鯉 - KOI
【こい】
| ジャンル | アドベンチャー |  | 
| 対応機種 | プレイステーション4 Nintendo Switch
 Windows7,8,10(Steam)
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| メディア | ダウンロード | 
| 発売元 | 【PS4】PLAYISM 【Switch】フライハイワークス
 【Win】Dotoyou games
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| 開発元 | Dotoyou games | 
| 発売日 | 【PS4】2017年4月27日 【Switch】2017年10月15日
 【Win】2019年2月22日
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| 定価(税込) | 【PS4】980円 【Switch】500円
 【Win】100円
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| プレイ人数 | 1人 | 
| レーティング | CERO:A(全年齢対象) | 
| セーブデータ | 1個 | 
| 判定 | なし | 
| ポイント | 序盤マップには癒し効果あり | 
 
概要
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中国発のインディーズゲーム。
水面を真上から見下ろしたような2Dマップを舞台に、一匹の鯉を操作。仲間を引き連れて花を咲かせるのが本作の目的。
システム
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鯉がとれる行動は大きく分けて、泳ぐ、花を咲かせるの2通り。
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色のついた鯉の近くを通るとついてくる。お供の鯉と同じ色をした花のもとに導くことで花を咲かせることができる。
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お供となる鯉や花のある方角を矢印で確認する機能もある。
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基本的には全部で8ステージ。とある行動をとることで、隠しステージが解放される。
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敵や障害物も存在
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こちらを発見すると直線的に突進してくる黒い魚、一定間隔で近くに放電するプラグ、一定間隔で発生する急流などがある。
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操作している鯉に体力といったパラメータは用意されていないので、いくらダメージを受けたところでゲームオーバーとはならないものの、魚の突進や放電にぶつかると一定時間自由に身動きが取れなくなる。
 
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収集要素
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攻略するステージの隅や物陰に、パズルのピースや星型のアイテムが散在している。1ステージに4つずつ。
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パズルのピースを4つそろえるとひとつの絵が完成し、本作の世界観に迫る物語を見ることができる。
 
評価点
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色彩と音響
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序盤のステージとなる池や川には絶えず雫がしたたっており、心地よい水滴音を楽しめる。
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鯉の色があざやか。水面の青、木々の緑に対してコントラストが映える。
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琴やピアノを用いたBGMも風流。コントローラーが魚の泳ぎや水しぶきに反応してバイブレーションするといった演出もある。
 
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メリハリのあるゲーム構成
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だだっ広い水域を泳ぐだけでなく、流れが急な河川を下っていったりにごった水域を潜行したりと、ゲームの様相に変化がある。
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絵合わせパズルや神経衰弱といったミニゲームも挟まれる。ただ鯉を操作して、マップを動き回るゲームに収まってはいない。
 
賛否両論点
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難易度はかなり低い
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敵やダメージギミックこそあるが、当たったところで一定時間自由に身動きが取れなくなるだけでありゲームオーバーがない。
 
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環境破壊というテーマを取り入れていること
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人間がもたらした汚染に立ち向かうというテーマがあるため、中盤以降は怖かったり荒涼としたマップが登場する。
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ゲームとしては面白みがあるともいえるのだが、癒し効果は弱まってしまっている。
 
問題点
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終盤の広すぎるマップ
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8つめのステージ「星の湖」は、幻想的で美しいマップなのだが異様に広い。特徴的な地形も少なく非常に迷いやすい。
 
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ショートするプラグの判定が理不尽
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狭い道でプラグがショートしていることがあり、避けて通るのが至難の業。
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感電したところでゲームオーバーになったりはしないが、一定時間鯉の動きが非常に鈍くなってしまうのでストレスフルである。
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操作している鯉が感電を回避しても、お供に引き連れている鯉も感電することがある。お供が感電するとその場にとどまってしまう。
 
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ボリューム不足
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値段相応ともいえるのだが、クリアするだけであれば1時間程度のボリュームである。
 
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収集要素が人によっては面倒くさい
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パズルのピースと星型アイテムの収集は、本作のやりこみ要素となっているのだが、マップの広さが手伝って頭を使うというよりは広いマップをただたださまようだけのゲームになりかねない。
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葉っぱの裏といった嫌らしい位置に隠されていることもある。
 
総評
鯉を主人公とした探索型ADVゲーム。風流なBGMと音響、鯉と水がおりなす色鮮やかな世界観だけでなく、人間がもたらした環境汚染もテーマとしている。単純な癒しゲームではなく、激しい側面も持つことが特徴。
最終更新:2021年06月21日 20:29