわれた! 妖精の子供リットとタムは、パパの形見である「シーサノモの杖」と長老から貰った「にじのくつ」を持ってまものが巣食うマブーツの塔へ向かうのだった。

概要

  • ジャレコの2Dアクション。即死制。可愛らしい見た目とは裏腹に、掴んで振り回して叩きつけるという暴力的なシステムを内蔵。
  • 本作の正式名称は【妖精物語ロッドランド】だが、タイトル画面では【ROD・LAND~母を求めて30階~】と表示される。

システム

  • プレイヤーは妖精の子供リットとタム。1Pが女の子のリット、2Pが男の子のタムを操作する。
  • 1キー2ボタン。左右移動と梯子の上り下り、杖による攻撃と梯子生成が可能。
    • 杖による攻撃の射程は短く、敵は一撃では倒せない。だが、杖攻撃ボタンを押したままにする事で、相手を掴む事ができる。
      • 掴んだ相手は左右の地面に叩きつけて倒す事ができる。3回叩きつけると倒せるが、掴んだ敵で敵を叩くと叩いた敵を一撃で倒す事ができる。
      • 叩きつけて倒した敵はアイテムを落す。アイテムは爆発・ミサイルなど様々な効果を持つがすべて攻撃用。
      • 攻撃用アイテムで敵を倒すとボーナスアイテムを落す。
    • 梯子生成は足元から上方向、もしくは真下に1段分生成する。梯子は一つしか作っておく事ができない。
      • 本作自機はジャンプができない。しかし梯子を登り飛び降りる事で擬似ジャンプが可能。
  • ステージには最初から低得点のボーナスアイテムが設置されている。
    • このボーナスアイテムをすべて取ると敵を一定時間カプラと言う物に変化させる。
      • カプラは倒すとE・X・T・R・Aの文字が入ったアイテムを落す。コレをすべてそろえると残機が1アップし、ボーナス得点ももらえる。
  • 画面内すべての敵を倒すとステージクリア。次の面へ以降する。
    • 一定ステージ通過後、ストーリーデモかボス戦が開始される。
  • 可愛らしい見た目とは裏腹に難易度は非常に高い。
    • ジャンプできない・足遅い・射程が短い事が原因。
      • 敵を倒した際に出現する攻撃アイテムを有効に活用し、序盤でEXTRAをこなし残機を貯める事が攻略のカギとなっている。

評価点

  • キャラクターの見た目が可愛らしい反面凶悪な攻撃・自機の暴力的な攻撃方法に目を奪われがちだが、一挙一動は細かく、背景も綿密。
    • 背景はステージクリア後、次のステージへスクロールするのにあわせて用意されており、良く見ると巨大な一枚絵になっている事が解る。

問題点

  • なんと言ってもその異様に高い難易度。あまりにも見た目に反しているので対象ユーザーがはっきりしない。
    • そもそも、可愛らしいと言いはするものの主人公のリットとタムは、両親の外見から考えて幼稚園児程度と、子供向けを超えており乳臭い。
    • 難易度は序盤はまだなんとも無いのだが、中盤以降のボスが凶悪。特に裏面ラストボス『セキーロ・パパ』はノーミス不可と思えるほど。
    • 同じように、「高い難易度を内蔵しているにも拘らず可愛らしい見た目」はコアユーザーに敬遠される事に。
    • EXTRAを揃えるとV字ビキニの妖精がデカデカと表示される。
      • よりにもよってOPデモがひらがなを多用している辺りが、ジャレコの戦略的な間違いを露見させている。
  • 裏面ラスボス直前のボスデザイン。
    • リットとタムは「エンジンだ」と言う物のどう見てもエンジンではない。怪しい生き物を入れたカプセルである。
      • 破壊したと思ったら襲ってくるのだが、『メトロイド』と『沙羅曼蛇』のボス「ブレインゴーレム」を足して二で割ったような姿をしている。

総評

ポップな見た目に反してコアユーザー向けなゲーム内容という、チグハグな面が見られたゲームであった。


移植

  • 後にFCとGBに移植されている。
    • FC版はグラフィック・サウンドの劣化は致し方ないが、ジャンプが可能/不可能をオプションで切り替えできたが、捕まえた敵で他の敵を潰す事ができなくなり難易度は上がっている。他にも裏面が無い・EXTRAで表示される妖精が深いスリットが入ったチャイナになっているなどの変更がある。
    • GB版は、FC版以上にアーケードに忠実な移植。当然、4色モノクロ。
  • 後にPSの『ジャレココレクション Vol.1』に収録されているのはこちらのFC版。出回りは宜しくないので、アーケード版のプレイ方法は絶望的と言って良いだろう。

余談

  • 本作裏面のボスは、同社別作品『プラスアルファ』の世界へ行き、本作裏面で阻止された計画を実行すると言う設定がある。
    • プラスアルファは縦STG。パイロットの女の子が前面に押し出された凡作。
  • 本作のキャラクターは同社パズルゲーム『ソルダム』に登場している。