| 機種 | タイトル | 概要 | 判定 | |
| 本編 | ||||
| PS2/Xb/ Win | スプリンターセル | 「その男は、誰にも見えない。」 暗闇に隠れるというあたらしいステルスと高いグラフィックが評価されたが、難易度は調整不足。 | スルメ | |
| Xb/Win | スプリンターセル パンドラトゥモロー | 前作が難し過ぎた反動か今度はややヌルめ。 Win版はシリーズで唯一DL販売が無かったが、2025年の新作アニメ公開と同時に突如復刻された。 | なし | |
| PS2 | スプリンターセル パンドラトゥモロー (PS2) | PS2版のみプレイに支障をきたすレベルの処理落ちと水の描写がある。 | 劣化 | |
| PS2/Xb/ Win | スプリンターセル カオスセオリー | サム・フィッシャー、日本上陸。グラフィック、ゲーム性の強化が行われ高い評価を得た。 Xb版は初期シリーズ唯一の360におけるゲームオンデマンド配信タイトル。 | 良 | |
| 3DS | スプリンターセル 3D | 『カオスセオリー』のリメイク。変更点はあるが携帯機でオリジナルを可能な限り再現。 | ||
| 360/ PS2/Xb | スプリンターセル 二重スパイ | 失意のスプリンターセルは最も危険な任務に身を投じる。海外ではPS3/Wii/Xb/GC/Winでも発売。 マルチエンディングの採用等の新機軸を打ち出した。ただし、日本語は吹き替え無し。 PS3/360/Win版とそれ以前のハードでゲーム内容がかなり異なる(*1)。 現在はXb版も国内でダウンロード版が配信されているが、日本語ローカライズはされていない。 | ||
| 360/Win/ Mac | スプリンターセル コンヴィクション | 今度の敵はかつての古巣サード・エシュロン、そしてスプリンターセル。 ゲームシステムの変更やストーリーの展開から、シリーズの転換点となり高い評価を獲得した。 一方、主人公が存在することが前提となっていることなどが賛否両論を生んだ(*2)。 | ||
| PS3/360/ WiiU/Win | スプリンターセル ブラックリスト | 『コンヴィクション』のシステムをベースにプレイスタイルや潜入ルートの自由度がアップ。 WiiU版はWii U GamePadに特化したシステムとなっており、他ハードには無い高い没入感あり。 一定の評価を受けるも、本作を最後に『スプリンターセル』シリーズは途絶えてしまっている。 また、トム・クランシー氏自身も本作の日本版発売から約1ヶ月後に66歳で他界した。 | ||
| 日本未発売 | ||||
| PSP | Splinter Cell: Essentials | 『二重スパイ』をベースにした携帯機版。 | ||
| PS3 | Tom Clancy's Splinter Cell Classic Trilogy | 『カオスセオリー』までの初期3作のHDリマスター版をカップリング。 | ||
| 機種 | タイトル | 概要 | 判定 | ||
| 本編 | |||||
| PS/Win | Rainbow Six | 突入プランを綿密に練り、立て籠もるテロリストを排除せよ。一撃で即死の高難易度と、リアリズム溢れる描写が特徴。 日本版は「ワールドグレイティストヒッツシリーズ」第4弾。日本語マニュアルは付属しているがゲーム内の字幕などは未翻訳のままとなっている。 | 良 | ||
| GBC | Rainbow Six | 日本未発売。携帯機にあわせて見下ろし視点に変更されている。 | |||
| iOS | Rainbow Six: Shadow Vanguard | 初代のリメイク移植。現在は配信終了。 | |||
| PS/DC/Win/Mac | Rainbow Six: Rogue Spear | 正統続編にして、システムなども正当進化。綺麗なグラフィックと多種多様でリアルなロケーションでテロリストと戦う。 日本では発売当初マイクロマウスが代理店を担当し、その後Red Stormを買収したユービーアイソフトから拡張パック同封の完全版が発売された。 | |||
| GBA | Rainbow Six: Rogue Spear | 日本未発売。携帯機にあわせて見下ろし視点に変更されている。 | |||
| PS2/Xb/Win Mac | Rainbow Six 3: Raven Shield | 前作から4年経ち、「Unreal Engine 2」採用で大幅進化。コンソール向けに主軸を変え、主にゲームバランスを調整したシリーズの転換期。 コンソール版はシステム面で若干異なるため、サブタイトルがない。 | |||
| Xb/Win | Rainbow Six: Lockdown | 難易度を落としすぎて古参ファンのみならず他のユーザーからも批判された作品。後発のWin版ではさらに演出が削減され簡素になった。 公式やファンの間でも黒歴史にされており、本編シリーズタイトルに数えられない時が少なくないが、一応正式タイトルとなっている。 | 賛否両論 | ||
| PS3/360/Win | Rainbow Six: Vegas | プラットフォームを次世代に移し、「Unreal Engine 3」を採用したことでグラフィックも進化(*3)。アクション性やストーリー性も一層濃くなった。 | 良 | ||
| Rainbow Six: Vegas 2 | 前作の後編。前作で同時進行していた別チームからの視点でストーリー展開され、事件の側面、過去、そして結末が描かれる。 | 良 | |||
| PS4/One/Win/ PS5/XSX | Rainbow Six: Siege | 前作から7年経ち、グラフィックは飛躍的に進化。シージ(包囲作戦)という立てこもったテロリスト達に対しての突入作戦を描く。 シリーズの中でも随一の人気を誇り、後の次世代機でも発売された。現在でもアップデートにて定期的に新たなコンテンツが追加されている。 | |||
| PS5/XSX/ PS4/One/Win | Rainbow Six: Siege X | 基本プレイ無料。発売から10年目を前に無料化。通常モードは無料でプレイでき、ランクマッチとシージカップ、課金アイテムが有料となる。 | |||
| 本編拡張パック・派生作品 | |||||
| Win | Rainbow Six: Eagle Watch | 後発のコンソール向け『Rainbow Six』と同時に発売された初代の拡張パック。5つのミッション・4人のキャラ・3種の武器が追加される。 | |||
| PS | Rainbow Six: Lone Wolf | 日本未発売。初代『Rainbow Six』の派生作品とされる。システムも流用し、ミッションも僅か5つと小規模な出来。 | |||
| Win | Rainbow Six: Rogue Spear: Urban Operations | 『Rainbow Six: Rogue Spear』の拡張パック。13のマップ(*4)・と3種の武器が追加される。 日本では『コンプリートエディション』に収録されている。 | |||
| Rainbow Six: Rogue Spear: Black Thorn | 『Rainbow Six: Rogue Spear』の拡張パック。9つのオフライン用マップ・6つのオンライン用マップ・10種の武器・1人のキャラが追加される。 本編不要のスタンドアローンタイトルであり、ユービーアイソフトから日本語版が単体発売された。 | ||||
| Rainbow Six: Covert Ops | 『Rainbow Six: Rogue Spear』の派生作品。 学生のための軍事行動の教育用トレーニングシミュレーターとして制作されたので、開発元は違う。9つのミッションが追加される(*5)。 | ||||
| Rainbow Six: Take-Down | 拡張パック『Rainbow Six: Rogue Spear: Urban Operations』の韓国での再リリース版。上記拡張パックにさらに2つのミッション・2種の武器が追加。 | ||||
| Win/Mac | Rainbow Six 3: Athena Sword | 『Rainbow Six 3: Raven Shield』の拡張パック。8つのミッション・3つのゲームモード・7種の武器が追加された。 Steamなど各種サイトで配信中の『Gold Edition』にも収録されている。 | |||
| Xb | Rainbow Six 3: Black Arrow | 『Rainbow Six 3: Raven Shield』の派生作品。10のオフライン用ミッションと14のオンライン用マップが収録。 また、一部システムが変更され、新規格のマルチプレイシステム「Xbox Live 3.0」をアンロックする。 | |||
| Win/Mac | Rainbow Six 3: Iron Wrath | FilePlanet加入者に2年間無償で提供された『Rainbow Six 3: Raven Shield』の拡張パック。 9つのミッション・8つのオンライン用マップ、6種の武器が追加される | |||
| PS5/XSX/ PS4/One/Win | Rainbow Six: Extraction | 『Siege』の期間限定CO-OPイベント「アウトブレイク」の流れを汲んだスピンオフ。 『Siege』に登場したオペレーター達を使用し、最大3人で協力しながら地球外生命体との戦いに挑む。 | |||
| iOS/Android | レインボーシックス SMOL | Netflix会員向け作品。追加課金要素はない。 | |||
| リメイク | |||||
| Xb | Rainbow Six: Critical Hour | シリーズの転換期を迎える前だった初代と『Rogue Spear』の2作をリメイク。相変わらずの高難易度は古参ファンに受け入れられた。 | |||
| 機種 | タイトル | 概要 | 判定 | |
| 本編 | ||||
| PS2/Xb/GC/ Win/Mac | Ghost Recon | 記念すべきシリーズ第1作。『レインボーシックス』シリーズ同様に、一撃即死の高難易度と広大なマップは好評。 隊員への命令、隊員の成長や能力のカスタマイズが可能な要素は最新作にも若干受け継がれている。 | 良 | |
| PS2/Xb/GC | Ghost Recon 2 | コンソール専用ゲームになった作品。視点がTPSになり、ライトユーザーの呼び込みにある程度成功したが評価は高くない。 PS2/GC版は2007年の北朝鮮を舞台とする一方で、Xb版は2011年が舞台となっており、ストーリーはハードで大きく異なる。 システム面でも若干異なる箇所が多い。予定されていたWin版が開発中止になったことは、古参ファンに大きな衝撃を与えた。 | ||
| 360/PS2/Xb/ Win | Ghost Recon: Advanced Warfighter | 近未来を舞台に進歩した科学技術を応用した情報関連装備で戦う。PS2/Xb版と360/Win版ではゲーム内容が大きく異なる。 旧世代機版は屈指の美麗グラフィックを誇る。日本未発売のWin版は唯一の外注開発(*6)であり、360版から追加要素もある。 | ||
| PS3/360/Win | Ghost Recon: Advanced Warfighter 2 | 前作終了直後から急展開でシナリオが進む。Win版はFPS視点であるなど、システムがコンソール向けと大きく異なる。 多少のアレンジが加えられたPSP版もリリースされているが、こちらは日本未発売となっている。 | ||
| Ghost Recon: Future Soldier | 隊員も操作しながらステージを進めるシステムは簡略化されたが、多数の独自要素を追加したシリーズでも異色を放つ作品。 2024年を舞台に新生「ゴースト」がテロ組織と戦う。前日談を描いた短編映画『GHOST RECON ALPHA』も公開されている。 | |||
| PS4/One/Win | Ghost Recon: Wildlands | 南米ボリビアを舞台に巨大麻薬組織との戦いを描く。前作のリニア形式で進むステージからオープンワールドゲームへと変化。 2年に及んだアップデートの後押しもあり、全世界1500万本を売り上げ、『ゴーストリコン』の転換点となった作品。 | 良 | |
| PS4/One/Win/ XSX(*7) | Ghost Recon: Breakpoint | 上記『Wild Lands』の流れを汲んだオープンワールド作品。 発売前には大きな期待が寄せられたが、常時オンライン接続必須の仕様がユーザーから大きく批判されることとなった。 | ||
| 拡張パック・完全版 | ||||
| Win | Ghost Recon: Desert Siege | 初代の拡張パック。8つのミッション・9種の武器・1人のキャラが追加され、対クーデター軍のストーリーが展開。 | ||
| Ghost Recon: Island Thunder | 初代の拡張パック。8つのオフライン用マップで5つのオンライン用マップ・12種の武器・2つのモードが追加される。 上記の追加要素に加えて演出面やアクション性など、システム面の強化も行われる。 | |||
| PS2 | Ghost Recon: Jungle Storm | 初代の完全版。『Island Thunder』で強化されたシステムを踏襲しつつ16のミッションが収録されている。 | ||
| Xb | Ghost Recon 2: Summit Strike | 『2』の拡張パック。マップ・ミッション・武器・キャラなど、沢山の追加要素がある。 | ||
| 日本未発売 | ||||
| PSP | Ghost Recon Predator | PSP版『AW2』のノウハウを生かしたシステムでスリランカを舞台に三人分隊で戦う。 | ||
| Wii | Ghost Recon (Wii) | Wiiコントローラーの機能をフルに生かした操作性が特徴。『H.A.W.X. 2』と世界を共有する。 | ||
| 3DS | Ghost Recon Shadow Wars | 隊員一人一人を操作しながらステージを進めていくクォータービューのターン制シミュレーションゲーム。 | ||
| Win | Ghost Recon Phantoms | 基本プレイ無料・オンライン専用。現在はサービス終了。日本語無しだが国内でもプレイ可能だった。 『Ghost Recon Online』として制作されていたが、酷いゲームバランスとラグでまともに遊べず。 | ||
| 機種 | タイトル | 概要 | 判定 | 
| PS3/360/Win | H.A.W.X. | トムクランシーシリーズでは初となるレーティングが全年齢対象の作品。 50種類を超える実在するリアルな戦闘機で戦場を駆け抜けるフライトシミュレーション。 革新的なアシストシステムや現用の戦闘機が行う超絶的な機動ができ、戦略性が高い。 アメリカで打ち上げられた人工衛星「IKONOS」からの情報により、リアルな地形を再現。 | |
| H.A.W.X. 2 | 前作の続編。アメリカ軍・イギリス軍・ロシア軍の3つの視点から戦争を体験する。 3ヶ国の海軍を体験出来るので機体もバラエティー豊か。海外ではWii版も発売されている。 | 
| 機種 | タイトル | 概要 | 判定 | 
| PS4/One/Win | The Division | オンライン専用。シリーズ初のオープンワールドゲーム・オンラインRPG(*8)。 バイオテロにより廃墟と化したニューヨークでテロの真相究明のため活動する。 βテスト版では『Destiny』を超える640万人が参加したという伝説をつくった。 | |
| PS4/One/Win/ XSX(*7) | The Division 2 | オンライン専用。前作から7ヶ月後のワシントンDCが舞台。 ハクスラ要素が本格的に導入され、「ルーターシューター」へと進化している。 | 
| 機種 | タイトル | 概要 | 判定 | 
| Win | SSN | 日本未発売。トム・クランシーが初めて本格的に監修した潜水艦シミュレーター。 原子力潜水艦SSN-773「シャイアン」を操作し、クーデターを起こした中国軍と戦う。 本作の開発スタッフは、後にRed Storm Entertainment設立時の中核メンバーとなった。 | |
| Politika | 日本未発売。戦略ボードゲーム「リスク」を基にした、ロシア領土を奪い合うストラテジー。 Red Storm設立後最初にトム・クランシーの名を冠した作品だが、他作品との繋がりはない。 | ||
| PS3/360/Win | EndWar | 第三次世界大戦を前にした不安定な世界情勢を描くRTS。 『R6 ベガス』と同様にボイスコマンドに対応している。 | |
| iOS/Android | Elite Squad | トム・クランシーシリーズの主要人物が参戦する、5名の小隊を指揮するオートバトルRPG。 お祭りゲーながらプレイ人口が伸びず、短命作品となった。2021年10月4日サービス終了。 | 執筆禁止 | 
アメリカの小説家であるトム・クランシー氏が制作や監修を務めた、主にユービーアイソフト傘下のスタジオ(*9)によるミリタリーゲームシリーズ。
関連作品は全てタイトルの頭に「Tom Clancy's」と氏の名前が付くため、氏の名前がそのままシリーズ名として定着している。
軍事小説を得意とする同氏の作風そのままな、シビアでリアリズムに溢れるゲーム内容が初期作品の特徴だったが、ユービーアイソフトによる買収後は内容のカジュアル化が進んでいった。
関連作品も複数のシリーズに分かれており、例えば『レインボーシックス』はアメリカ・イギリス・フランス・ドイツ・ロシアの特殊部隊から構成された対テロ特殊部隊「レインボー」の活躍を描くシリーズ。
「Rainbow」は、色が連なる虹の様に各国からのスペシャリストが揃っていることを、「Six」は司令部と虹(北米で虹は6色)という意味を表しており(*10)、『R6』という略称が用いられる。
また『レインボーシックス』は、『スプリンターセル』『ゴーストリコン』『H.A.W.X.』及びその他小説とそれぞれ同じ世界観を共有しており、作品によっては他シリーズのキャラクターが作品を跨いで登場することもある。
ちなみに、2024年リリースの『XDefiant』は当初『Tom Clancy's XDefiant』名義で発表されており、同シリーズ由来のキャラクターが多く参戦していた。
しかし、従来シリーズからかけ離れた世界観がファンから批判を受け、最終的にユービーアイソフト作品全体のクロスオーバー作品となることでトム・クランシーシリーズからは外された。
*1 デベロッパーも次世代機向けはユービーアイソフト上海、旧世代機向けはユービーアイソフトモントリオールと異なっており、次世代機向けは処理落ちが激しい上に、日本版は吹き替え無しで字幕も非常に見づらかったので評判はあまり良くない。
*2 ローカライズも吹き替えに戻ったため、再び尋問等の台詞を把握しやすくなった。
*3 PS3の黎明期は「Unreal Engine 3」に対応していないため、旧版を発展させた「Unreal Engine 2.5」が使用されている。
*4 13のマップの内の5つは初代のマップのリメイク。
*5 9つのミッションの内、6つはZombie Studiosが、残り3つは本家である Red Storm Entertainmentが開発した。
*6 『バイオニックコマンドー マスターD復活計画』を手がけた、スウェーデンのGrinが開発を担当している。
*7 公式サイトにXSX版の記載はないが、XSX/XSSへの最適化に対応している。
*8 公式ではRPGとしているが、ゲームシステム上どちらかというとTPSに近い。
*9 主にシリーズ初期作を開発していたRed Storm Entertainmentや、ユービーアイソフト作品を数多く手掛けるユービーアイソフト モントリオール・スタジオなど。
*10 軍事用語で「"レインボー" 部隊の "シックス(指揮官)"」を意味するという説もあり。