はねるのトびらDS 短縮鉄道の夜
【はねるのとびらでぃーえす たんしゅくてつどうのよる】
| ジャンル | 短縮語攻略ゲーム |  
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| 対応機種 | ニンテンドーDS | 
| メディア | 128MbitDSカード | 
| 発売元 | バンダイナムコゲームス | 
| 開発元 | エイティング | 
| 発売日 | 2007年12月6日 | 
| 定価 | 2,990円 | 
| プレイ人数 | 1~5人(1台を使いまわす) | 
| レーティング | CERO:A(全年齢対象) | 
| 判定 | クソゲー | 
| ポイント | あまりにも薄いボリューム 番組の再現度はそれなり
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| フジテレビ関連作品リンク | 
 
概要
主に2001年4月から2012年9月にかけてフジテレビ系列で放送されていたバラエティ番組『はねるのトびら』のコーナーの1つである『短縮鉄道の夜』のゲーム化。
同番組の別コーナーを元にした『はねるのトびらWii ギリギリッス』と同時に発売された。
ルール
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マイクを使うボイスモードかタッチモードを選択、その後参加するキャラクターを1~5人選択してゲーム開始。
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短縮言葉を元に戻すゲームを順番に行う。正解なら次のキャラクターに順番が回り、不正解なら1ミス扱いで仕切り直し。
 同じキャラクターが2ミスすると罰ゲームを受けゲーム終了。正解数が多いとハイスコアに記録される。
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短縮言葉の例
 『バイト』→『アルバイト』
 『オキニ』→『お気に入り』
『ハネトビ』→『はねるのトびら』
問題点
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ボリュームが薄い
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本作の問題点はこれに尽きる。やれることは短縮語攻略ゲームとハイスコア閲覧、マイクテストのみであり、30分もせずに飽きる。
 
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短縮語攻略ゲームの出来が悪い
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テンポが悪い上に、だれか一人が2回ミスすると終了の淡々とした薄い内容。
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確かに元番組の方も一人が2ミスしたら即終了というルールなのだが、実際にはそれだとすぐに終わってしまうので「泣きの一回」が入り、そのまま続行してしまう事が多い。
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元番組の見どころはむしろ出演した芸能人が「泣きの一回」をやらせてもらうためにプライドを捨てて懇願する姿にあるというのに、その部分をオミットしてしまうのはもったいない。それをゲームで再現しろと言うのも難しい話であるが。
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なお、別TV局の某バラエティ番組のゲームはその点をきっちり再現している。
 
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マイク感度も悪い。そのため認識しなかったり稀に間違った言葉でも正解する事もあったりして、ストレスがたまる。
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タッチモードもあるが、 正解の語に入る1文字を選ぶだけ。こちらは逆に単調すぎて盛り上がらない。
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問題の種類が少ないため、しばらくやっていると同じ問題が何度も出てくる。
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ゲームを進めてもほとんど内容に変化がおきないので飽きる。
 
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出題の幅が狭い
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一般常識や日常会話で使われる単語がほとんどで、商標に関する略語はほぼ出題されない。
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権利に関わるといえばそれまでだが…ただでさえボリュームが少ないのにさらに薄まってしまう結果に。
 一方で『キムタク』などの人名に関する略語がやたら出題される事がある。
 
 
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DS1台で5人プレイのため、みんなで本体をまわして対戦する謎仕様。
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ボイスで遊ぶ場合には周りは静かにする必要があり、盛り上がれない。
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タッチの場合も遊びにくく、本体を痛めやすい。
 
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セーブ時間が妙に長い。
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人数とハイスコアを記録するだけなのに、何故か時間がかかる。
 
評価点
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番組の雰囲気は概ね再現できている。概要で述べたように現在は『はねトビ』のレギュラー放送は終了したので、本作で当時を懐かしむことはできる……かもしれない。
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BGM・SE・背景が番組とほぼ同じ。
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デフォルメされた5人は特徴を捉えられていて可愛らしい。
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ルールは概ね番組通り。
 
総評
番組の雰囲気はそれなりに再現できているが、ゲーム性が薄くボリュームがなさすぎる。
2,990円という定価に対して、この出来ではクソゲーと言わざるを得ない。
そもそもこのコーナーは短縮された言葉を元に戻すというシステムの都合上、解答が長い言葉となってしまい入力方法が簡略化されざるを得ない。
ゲーム化するなら、解答が短い単語でも良い「オシャレ魔女 アブandチェンジ」の方がまだ向いていたはずである。もっとも、こちらは当時の現行ゲームのパロディのため少々実現は難しそうだが……。
最終更新:2025年07月16日 22:26