ジョニーの脱出大作戦
【じょにーのだっしゅつだいさくせん】
| ジャンル | 脱出アドベンチャー |  
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| 対応機種 | ニンテンドーDS | 
| 発売・開発元 | サクセス | 
| 発売日 | 2008年8月28日 | 
| 定価 | 2,800円(税別) | 
| レーティング | CERO:A (全年齢対象) | 
| 判定 | なし | 
| ポイント | ステージ数も、脱出への手数もボリューム不足 | 
 
概要
ストーリー
トレジャーハンターのジョニーは空腹に耐えていた。トレジャーハンターと言っても実情は無職と変わらず、糊口をしのぐための日銭稼ぎの毎日だった。
そんなジョニーの元にスタンレーという人物が依頼に来たが、彼の口の悪さに立腹したジョニーはスタンレーを追い返してしまう。
しかし、既に食い詰めているジョニーは思い直し、依頼を受けるべくスタンレーの屋敷へと足を運んだのだった。
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なお、上記のストーリーについては取説には記載されているもののゲーム内では表現されず、唐突にスタンレーの屋敷から始まる。
評価点
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ストーリーがある
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前作の『クリムゾン・ルーム』がネット上にあるフラッシュゲームの脈絡のない寄せ集めだったのに対し、本作ではストーリーが付いたことでプレイヤーのモチベーションが上がりやすい。
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ただし『THE 密室からの脱出シリーズ』にもストーリーは有り、むしろ当時のトレンド的にはストーリーがあって当然なのかもしれない。
 
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中断セーブ機能がある
問題点
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ボリューム不足
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チュートリアルを含めた5ステージしか無い。
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しかも、脱出までに必要な手数も多くなく、もの足りない。
 
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操作性が悪い
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見る方向を変えるための矢印アイコンが特にクリックの反応が悪い。アイコンの表示部分より当たり判定のほうが小さい。
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アイテム画面のアイテムも非常に当たり判定が狭く、鉄パイプなど細いものはクリックしにくい。
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アイテム合成はアイテム上に別のアイテムをドラッグする必要があるが、ドロップ先の正解判定も狭く、さらに操作しにくい。
 
 
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ヒントが出すぎる
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アイテム画面でアイテムをクリックすると、かなり的確なヒントが出る事が多い。
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見ないようにしたくても、アイテム合成をする場合はヒントを出し尽くした後でないと合成させてくれない。
 
総評
当時のブームに乗った脱出ゲームだが、当時の同価格帯の同種のゲームと比べてもかなり残念なボリュームである。
脱出の仕掛けは奇問はないものの良く練られているというレベルでもなく、脱出までの手数も少な目で、しかもアイテムクリックの操作性が悪く、値段相応とは到底言いがたい。
ストーリーも最後の面だけ話が飛んでおり、企画段階ではもう少しステージがあったのではないかと推測されるが、どちらにせよ結果的に取ってつけたエンドの様な出来になってしまっている。
最終更新:2021年06月20日 13:58