【ふぁいあーえむぶれむ しんもんしょうのなぞ ひかりとかげのえいゆう】
ジャンル | ロールプレイングシミュレーション | ![]() |
対応機種 | ニンテンドーDS | |
発売元 | 任天堂 | |
開発元 | インテリジェントシステムズ | |
発売日 | 2010年7月15日 | |
定価 | 4,571円(税別) | |
プレイ人数 | 1~2人 | |
セーブデータ | 3個(章セーブ)+2個(マップセーブ)+1個(中断セーブ) | |
レーティング | CERO:A(全年齢対象) | |
判定 | 良作 | |
ポイント |
マイユニットを始め追加要素が多い 初心者に優しいカジュアルモードを初搭載 熟練者向け超高難易度「ルナティック」が初登場 最大75人もの仲間を使用可能 |
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ファイアーエムブレムシリーズ |
+ | ネタバレ注意 |
+ | 修正された部分 |
+ | SFC版のネタバレ注意 |
『新・暗黒竜』の方向性を継承しつつ反省を生かして改良を行った痕跡が見て取れる。
不評だった要素を悉く改善し、SRPGとしての質を大きく高めた部分は多くのプレイヤーに評価された。カジュアルモード・マイユニットといったさらに大胆な新システムの導入も、発表時こそ賛否分かれるものとなった(*9)が、新規プレイヤーを中心に徐々に受け入れられていく結果となった。
特にバランス調整はきわめて絶妙。武器やステータスはもちろん、ステータスを僅かに上げる星のかけら一つでさえ戦局を左右しうる場面まで存在し、周回を楽しむプレイヤーは非常に多い。『ヘクトル編ハード』『蒼炎マニアック』以上の最高難度であるルナティック・ルナティック´モードの調整が驚くほど精妙だと知られると、手強いシミュレーションを求めるユーザーを時が経つほどに大いに沸かせた。
また支援会話やみんなの様子の導入により原作キャラの会話や台詞が大幅に追加される等、SFC版紋章や前作で足りなかったキャラの個性を大きく補う試みも概ね好評で、本作の評価を高める一因になったのは間違いない。
*1 後述の問題点にもあるが、ルナティックでは魔道士だとクリアはほぼ不可能である
*2 たとえばサジとマジの支援会話に第三者として介入する形になるが、木こりで様々な用途に使う材木を調達してくれる事を感謝している。
*3 『外伝』は対象外で、コミカライズ版でゲスト出演したリュートなどは未登場である。また「新・アカネイア戦記」の対応シナリオをクリアしていないと加入しないキャラもいる。
*4 『無双』の続編である『無双 風花雪月』もすべてのキャラとの支援が可能。また、『風花雪月』のアンナなど、ごくまれに例外も存在する
*5 飛行ユニットでの援護が推奨されるステージにて最適なルートの途中に弓兵が追加される、序盤のジョルジュやアストリア隊が移動込みの攻撃範囲に入っただけで全員攻撃してくるようになる、狭い通路での防衛戦が予想されるステージでロングボウ持ちのアーチャーが援軍に追加されるなど
*6 あくまで『新・暗黒竜』と比べればの話であり、SFC版では高難度モードがなかったため普通に戦えていた。
*7 前作の外伝シナリオは、あくまで新規加入ユニットの紹介に終始していた感が強い。
*8 この事は「ターバンはオレルアンの魂」、「ターバンを被る事がオレルアンのしきたり」等とネタとしてプレイヤー達に語られたりもした。 勿論かつての様な高潔な人柄に戻ったという描写とちゃんと捉えるプレイヤーもいたが。
*9 公式側でも本作を「リメイク」ではなく「リニューアル」と表現したり、前述のようなCMを制作・放映するなど、この賛否両論は予測していたようである。
*10 『暗黒竜』~『聖戦の系譜』は加賀昭三込みで任天堂協力、『トラキア776』以降は監修のみの参加だった
*11 『トラキア776』はローソンからの広告だったので除く