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この記事ではPSP版の一作目『初音ミク -Project DIVA-』を中心に、続編である『初音ミク -Project DIVA- 2nd』『初音ミク -Project DIVA- extend』『初音ミク -Project DIVA- f/F』『初音ミク -Project DIVA- F 2nd』についても解説する。
ボーカロイド(VOCALOID)という言葉は、本来はヤマハが開発した音声合成技術の呼称だが、この記事では「クリプトン・フューチャー・メディア社の音声合成ソフトウェア『キャラクター・ボーカル・シリーズ』および関連作品に登場するキャラクターたち」という意味で使用する。



初音ミク -Project DIVA-

【はつねみく ぷろじぇくと でぃーう゛ぁ】

ジャンル 音楽ゲーム
対応機種 プレイステーション・ポータブル
メディア UMD 1枚
発売元 セガ
開発元 セガ、ディンゴ
発売日 2009年7月2日
定価 6,090円
廉価版 お買い得版:2010年6月24日/3,300円
判定 良作
初音ミク関連作品リンク

概要

  • 音声合成ソフト『初音ミク』を題材・モチーフとしたゲーム。ジャンルはリズムアクション(いわゆる音ゲー)である。
    • よって、本作に音声合成ソフトとしての機能はない。

発売までの経緯

2007年8月31日にクリプトン・フューチャー・メディア(以下クリプトン)より発売されたWindows用音声合成シンセサイザーソフト『VOCALOID2 キャラクター・ボーカル・シリーズ01 初音ミク』は、従来のシンセサイザーソフトの常識を覆す驚異的な売り上げを記録した。
折しも動画投稿サイト「ニコニコ動画」のようなユーザー参加型インターネットメディアが一般に普及し始めた時期と発売が重なったことが幸いし、多くのユーザーによって製作された多数の楽曲が次々と一般に公開され、更なる人気を集めることに成功したのである。
以後、クリプトンのシンセサイザーソフトブランド『キャラクター・ボーカル・シリーズ』は「鏡音リン・レン」「巡音ルカ」とシリーズ化し、確固たる地位を築くこととなった。

本作『初音ミク -Project DIVA-』は、これまでに発表されたユーザー製作曲の中でも人気の曲と、畑亜貴・神前暁などのプロの作曲家が新たに制作した曲を、リズムゲーム(音ゲー)として遊べるようにしたゲームである。

ちなみに、当初はストーリーモードの搭載を考えていたが、クリプトンにとってキャラ付けが固定されるのがNGだからか、当シリーズでは搭載されていない。
当時の電撃オンラインの記事。ミクルームの仕様が違い、どちらかと言えば今のproject miraiに近い。)

基本システム

  • 本作において、おそらくまず最初に目に付くのは、プレイ画面(つまりは背景)が「初音ミクのプロモーションビデオ(PV)」を意識した3DCGムービーとなっていることだろう。
  • このPVを背景にして、画面上にはPSPの各ボタン(○△×□)に対応した「ターゲット」というマークが順次出現する。これをめがけて画面端から「メロディアイコン」というマークが飛んでくるので、両者が重なった瞬間に対応するボタンを押す…というのが基本的なルールである。
    • ターゲットには、時計の秒針のような小さな矢印「タイミングバー」もついている。これが真上を向く瞬間が、すなわちメロディアイコンと重なるタイミングであり、ボタンを押すべきタイミングである。
    • 独特の要素として、ターゲットの出現位置は固定されていない事が挙げられる。このシステムは難易度調整やパターン表現の面でも貢献していて、ターゲットの配置をずらしたり、あえて少し重ねることで、タイミングを視覚的に明示しているパターンが多い。
      • この規則は意図的に破られることもある。例えば1つのターゲットに対して複数のメロディアイコンが殺到することもあるが、このような場合はタイミングバーも複数出現する。アイコンかタイミングバーどちらを見て押すかはプレイヤー次第。
      • そうでなくとも、高難易度の譜面では前述の「視覚的に分かりやすいターゲット配置」という法則は実質形骸化する場合が多い。画面に不規則に散らばったターゲットは、腕に覚えのあるプレイヤーをも苦しめる。
  • 難易度は各曲につき「EASY」「NORMAL」「HARD」の3段階が用意されている。ただしどの曲も均一な難度にはなっておらず、例えばある曲のイージー難度が別の曲のノーマル難度に匹敵するといったこともある。
    • 難易度は5段階の☆の数で明記されているのですぐわかる。
  • お手付きなしにボタンを繋いでいくことでスコアとソングエナジー(ライフ)が増加していく。ミスをするとソングエナジーは減少し、ゼロになると曲の途中でゲームオーバーとなる。
    楽曲が終わるまでソングエナジーを維持し、かつスコアが一定値*1を越えなければクリアにはならない。
    • ボタンを押すタイミングの正確さによって、得点の高い順に「COOL」「FINE」(失敗扱いとして「SAFE」「SAD」、見逃しを含む「WORST」)の評価が出る。
      • このうち前2つはコンボを繋げてどんどんスコアを増やしやすく出来る。ただしコンボがリセットされるSAFE以下の判定は意外に狭く、「正しくボタンを押したのにコンボ数がリセットされる」ということで、ユーザーからは「緑の悪魔SAFEさん」などと恐れられている。
    • なお、ボタンを押し間違えると評価アイコンの色は変わる。こちらはソングエナジーは減らないが、タイミング判定にかかわらずコンボは切れる。
      • この仕様を逆手にとって、激しい連打の部分をわざと別ボタンも交えて押すことで、無理やり押し切ることも可能。
  • 曲が最も盛り上がるサビの部分に入ると、「チャンスタイム」として通常のコンボとは別に更に大きな得点補正のかかる特別コンボが繋がるパートが開始される。
    • ハードモードの高評価クリアには、このチャンスタイムボーナスが欠かせない。チャンスタイムでは画面構成が変化し、正念場の雰囲気を演出する。
    • チャンスタイム中はソングエナジーが増減しなくなるため、途中終了することは無い。ただ、増加もしないのでチャンスタイム突入時にソングエナジーが少ない場合は終了後に注意が必要。
      • この仕様のため、2nd以降ではセーフティタイム的な感じに使われることもある。
  • 特定条件を満たしてクリアすると、後述のモジュールコンバート用アイテムや、ミクルームのオブジェを獲得することが出来る。

収録楽曲

畑亜貴、神前暁をはじめとするプロ作家による新曲、ピアプロ上で一般より募集した曲、ニコニコ動画などで以前より人気の高かった定番曲など、色々な曲が収録されている。
それらすべてに共通するのは、ボーカルが「初音ミク」であるという点。

+ 収録楽曲

収録数は「ミク」とかけた全39曲。
各曲は数曲ごとに色のついた「タグ」でグループ化されており、それぞれ異なるテーマ性でまとめられている。最初は各タグの第一番目(リスト先頭の曲)がプレイ可能であり、クリアするごとに同じタグの曲が解禁されていく。

ワールドイズマイン、ひねくれ者、恋は戦争、その一秒スローモーション、メルト
Far Away、ストロボナイツ、Star Story、Last Night,Good Night、Packaged
雨のちSweet*Drops、ミラクルペイント、フキゲンワルツ、マージナル、Dreaming Leaf -ユメミルコトノハ-
荒野と森と魔法の歌(ミクver/リンver/レンver)、ハト、moon、みくみく菌にご注意♪、いのちの歌(ミクver/リンver/レンver)
The secret garden、Dear cocoa girls、天鵞絨アラベスク、ラブリスト更新中?、桜ノ雨 -standard edit-
恋スルVOC@LOID、Ievan Polkka、あなたの歌姫、えれくとりっく・えんじぇぅ、初音ミクの消失、金の聖夜霜雪に朽ちて、みくみくにしてあげる♪【してやんよ】

この他、セガとピアプロのコラボとして一般募集された投稿曲が7曲採用されており、エンディングムービーでメドレーとして流れるほか、エディットモードで使用することが出来る。またエディットモード専用曲として他のVOCALOIDシリーズの曲を含む7曲が収録されている。

モジュールコンバート

  • つまりは「着せ替え」。リズムゲームクリアに従って解放されていくモジュール(衣装)を選択し、ミクの外見を変えることができる。もちろん、PVにもしっかり反映される。
    • モジュールは53種類*2が収録されている。アイドル衣装、学生服、ナイトウェアといった王道もの、海賊やウェディングドレスをイメージした衣装とバリエーションは豊富。
      • ユーザーデザインの「VN02」、『スペースチャンネル5』『戦場のヴァルキュリア』といったセガゲームとのコラボレーションも。
    • 「電子の歌姫 初音ミク」というフレーズ通り、これらのコスチュームはミクのボディを構成するデータの一部であるような演出が成されている。
      • この演出によって、外見だけだが他のキャラクターボーカルシリーズのキャラとして使用することも可能(ミクが擬態しているとでも解釈するいうべきか。音源としてはミクの歌声しか収録されていないので、声もミクのままになってしまう)。
      • 「鏡音リン・レン」「巡音ルカ」「KAITO」「MEIKO」が用意されている。また、ファンによる創作キャラクター「弱音ハク」「亞北ネル」「咲音メイコ」までもが使用可能という点はユーザーを驚かせた。

ミクルーム

  • ミクの部屋を模様替えしたり、気ままに暮らすミクを眺めるモード。
    • 部屋のモジュールを変えることで模様替えが出来、部屋の各所にオブジェを配置することが出来る。
      • オブジェは観葉植物、時計、果物といったありきたりなものから、ユーザーデザインのポスター、更にはセガ・マスターシステムといったマニアックなものまで登場する。

エディットモード

  • ゲーム収録曲や、メモリースティックに取り込んだMP3データを使用することで、ユーザーが独自のリズムゲームを製作できるモード。
    • PVの素材、ミクのモーション、カメラアングル・移動、マーカー配置と、非常に細かい調整が行える。
    • 先述したように、本作内に楽曲が収録されているが譜面やPVが用意されておらず、プレイ不可能な曲が14曲もある。これを題材としてエディットに挑戦して欲しいという意図なのだろう。

評価点(1作目)

  • 「ターゲットの位置に規則性がなく、どこに配置するかは製作者の意図に任されている」という点は、数ある音ゲーと本作を区別化する最大の要因となった。
    • 『beatmania』などのようにレーンだけを見てプレイするのではなく、画面いっぱいに視線を動かさなければならないのだ。これは必然的に、PVのミクが頻繁に視界に入ることを意味しており、ミクのキャラクター性をプレイヤーに強く印象づける効果を発揮した。
  • PV、ひいては3DCGの品質も十分。ミュージカル風味、絵本調、ライブ調とシチュエーションも多彩。どのPVでもミクがかわいらしく動き回る。
    • 一部の曲(リストの最終盤に表示される高難度の5曲)は3DCGのPVではなく、一般募集のイラストが連続して表示される。手抜きのようにも見えるが、これはこれでテンポがよく、まとまっている。
      • 手抜きではなく、時間あたりのメロディアイコンの数が多すぎるために、PVと同時表示するとPSPの処理限界を超えてしまうため、意図的にこのような仕様にしているのではないかという説もある。しかし真相は不明である。
      • なお、これらの楽曲は後にPVが追加され『arcade』や『extend』などではPV付きのものが遊べる。
    • プレイ中にはPVをじっくり見る余裕などはない。しかし、条件を満たせば、プレイせずにPVを眺められるモードが登場する。PV目当ての人も安心。
  • 製作にハマると延々と遊べるエディットモード。
    • 「作るのは無理・苦手」という人でも、ネット上には有志によって多数のエディットデータがアップロードされているので、他のVOCALOID曲やユーザーのお気に入りの曲で遊ぶことができる。これらのダウンロードあるいは自作に手を染めた場合、本作の収録楽曲数は事実上、無限大となる。
  • OPムービーのクオリティは素晴らしいの一言。作詞・畑亜貴、作曲・神前暁のコンビによるオリジナル曲「The secret garden」と合わせた構成が光る。
  • ロード画面でランダムに表示されるイラストは、セガとピアプロのコラボによって一般募集されたもの。約100枚という膨大なボリュームであり、これをコレクションするのも楽しい。
  • 全曲をクリアするとエンディングが流れるのだが、このスタッフロールでは「はちゅねミク」を操作して文字テロップを動かせるという遊び心満載の仕様。何気なしにいじっているだけで楽しい。

難点(1作目)

  • シビアな判定と初見殺し。昨今の音ゲーにしては判定がかなりシビアで、相当正確なタイミングで押さないとあっさりとSAFEになってしまう。前述したマークのギミックも初見プレイヤーを惑わす要素である。
    • 音楽はあまり意識せずに、アイコンを目押しで押す方が安定するという意見まで出た。一部プレイヤーの意見とはいえ、音ゲーなのに『聴覚とリズム感』より『視覚と反射神経』が重視されてしまうのは如何なものか。
    • 本作の判定はどちらかというと「ジャストより早い場合が厳しく、遅い場合は甘い」傾向にあり、リズムに合わせると早めに押しがちになりSAFEを量産してしまう。なまじ他の音ゲーをやっているプレイヤーほどそれが体に叩き込まれている*3ためにスコアが伸びず、「目押しのほうがスコアが伸びやすい」と言う意見が出る原因となった。
    • 別の視点から言うと、本作は他の音ゲーに比べて、譜面の複雑は(一部を除き)控えめだが、そのかわり判定がとてもシビアであり、正確さ・精密さが強く要求されるゲームであると言える。
      • この点は続編『2nd』では若干緩和された。それでもまだ他の音ゲーに比べて判定がシビアな部類だが。
    • リスト一番目の曲「ワールドイズマイン」は何故かそこそこの難易度。明らかに黄色タグ一番目「荒野と森と魔法の歌」以上に難しい。「セガの罠」とのジョークも生まれた。
  • 「初音ミクの消失」におけるHARDパターンのレベル、特にこれの後半のボタン連打地獄はもはや語り草。 やりすぎでPSPの○ボタンを破壊してしまった プレイヤーもいたほど。
    • 2ndのDLCに収録された際は更に難易度が増した。
  • ミクルームの存在意義が薄い。楽しい独自要素だが、ここで実際にプレイヤーが行えることは少なく、モジュール集めくらいしかすることがなくなってしまう。
    • 何より「ミクの生活を見る」モードでありながら、視点移動の自由度が異常に小さい(横に360度回すことさえできない)のは如何なものか。
    • どうやら、パンツを見ることができないようにされている模様。この時点ではクリプトンはエロ表現や残酷表現などに非常に厳しい方針だった(現在はある程度は緩和されている*4)。
  • ミク以外のVOCALOIDの存在感・存在意義が薄い。先述のように、本作ではミク以外のVOCALOIDたちはあくまでミクの外見擬態という扱いであり、肝心の歌声も収録されていない。そのためファンは非常に歯がゆい思いをさせられた。
    • この欠点は続編『2nd』でほぼ解消されることに。
  • 凝った構成のPVは見事だが、これにターゲットやメロディアイコンが背景色と同化して埋もれたり、激しいフラッシュ*5で見えづらかったりする事がある。「ミクのキャラゲー」として見ればPVは長所ではあるのだが、「音ゲー」として見た場合は逆にPVが邪魔でターゲットに集中しにくくプレイが困難になる。
  • 少々ロードが長め。また、ときたま処理落ちによってマーカー類が主旋律からわずかにずれるとの報告がある(PSP本体のバージョンに依存するという説あり)。
  • 他の音楽ゲームと比べると本作の収録曲はそれほど多いとは言えない。VOCALOIDの人気曲は多々あるが、権利問題やPV制作の点から難しかったのだろう。
  • モジュール「スイムウェア(水着)」の出現条件がかなり面倒。出すには 通常着の(曲イメージモジュールでは無理) キャラを一通りリズムゲームをこなす必要があり*6、延べ6週分していかなければならない。全VOCALOIDの水着を集めるのはかなり骨が折れる。
    • 以降の作品でもスイムウェア系は出現条件が他より厳しかったり必要ポイントが多かったりと特別扱いだが、それでも1作目よりは楽だと思われる。
  • 高いコレクション要素を持ちながらオートセーブに対応していない点が悔やまれる。これは『2nd』にて改善された。
  • ルームアイテムの出現確率がかなり低い。
  • クリア時評価において、チャンスタイムのコンボが占める割合が大きすぎる。このためチャンスタイムは、説明書にあるような「高評価獲得のチャンス」どころか、逆に「ここでコンボを切ると大幅に評価が下落する、決してミスのできない正念場」となっている(それはそれでゲームデザインとしてはアリなのだが、説明書が嘘をついているような状態だとも言える)。

総評(1作目)

記念すべきシリーズ1作目。基本システムは後続作品でも大きな変化はない事から、この時点でほぼ完成されていていたと言えるだろう。
好みの衣装で歌い踊る3DCGミクが見られるというだけでなく、リズムゲーム部分もそれなりの歯ごたえがあり、「音ゲー」としても「キャラゲー」としても良質な作品。

その後の展開(1作目)

ファンからの「もっと多くの曲がほしい」という要望に応えて、以下の拡張DLCが有料配信された。

  • ミクうた、おかわり
    • 全9曲収録。2010年3月25日配信開始。2,000円。ボーカルはすべて初音ミク。
    • ミニゲーム「*ハロー、プラネット。」、ハイポリゴンPV、PSP用カスタムテーマなども収録。これらは『DIVA』本編がなくてもプレイ/鑑賞可能。
  • もっとおかわり リン・レン ルカ
    • 全18曲収録。2010年7月1日配信開始。3,000円。タイトルの通り、収録曲のボーカルはすべてミク以外のボーカロイドによるもの。
    • ミニゲーム「トエト」、ハイポリゴンPV、PSP用カスタムテーマなども収録。
  • ただし『DIVA』本編はDLCを考慮していない設計であり、これらの「おかわり」曲はエディットモード用のデータ集として提供されたので、プレイの前に解説書に従ってインストール作業を行う必要があり面倒だった。難易度はひとつだけでEASYやHARDを選ぶことはできない。
  • ちなみに「おかわり」収録曲の中には、『DIVA』シリーズ他作品(続編やアーケード版)に一切移植されておらず、ここでしかプレイ不可能な曲も多い。
  • この「おかわり」は、続編『2nd』『extend』でも「前作のデータをコンバート」コマンドを実行することで使用可能。

初音ミク -Project DIVA- 2nd

【はつねみく ぷろじぇくと でぃーう゛ぁ せかんど】

ジャンル 音楽ゲーム
対応機種 プレイステーション・ポータブル
メディア UMD 1枚
発売元 セガ
開発元 セガ、ディンゴ
発売日 2010年7月29日
定価 6,090円
廉価版 お買い得版*7:2011年12月15日/3,300円
判定 良作


  • 好評に応えて、2010年7月29日に続編『初音ミク -Project DIVA- 2nd』が発売された。
    • 前作からのセーブデータ引継ぎが可能。前作での獲得モジュール全てを引き継げるほか、引継ぎ特典もある。

主な進化点・変更点は以下の通り。

  • 収録曲数が増加。プレイ可能な曲数は46曲。その内訳は、新曲30曲(うち書き下ろし4曲、前作でエディット専用楽曲だった物が2曲)+前作からの継続収録曲16曲。
    それに加えて、チュートリアル曲が1曲と、スタッフクレジット及びエディットモード専用曲9曲も収録されている。これらも合わせれば全56曲。
    • 新曲には初音ミク以外のボーカロイドが歌う曲も含まれている。PVもデフォルトでは、そのボーカロイドとして設定されている。
    • デュエット曲も採用。そしてこれに対応して、PVも2人同時表示が可能な仕様となった。
    • その一方で一作目から継続収録されずに消えていった曲も多い。そのため『2nd』が発売された現在でも、一作目を購入・プレイする意義は存在する。
      • 中でも『桜ノ雨』という曲はドリーミーシアターに収録されておらず、続編作品にも長い間収録されなかったため、一作目でしか遊べない状態が長く続いた。現在は『F 2nd』およびアーケード版に再録されている。
    • 設定上、初音ミク以外のVOCALOIDはミクの擬態ではなく、ちゃんと本人が出演しているという形になった。モジュールコンバート(着替え)も可能。
  • エディットモードも一新。2人同時表示が可能、エフェクト追加、素材増加などパワーアップ。
  • 「ミクルーム」は「DIVAルーム」となり、各VOCALOID毎に存在する(「亞北ネル」「弱音ハク」「咲音メイコ」の専用ルームもある)。たまにちょっとしたイベントが起こったり、時には他のVOCALOIDが遊びに来ることも。
  • モジュール、ルームアイテムはポイントを使用して入手する形となった。アイテムの出現には曲をクリアすることが必要だが、前作のようにGREAT以上、MAX○コンボ以上などの条件は課されなくなった。
  • フリープレイでボタンひとつでモジュール変更が可能になり、前作のようにいちいちメニューに戻る必要が無くなった。

音ゲーとしてのシステムは、以下のように変更・追加されている。

  • 方向キーが○×□△キーと同じ機能を持つようになった。たとえば「○○○○○」という譜面に対して「○右○右○」という入力が許容されるようになり、連打の厳しさが軽減された。
    ○×を右手で、□△を左手(方向キー)で押すようにすると、アーケード版に近い感覚でプレイすることも可能。
    • 新システム「同時押し」と「長押し」の採用。より変化に富んだ多彩な譜面が出現する事となった。
      • 同時押しは上下左右の矢印が出現し、右手と左手で同じ方向のボタンを押す。例えば右向きの矢印(→)が出現したら、○と方向キーの右を同時に押す*8。アーケード版とは異なり、異なるボタンの同時押し(○+△など)はない。
      • 長押しは、蛇のように長いメロディアイコンに合わせてボタンを長く押す。アーケード版のHOLDとは異なり、離す時も規定のタイミングに合わせなくてはならない。そして長押し操作をしながら他のボタンを押すことは無い。
    • 押し間違えが一律WORST(見逃しなどと同じ)扱いになったため、難しい部分をゴリ押しすることができなくなった。
      なお、長押ししている間に他ボタンを押した場合、その回数分だけWORST判定が出てしまう。
  • 難易度『EXTREME』が追加され、1曲につき4段階の譜面となった。
    • これらの変更点により、前作から継続収録されている曲も譜面は変更されている。
    • EXTREMEをクリアしないと出現しないアイテムは無く、HARDまでクリアできれば全てのアイテムが出現する*9。称号は別だが。
  • 楽曲クリア条件が、スコアから「COOL+FINE率」へと変更された。従来からフルコンボを意味していた「PERFECT」評価に合わせた形となる。
    • COOL+FINE率によるクリア評価には「PERFECT」と「GREAT」の中間である「EXCELLENT」も追加された。ちなみにこのEXCELLENT評価は、アーケード版にも稼働途中から取り入れられた。
    • チャンスタイムのスコアリングが、コンボ数でなく各ノーツごとの評価で決まるように。また、チャンスタイム終了時のボーナスはチャンスタイム中のミス数から決まる。
      • とはいえ大きくスコアを稼げるというのは同じ。前作と違いスコアが評価に影響しなくなったが、当然ハイスコア狙いの際はミスは出来ない。
  • ヘルプアイテムの追加。
    • エナジーが0になったときに一定量回復してくれるアイテムや、コンボの失敗を一定回数成功にしてくれるアイテムなどがある。
    • アイテムを使用した際のデメリットは特に無い。使うかどうかはユーザーのプライド次第。
  • 一作目のボス曲「初音ミクの消失」を、あらゆる意味で上回る「初音ミクの激唱」なる曲が収録されている。最高難易度・EXTREMEでの理不尽さは「消失HARD」の比ではない。
    • 難度表示は『2nd』中最難の☆9で、特に初見のプレイヤーには『どうすればいいのだ』と本気で思わせるほどに凶悪である。上記のように今作では連打の厳しさが軽減されているのだが、この曲の凶悪さはそれを上回る。
    • 前作の「消失」が「親指クラッシャー」と揶揄されるのに対し、「激唱」は「PSPクラッシャー」と揶揄されていると言えば、その凄まじさが分かるかもしれない。
      • 後述の続編『extend』では他にもEXTREME☆9の楽曲が登場したが、そのいずれも続投した「激唱」程の難易度ではない上、「激唱」の☆9だけは赤色で強調されていてある意味☆10扱いである*10。如何に突出した難易度を誇るかが窺えよう。
      • 後にArcadeに移植された。譜面は変更されたものの、こちらでも凶悪な難易度を誇る。
    • しかしそんな「激唱」も、難易度EASYでは☆2という良心的な譜面となっている。一作目・『2nd』ともに、難易度さえ下げれば誰でも好きな曲・好きなPVを楽しめる仕様なのである。
    • ちなみにエディットモードを起動すればわかることだが、「激唱」専用のPV背景は極めて簡素で、PSP本体の処理能力負担が軽いものである。凶悪な高難易度譜面を実現するための処置だが、PVのカメラワークや演出アイデア等がそれを補ってなおあまりあるものだった。
  • DLCに本格的に対応しており、プレイヤーの待ち望んだ曲や追加コスチュームなどが有料で追加販売された。一作目の「おかわり」のような特別なインストール作業は必要なく、PlayStationストアから普通にダウンロードするだけでいい。
    • なお、ルームアイテム等のちょっとした小物は、無料DLCとなっている物もある。
  • 『2nd』対応のPS3用追加コンテンツ『初音ミク -Project DIVA- ドリーミーシアター2nd』も配信された。
    • 一作目の『ドリーミーシアター』より値段が上がっているが、一作目の楽曲も収録されている(「おかわり」などの追加楽曲は無し)。
    • また、細かいところでは起動の度にPSPのデータを読み込む必要がなくなっている。
  • 難点。
    • PVを見るのに手間がかかるようになった。前作ではフリープレイからボタンひとつで見られたのだが、今作ではDIVAルームに入ってメニューから選ばなければならない。
      • PVを見る際のモジュール選択も同様。文字のみなのでわかりにくい。
    • 曲順がばらばらなので目当ての曲が少々探しにくい。ソートも無く、前作のようにタグ分けされてもいない。
      • とはいえ曲数はそう多くないため大きな問題ではない。
    • フリープレイの画面で成績が確認できない。前作では一応パーフェクトを達成すればマークが付いたのだが。
    • BPM表記が可変BPMに対応していない。そのため、表記よりも速い・遅い曲がいくつかある。

初音ミク -Project DIVA- extend

【はつねみく ぷろじぇくと でぃーう゛ぁ えくすてんど】

ジャンル 音楽ゲーム
対応機種 プレイステーション・ポータブル
メディア UMD 1枚
発売元 セガ
開発元 セガ、ディンゴ
発売日 2011年11月10日
定価 5,229円
判定 良作


  • Project DIVAシリーズの3作目。
    • 前作2ndのセーブデータを引き継ぐことが可能。獲得したモジュールやルームアイテム、DIVAポイントが引き継げるほか、引き継ぎ特典もある。
  • 収録曲は一作目や2ndよりも少なくなっているが、その分価格も安くなっている。あくまで『3rd』ではなく『extend』という位置づけなのだろう。*11
  • プレイ可能な曲数は36曲。内訳は、新曲19曲(うち書き下ろし1曲、1作目でエディット専用楽曲だったのが2曲、1作目のおかわり・もっとおかわり収録曲が7曲)、Arcade曲が3曲、2ndからの継続収録が6曲、2ndのDLC楽曲が8曲(うち1作目からの復活が4曲、Arcade曲が3曲)。
    他にチュートリアル曲が1曲(前作と同じ)と、スタッフクレジット及びエディットモード専用曲3曲も収録されている。これらも合わせれば全40曲。
    • 新曲に関しては、PVが従来作よりも作りこまれたものとなっているため、評価が高い。
    • 上で紹介した通り、あの「初音ミクの激唱」も凶悪な難易度そのままに健在である。
  • 『2nd』のDLCはほぼextendに収録されているが、一部収録されていないものがある。
    • 収録されていないのはモジュール「重音テト」やアイマスコラボのモジュール以外など。
    • 収録されていないものも、DLCを持っているならオプションのデータインポートからインポートすればextendでも使用可能。
  • リズムゲームのルールは2ndのものに調整を加えているが、特に追加要素は存在しない。
    • 『2nd』における、ボタンを押し間違えたときにWORSTが二重でカウントされた現象がなくなった。長押し中に違うボタンを押すと、WORSTカウントと同時に長押しは中断されるようになっている。
    • 逆に同時押しについては、『2nd』では同時押し時に関係のないボタンが入力されても問題なかったが、本作ではWORSTに判定されるように変更され、ゴリ押しは効きづらくなっている。
  • また、前作で追加されたヘルプアイテムに加え、チャレンジアイテムが使用できるようになった。
    • 厳しい条件が追加される代わりに得られるDPが2倍、4倍に増加する。今作ではモジュールの数が非常に多いためDPを貯める際大いに役立つだろう。
  • リザルト画面にクリアレーティング(%)追加。また、リザルトボイスが増量。
  • リズムゲーム楽曲選択画面で、鑑賞モードの選択やクリア履歴、ハイスコアが確認できるようになった。
    • PV観賞やスコア確認の手間がなくなったのはありがたい。
  • 楽曲選択前にスタートボタンを押すとデフォルトモジュール(その曲のボーカルを担当しているキャラクター)が一時的に選択される機能も搭載された。
  • 「DIVAルーム」や「エディットモード」なども引き続き存在している。
    • 「DIVAルーム」では各キャラクターを選択した回数が表示されるようになった。
  • プロフィールにつけられる称号が一新。中には獲得にかなり苦労するものも。
  • 前作からモジュールの人気があったが今作では爆発的に大人気となりファンの心を鷲掴みにした。
  • 本作に対してもPS3で『初音ミク -Project DIVA- ドリーミーシアターextend』が配信されている。

初音ミク -Project DIVA- f

【はつねみく ぷろじぇくと でぃーう゛ぁえふ】

ジャンル 音楽ゲーム
対応機種 プレイステーション・ヴィータ
発売・開発元 セガ
発売日 2012年8月30日
定価 PS VITAカード版:7,329円
ダウンロード版:6,600円(税込)
廉価版 お買い得版:2013年12月12日
PS Vitaカード版:3,780円(税込)
ダウンロード版:3,400円(税込)
判定 良作


初音ミク -Project DIVA- F

【はつねみく ぷろじぇくと でぃーう゛ぁえふ】

ジャンル 音楽ゲーム
対応機種 プレイステーション3
発売・開発元 セガ
発売日 2013年3月7日
定価 パッケージ版:7,329円
ダウンロード版:6,600円(税込)
判定 良作


主な変更及び追加点

  • 楽曲及びモジュールの総入れ替え。チュートリアルを除き従来のものは全て無くなったが、「ワールズエンド・ダンスホール」や「千本桜」といった人気のボーカロイド曲がゲーム化された。収録数は『f』での32曲に『F』とDLCでの追加を合わせて、ミクにかけた39曲。
+ 収録曲一覧
曲No. 曲名 VOCALOID 備考
0 Ievan polkka 初音ミク チュートリアル
1 キャットフード 初音ミク
2 秘密警察 初音ミク
3 メランコリック 鏡音リン miraiにも収録
4 Weekender Girl 初音ミク 本作書下ろし
5 タイムマシン 初音ミク
6 DYE 巡音ルカ
7 Fire◎Flower 鏡音レン
8 サマーアイドル 初音ミク 鏡音リン 本作書下ろし
9 ACUTE 初音ミク 巡音ルカ KAITO
10 トリノコシティ 初音ミク
11 どういうことなの!? 初音ミク
12 Stay with me MEIKO 本作書下ろし
13 え?あぁ、そう。 初音ミク
14 リモコン 鏡音リン 鏡音レン
15 ハイハハイニ KAITO
16 WORLD'S END UMBRELLA 初音ミク
17 FREELY TOMORROW 初音ミク
18 モノクロ∞ブルースカイ 初音ミク
19 MEGANE 巡音ルカ
20 鏡音八八花合戦 鏡音リン 鏡音レン
21 ワールズエンド・ダンスホール 初音ミク 巡音ルカ
22 ネトゲ廃人シュプレヒコール 初音ミク
23 Nostalogic MEIKO
24 Nyanyanyanyanyanyanya! 初音ミク
25 アンハッピーリフレイン 初音ミク
26 ODDS&ENDS 初音ミク 本作書下ろし
27 天樂 鏡音リン
28 神曲 初音ミク
29 ブラック★ロックシューター 初音ミク
30 ネガポジ*コンティニューズ 初音ミク 本作書下ろし
31 Sadistic.Music∞Factory 初音ミク 本作書下ろし
32 夢の続き 初音ミク
33 Tell Your World 初音ミク Fにて追加*12
34 東京テディベア 鏡音リン
35 夢喰い白黒バク 鏡音レン
36 Sweet Devil 初音ミク
37 リンちゃんなう! 初音ミク 巡音ルカ
38 千本桜 初音ミク
39 ぽっぴっぽー Special edition 初音ミク 有料DLC、『どこでもいっしょ』キャラコラボ
  • マシンスペックを生かし、豪華な演出を行うことができるようになった。特に、一つの楽曲に三人のキャラを同時に動かすことも可能に。
    • 『千本桜』ではなんと、六人が同時に登場する。次世代機だからできる演出である。
  • また、モジュールの頭、顔、胸元、背中にそれぞれカスタマイズアイテムを装着できるようになった。ネコミミや尻尾、帽子やメガネにランドセルと、そそるアイテムが多数揃っている。
    • 組み合わせによってはシリアスなPVも噴飯ものに。特に『F』で追加されたアイテムは、これ一つであらゆるPVの雰囲気が崩壊するともっぱら評判。
  • 新たに☆型ターゲットが追加された。『f』では画面を擦って(スクラッチ)楽器を奏でるように、『F』ではアナログスティックを弾いて(フリップ)弦をつまびくようにとっていくターゲット。擦る箇所は画面のどこでもよく(背面タッチパッドに設定することも可能)、弾くスティックは左右のスティック操作に対応しているので、交互に動かすことで、☆ターゲットが連続しても攻略可能。
  • 「テクニカルゾーン」の追加。楽曲中に一定のフレーズの間、終了までにコンボを切らないでいるとクリアゲージにボーナスが加算される。
    • 逆に、テクニカルゾーンで一度でもミスしてしまうと、クリア評価を高めるのは難しい。1作目のチャンスタイムを髣髴させる。
  • これに伴い従来の「チャンスタイム」は仕様が変更された。チャンスタイム中に高評価を出すことで画面左下の☆型のゲージが貯まり、満タンになったあとで表示される大型の☆ターゲットを取ると成功。
    • チャンスタイムを成功するとクリアゲージに大きくボーナスが加算され、なんと演出が通常のものから変更される。
  • PlayStationNetworkのオンラインストレージ機能を利用してエディットデータのアップロード、ダウンロードが行える。プレイヤーはプレイできるものが曲、譜面ともに(一応は)無限大に。エディター側もエディットデータを参考にしたりモチベーションにしたりもできる。
    • ちなみにPSP版ではエディットデータの取り扱いはユーザーに一任されており、不特定多数とデータをやりとりするにはPCを介した操作がほぼ必須と、なかなかハードルが高かった。
  • DIVAルームではコミュモードが追加され、キャラに触れたりあっち向いてホイをしたりして楽しむことができるようになった。
  • 『f』はヴィータのカメラ機能を生かしてAR機能がついており、ミクたちと写真を撮ったり、ソフト同梱のARマーカー(公式サイトでもダウンロード可能)を用いて、対応楽曲やエディットデータを用いたARライブを観賞したりできる。
    • 本体を動かすことで様々な角度からミクのライブを鑑賞することが可能。ただしパンツを見ようとすると非表示になるので注意。
  • 『F』はフルHD(1920ドット×1080ドット)出力に対応。こちらはAR機能の代わりに、事前にPS3本体に取り込んだ画像にキャラを合成するフォトスタジオ、3D映像出力に対応したミクのライブステージを様々な角度から鑑賞できるライブスタジオといった、スタジオモードがある。
  • また、リズムゲーム部分では1作目に存在した押し間違え評価が復活。Arcadeに倣ってライフは減らないが、コンボも切れるしテクニカルゾーンでも失敗扱いである。
    • クリア評価では、FINE以上の押し間違えはSAFE、SAFE以下の押し間違えはWORSTとしてカウントされる。

評価点(f及びF)

通称「超・セガの本気」

  • 当シリーズはPSPからACへ進出した際にも大幅な進化を遂げたが、今回新たな次世代機や、パッケージ版としては初の据え置きでの登場で、そのAC版でも比較にならない程の劇的な進化を遂げた。
  • マシンクオリティもさることながら、セガ曰く「妥協なき調整をおこなった」作り込みの進化が素晴らしい。
  • 作り手の愛をひしひしと感じるPV。売り上げより作品愛を重視する傾向のセガらしい出来栄え。
  • また今作ではボーカロイド達のモデリングコンセプト自体も変更された。従来の立体感のある、いわゆる2.5次元的な顔立ちが、ほぼ平面のアニメ調な顔立ちになった。AC版に思い入れの深い一部からは賛否両論だが、こちらも概ね好評にとられている。
+ 百耳は一見にしかず

賛否両論点(f及びF)

  • 新たな☆型ターゲットは判定が通常のものより甘く(「COOL」、「FINE」、「WORST」の判定しか存在しない)、連続するような場面では適当に擦ったり弾いたりしているだけで攻略できてしまう。ただ、VITA版の場合最悪指を痛めかねない関係上、スコアにこだわらずクリア狙いでゴリ押しで安定性を増せるのは大きい。*13
  • PSVitaの関係上仕方ないのだが、extendまでとの連動は無く、収録曲や曲イメージモジュールも完全新規になっているため*14*15、前作に気に入った曲に心入れのある人にとってはやや厳しい。それでも、新規の曲でも様々な魅力のある曲があるので見つけていこう。
    • 変わったこともあり、過去作からのエディットのコンバートは不可能。無論、システム周りに変更があったのもあるが。
  • ヘルプアイテムは初心者に役立つものが揃っているが、使用すると一部を除いて、強制的に高評価が出なくなってしまう。
    • アイテムを使用してクリアした場合は、それを示すアイコンがクリア評価アイコンの脇に表示されるのだから、そのような機能はいらないだろう。
    • 『F 2nd』では譜面確認用ともいえるアイテムを除き、この評価縛りは削除された。
  • 収録曲『Sadistic.Music∞Factory』はまんまブラック企業をイメージしてる曲で『夢喰い白黒バク』は後味の悪い曲であり演出もあいまって不快になることがあるので耐性がない人は注意

難点(f及びF)

  • 『f』は『F』に先んじる形で半年ほど早くに発売されたが、『F』に収録されている楽曲が一部収録されていない。
    • ただし追加DLC『おおもじパック』を導入することでプレイ可能になる。
    • ちなみに続編『F 2nd』では両機種共に発売日も収録楽曲も同じ(そして商品名も同じ)となっている。
  • チャンスタイム成功時の演出が、大きく変化するものとあまり変化しないものの差が大きい。また、追加演出では効果音が入るため「この効果音をオフにする機能が欲しい」との声も。
  • 『f』はフルHDの『F』と比較すると、画面がややぼやけているように見える。
    • 原因は本作の解像度が、ヴィータの解像度(960ドット×544ドット)に達していなかったためである。
  • DIVAルームでの自由度は前作から不評だったにもかかわらず、問題点はほぼそのまま。コンセプト自体は楽しいものだが、すぐに飽きてしまう。
    • 他にも模様替えなどではロードに時間がかかる、などの問題も。
  • エディットモードは初めてのエディター向けに仕様、調整がなされた。操作性や画面の見やすさなどが大きく向上している一方で、カメラ操作の自由度などは従来から劣化していると言える箇所が存在する。
    • 特にアップデートされた現在では目立たないが、初期の『f』では歌詞やタイトルなどで入力できない文字列が大量に存在した。
      • というよりはフィルタが理不尽レベルに大雑把であり、それによって巻き込まれて拒否されるワードが圧倒的多数なのである。
        フィルタの設定内容は1~2文字のものが多数であり、しかも文脈なども一切考慮せずにパターンに該当するものが含まれるだけで拒否するのである。
      • 主に報告されていたのは『まら*16』『SM』『しな』『殺』『犯』など。『殺』、『犯』を除けば、まずこれらの単語を単独で使うような曲は比較的少ないと言える。
        だが「止まらない」、「smile」、「シナリオ」といった文字列を含んだだけでもフィルタにかかってしまうため非難が集中、特に「smile」の件は「『2nd』でTHE IDOLM@STER SPとのコラボDLCも作っておきながらこの仕打ちか」と非常に強く非難された(もっとも、このフィルタの影響を受ける筋合いがあるのはSP以前からある曲だが)。
    • 結果としてアップデートによりフィルタが緩和*17。『F』はこのアップデート後のフィルタを使用しているため問題とならない。
  • エディットデータのダウンロードについてだが、なんとオンラインIDまたはフレンドリストからしか探すことができない。つまり曲名検索は不可能。
    • また、新着順・古い順でリストを見ることができるが、削除されたものについては「(削除されました)」という文字列が並んでいる。適当に欲しいものを漁るにしても邪魔である。
    • 何よりあるトロフィーの獲得条件に「エディットデータのアップロード」が含まれているため、「一度アップロードしてそれを削除」という行為が多発、結果大量の「(削除されました)」が並ぶ始末である。
  • 前作まで登場していたネルやハクなどの派生キャラが削除された。唯一収録された咲音メイコはMEIKOモジュール扱い(声は咲音専用)で、それ以外は有料DLCに。その有料もあくまでデフォルト衣装のみでそれ以外は無し。
    • それに加えて仕方ないとはいえ過去作のモジュールが一切収録されていない。そのため次回作の『F 2nd』ではモジュールが一部復活している。
  • 両作のデータ共有は後付けのため、Vita側では別にダウンロードする専用のツールが必要。

総評(f及びF)

余談(f及びF)

  • メイコのモジュール『ブルークリスタル』は胸をベルトだけで隠しているというきわどいモジュールであり、企画案で出された際没になると思われたが、SEGAからOKを出されたことを奇跡とデザインしたあんこ氏は語っている。そのためか、本作のレーティングは前作までのBからCに引き上げられている。
  • 『f』において『F』の追加分に対応させるDLCのうち「おおもじパック」は、内部では「Tell Your World」関連とそれ以外で分かれている。
    『F』の初回特典は「『Tell Your World』関連が無料ダウンロードとなり、それ以外について割引された価格での販売」というものだった。
    • 現在は双方セットでも以前の特典による割引価格と同じ値段になっている。

初音ミク -Project DIVA- F 2nd

【はつねみく ぷろじぇくと でぃーう゛ぁ えふ せかんど】

ジャンル 音楽ゲーム
対応機種 プレイステーション3
プレイステーション・ヴィータ
発売元 セガ
開発元 セガ
発売日 2014年3月27日
定価 パッケージ版:7,560円
ダウンロード版:6,789円(税込)お買い得版:3,300円(税別)
判定 良作
  • 『DIVA F』シリーズの続編タイトル。今回はPS3版とVITA版が同時発売となっている。
    • 3月6日発売予定だったが、ブラッシュアップのために三週間発売が延期された。
    • 今作でも前作のセーブデータを引き継ぐことが可能となっており、獲得したモジュールとカスタマイズアイテムが引き継げる。ただしDPやルームアイテム等は引き継ぐことはできない。
    • クロスセーブに対応しており、PS3とVITAでそれぞれ同じデータで遊べる。
  • 収録曲は40曲。新曲と過去作からの再録曲がちょうど20曲ずつ、となっている*18
  • リズムゲームでは追加要素として、『リンクスクラッチ/フリップ(以下リンク)』、『ダブルスクラッチ/フリップ(以下ダブル)』が登場。
    • 『リンク』は、☆ターゲット同士がラインで繋がれており、最初のターゲットをとると☆がラインの上を、次のターゲットに向かって動く。
      • 最後のターゲットまで到達すると軌跡が光り、ボーナス点が貰える。大抵その軌跡は曲の歌詞やイメージに合った形になったり、PVに合わせた形になることが多い。問題点は後述を参照。
    • 『ダブル』は、同時押しのスクラッチ/フリップ版である。スクラッチなら画面上の二か所をスクラッチ、フリップなら両スティックを同時にフリップする。
      • また、チャンスタイム最後の大型☆ターゲットを『ダブル』で取ると、チャンスタイム成功時でも通常演出が発生する。
    • 『リンク』と『ダブル』は☆ターゲットと別にSEが用意されている。なお、既存の長押し、同時押しも専用SEが用意された。(『リンク』『ダブル』を☆ターゲットと同じSE、長押し、同時押しを普通のターゲットと同じSEにすることも可能)
    • ヘルプアイテムとチャレンジアイテムも新たなものが追加された。
      • そのうえ、それぞれ3つまでつけることが可能となった。高速であらぬところから小さなターゲットが飛んでくるという、最早別ゲーではないかと言いたくなる譜面も遊べるように。
        なお、ヘルプアイテムは前作までとは違い付ける毎に獲得DPが減るようになった。3つまで付けられるが故の代償と言える。
    • また、スキンが追加された。AC版と殆ど同じ仕様となっており、DLCでも追加が行われている。
  • システム面では新たに、インフォメーションボードが追加された。それぞれの曲に課された条件を達成することにより、それに応じたモジュールやアイテムを獲得する権利が得られる、というもの。
    • 『既定のモジュールでクリアする』といったものから、『この曲の累計スコア○○点』といったものまで多数揃っている。解禁条件は条件リストの一番上と獲得したアイテムの上下欄のアイテムのみ表示される。
      • 条件の累計スコアや累計MAXコンボは、曲によっては語呂合わせであることも。それが弊害を伴うのだが…。(後述)
    • この仕様はDPの概念の無かった無印でもあったが、向こうはモジュールだけの分条件は易しめ。
  • DIVAルームは前作の仕様とほぼ同じ。キャラクターをなでると好感度が上昇する…のだが、難易度が上がった模様。
    • 撫で過ぎると嫌がったり、そのキャラの嫌いなアイテムを渡したり、同じアイテムばかり渡したりすると、好感度が下がってしまう*19。また連続してプレゼントすることもできない。
    • また、遊びとしてあっちむいてホイに加えて、アルプス一万尺が追加。タッチやスティック操作を駆使して楽しもう。上手にやるとどんどん速度が上がっていく…
      • ちなみにこれは大好物を与えたりハートメーターぎりぎりで撫でた時のお願いに発生するが、それらとは加えて壁紙やBGMなどを変更したいという旨の願いを言ってくることも。
  • 悪名高き(?)「初音ミクの激唱」が再録。だが今作ではただの連打の嵐ではなく、テクニックを要求される譜面となっており好評。
    • そして恒例のチュートリアル(曲は勿論「Ievan Polkka」)にEXTREME版が登場。チュートリアルとは思えない難易度にひたすら圧倒されることだろう。
  • 余談だが、VITA版でもオプションでスクラッチを両スティックに設定することで、フリップが可能となった。
    • 本作ではスクラッチ/フリップを多用する譜面が多いため、この変更が地味にありがたかったりする。

評価点(F2nd)

  • 再録曲のPVも再録に伴って新たに構成されている。
    • 例えばextendに収録された「番凩」は、元のPVが昼であったのに対して今作では夜になっている。
      また、「ミラクルペイント」や「ロミオとシンデレラ」等はタイトルロゴの演出もされており、前者に至っては無印には存在していなかったステッキを持たせて新しい振り付けとなっている。
      極端な例として、初代からの収録曲である「メルト」や「みくみくにしてあげる♪【してやんよ】」があげられる。これらは元のPVの動き等を汲みながらも、かなり変更がなされている。
    • 再録曲の新PVはアーケード版でも未収録となっており(旧作のPVのまま)、再録曲でありながら新鮮な気分で楽しむことができるだろう。
  • 新規曲のPVはどれも曲の雰囲気にあっており、全作通して最高峰の出来といえるものばかりである。
    • 「メテオ」では☆ターゲットをとると特殊なエフェクトがかかったりするなど、譜面もまた曲に合わせたものとなっており、凝った作りとなっている。
    • 演出分岐における変化も一役買っている。特に注目すべきなのは「カゲロウデイズ」。なんとイントロ終了と同時に演出分岐が起こり、その後のPVの流れも大きく異なるものとなる。
      • 勿論再録曲も演出分岐に対応。通常演出と特殊演出の違いを見比べるのもまた一興である。
      • なお演出分岐はチャンスタイム最後のスクラッチ/フリップをダブルで行うことによりキャンセルできる。このため、「カゲロウデイズ」「指切り」で通常ルートとチャンスタイムを両立させたり、「初音ミクの激唱」終盤のエフェクトをキャンセルして視認難度を下げることも可能。
    • 余談だが、新規枠である「こちら、幸福安心委員会です。」の歌詞の最後は本来「死ね」であるが、あまりに直球である為かその部分は「◯ね」と伏せ字となっている。
      • また、途中で登場する処刑方法のグラフィックもテルテル坊主(絞首)やダルマ落とし(斬首)、温泉に入ったサル(釜茹で)などその見た目に合わせてデフォルメされた表現となっている。「生き埋め」は「砂浜で寝ていたら(ry」であり、「電気」に至ってはただの豆電球をつないだ電池である。最後の「磔」だけは「蝶の標本作り」であり比較的残酷な感じは残っているが。
  • VITA版ではグラフィックが改善され、全体的な画面のぼやけなどが低減した。DIVAルームに至ってはドットバイドット表示*20により極めて鮮やかなものとなっている。
  • エディットモードでは様々な仕様が追加され、思い通りの演出を行いやすくなった。
    • アップロードできるデータ数も増加され、データの検索も容易になった。
    • また、ピアプロ*21に登録することで、ピアプロに登録されている楽曲データをエディットモード用にダウンロードすることができるようになった。そのため、音源の開始時間のズレなどによる影響を受けることが少なくなる。
  • 追加ダウンロードコンテンツでは新しいモジュールや曲が随時追加されているためファンにとってはうれしい限り。
    • スキンに至っては配信から39日間の無料配信期間があった。
    • さらにあのミクダヨーがモジュールとして登場した。価格は500円、こちらもPlayStation Plus会員限定で1週間の無料配信期間があった。
    • 曲については「こっち向いて baby」など過去作のものが配信されている。ただし曲は500円、対応モジュールは300円程度であり別売りとなっている。

賛否両論点(F2nd)

  • 特定のモジュールに賛否両論点がある。
    • 特にラセツトムクロはextendやarcadeでは白肌なのだがF2においては肌色になっていることが批判の的になっている。
    • 初音ミクモジュール『花詞』と『シャノワール』はあまりにも初音ミクとはかけ離れた外見をしているため「こんなのミクじゃない!」と発表当初批判が殺到した。現在では落ち着いているもののいまだにこのモジュールを受け入れない人もいる。
    • 前作までに登場していたセガコラボモジュールがなかったことも批判されている。
  • 選曲がミク曲に偏りがちで40曲中21曲がミク曲であるのも批判の的になっている。

問題点(F2nd)

  • とにかく全体を通して難易度が高くなっている。
    • 体感的に、前作のHARD相当の譜面がNORMALに登場しているような感覚である。上記のチュートリアルEx*22や後述のスクラッチも踏まえると、全体的に難易度がインフレしている感じが否めない。
      • 再録枠では、「炉心融解」や前述の「初音ミクの激唱」のような易しめに調整された曲もあるが、「ロミオとシンデレラ」や「ミラクルペイント」など難しめになっている曲が多い。
    • EXTREMEの数曲については前作を全曲クリアした人でも苦戦するレベルかもしれない。
      • 今作においては、同時押しの高速連打や単押しの連符に紛れている同時押し、スクラッチ直後のボタン入力(及びその逆)が挙げられる。特に「Brackjack」や「カゲロウデイズ」が代表的な例。*23
  • 本作の難易度をあげている要因として一番に挙げられるのが、『リンク』である。
    • ライン上を動く☆の速度は曲のBPMに依存しない。つまり比較的速い曲なのに☆がゆっくり動いたり、その逆のことが起きたりもするのだ。
      • 酷い時には最初の☆をとった途端、高速で☆が動きそのままミス、といったことも。「Knife」や「二次元ドリームフィーバー」のEXTREMEが顕著である。
    • 『リンク』程ではないが、『ダブル』も入力のしにくさから批判されている。
    • それでは前作のようにスクラッチ/フリップを繰り返せばいいと思うだろうが、今作では☆ターゲットでもSAFEが発生するようになったため、この方法は使えないと言っていい。*24
  • インフォメーションボードの条件が作業的なものが多い。
    • 「SPiCa -39's Giving Day Edition-」でも「評価をグレートにする」(パーフェクトやエクセレントでは無理)というものまである。更には「こちら、幸福安心委員会です。」と「壊セ壊セ」ではわざとミスする必要があるが、これらはまだ可愛い方。
    • 悪目立ちする例として、『「みくみくにしてあげる♪」の累計MAXコンボ数3939』がある。最高難度のEXTREMEのMAXコンボは294のため、最低でも14回PERFECTでクリアしなければならない。
      • またこの曲にはもう一つ、『テクニカルゾーンを39回クリア』という条件もあるのだ。テクニカルゾーンはNORMAL以上の難易度で2回、すなわち達成には最低でも20回のプレイが必要ということになる…。
    • 他にも、指定されたカスタマイズアイテムを装着してプレイする、という条件もあるが、当のアイテムがどのようにして取得できるのかも分からず堂々巡りに陥ることも。
    • 前作では称号とどまりであった「一種類の判定を特定数丁度にする」必要のあるものも入手条件にあるものもある。
      ゼロ(「Knife」と「erase or zero」)は簡単だが、21(Blackjack)や12(ロミオとシンデレラ)、39(みくみくにしてあげる♪【してやんよ】)を狙うのは難しい。
    • リトライ数に関わるアイテムも存在し、「カゲロウデイズ」「裏表ラバーズ」「エンヴィキャットウォーク」に至っては、それぞれ4回・1回・3回リトライしなければならない。
    • 恐らく一番厳しい条件は、『(どの曲どの難易度でもいいので)クリア回数393回』。繰り返しプレイすればなんとか、と思うだろうが、リトライや途中終了では記録されないため、解禁までにかかる時間は果てしない*25
      • また、シリーズ通して「キャラ別のプレイ回数が表記されてクリア回数が表記されない*26」という問題点もあるのだが、今作では称号以外に対応するキャラのスキンにも関わるので注意。
  • 『f/F』から取得済みのモジュール・カスタマイズアイテムが引き継げると前述したが、『f』ではたとえ『おおもじパック』を導入していたとしても引継ぎは行われない。*27
    • そのため上述のインフォメーションボードからの解禁を行う必要があるのだ。もっとも条件自体はそう難しいものはないが。
    • もっとも、『f/F』のデータ共有でも『F』での追加アイテムについては処理が行われないため(『f』ではDLCが認識された時点で含まれている全アイテムが解禁される)、セーブデータ上は持っていない扱いをされてもおかしくはない。
    • PS3側で『F』からの引き継ぎを行ったデータはクロスセーブでVitaに持ち出してもきちんと反映される。
  • チャレンジアイテムの劣化
    • Fでは、EX計算で獲得倍率4倍の「COOLマスター」で1万ポイント消費しエクセレントで8万以上、パーフェクトで22万以上稼げた。Extendでは更に5000プラスされた数値となる。これで得意な曲で稼ぐことができた。
      今作では1つ付ける度に50%増しで種類問わずEX時で5000ポイント消費、3つ重ねがけで2.5倍だが1万5000ポイント消費。エクセレントで4万程度、パーフェクトで13万程度しか稼ぐことができない。収録アイテムが多い今作ではこの仕様はアンチシナジー。
    • また別の倍加させる要素として、全曲クリアするとリズムゲームクリア後にランダムにピックアップされリボンが付き、それをクリアするとポイントが増える要素もあるが、人によっては勝手に選択肢を動かされて煩わしく感じることもある。
    • なお、インフォメーションボードでは特定のチャレンジアイテムの使用を委ねられるアイテムもあるが、こちらはイージーでも難なく手に入るのが救いか。
  • DIVAルームの仕様
    • プレゼントの連続投与が出来ないなどの仕様変更については前述したが、こちらのアイテムも一部作業感の強い、または紛らわしい物が存在し、「一旦嫌わせて*28から、大好物や頭ナデナデで機嫌を治す」必要のあるアイテムや、お願いを70回以上応えてあげる必要のあるアイテムがある。
    • また、今作はルームイベントの自動発生が多く、それの影響で掛けている音楽が途切れ最初からループすることも多い。
  • MEIKOの収録曲が少ない。
    • ソロ曲である「壊セ壊セ」とKAITOとのデュエットである「番凩」の2曲しか無くMEIKO親衛隊からは批判の声が多い。
    • シリーズ全体としてキャラクターごとの曲数に偏りがあることはMEIKOに限った話ではないが、今作は他のキャラクターには再録も含め全員ソロ曲が2曲以上(デュエットを含めれば4曲以上)あるために際立ってしまうことも理由として挙がっている(2004年10月30日にDLCで「Change me」が収録され3曲に増えたが)。
  • Vita版のみ、エディットモードを利用するためには本体とは別にDLC「エディットスタートパック」が必要。
    • 余談だが、これのみPS Storeでの権利表記におけるクリプトン社の表記が「Crypton Future Media, INK. www.piapro.net」と誤植されている。

総評(F2nd)

  • 全体的な難易度上昇と、称号獲得条件に配慮不足なものが存在することから、一部では批判の声も上がった。
    しかしリズムゲームとしての本質的な面白さでは過去作より劣るところはなく、十分に名作と呼べる作品である。

余談(F2nd)

  • 初回特典は「ダウンロード版が5000円に割引」というもの。何を言っているのか(ry)であるが実際そうなのである。
    なお発売は消費税率が8%に上がる直前だったが、上がってからも5000円のままだった模様。
  • Vitaカード版の初回特典にはヴァイスシュヴァルツのPRカードも含まれていたが、ARモードのエクストラマーカーとして使えると告知されていたが実際にはARライブ用のマーカーである。

総評(シリーズ全体)

  • インターネットを中心に爆発的な人気を博していた初音ミクと、直感的でシンプルに遊べる音楽ゲームの相性は抜群に良く、本作は大ヒットを記録した。
    多数の続編にも恵まれ、PSPでは計3作がリリース。アーケードゲーム『初音ミク Project DIVA Arcade』としても移植され、後にVITA版とPS3版も発売されるなど、人気シリーズとして定着を果たした。
  • 本作が発売されたこの時期、セガは経営不振が続いており、そのピンチを本作を中心とする初音ミク関連の売り上げで救われたという噂がある。その真偽はさておき、以降現在に至るまで、セガが初音ミク関連の展開に力を入れているのは事実である。
  • また、本作で培われた技術は後に『けいおん! 放課後ライブ!!』にも活かされている。

その後の展開

  • 『f』のスクラッチを元に、スライドを追加した『初音ミク Project DIVA Arcade』のヴァージョンアップ版、『初音ミク Project DIVA Arcade Future Tone』が2013年の11月に稼働開始。
  • 人気アニメのキャラが一堂に会するリズムゲーム『ミラクルガールズフェスティバル』には本シリーズと同じゲームエンジンが採用されており、リズムゲームとしてのシステム・ルールがほぼ同一の物になっている。
  • 「F2nd」の発売よりほぼ2年後、続編『初音ミク -Project DIVA- X』が2016年3月24日にPS VITA、同8月25日にPS4で発売。が、その出来は…。
  • 『extend』まで開発の片割れであったディンゴは、2017年3月21日までに事業を停止して自己破産申請の準備に入り、すなわち倒産してしまった。
    • ニュースサイト等でも代表作として本作が紹介されたが、サイトによっては見出しの表記から「ミクの会社(クリプトン社)が倒産した」と誤解する人がいた。
添付ファイル

*1 スコア理論値の40%で[STANDARAD]クリア。なお、70%で[GREAT]クリアとなる。

*2 うち初音ミクのものは「ミク」とかけた39種類。ただしデフォルトもあるので実際は40種類

*3 他の音ゲーではよほど曲のテンポが遅いか初心者でもない限り「判定ラインを見ながら目押し」することはない。

*4 その影響かどうかは不明だが、「F」や「F2nd」ではCEROがC判定となっている。(『Ex』までや『X』はB判定)

*5 アーケード版や『f』以降の作品に顕著だが、「二次元ドリームフィーバー(F2nd)」や「ストリーミングハート(X)」等はステージの明暗の差が激しくかなり見えづらい。

*6 ミクの水着ならデフォルトモジュールのミクで全曲制覇といったように、キャラごとに対応された水着が開放される

*7 リズムゲームの仕様がextendと同様のものに変更されている(通常版もアップデートで対応)、2ndでDLCとして販売されているものを除いたextendで追加されたモジュールが使用できるプロダクトコードが付属しているなどの変更点がある。

*8 説明書には記載されていないが、一方を押したままの状態でもう一方を押すという操作でも、同時押しの入力として認められる。

*9 続編のextendではひとつだけEXTREMEクリアが条件のモジュールがあるが、『ミクで100曲プレイ』という方法でも出現するため、必須ではない。

*10 実際、演奏後にもらえるポイントの設定は他の☆9楽曲よりも多くなっている。

*11 発売前の仮称も『初音ミク -Project DIVA- Ver.2.5(仮)』であったことから、最初からその位置づけとして制作されたと思われる。

*12 『f』でも有料DLCにて追加可能

*13 PS3版はスティック操作で入力できるのだが、無闇なレバガチャはコントローラーにダメージを与えかねない。ただ、それでもゴリ押し戦法の有用性はクリア狙いにおいても大きく、無駄にやり直すよりは傷めにくい。

*14 「ミラクルペイント」や「Ievan Polkka」は収録されているのだが、それぞれARライブやチュートリアルでの収録となる。

*15 かつて『2nd』で収録された「ぽっぴっぽー」がDLCで登場したが、向こうは英語歌詞つきだったが、こちらはそれが無い代わりに「どこでもいっしょ」シリーズの井上トロ&クロが登場しており、最後にそれを意識した演出がある点で異なる。

*16 男のアレを表す「摩羅」から来ているという説はあるが、漢字で書くと通ることも確認されている

*17 『レ○プ』、『フ○ック』といった言葉は現在も残っている。そのため『ファックス』や『スレイプニル』と言った文字列は使用不可

*18 大きくアレンジが施された「桜ノ雨」は再録曲枠。V3リメイクの「カンタレラ ~grace edition~」、初代DLC「おかわり」収録の「二息歩行」は新曲枠

*19 前作はアイテム関連での好感度の減少は起きなかった

*20 拡大・縮小といった処理が行われていない純粋な表示

*21 クリプトン製のキャラクターに関連する楽曲や絵画等の作品を投稿し公開できる、クリプトン直営のCGMサイト。

*22 なお、これのパーフェクトを必要条件とする称号「免許皆伝」も存在している。

*23 スクラッチとボタンの相互入力については、「リンちゃんなう!」など前作にも同じような箇所はあったがその部分は易しかったりスクラッチの仕様もあって批判はされなかった。

*24 あまりに判定が外れたときにしか起きないため、通常通りのプレイで発生することは殆どない。

*25 一応クロスセーブを行うことでも解禁されるという救済措置がついているが…。こちらはVita版とPS3版の両方を買う必要のある弊害がある。

*26 例えばミクで合計150回リズムゲームをしたと記録されているが、その内120回クリアしたという情報が表面的に出ていない。

*27 PSP版であるextendではエクストラデータを引き継げることができた。それだけにあらずルームアイテムやDIVAポイントも引き継がれる。

*28 撫ですぎるか嫌いなプレゼントアイテム(ミクなら牛乳といった物)を与えまくる。