アウトドアズ・アンリーシュド アフリカ3D
【あうとどあず あんりしぇーど あふりかすりーでぃー】
| ジャンル | アクション | 
| 対応機種 | ニンテンドー3DS (ニンテンドー3DSダウンロードソフト)
 | 
| 発売元 | テヨンジャパン | 
| 開発元 | MASTIFF | 
| 配信開始日 | 2013年11月6日 | 
| 価格 | 500円 | 
| プレイ人数 | 1人 | 
| セーブデータ | 1箇所・オートセーブ方式 | 
| レーティング | CERO:B(12歳以上対象) | 
| 判定 | なし | 
| ポイント | アフリカを舞台としたハンティングガンシューティング ひたすらに動物を狙撃する楽しさ
 | 
 
概要
- 
DS系ダウンロードソフトではお馴染みのテヨンジャパンからリリースされた一作。同社のDLソフトとしては珍しく、コミカル成分を含まないリアル系の作風が特徴。
- 
ジャンルとしては主観視点によるガンシューティングに該当する。
- 
アフリカを舞台に、色々な野生動物を銃でハンティングしていくという設定。容赦なく銃で動物を射殺するという設定上、本作はCERO:Bに指定されている。
ゲームルール
- 
ゲームの流れ
- 
本作にはステージセレクト制を採用している。全35ステージ構成(5ワールド ×7ステージ)。
- 
ゲーム開始時では序盤ステージしか選べないが、ステージクリアするにつれ選択可能な範囲が広がっていく。
- 
ステージ中にとある条件を満たすと、「トロフィー」という称号的な印が付く。トロフィーは全部で66種類あり。
 
 
- 
ステージクリア条件について
- 
制限時間が過ぎるまでに、ライフが0にならないままにステージを終えればクリアとなる。
- 
画面内に出現する動物(ウサギ・ゾウなど)を手持ちの銃でひたすらに狙撃してスコアを稼いでいく。原則として、ステージ中におけるプレイ目的はそれだけである。
- 
「遠距離から撃つ」「頭上を撃つ」といった動物への撃ち方によって、スコアの入り方に差異がある。また、時折出現する「コイン」を狙撃する事でもスコアが入る。
- 
各ステージは例外なく強制スクロールで進み、プレイヤー自らがステージ内を任意移動できる手段はない。
- 
獰猛な動物(ヒョウ・ワニなど)が視線側に突進してしまうとライフが1つ失われ、ライフ0でゲームオーバーとなる。ステージ開始時におけるライフは3つ(装備によって変動あり)。
- 
動物のメスを撃ってしまうと、スコアダウンのペナルティ。オスメスの見分け方は、「毛の色」や「角の有無」で判別できる。
 
 
- 
ステージクリア後はステージスコアが表示され、スコアに応じて金・銀・銅・無しの「メダル」が授与される。
- 
クリアしたステージによっては、ご褒美として「装備品」が入手できる。装備に関しては下記を参照されたし。
 
- 
装備について
- 
各ステージを開始する前に、プレイヤーの「装備」が行える。
- 
装備品には主に7タイプのものがあり、入手済みのものであれば好きなものを装備できる。但し、1タイプにつき、装備できるものは1つのみという制限あり。
- 
狙撃銃とハンドガンは補填弾数制限があり、リロードによる任意補填・もしくは弾が切れると自動補填される。また、各武器はお互いを切り替えながら使用する。
- 
一部タイプの装備はステージ中の下画面に常時表示されている「アイコン」をタッチする事で、何かの特殊な効果が発動する。
 
 
    
    
        | + | 装備・アイコン一覧 | 
装備一覧
「狙撃銃」…メインショットとなる狙撃銃の選択。万能性能。全8種類。
「ハンドガン」…もう一つのメンショットとなるハンドガンの選択。特定動物に対して劇的な威力あり。全4種類。
「スコープ」…スコープの選択。スコープ効果(後述)に影響を及ぼす。全4種類。
「サングラス」…サングラスの選択。サングラス効果(後述)に影響を及ぼす。全7種類。
「手袋」…手袋の選択。狙撃銃・ハンドガンのリロード時間(後述)に影響を及ぼす。全3種類。
「帽子」…帽子の選択。ステージ開始時のライフ数が増加する。全2種類。
「動物避け」…動物避けの選択。一部の獰猛動物が近寄らなくなる。全3種類。
 
アイコン一覧
「武器切り替え」…アイコンをタッチすると、狙撃銃かハンドガンのどちらかに使用武器を切り替える。
「リロード」…アイコンをタッチすると、使用中の武器のリロードを行う。
「スコープ」…アイコンをタッチすると、一時的にスクロールスピードが遅くなる。効力が切れると、時間経過で再び効力が発揮できる。
「サングラス」…アイコンをタッチすると、視界がズームインする。使用武器が狙撃銃の場合でしか使用できない。
 | 
- 
操作方法
- 
ステージ中における操作方法は以下の通り。
- 
下画面中央部をスライド・もしくはアナログレバーでサイト(標準)の調整。
- 
L・R・Aボタンのいずれかで使用武器の弾を撃つ。
- 
Xボタン・もしくはリロードアイコンのタッチで使用武器のリロード。
- 
Bボタン・もしくはサングラスアイコンのタッチで視界のズームイン。
 
- 
その他、上記のアイコン一覧も参照の事。
 
評価点
- 
お気軽にハンティングが楽しめる
- 
「画面内にいる動物達を撃ちまくる」という分かりやすいルールで、ガンシューティングに慣れているものならば即効でルールが理解できる。
- 
動物のほとんどはプレイヤーに対して無害であり、それらをハンティング気分で狙撃していくのがなかなか楽しい。
- 
唯一のダメージ対象である獰猛動物は出現数がさほど多くない上に、直前で狙撃するのはさほど難しくない。よって、ゲーム全体の難易度は低い部類に属する。
 
 
- 
スコア稼ぎが熱いゲーム
- 
単にステージクリアするだけならば容易だが、高いスコア(金メダル)でクリアするとなると相当な射撃スキルが必要となる。
- 
一軒ではたむろしているだけに見える動物の動きには規則性があり、それを先読みしながら狙撃する様が熱い。適当に撃つだけではスコアに繋がらないのがシビア。
- 
無駄なき狙撃で動物を仕留めると、クールなナイスガイボイスと共にスコアが大幅加算される。成功すれば某スナイパー気分が味わえる…かもしれない。
- 
ただ動物を撃つ以外にも、各ステージに必ず存在する隠しボーナスを見つけるのもスコア稼ぎに繋がる。なお、隠しボーナスは意外と分かりやすい場所にある。
 
 
- 
ステージ数がそこそこ多い
- 
500円の価格設定にして、それなりに長いステージが35ステージも収録されている。
- 
1ステージあたりの制限時間は大体3~4分程。スコアアタック目的で全ステージを極めるとなれば、結構なやり込み時間を要するだろう。
 
 
- 
ガンシューティングチックな操作性
- 
同社の同ジャンルである『クレイジーチキン パイレーツ3D』と比べると、格段に操作の快適性が良い。
- 
『クレイジーチキン』とは違いスクロールの移動操作がないので、的(動物)を撃つ事だけに専念できる。
- 
「右手側でスライドによるサイト調整をしつつ、左手側でRボタンの弾発射を行う」という操作が適任だと思われる。それ以外はリロードなどの軽い操作を併用するだけ。
- 
逆に「アナログレバーによるサイト調整とAボタンの組み合わせ」は非常に操作し辛い。動物がわんさか出現する本作においては、アナログレバーだけでは調整が間に合わない為である。
 
 
- 
アフリカらしさが表現された雰囲気
- 
サバンナやジャングルなど、アフリカの大自然がステージ舞台となる本作だが、その雰囲気は上手く再現されている部類。
- 
「大自然の中でハンティングしている」という立体感があり、背景や動物の造型もリアルに描かれている。「ワニ園で狙撃」「ヘリ内で狙撃」というシチュエーションのステージもあり。
- 
ステージ中には「アフリカの原住民が歌うイメージのコーラスBGM」が流される。曲数は少ないものの、舞台の雰囲気と非常にマッチしている。
 
 
問題点
- 
判別しにくいオスとメス
- 
多くのプレイヤーが真っ先に困惑してしまいがちな点として、動物のオスとメスの判別が困難を極めるとという問題がある。
- 
従来のガンシューみたく「敵と人質の容姿が明らかに違う」という差別化が少なく、一見ではオスメスの容姿が同じものに見えてしまう。
- 
さらに困った事に、オスとメスが入り乱れて出現する場面がほとんどなので、「誤射するとスコア減算・撃ち逃がすとスコア入らず」の板挟みとなる。
- 
オスメスの判別をするには、あらかじめ動物の配置箇所を記憶するか、念入りに凝視して判断するしかない。
 
 
- 
一部の動物が確認し辛い
- 
広大なアフリカの台地が舞台である本作だが、リアルに広大さが表現されている影響で、ステージ内における動物の位置が分かりにくい場面が多い。
- 
「背景と動物が溶け込んでいる」「動物がミクロサイズと化している」といった局面に遭遇しやすい。特に通常サイズの3DS本体でプレイするとより深刻な問題となる。
- 
一応はサングラスアイコンでズームインするという手段で問題の多くが解決できるが、ズームに入りきらない動物の対処が困難になるというリスクがある。
- 
各ステージにおける金メダル獲得のスコアハードルが高めに設定されており、この確認し辛い動物達を的確に狙撃しないと金メダルクリアがほぼ絶望的というステージも少なくない。
 
 
総評
テヨン製としては比較的アクが少なく作り込まれており、その完成度はなかなかに高い。
要は「ハンティング気分で動物を狙撃する」だけというシンプルな内容だが、ガンシューティング好きならば無難に楽しめるのではないだろうか。
最終更新:2021年12月13日 15:33