ナノアサルト ネオ
【なのあさると ねお】
| ジャンル | シューティング |  | 
| 対応機種 | Wii U(Wii Uダウンロードソフト) | 
| 発売元 | アークシステムワークス | 
| 開発元 | SHIN'EN | 
| 発売日 | 2013年2月27日 | 
| 定価 | 1,000円(税込) | 
| 判定 | 良作 | 
| ポイント | 任天堂大好き! ドイツメーカー入魂の一作 スタンダードながら特異な操作のシューティング
 1,000円ゲームとは思えない美麗グラフィック
 内容はあくまで値段相応
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| Nanoシリーズ 弾爵 (Nanostray) / Nanostray 2 / ナノアサルト / ナノアサルト ネオ
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概要
2012年4月にニンテンドー3DSソフトとして発売されたナノアサルトの続編。
SHIN'ENがWiiU向けに制作した3Dシューティングゲームで、ボタンを連打することで弾を撃つのではなく、右スティックを倒した方向に弾を放つという独特のシステムを持つ。
プレイヤーは敵を次々と倒していき、浄化率(撃破率)90%を目指す。これを超えると出口が出現し、その時点で発生する脱出までの制限時間以内に出口へ到達するとクリアになる。
一応ナノテクノロジーの世界でウイルスと戦うシューティング、というバックボーンはあるものの、実質ストーリーは存在しないも同然であり、難しいことは考えずにプレイ出来る。
難しい操作よりも判断力が要求されるゲームであり、比較的シューティングが苦手なプレイヤーでも取っ付き易いゲームになっている。
評価点
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操作が極めてシンプルでわかりやすい。
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左スティックの移動、右スティックでショットということだけ覚えていれば最低限プレイすることが可能。一応サブウェポンを発射するボタンもある。
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操作がわかりやすいため、シューティングが苦手な人でもプレイしやすいのは大きい。
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ゲームスピードも遅く、シューティングゲームとしてはハードルが低め。
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ゲームパッドのマップを見れば、敵の位置などを把握することも出来、ある程度事前に動きを読んでこちらの行動を決めることも出来る。
 
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1,000円のダウンロードソフトとは思えないほどグラフィックが美麗。
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60fpsでぬるぬる動くそれらに加え、細胞に寄生しているウイルスなどのグロテスクさをよく表現している。
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ストーリーがない反面、そういったグラフィックのこだわりにより、独特な世界観をよく描いている
 
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敵を倒した時のエフェクトや演出が派手で、爽快感がある。
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一度クリアしたステージならいつでもアーケードモードでプレイすることができる。
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アーケードモードにおけるスコアを競うモードもある。
 
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ストイックなゲーム性。
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取っ付き易いゲームにありがちなぬるさがあると思いきや、ライフが3Pしかなく、残機が尽きるとコンティニューが出来ないというレトロゲームばりの緊張感がある。
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Shopでいくらか強化することも可能だが、ゴリ押しで進められるのはボス戦くらいで、通常戦では360度に気を回して敵の位置、弾の位置などを把握して攻撃と移動を繰り返さなくてはいけない。
 
問題点
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ゲームパッド以外のコントローラを使えるのが何故か2Pだけ。
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しかしこのゲーム自体ゲームパッド用に作られているので、とりたてて他のコントローラにこだわる必要はない。
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とはいえゲームパッドは未だに抵抗の多いコントローラであり、使えるなら1Pでも使えるようにしてくれても良かったはずなのだが。
 
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ぬるゲーではないものの、上級者には物足りないゲームレベル設定。
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コンティニューが出来ないという一点で難易度を調整している部分もあるため、シューティング慣れした人にとってはさほど難しいゲームとも言えない。
 
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ステージ数が前作と比較して激減。
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4モード合計16ステージしかない。これはDLゲームだから仕方ない部分もあり、値段を考えれば相応といったレベルではある。
 
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立体的なマップなカメラが見下ろし限定であるため、距離感が掴みにくい。
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慣れでなんとか出来る部分もあるが、それまではイマイチ敵を狙いづらかったりする。
 
総評
 ゲームパッドの機能をある程度活かした、非常にストイックで頭を使わせられるシューティングゲームである。
 発売からだいぶ経ったあとながら体験版も配信されており、それだけでもどういったゲームなのか感じ取ることは可能。
 安価なダウンロードソフトであるためボリュームはやや少なめであるが、あくまで値段相応と思える程度のもの。
 やりこみ要素はあるとはいえ、シューティング上級者にとっては少し物足りなさを感じさせる出来かもしれないが、シューティングが苦手というプレイヤーにはぜひお試ししてもらいたいゲームである。
余談
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2014年11月には海外のPSNで本作のPS4移植版である『Nano Assault NEO X』が配信開始された。Wii U版と比較して、フルHD(1080p)解像度での60fps動作になったことと7.1チャンネルサウンドに対応している点が主な違い。
最終更新:2024年03月22日 08:28