もっと!スティッチ!DS リズムでラクガキ大作戦♪
【もっとすてぃっちでぃーえす りずむでらくがきだいさくせん】
| ジャンル | リズム・アドベンチャー |  
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| 対応機種 | ニンテンドーDS | 
| メディア | DSカード | 
| 発売元 | ディズニーインタラクティブ | 
| 開発元 | キャトルコール | 
| 発売日 | 2010年11月18日 | 
| 定価 | 5,040円(税5%込) | 
| プレイ人数 | 1~2人 | 
| セーブデータ | 1個 | 
| レーティング | CERO:A(全年齢対象) | 
| 判定 | なし | 
| ポイント | 前作よりもボリューム増加 幼児向けのイルミネーション演出
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| ディズニーシリーズリンク | 
 
あらすじ
悪の科学者、ハムスター・ヴィールはスティッチに埋め込まれたパワーチップを入手し、宇宙征服をもくろんでいた。
作戦の準備のため、そしてスティッチをおびき出すべく様々な星のエネルギーを奪いだしたヴィール。
スティッチはジャンバの発明品である「ピッカリメーカー」を手に、ヴィールや彼にあやつられたスティッチのイトコたちとの対決がはじまる。
システム
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リズムゲーがベース。流れてくる音符にタッチやスライド操作をすることで、背景でスティッチといった登場人物が冒険や時にはアクションを繰り出す。
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前作と類似する部分もあるのでこちらも参照。
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スライド操作はない。音符を正しいタイミングでさばけばポイントになり、ミスを繰り返すと楽曲のクリアができずに失敗となる。
操作方法
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タッチプレイ操作の場合
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右から流れてくる音符・シャボン玉が、キャラと重なり出すタイミングでタッチする。
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「↑」「↓」の記号とキャラが重なり出すタイミングでタッチペンを指定された方向にスライド。
 
ボタンプレイ
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「A」「B」「↑」「↓」の4種類の音符が流れてくるので、タイミングよく「A」「B」「十字キー」を押す必要がある。
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シャボン玉のような音符はタイミングさえあっていればどのボタンを押してもいい。
変更点・新要素
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光るシャボン玉のような音符のタッチ連続成功するとかわいい光の絵が登場する。
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フルーツの入ったバスケットをタッチするとフルーツが周囲にばらまかれる。フルーツは連打で回収できポイントとなる。
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曲が流れている最中、下画面にスライドタッチをすると、「ピッカリメーカー」によるラクガキができる。ラクガキはネオンのような書き跡となり、しばらくの間スティッチたちが歩く背景を漂い続ける。
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曲のとある場面で、指定された絵を描かないといけない場合もある。
 
各種モード
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ストーリープレイ
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本作にあわせて作られた8つのオリジナルストーリが繰り広げられる。
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うちゅうにへいわをとりもどせ、プリーリーおおあわて、エンジェルのたのしいおでかけ、スティッチ イトコさがす!、ルーベンのスペシャルサンド、スティッチのうちゅうへゴーの8つ。ストーリーに応じて操作できるキャラもかわる。
 
 
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ストーリープレイクリア後
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フリープレイ、チャレンジプレイが開放される。
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チャレンジプレイをクリアするとリズム感レベルが上がっていく。
 
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リズム感レベル
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本作のやりこみ要素。ストーリープレイの進捗にしたがって次第にあがっていく。クリア後はチャレンジプレイの1曲1曲をクリアすることであがっていく。
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リズム感レベル上昇によって、スティッチたちに着せられる服の種類が増えていく。
 
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難易度調整
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かんたん、ふつう、むずかしいの3つに分けられている。
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かんたんはタッチが多少早くても成功の扱いにされ、連打タッチあるいはボタン連打でもパーフェクトが狙える難易度である。
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ふつう、むずかしいの場合、音符をさばくタイミングが早すぎても遅すぎても駄目になる。むずかしいの場合、さばかなくてはならない音符の数が増える。
 
 
評価点
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ボリュームの増加
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ストーリープレイクリア後も、チャレンジプレイで「リズム感プレイ」をあげていく旅が始まる。
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前作は10曲程度であったが、本作ではプレイできる楽曲が25曲に増加。
 
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前作よりもより幼児を意識した演出
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寸劇でキャラがしゃべるようになり賑やかになったものの、前作の紙芝居の時の方がグラフィックとしてのクオリティは高かった。
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ゲーム中に線をなぞるとしばらくその線がネオン調に光りだして背景を漂い続けるため、より幼児受けのデザインとなった。
 
賛否両論点
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背景に徹していたサブキャラもボイスをしゃべるようになり、純粋に音楽を楽しむゲームではなくなった。
問題点
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ストーリーは前作以上に適当
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「うちゅうにへいわをとりもどせ」で15話にわたってスティッチとハムスター・ヴィールの戦いが描かれるが、その後の数話はスティッチ以外のキャラが宇宙をすこし冒険する小話。
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前作ほど不遇なことにはなっていないが、エンジェルは今作でもやや空気なキャラになっている。
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相変わらすユウナは登場しない。
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リロ&スティッチやスティッチ!で友達となったイトコたちも普通に敵として登場するので、いわゆるifストーリーになっている。前作のお話とも無関係。
 
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音ゲー内容に関して
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説明では「音符とスティッチが重なったらタッチorボタンを押す」とは言っているものの、実際はそれよりも食い気味に操作しないとミスになる。
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視覚情報としての音符配置はあまり過信せず、本作のBGMを流しつつリズムに沿ってタッチorボタン操作をすると失敗が少ない。
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ただ音楽もすべての場合で参考になることも無い。音符さばきを失敗すると曲が止まって無音となってしまうので、次の音符でも失敗しやすくなる。難易度「むずかしい」では無音でもある程度音符をただしタイミングで裁ける練習が必要。
 
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やりこみ量に対して、曲のバリエーションがすくない
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チャレンジプレイでこなすことになる曲の内容が、ストーリープレイ時の使いまわし。
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難易度操作の意味がとくにない。難易度「むずかしい」でクリアしてもチャレンジフラッグは1本しかもらえない。
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一応、チャレンジプレイを1周分すべてクリアすると2周目が開放され、そこでは難易度が高いverを楽しむことはできる。
 
 
総評
操作性に関しては前作と大方同じ。楽曲は前作よりも増えたものの、曲のバリエーション自体は少なく依然として音ゲーとしては物足りない印象。その他イルミネーションを使った新要素も搭載。ゲームデザインとしてはより幼児向けとなった。
最終更新:2020年07月19日 13:46