【せいけんでんせつでぃーえす ちるどれんおぶまな】
ジャンル | アクションRPG | ![]() |
対応機種 | ニンテンドーDS | |
発売元 | スクウェア・エニックス | |
開発元 | ネクスエンタテインメント | |
発売日 | 2006年3月2日 | |
定価 | 4,800円(税別) | |
プレイ人数 | 1~4人 | |
セーブデータ | 3個 | |
レーティング | CERO:全年齢対象 | |
判定 | なし | |
ポイント |
とにかく単調な作業ゲー ストーリーやボリュームも薄い マルチプレイをしないと終始一人旅 BGMやグラフィックだけは高評価 |
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聖剣伝説シリーズ |
「聖剣伝説プロジェクト」第1弾となるソフトにして、DS初の『聖剣伝説』シリーズ。開発はネクスエンタテイメントが担当している。
約9ヶ月後に発売されることになる『聖剣伝説4』と並行して開発されており、時系列上でも『4』の10年後を描いた作品という繋がりがある。
ストーリー
それは遠い遠い昔の物語。
世界の中心にある島、イルージャ。島の中央には、太古の昔から天をも貫くほどの巨大な樹がそびえ立っていた。
その昔、イルージャを中心に世界を巻き込む大厄災が起きたとき幾多の生命が失われ、混乱と悲しみに包まれた世界を救ったのは
一人の少年と一人の少女、そして一振りの聖なる剣であったという。
時が流れ、いま―――
平和になった世界には、聖なる剣と巨大な樹が残り、それらはいつしか“マナの剣”“マナの樹”と呼ばれるようになったという。
そして、マナの樹を愛する人々が再びこのイルージャに集い、世界はマナの樹を中心に、ゆるやかだが確実に再生への道を歩み始めていた。
これから語られるのは、誕生して間もないマナの女神と聖なる剣、そしてマナの樹の元に集った子供たちの物語。 “マナ”を巡る新たな運命の物語が始まろうとしている。
+ | 詳細 |
とにかく薄い、この一言に尽きる。
爽快な戦闘は「ダンジョンの代わり映えのなさ・武器の少なさ・魔法の使い勝手の悪さ・マルチプレイなしの一人旅での単調さ」に。
ジェムによる強化システムは「それ自体の練りこみ不足」に。
そして、魅力的なデザインやグラフィックは「短いのに分かり辛いストーリー」に足を引っ張られ、折角の評価点を生かせず仕舞いとなってしまった。
当wikiにおいてクソゲー評価を下されるような作品群とは異なり、大きなバグなどもなく普通に遊べる出来ではある。
とはいえ、全体的な単調さは否定できず「グラフィックやBGM、アニメーションのみが取り柄の作業ゲー(雰囲気ゲー)」という評価に落ち着いてしまっている。
本作もまた、『4』と共にスクエニの看板シリーズが転落する一翼を担ってしまった一作であるのは間違いないだろう。
*1 専用武器はソードが多く、専用ジェムの効果もソード向けとなっている。また、パッケージイラストではフリックがソード、タンブルがボウを携えている。
*2 レベル1で約10秒、レベル2で約15秒、レベル3で約20秒。
*3 正確には地形パターンを入れ替える「シャッフルダンジョン」に近い。また、マップチップは本編のダンジョンとほぼ同じ。
*4 不吉な伝承に名を残す、過去の大事件で暗躍していた、味方サイドの仇である、忠誠心の高い配下を従える、など。
*5 威力高め・中射程・幅約2マス・吹き飛ばし効果あり。無消費かつ自動で放つため扱いやすく、有害な障害物も安全に処理できる。
*6 作中では「災禍」「災厄」と呼称される。
*7 後から情報料を取られた結果、妥当な報酬額に落ち着く