【とうきょうくらんぷーる】
ジャンル | DRPG革命DRPG | ![]() 通常版 |
![]() 限定版 |
対応機種 | プレイステーション・ヴィータ | ||
発売元 | コンパイルハート | ||
開発元 |
ゼロディブ コンパイルハート |
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発売日 | 2017年10月5日 | ||
定価 |
通常版:7,344円 / 限定版:9,504円 ダウンロード版:6,480円(各税8%込) |
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レーティング | CERO:D(17才以上対象) | ||
判定 | なし | ||
ポイント |
女性総理大臣 兼 超能力少女が主人公 カスタマイズ自在なチーム・ギインドールズ 探索用&戦闘用スキルが充実の近未来DRPG |
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コンパイルハートWizライク系列 限界凸記 モエロクロニクル / 限界凸起 モエロクリスタル / メイQノ地下ニ死ス / 神獄塔 メアリスケルター 塔亰Clanpool / 神獄塔 メアリスケルター2 / 神獄塔 メアリスケルターFinale |
『電パイル』(*1)という新規シリーズに括られて展開されたコンパイルハートの3DダンジョンRPG最新作。
公称ジャンルは「DRPG革命DRPG」。略称は塔クラ。相変わらず発売時点ではヴィータ専売タイトルとしての登場である。
キャラクターデザインは、これまで『ネプテューヌシリーズ』の特典グッズなどを担当してきた、コンパイルハートのまなみつ氏がメインで担当。
官房長官など闘える役職者を集めた「チーム・ギインドールズ」なる4人組の美少女がメインキャラとなっており、
その中でも総理大臣である「神貫ナツメ」を主人公として、現実世界に現れた謎のダンジョン「黒界議事塔」を攻略していく。
DRPGとしての前作『神獄塔 メアリスケルター』と同じく、発売前は電撃PlayStation誌上で前日譚小説が連載された。
しかしスタッフは『メイQノ地下ニ死ス』のように、田内智樹氏がディレクター&コンパイルハートの北野誠氏がプロデューサーという顔合わせで、
実際のゲーム性的にも『メアリ』ではなく、『メイQ』のほうをブラッシュアップしたものとなっている。『メイQ』と一部のスキル名も共通。
イメージ的には、魔械士とガーディアンを分けず、すべて4人のメインキャラに役割を統合させたものである。
また、コンパイルハートのゲームでは割とあることだが、過去作のシステムの一部を導入しつつもそれでいて世界観は独立している。
近未来のトウキョウ上空に突如出現した謎の逆さ都市群。
都市群から伸びた塔が国会議事堂とつながって魔塔「黒界議事塔」(こっかいぎじとう)と化し、それを伝って魔物が街に溢れ出した。
壊滅的打撃を受け外界から隔絶されたニホンが、崩壊した政府の建て直しと共に魔物に対抗すべく打ち立てた新たな組織。
それが「電脳戦術内閣」(でんのうせんじゅつないかく)である。
新内閣の初代総理大臣に就任した少女は、敵の中枢を叩くべく黒界議事塔への進軍を決意。
「戦う総理」として内閣を率い、国民の信任を背に黒界議事塔に挑む!!
(※公式サイトより抜粋)
ちなみに実際のストーリーでは、「黒界議事塔」の出現前から魔物が散発的に出現していたことになっている。
そのため「黒界議事塔」の出現前にニホンは大打撃を受けているし、それを受け「電脳戦術内閣」も既に立ち上がっており、前後が逆である。
それなりに多い。幾らかネタバレの内容あり。
+ | 味方(電脳戦術内閣) |
+ | 敵(黒界人) |
+ | こんな格好で戦う様子を国民に見せつけるギインドールズの皆さん(スクリーンショット) |
ショップなど平凡なものは省略。
【下級】 | ブレイブスキン | パワースキン | マジカルスキン | エンジェルスキン |
【中級】 | G-ブレイブスキン* | T-パワースキン* | (無し) | E-エンジェルスキン* |
【上級】 | パラディンスキン | ガーディアンスキン | ダークナイトスキン | メイドスキン* |
【特殊】 | ハッカースキン | マイクロビキニスキン* | (無し) |
+ | (スクリーンショット) |
そして、いちゃもんに近い敵側の動機
+ | ネタバレ注意 |
見所は多々有るが、あらゆる戦闘が(ラスボス・裏ボス含め)ほぼワンパンで沈むという、絶望的なまでの難易度の低さが単調感を生んでしまう。
結果として、レンリツやシジリツの上下など、一部のシステムも死んでしまっている。
素の状態ですらプレイヤーが負けることがないので、わざわざ試すまでもなく、試したところで更なるメリットが転がり込みもはや駆け引きも何も無い。
そして、現状を補えるほどキャラやシナリオに魅力を感じられるかというと、収録されているイベントの総数からしてそれも怪しいところである。
各システムのうち、一つや二つを縛ろうが攻略にはまったく差し支えない。
逆に開き直って「自分好みのスタイルで遊べるDRPG」と見なす分には可能性を窺える一作。
探索についてはもともと独特なものがあるし、敵の異様な弱さに対して、こちらがそれに合わせてやれば互角の勝負はできる。十分楽しめるかはプレイヤーの工夫次第だろう。