ONE PIECE GRAND CRUISE
【わんぴーすぐらんどくるーず】
| ジャンル | 海賊体験アクション |  | 
| 対応機種 | プレイステーション4 | 
| 発売元 | バンダイナムコエンターテインメント | 
| 開発元 | スパイク・チュンソフト | 
| 発売日 | 2018年5月24日 | 
| 定価 | 926円+税 | 
| プレイ人数 | 1人 | 
| レーティング | CERO:B(12才以上対象) | 
| 判定 | なし | 
| 備考 | PlayStation VR専用ソフト PS Moveコントローラー対応
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| ポイント | VRで麦わらの一味に加入できる 薄すぎるゲーム性とボリューム
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| ONE PIECEシリーズ | 
 
概要
大人気漫画『ワンピース』のVRゲーム。
2017年にテーマパーク「東京ワンピースタワー」で『ONE PIECE GRAND CRUISE TRIAL ZONE』として先行体験できたゲームであり、本作はそれのPSVR移植版となる。
特徴
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プレイヤーは麦わらの一味の一員となってキャラクターたちと交流することができる。
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コミュニケーションパート
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麦わらの一味とコミュニケーションを取ることができる。
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質問をされた場合は「YES」と「NO」の選択に視線を合わせて回答する。
 
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シューティングパート
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大砲を使って海軍やクラーケンと戦う。
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操作方法はスティックは使わず、コントローラーそのものを動かして狙いを定める。
 
 
問題点
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ボリュームが少ない
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価格相応とも捉えることもできるが、ボリュームが少ない。
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できるモードは大砲で海軍と戦うか、クラーケンと戦うかのたった2つ。モードの選択で会話も変わるが、それでも少ない。
 
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ゲーム性も薄い
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大砲を操作するシューティングパートは、はっきり言って単調。
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下手にゲーム性を加えるくらいだったらキャラクターとのコミュニケーションを重視したゲームデザインにした方がよかったのでは?とも思う。
 
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1人用ゲームなのにシューティングパートでは、他にもプレイヤーがいるような描写があり違和感がある。
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これはおそらく「東京ワンピースタワー」での先行体験版では8人まで同時プレイできる仕様だった名残と思われる。
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家庭用VRの普及率を考えると多人数プレイに対応するのは難しいので仕方ない面もあるだろうが…。
 
評価点
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数少ないワンピースのVRゲームであること
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ワンピースのVRゲームは家庭用に限った場合2019年時点で本作のみ。そもそも漫画やアニメが原作の作品のVRゲーム化自体珍しいので、その点では貴重と言える。
 
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キャラゲーとしてはそれなりに好評
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キャラクターのモデリングの出来は悪くなく、ナミのような乳房の大きい女性キャラなどもちゃんと再現されている。
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キャラの背丈もしっかりと再現されており、設定上は身長266cmあるブルックや、3m近くあるドフラミンゴとVRで対峙してみるとでかく感じる。
 
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プレイヤーの性別を女性にしてサンジと会話すると優しくしてくれるなど、原作設定を尊重した要素もあり、キャラゲーとしての最低限の出来は保っている。
 
総評
VRで麦わらの一味とコミュニケーションが取れることは、『ワンピース』ファンからは嬉しい点であり、キャラゲーとしては十分魅力的ではある。
しかしゲームとしてはボリューム不足とゲーム性の薄さが目立ち、『ワンピース』を知らない人からは不満が出ても仕方のない内容とも言える。
価格自体は約1,000円と安めで、『ワンピース』のキャラクターとのコミュニケーション自体は好評なので、ワンピースファンならば買ってもよいかもしれない。
最終更新:2022年06月22日 15:35