【らっしんぐびーとしゅら】
ジャンル | ベルトスクロールアクション | ![]() 裏を見る |
対応機種 | スーパーファミコン | |
メディア | 16MbitROMカートリッジ | |
発売・開発元 | ジャレコ | |
発売日 | 1993年12月17日 | |
定価 | 9,700円(税別) | |
プレイ人数 |
1~2人(通常モード) 2~4人(対戦モード) |
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配信 | プロジェクトEGG:2011年5月24日/500円(税別) | |
判定 | なし | |
ポイント |
会話デモやステージ分岐などシナリオ面での強化 半面アクション性が低下 |
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中間レポート DEC.17 マリア・ノートン
数百件にのぼる「誘拐事件」が世間をさわがせている昨今、ある大衆紙に報じられた謎の生物。この「未確認生物」の存在は、世間では、よくあるまゆつばものの噂のひとつとして、一笑に伏されていた。
そして、治安維持軍と称する「武力集団」の横行。
この一見無関係な3つの事柄をつなぐ1本のライン。
それは、未確認生物の処理に手を焼いていた政府に、武器の援助をし、新兵器開発の提案書を提示した男。ご存知、軍需産業で急成長した企業「ダグラスモーター」(以下DM社)の現社長クルムバッハである。
ここまでは、私と同じルポライターであれば、誰しも思うところであろう。
現時点で私のつかんでいる情報を、以下に述べよう。
DM社が提案した新兵器「メタルフレーム」の開発に合意した政府は、「クローン事件」後、放置されていたネオシスコ湾内の人工島を開発工場に選び、資金と設備の両方を保障することになった。
これを契機に、DM社は急成長したのである。
このDM社の前身、「ダグラスメディカル社」という製薬会社には、かつてネオシスコに蔓延した新種の覚醒剤「ジーカス」の発見者バークレイ博士も所属していた。
この博士の研究論文は、簡単にいうとジーカスの能力覚醒効果とDNAへの影響についてだった。
ここからは私の推測になる。
5年ほど前に壊滅した犯罪組織ジョウカルは、ジーカスによって戦闘力を強化された人間を作り出していた。
そのように強化された人間を兵器として売り出すこと。
それが、DM社の目的ではないだろうか。
実験体を「誘拐」し、ジーカスの実験によって生み出された失敗作が「未確認生物」であり、政府からの援助を得るためそれを利用したと考えれば、すべてはクルムバッハの計画ということでつじつまが合う。
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バークレイ博士には、孫娘がいたはず。彼女の行方を捜せばなにか手掛かりがつかめるかも知れない。
誘拐事件容疑者とされていた男ジミー・ハーガンの釈放後の足取りも追ってみなければ。ジーカスが、ある戦場で使われたという情報も入ってきたし。取材すべきことはイヤになるほど残ってる。
5年前で、ジーカスの悪夢は、終わったと思っていたのに………。
(※説明書のプロローグより抜粋)
+ | 6人のキャラクター |
攻撃手段も増え、前作の不満点をいくつも改良した本作は一見スマートではあるが、それゆえに前作の最大の評価点である派手なアクション性を失ってしまったのは大きい。シナリオ面の強化と引き換えにアクション性を犠牲にしてしまったとみる事もできるだろう。
しかし、決して駄作ではない。多彩なシナリオ分岐と豊かなストーリー性、地味だがしっかりとまとまっているアクションなど、よく作り込んである佳作である。
投げゲーではあるが難易度が低くとっつきやすいので、ベルトスクロールアクション初心者にはいい作品かもしれない。
ナニ考えてるか、全然分かんない人。
ニッポンでニンジャの修行をしたそうな。
(原文ママ)