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ビシバシチャンプ

【びしばしちゃんぷ】

ジャンル パーティーゲーム
対応機種 アーケード
発売・開発元 コナミ
判定 良作
バカゲー


概要

  • コナミが出したアーケードのパーティーゲーム。最大三人同時プレイ可能のミニゲーム集。
    • 一人または二人で遊ぶ場合は、ゲーム内容に応じてCPUが対戦相手として登場する。
  • 1996年に1作目が稼動。その後も何作か続編が作られた。
    • また姉妹作としてハンドルとペダルを使う『ハンドルチャンプ』、2本のレバーを使う『ガチャガチャンプ』、ステップを使う『ステップチャンプ』、アニメキャラをフィーチャリングした『アニメチャンプ』がある。社会人生活を題材にした『サラリーマンチャンプ』も存在するが、こちらは開発元が異なる*1
    • この中のいくつかのゲームは、入力をボタンに変えた上で本家ビシバシシリーズでも登場している。

ゲーム内容

本作は、押しボタンスイッチを用いるミニゲームを揃えた、ミニゲーム集である。

  • 操作は赤・緑・青の押しボタンスイッチのみ。
    • 操作説明はそれぞれのミニゲーム開始前に表示される。
  • 連打・色対応・タイミング等、様々な趣向を凝らしたミニゲームが多数収録されている、
    • ミニゲームの名前は全て三拍子で区切られており、ミニゲームが始まるとタイトルコールの後「説明!」の掛け声と共にミニゲームのルールが説明される。
      • 三拍子・説明の演出はビシバシシリーズ共通*2
      • ミニゲームのルール説明は5~10秒程度で済み、複雑なルールもないので頭を使う必要はない。
  • ミニゲーム毎の条件を満たせないとライフが没収され、ライフが無くなるとゲームオーバーになる。
    • 「得点が基準値に満たない」「ライバルに敗北」等。
  • システムが対戦形式になっている、『ハイパービシバシチャンプ』、『ガチャガチャンプ』、『ステップチャンプ』、『ビシバシチャンプオンライン』のみ以下のルールがある。
    • 各ミニゲームの終了時に1位が同点の場合は「同点バトル」が即座に開始され、先に所定の条件を満たしたほうが勝利となる。
    • 『ハイパービシバシチャンプ』の場合は「先に5回ボタンを叩いた方が勝ち」、『ガチャガチャンプ』の場合は「一定時間中、レバーを回転させて多く回したと判定された方が勝ち」、『ステップチャンプ』は「先に5回ステップパッドを踏んだほうが勝ち」という方式。
  • ちなみに、効果音やジングルはコナミ作品からの流用が多い。

ミニゲームの例

+ クリックで開閉
  • サイコロが サイコロで サイコロなのだ!
    • 三つ表示される六面体サイコロのうち、最も目の数が多いサイコロの位置にあるボタンを叩く。出ていた目の数だけ得点が入り、最初に100点を超えれば勝ち。
    • 叩くとその時点でサイコロの目は変わるので、判断力だけでなく早押しも必要。
      • なお時間が経つにつれて六面体サイコロではありえない目の数が出てくるようになる。最高は16。
  • とりあえず その辺で だるま落しだ!
    • 縦に積み重なった達磨落しを最下部から弾いていく。達磨落しのパーツには赤・緑・青の色に塗られており、対応した色を押すと達磨落しに成功。失敗するとタイムロスになる。
    • 「またまたおなじみだるま落しだ!」など、多くのシリーズに登場している。
  • 俺たちは バーガー屋で テキパキ作る!
    • 指定された数だけボタンを押し、ハンバーガー、フライドポテト、ドリンクを積み上げるゲーム。数をオーバーすると失敗となる。
      • ハンバーガー関連のゲームはいくつか存在し、「バイト君がバーガー屋でどんどん作る!」「激ウマ!君のハンバーガー!」「ハンバーガー!」など多数存在するが、どれもルールは違う。
  • ダンスで アフロを デカくしろ!
    • 先生の手本に合わせてボタンを押し、判定が一定以上なら得点が入る。同時に画面のキャラのアフロ髪がどんどん膨らんでいく。
      • 後半はアフロが邪魔で譜面が見えなくなる上、微妙に判定がずれており、そのまま押すとBADを量産する。16分の連打もあり、難易度はかなり高い。
      • 説明では緑のボタンしか押されないので勘違いしやすいが、実はどのボタンを押しても反応する。16分は2色のボタンを交互に押すとやりやすい。
  • ハイパー パイ投げ 選手権!
    • 赤と青のボタンを連打して加速、所定ポイントになったら緑のボタンを押したままにして角度を調節し、パイを遠くまで投げる。飛距離はメートルではなく、前から何人目の客かでカウントされる。
      何故か会場は結婚式場で、神父の指示で新婦が客席へ向けてパイを投げるという謎のシチュエーション。落下したパイは着席した招待客の顔面に直撃し、投げるタイミングを誤ると新婦が滑って盛大にこける。
      • 同社による「ハイパーオリンピック」の”槍投げ”そのままの内容であるが、開始時のBGMまでハイパーオリンピックそのまんまである。
      • ステップチャンプにはこれと同じルールの「やりたい投げたいやり投げだ!」があり、他にも「狙え世界だ50M!」「目指せ鳥人走り幅跳び!」「走って飛んでハードル走!」といったハイパーオリンピックの競技をもとにしたゲームがある。
  • DANCE! DANCE! CHAMP!
    • 下から流れてくるノーツが上の矢印マークと重なったら対応するボタンを押す。要するにDDR。
      • 似たようなゲームに「ダンスイェーイ!」がある。
      • 他の音ゲーでは「ギタージャーン!」「弾いて踊ってセッションだ!」*3「朝のお勤め木魚でセッション!」*4がある。
  • 回転!誰が星をたくさん集めたか!
    • 赤で左、青で右に箱を傾けて車を下に落としていき、道中の星を集めていく。
      • 一番下には普通の星10個分に相当する大きな星があり、しかもこれを誰かが取った時点でゲームが終了するため、スピードと星集めのバランスを見極める事が重要。
      • 「ハンドルチャンプ」での「回転!誰が星をたくさん集めたか!レース!」からの流用。
  • ゼロになったら大爆発だ!
    • 爆弾のカウントを叩いた数(1~3)だけ減らして次のプレイヤーに順次回していき、0にしてしまった(最後の1を叩かされた)プレイヤーの敗北。
    • 連打や早押しは要さない珍しい頭脳戦タイプのゲーム。ルールは単純だが勝つためには少々頭を使う必要がある。
      • 一騎打ちになった場合は必勝法があるので、それを理解しているかが勝負の分かれ目。
  • ダッシュダァ!
    • 『ガチャガチャンプ』出典。レバーを回転させてキャラクターを走らせ、ベルトコンベアから落ちないように粘り続ける。
    • レバーを握る謎の人物がランダムにレバーを動かしてベルトコンベアの速度を変えてくるため、前にいようと全力で回していたら逆に進み過ぎで落ちてしまうなんてことも。
    • 基本的には誰が長く生き残るかを争うゲームだが、一部のシリーズでは3人で協力するルールも出ている。
  • つかんでポイ!
    • 『ガチャガチャンプ』出典。画面下にいるキャラの右手と左手に向けてビンが上から次々降ってくるので、キャラクターの手に重なるタイミングで左右のレバーを弾き、ビンを受け止める。
    • ビンの配置はバックで流れるBGMに合わせた配置になっており、音ゲーと同じような感覚でプレイできる。
    • 家庭用では特定のコマンドを入力すると通常より配置がエグい高難易度モードにすることが可能。

評価点

  • シンプルな操作
    • 「とにかく連打」「タイミング良く押す」「同じ色のボタンを押す」と操作が単純であるために対象年齢が幅広いためゲームに参加しやすい。
    • 各ミニゲームの説明もシンプルかつ、すぐに理解できるような工夫がされているのですんなりプレイに入れる配慮もなされている。
  • 豊富なゲームの種類
    • ミニゲーム1つ1つの時間が短く、テンポよく進み、その種類も豊富と色々とあって飽きさせない。
  • ギャグ要素を含むおバカ路線
    • 前述でもあるが結婚式でパイを遠投したり、飛んでくるキャンディーをひたすら食べたり、アフロヘアで踊ったりするが、そのキャラクターそのものや、細かな動作、ミニゲームの背景等多くのギャグ要素を詰め込んでいる。
    • ゲームによってはグラフィックが実写取り込み画像になるなど見た目も千差万別。

問題点

  • ボタンは叩きやすい特殊ボタンなのだが、これが叩くととにかくビシバシと五月蝿い。周辺のゲームに影響を与える。
    • 更にこのボタンがでかく、三人同時プレイ前提の構造なので筐体がでかい。
  • CPUの操作キャラ(NPC)が非常に強い。そのため、NPCが参加するミニゲームの場合は難易度がかなり上昇する。
  • プレイ時間から換算すると料金が高い。
    • 1人でやる分にはCPUに勝てば(勝てれば)そこそこ遊べるが、3人でやるとどんなに多くても7~8ゲーム毎に必ず誰かがコンティニューしなければならなくなるので、割とお金がかかる。

総評

非常に解りやすいルールながら盛り上がるミニゲームが豊富。ゲームセンターのパーティーゲームの顔であり、複数人でやると盛り上がる。
一人で遊ぶ場合でも、恥かしさを感じなければ、単純ながらも高いゲーム性と、所々に忍ばされたコナミネタとおバカ要素に酔いしれる事ができるだろう。
己自信、または全国のライバル達との記録勝負に燃え上がるのも本作の楽しみの一つである。


家庭用移植

PS用ソフトとして以下の4本が出ている。

  • 『ビシバシスペシャル』(1998年9月17日)
    • 『ビシバシチャンプ』、『スーパービシバシチャンプ』、『ハンドルチャンプ』に登場したミニゲームがひとまとめにミックスされた内容となっている。そのため内容が重複している分はカットされているものの、ミニゲームの総数は全46種と非常に多い。
    • ミニゲームやタイトルコール、説明画面は『ハンドルチャンプ』のシステムで統一されている。
    • 2006年11月22日にPSゲームアーカイブスでの配信が開始された。価格は617円(税8%込)。
  • 『ビシバシスペシャル2』(1999年9月2日)
    • 『ハイパービシバシチャンプ』と『ガチャガチャンプ』のカップリング移植。それぞれが「ハイパーモード」と「ガチャモード」の形で分割された内容になっている。
    • AC版との相違点は同点バトルがガチャガチャンプの仕様に統一され、最初にプレイヤーの名前を選択する画面と結果発表画面はハイパービシバシチャンプの仕様に統一されている。また、ハイパーモードは2人対戦仕様がベースになっているためレイアウト等に調整が入っている。
  • 『ビシバシスペシャル3 ~ステップチャンプ~』(2000年6月29日)
    • タイトルに「ビシバシスペシャル~」を冠してはいるが、内容自体はサブタイトルにもあるように、派生作である『ステップチャンプ』の移植。
    • PS用『Dance Dance Revolution専用コントローラ』に対応しており、それを斜めにした状態で操作することでAC版のフットパネルと同等の操作ができる。尚、プレイ前に上ボタンが赤(左)、○ボタンが緑(真中)、右ボタンが青(右)となるレイアウトにし、オプション画面でコントローラー設定を切り替えておく必要がある。
  • 『サラリーマンチャンプ たたかうサラリーマン』(2001年5月31日)
    • AC版の内容をそのまま移植。このソフトのみAC版開発に関わったサクセスから発売された。通常のコントローラーを使う場合はマルチタップを使うことでAC版と同様に3人同時プレイ可能。また、ホリから2000年に発売されたパーティーゲーム用コントローラー「パーコン」に対応しており、AC版同様の操作体系でプレイできる。
    • 一部のミニゲームはAC版からタイトルが変更されている。(例:「爆走!ストーカーゲーム!!」→「ランデヴー THE 爆走ゲーム」)
    • 2010年10月13日にPSゲームアーカイブスでの配信が開始された。価格は617円(税8%込)。PS3でのみ3人同時プレイ可能だが、事前にPS3本体側でコントローラー割当ての設定を済ませておく必要がある。

その後の展開

  • 2作目『スーパービシバシチャンプ』(1998年)
    • 収録ミニゲームは20。本作独自の要素として各ミニゲームで1~5点の採点が行われ、オールクリア時に最終スコアと称号が発表される。
  • 3作目『ハイパービシバシチャンプ』(1999年)
    • 収録ゲーム数は全27ゲーム。CPUを含めた常に3人(汎用筐体版は2人)で対戦する形式となり、各ミニゲームを1位でクリアすればペナルティ無しで次に進めるが、2位以下はライフが1つ減らされた上で次に進めるルールに変わっている。オリジナル筐体は3人同時プレイ仕様だが、汎用筐体向けの2人同時プレイ仕様もある。
  • 4作目『グレートビシバシチャンプ ~ボタン叩きすぎ警告発令~』(2002年)
    • 『ハイパー~』にあったゲーム開始時のプレイヤーネームの選択に加え、キャラクターも選択するようになった。基本システムは対戦形式からノルマ形式に戻った。
  • 5作目『ビシバシチャンプオンライン ~笑撃の全国対戦!?~』(2005年)
    • オンライン対応になり全国対戦が可能になった。また、発売後に新規のミニゲームが月に2本のペースで配信され、最終的には全73ゲームとシリーズ最多のバラエティーな内容になっている。
    • 2011年9月30日をもってオンラインサービスは終了したがオンライン接続を伴わない範囲でのプレイは可能。
  • 6作目『ザ★ビシバシ THE★BishiBashi』(2009年)
    • e-AMUSEMENTカードに対応し*5、同社他e-AMUSEMENT対応ゲームプレイ内容に応じて使用キャラクターが増えたり記録を保存することができる。また、その気になれば筐体を2台つなげて最大6人プレイも可能になっている。尚、オンラインを含めた対戦形式が廃止され、協力プレイでミニゲームをクリアするシステムに変更されている。
  • 2017年には久々の最新作である7作目『ビシバシチャンネル』の製作が発表され、2018年6月から正式に稼働開始。最大4人同時プレイ可能。ミニゲームは一新されているが、シリーズ作品のミニゲームを多数リメイクして収録している。
    • 同作の筐体はBEMANIシリーズの一つ『MUSECA 1+1/2』からコンバートされており*6、かつての『BeatStream』と『ノスタルジア』の関係を彷彿させる展開としてBEMANIファンを戦慄させているとか。