【ふぁいなるふぁいとつー】
ジャンル | ベルトスクロールアクション | |
対応機種 | スーパーファミコン | |
メディア | 10MbitROMカートリッジ | |
発売元 | カプコン | |
開発元 |
カプコン サン・テック |
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発売日 | 1993年5月22日 | |
価格 | 9,000円(税抜) | |
レーティング | 【VC】CERO:B(12歳以上対象) | |
配信 |
バーチャルコンソール 【WiiU】2014年8月27日/823円 【New3DS】2016年11月21日/823円 |
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書換 |
ニンテンドウパワー 1997年12月1日/1,000円/F×3・B×0 |
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判定 | なし | |
ポイント |
前作SFC版で不可能だった2人同時プレイが可能になった 難易度の低下で間口は広がった 前作からの変化が少なく、経験者にはやや物足りない感も 全体的に攻撃力が下がり、プレイ時間が増加 |
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ファイナルファイトシリーズ |
前作『ファイナルファイト』でコーディー、ガイ、ハガーの3人の活躍によって壊滅させられたマッドギア。
その残党が彼らに復讐するべく、ガイの婚約者であるレナと、レナの父にしてガイの師匠である源柳斎を誘拐。
その2人をハガーとレナの妹であるマキ、そしてたまたま居候していたカルロス・宮本の3人が救出しに行くベルトスクロールアクションゲーム。
あの『ファイナルファイト』の続編が家で遊べるということで、発売前にはテレビCMも放送されるなど、ファンの期待はかなり高かった。
本作はカプコン内製でなく外注であり、初代のキャラクターデザインやドットデザインを担当した安田朗はカルロス宮本のデザイン以外には関わっていない。詳しくは「余談」の項参照。
+ | プレイヤーキャラクター一覧 |
+ | ネタばれ |
前作があまりにも有名だった事、変化が乏しい事、爽快感や迫力の減少などが原因で、「ファイナルファイトの続編」として期待していたユーザー層にとっては物足りない内容になってしまったのは否めない。当時の評価は芳しいものとは言えず、かなりの本数が出回ったことからワゴンセール率も高くなってしまった。
しかしSFC用に作られた単品のベルトスクロールアクションとしては良質の作品であり、これと言った致命的なバグもない。
なんといっても、今作の大きな魅力は、前作に比べて難易度が低下したことと、2人同時プレイが出来るようになったことだろう。
これによって遊びやすくなり、プレイヤーの間口は前作より広がったと言える。ベルトスクロール初心者や、2人プレイで盛り上がりたいプレイヤーにお勧めできる作品である。
*1 連続攻撃の最終段の2発前でわざと振り向いて次の攻撃を空振りし、再び一発目から連続攻撃を当てるテクニック。これを完璧なタイミングで繰り返せば全ての敵を倒すまで一方的に攻撃し続けられる。ただしハガーでやるのは非常に難しい。
*2 敵の同時出現数が最大10人であり、工場出荷時設定だと残機1人だけで、エクステンド1回のみ
*3 例えば、本作のラウンド2(フランス)とラウンド5(イタリア)では前作のエルガドを続投、ラウンド6(日本)では侍や忍者のキャラクターなど…といった具合に。
*4 前作のSFC版『1』と『ガイ』では、ハガーの音を重くすることで差別化が図られている。
*5 現実に即して考えてみれば、木製の武器が鉄製のそれよりも威力が高いという事はありえない。したがって、説明書の記載内容は誇張を通り越して、完全な誤りであると言える。
*6 前作では純粋なハッピーエンドとは言い難い意味深な終わり方をしていた。
*7 前作の業務用でも同じ仕様となっており、『ONE』にてプレイヤー同士のやられ判定は削除された。
*8 ちなみにマリーとエリザは「シャドルー格闘家研究所」にて正真正銘の女性だと明かされたが、同時に「レオンはマリーの兄」で「エリザとロバートは双子の姉弟」という別の意味でのネタ設定が付加されている。