【ですてぃにー】
ジャンル | FPS | ![]() ![]() |
対応機種 |
プレイステーション4 プレイステーション3 Xbox One (海外のみ) Xbox 360 (海外のみ) |
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発売元 |
Sony Computer Entertainment(*1) Activision |
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開発元 |
Bungie High Moon Studios Radical Entertainment |
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発売日 | 2014年9月11日 | |
定価 | 7,900円(税別) | |
レーティング | CERO:C(15才以上対象) | |
判定 | なし | |
ポイント |
『HALO』シリーズ開発元の完全新作 圧倒的なスケールとグラフィック しかしボリュームも圧倒的に不足 運営側の姿勢にも問題あり まさかの課金させないロックDLC商法 |
BECOME LEGEND
Xboxの代表作である『HALO』シリーズを生み出した開発会社Bungieによる完全新作FPS。
開発の中心はBungieだが同じアクティビジョン傘下のHigh Moon StudioとRadical Entertainmentも開発協力として関わっている。
その壮大な世界観とBungieの『HALO』シリーズでの実績もあり、新作ながら発売前の期待度が非常に高かった一作である。
事実、2014年7月に行われたβテストに家庭用ゲーム機では当時最大となる463万人ものプレイヤーが参加したと発表されるほどであった(参照)。
人類が宇宙進出を果たしてから間もない頃、火星にて「トラベラー」と呼ばれる未知の存在と遭遇する。
トラベラーは遥かに高度な科学技術を携えており、その恩恵を受けた人類は様々な太陽系の惑星への開拓を始める。
この宇宙開拓は後に「黄金時代」と呼ばれ、人類は有史以来かつてない規模で大きく繁栄するかに見えた。
だがトラベラーは太古より「暗黒」と呼ばれる存在と敵対していた。
人類とトラベラーを見つけた暗黒は太陽系の惑星を次々と侵略。
その強大な力の前に為す術なく、人類は絶滅寸前の状態にまで追い込まれ文明は崩壊。
わずかに生き残った人類とトラベラーは地球に「シティ」と呼ばれる拠点を築き、暗黒に抵抗を続け辛くも生き延びることができた。
トラベラーは暗黒の侵略を受け、自らの力を操ることのできる人類の守護者「ガーディアン」を生み出す。
ガーディアンはシティの安全を守りながら、再び人類の未来を取り戻すため、暗黒との壮絶な戦いに身を投じることとなる。
発売前の期待度は非常に高かった本作。ゲームの出来自体は極端に悪いものではないが、致命的なのはボリュームの薄さ。
一つのゲームとして見ても物足りず、クリア後のハクスラ的なシステムにも悪影響を与え、ゲーム自体を極めて作業的なものにしてしまった。
継続的アップデートが行われることは表明されているが、これまでの運営手法とDLCの仕様からして根本的な問題点が解決されるかは疑問が残る。
ボリュームの薄さを差し引いてもシステムの不備や単調さを感じるゲーム性、何よりプレイヤーの神経を逆なでするような運営姿勢への批判も多い。
発売元のActivionは本作に5億ドル規模の予算を投じたそうだが、先行きはいささか不安の残るものとなったと言えるだろう(参照)。
*1 国内PS4/PS3版のみ。
*2 例外として一部の武器とエキゾチック武器はパーク固定となっている。
*3 『ミッション:インポッシブル3』やリブート版『スタートレック』で知られるハリウッドの映画監督。レンズフレアを多用することで有名。
*4 現在は味方のオーブで溜めたSCで敵を倒しても、得られるオーブの量が減るように調整されている。
*5 現在はカオスルールを除いて1試合1回のみになっている。
*6 作品の打ち切りにおいて定番とされる文句。同年に発売された同社の人気作『Call of Duty: Advanced Warfare』においてもエンディングでこのセリフが使われていた。
*7 バウンティは消化できるがクエストなどは進めることはできない。
*8 Activionの親会社であるActivision Blizzardは、2016年にBlizzard Entertainmentから発売されたチーム対戦型FPS『オーバーウォッチ』を世界的にヒットさせており、大型フランチャイズの計画はそちらにシフトした可能性が高い。
*9 「漆黒の女王」と同時に発表されていた大型コンテンツ。