このページでは、オリジナルの『Rance III -リーザス陥落-』と、リメイク版『ランス03 リーザス陥落』(判定はどちらも 良作 )を併せて紹介する。
【らんすさん りーざすかんらく】
ジャンル | RPG+ADV | ![]() |
対応機種 |
PC-9801 PC-88VA X68000 FM TOWNS Windows 95(*1) |
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発売・開発元 | アリスソフト | |
発売日 | 1991年11月 | |
定価 | 6,800円 | |
レーティング | アダルトゲーム | |
判定 | 良作 | |
ポイント |
世界観が壮大に 笑える所もあるが骨太なシナリオ フェリス無双 |
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Ranceシリーズリンク |
1991年に発表されたランスシリーズ第3作目。 従来のRPGから一線を画したシナリオと、アダルトゲームながら一定のクオリティが確保されたゲーム性によりアリスソフト及びランスシリーズの名を広く知らしめることになった一作。
LP2年、4月。
その日、東の大国リーザスの王都が陥落した。
侵攻軍は、皇子パットン率いる北の軍事大国ヘルマンの精鋭たち。
そして何人にも傷つけられぬ、
他を冠絶する力を持つ存在――魔人。
城は瞬く間に制圧され、
指揮を執るべき王女リアは囚われの身となった。
――リーザス、滅亡。
一夜にして過去の存在と成り果てたリーザスから、
ひとりの忍者が落ち延びていた。
手にするのはリーザスの国宝。
そして、王女からの最後の伝言。
一握りの最後の希望を抱えて向かう先は…
西の自由都市、アイス。
美女の事しか頭にない、あの鬼畜戦士の許だった。
壮大な世界観とランスらしい無茶苦茶ぶりが両立した名作。
もちろん現代の観点から言うと粗は見られるが、1991年時点においては本作が与えた衝撃は大きく、ストーリー性の強い美少女作品のはしりとなった。
現在は配布フリー宣言により無料で遊べるが、導入に手間がかかり絵・UIともに昨今のゲームと比べると
さすがに時代を感じるので今から遊ぼうというプレーヤーには下記リメイク版を勧めたい。
【らんすぜろすりー りーざすかんらく】
ジャンル | RPG+ADV | ![]() |
対応機種 |
Windows 7/8(パッケージ/DL版) iOS / Android / MacOS / Windows(OOParts) |
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発売・開発元 | アリスソフト | |
発売日 | 2015年8月28日 | |
定価 |
パッケージ版:8,800円 ダウンロード版:6,800円(共に税別) |
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レーティング | アダルトゲーム | |
判定 | 良作 | |
ポイント |
下馬評を覆したボイス導入 シナリオ・CGは好評 戦闘・ボリューム面が物足りない |
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Ranceシリーズリンク |
アリスソフト及びランスシリーズの名を広く知らしめることになった『Rance III -リーザス陥落-』(以下原作)の24年ぶりのリメイク作。
初代ランスのリメイク作品である『01』のシステムを流用し作られており、『01』同様現行設定に合わせた各種変更点があるが、
最大の変更点としてランスシリーズとしては初めてフルボイスとなることが発売前から大きな話題となった。
リメイク作品として押さえるところは押さえており、シナリオ・CG面は好評で、最大の懸念事項だったボイス導入に関しても多くの人に受け入れられたという点では良作でランスシリーズのファンならばぜひおススメする。
ただしアリスソフト製フルプライスゲーとしてはやや完成度に疑問符がつく部分もあり、「遊び」の面を期待して買うと気持ち物足りないかもしれない。
それでも他社製のフルプライスゲーに比べれば勝ってるポイントはちゃんとあるので、シリーズファン以外の人も主人公のキャラを受け入れられるのであれば買って損はしないと言える。