本項目ではAC版「ストリートファイターII'」(良作)、「ストリートファイターII'TURBO」(判定なし)およびそれらの家庭用移植版の紹介をしています。
【すとりーとふぁいたーつーだっしゅ】
ジャンル | 対戦格闘アクション | |
対応機種 | アーケード(CPシステム) | |
販売・開発元 | カプコン | |
稼働開始日 | 1992年4月14日 | |
判定 | 良作 | |
ポイント |
ストIIのバージョンアップ版 四天王が使用可能に 極悪性能のベガ様 |
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ストリートファイターシリーズ |
初代『ストリートファイターII』によって格闘ゲームに、CPU戦ばかりでなく対人戦の要素でもブームに火が付き、ゲームセンターで2台の筺体を対面に繋いだ通信対戦台が出回り始めた頃。
対戦としての面白さをもっと追求しようと、初代のボスキャラクターである四天王の使用解禁、対戦のバランス調整を目的にカプコンが発表したバージョンアップ版である。サブタイトルは「CHAMPION EDITION」。
個性豊かな8人に加え、新たに使えるようになった4人、計12人のキャラクターから1人を選択し、同キャラを含めた12人全員を倒す事が(1人プレイにおける一応の)目的。
+ | 8人+4人の追加プレイヤーキャラクターたちの変更点 |
対戦格闘ゲームの基本形を確立させた
四天王が新たに使用可能
永久プレイの防止
キャラクター間の格差
ハメ技
バグ
エンディング
初代『II』をベースに対人対戦を意識して調整された作品。
バランス的にはそれほど良くなかったが、本作のヒットが格闘ゲームの対戦人気を決定付けることになった。
【すとりーとふぁいたーつーだっしゅたーぼ】
ジャンル | 対戦格闘アクション | imageプラグインエラー : ご指定のURLまたはファイルはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLまたはファイルを指定してください。 |
対応機種 | アーケード(CPシステム) | |
販売・開発元 | カプコン | |
稼働開始日 | 1992年12月17日 | |
判定 | なし | |
ポイント |
大ヒット格ゲーの焼き直し ターボ化でスピードアップ バランス調整により整備された対戦環境 ザンギュラのスーパーウリアッ上 |
『ストリートファイターII'』の海賊版対策を目的にカプコンが発表したバージョンアップ版である。サブタイトルは「HYPER FIGHTING」。
個性豊かな12人のキャラクターから1人を選択し、同キャラを含めた12人全員を倒す事が目的。
+ | 12人のプレイヤーキャラクターたちの変更点 |
対戦バランスの整備
焼き直し
CPU戦の難易度の上昇
ゲームスピードの高速化に加え、『ダッシュ』からゲームバランスが大きく向上している。
それなりにヒットはしたものの、焼き直し感の強さから前作ほどの評価は得られなかった。
ジャンル | 対戦格闘アクション | ![]() |
対応機種 |
PCエンジン X68000 |
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メディア |
【PCE】20MbitHuカード 【X68k】5"2HDフロッピー |
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販売元 |
【PCE】NECホームエレクトロニクス 【X68k】カプコン |
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開発元 | 【PCE】カプコン | |
発売日 | 【PCE】1993年6月12日 | |
定価 | 【PCE】9,800円 | |
レーティング | 【VC】(PCE)CERO:B(12歳以上対象) | |
配信 |
バーチャルコンソール 【Wii】(PCE)2009年11月10日/600Wiiポイント(税5%込) ※2019年1月31日配信終了 |
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判定 | なし |
ジャンル | 対戦格闘アクション | ![]() |
対応機種 | スーパーファミコン | |
メディア | 20MbitROMカートリッジ | |
販売・開発元 | カプコン | |
発売日 | 1993年7月11日 | |
定価 | 9,980円 | |
レーティング | 【VC】CERO:B(12歳以上対象) | |
配信 |
バーチャルコンソール 【Wii】2007年8月10日/800Wiiポイント(税5%込) ※2019年1月31日配信終了 【WiiU】2014年6月25日/823円(税8%込) 【New3DS】2016年7月20日/823円(税8%込) |
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書換 |
ニンテンドウパワー 1997年9月30日/1,000円/F×5・B×0 |
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判定 | 良作 |
ジャンル | 対戦格闘アクション | ![]() |
対応機種 | メガドライブ | |
メディア | 24MbitROMカートリッジ | |
発売・開発元 | カプコン | |
発売日 | 1993年9月28日 | |
定価 | 9,800円 | |
レーティング | 【VC】CERO:B(12歳以上対象) | |
配信 |
バーチャルコンソール 【Wii】2008年7月29日/600Wiiポイント(税5%込) ※2019年1月31日配信終了 |
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判定 | 良作 |
*1 特に初代サガットステージは、筐体性能を限界近く利用してグラフィックを表現しており、容量が最大となるキャラクターの組み合わせ(ザンギエフ対サガット)でぎりぎりゲームが動くほどであった。最も大きいグラフィックを持つサガット同士での対戦を可能にした事で容量の限界を超えてしまうため、ヤシの木が削除されたとの事。
*2 相手を画面端に追いやり、飛び道具連打で相手の行動を制限すること。なおCPUもやたら使ってくる。
*3 ベガは『スパII』で総替えされた。
*4 サイコクラッシャーに限らず、『ターボ』の削りダメージは本来のダメージの25%と設定されており、サイコクラッシャーは3回削るため。ちなみに先に発売された海外版では削り回数が5回となっておりさらに凶悪だった。
*5 ダブルニー屈中P立中Kダブルニー…で、延々と相手をガード状態で固めたまま削り殺すテクニック。脱出は極めて困難であり、キャラクターによっては完全にハマる。
*6 サイコクラッシャーアタックをガードさせ、着地と同時に即投げてしまうというテクニック。理論上はハメ技ではないのだが、投げ時にベガ側はボタン連打で良いのに対し、相手側はベガの着地前にボタンを押してしまうと通常技が出てしまい攻撃モーション中に投げられてしまう(『ストII』シリーズの投げ技は全て1フレーム発動なため、投げが成立する間合いなら無敵技以外には一方的に勝てる)。当然、ボタンを押すのが遅ければ普通に投げられてしまう。
*7 『ストII』時はいわゆる乱入が不可能な代わりに1クレジットでプレイヤー同士の対戦ができ、勝っても負けてもゲームオーバーになる設定がデフォルト。設定を変更すればII'と同様にできるし、II'でも乱入無効設定は可能
*8 厳密には『II'』よりも早く1989年に発売されたタイトーの『バイオレンスファイト』にて、既に同キャラ対戦とキャラクターカラーの概念は導入されていた。
*9 ダルシム、ガイルが圧倒的に強く春麗が何とか対抗できる図式、最弱はザンギエフで次いでリュウとケン。
*10 この組み合わせは基本的に、『スーパー』まではほぼ勝ち目がないと言われている。
*11 ストIIシリーズのエンディングやキャラクターソングの歌詞、ラジオドラマ等の外伝作品ではより深く掘り下げられていたが、IIシリーズ以後は全くと言っていいほど語られなくなった。
*12 エドモンド本田に至ってはエンディングのイラストが業務用のシリーズでは全く描き直されなかった。
*13 ただし掲載されたのはAC版『X』が稼働中、SFC版『スーパー』発売前後の頃であり、AC版『ダッシュ』から時期が離れていた。
*14 この通称は、タイトル画面の文字が本来の色と違い、カラフルなラインで塗られている事に由来している。
*15 なお、不正コピーを元にさらなる不正コピーを重ねたバージョンが流通している。そのため、一口に「レインボー」と言っても実は約30種類のバージョンがあったりする。仕様も細かいところで違っており、一部は日本でも「降龍」や「屠龍」という名前のものが出回った実例がある。
*16 そして後の『スパIIX』では最早、一体何がデフォルトカラーか分からない事に
*17 初代『ストII』には「ヨガキエール」というバグがあった。
*18 本作のみ空中で水平移動。スパII以降はジャンプ軌道に合わせて滑らかな放物線を描くように進み、使用位置による飛距離の変動も加味されるようになった
*19 「空中」と名が付いているが、リュウやケンの竜巻旋風脚と同様に、通常のスピニングバードキックも(低空ではあるものの)一応空中で出す技であるため、どちらかというと、高空スピニングバードキックといえるか。
*20 本作のみ「相手方向へ弧を描きながら上昇し、垂直落下する」という、エドモンド本田の「スーパー百貫落とし」に近い仕様になっている。
*21 この紹介記事当時は『ターボ』稼働前であり、取材に使用されたのはロケテスト版のため。
*22 なお、その記事内でタイトルを『ストリートファイター ダッシュターボ』と思いっきり「Ⅱ」を抜かす誤植をカマしている。
*23 有志作の改良パッチを使うと少しだけ表示範囲を広げられた
*24 HDDインストールした場合はアクセス待ちの時間がかなり低減される。
*25 アタリ仕様の一部配線違い
*26 元はユーザーの電子工作品が発祥
*27 GMレベル1規格に対応したMIDI音源モジュールなら鳴らすことが可能だが音源によって鳴る音に差異があるため、当時はGM規格の上位互換であるGSフォーマットを採用したローランドの音源モジュールである「SC-55系統」が推奨とされていた。
*28 CPUと同義
*29 通常は1音しか再生されないADPCMが4音同時再生になる
*30 ちなみにTectoyはセガと正式に契約を結び、セガ製CS機のブラジル国内版の現地生産/販売を請け負っている企業でもある。
*31 バックスラッシュについては、「ノーマル」モードでプレイした際には、AC版『ダッシュ』と同様に「相手と反対方向へ十字キーを2回連続で押す」というコマンドになっている。
*32 ローソンで1997年9月30日~2002年8月31日まで、任天堂に郵送で2002年9月1日か〜2007年2月28日まで行われたゲームソフトの書換えサービス。空状態の専用メモリカセットを3,980円購入して別料金で書き換えて入れる必要がある。割高な上に端末の操作がわかりにくくスーパーファミコン自体が既に旧機種だったこともあって普及しなかった。しかもこういった既存タイトル専用タイトルに比べると書換え料が安かったが、当時の中古ゲームショップ販売が合法となった為、書換えサービスの存在意義が薄れた。
*33 後発のメガドライブミニ2は欧米版も6ボタンパッドが付属している。