ラビ×ラビ パズルアウトストーリーズ
【らびらび ぱずるあうとすとーりーず】
| ジャンル | アクションパズル |  
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| 対応機種 | プレイステーション・ヴィータ Nintendo Switch
 プレイステーション4
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| 発売・開発元 | シルバースタージャパン | 
| 発売日 | 【PSV】2017年7月20日 【Switch/PS4】2018年5月24日
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| 定価(税抜) | パッケージ/ダウンロード 【PSV】4,800円/4,320円
 【Switch/PS4】3,800円/3,420円
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| プレイ人数 | 1人 | 
| レーティング | CERO:A(全年齢対象) | 
| 判定 | なし | 
| ポイント | 『ラビ×ラビ』4作品をリメイク バランス良く充実したサポート
 原作と比較するとやや割高
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| ラビ×ラビシリーズ | 
 
概要
DSiウェアと3DSダウンロードソフトとして販売されてきた『ラビ×ラビ』シリーズ4作品をリメイクして、PSV/Switch/PS4にカップリング移植した作品。
特徴・変更点
※基本的なルール・システムは『アクションパズル ラビ×ラビ』『ラビラビ外伝 Witch's Cat』の記事を参照。
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グラフィックがドット絵だったDSiウェア版はもちろん、元からイラストだった3DS版も新しいイラストに一新された。
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リリの自爆時に破壊できる範囲が表示されるようになった。
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クリアまでのお手本が見られるデモプレイの追加。
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デモプレイは『えぴそーど3』にて登場した「おてほん」とほぼ同様の機能。今作発売にあたり、新たに過去作にも実装される事になった。
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なお、今作のデモプレイは『えぴそーど3』の「おてほん」とは異なり、ミスの回数とは関係なく、最初から見る事が出来る(後述)。
 
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イージーモードが追加された。以下イージーモードの変更点。
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原作では下画面に表示されていた会話が簡易ではあるが的確なヒントを言ってくれるようになる。
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キャラクターの真上でのジャンプ中にジャンプボタンを押すと、土台となったキャラクターがジャンプする。
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一部ステージでリリの残機が無限になる。
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アリシアのMPが無限になる。
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クリアタイムはノーマルモードとは別で記録される。また、獲得できるメダル等も銅に固定。
 
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PSV版限定でインターネットランキングに対応。
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ただし、記録されるのはノーマルモードでのタイムでイージーモードのタイムは記録されない。
 
評価点
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程よいサポート機能の充実
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第一に原作の『初代』と『Witch's Cat』にはサポート機能が全くついてなかったので、これらの作品にサポート機能がついたのは大きい。
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イージーモードで見られるヒントは、具体的な解法を全部解説した『えぴそーど2』や『えぴそーど3』でのヒントとは違い、絶妙な部分までしか解説されないので「自力で解きたいけど答えがわからない」といった人にはちょうど良いサポートとなっている。
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具体的な答えが知りたいという人向けにクリアまでのデモを見られる機能もあるので安心。
 
賛否両論点
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あまりにも簡単に見ることができるデモプレイ
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クリアまでの手順を知ることができるデモプレイ機能だが、これを見るのに制限が一切ない。
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なのでこれに頼りすぎると、単にデモプレイを見てその通りにプレイするだけの作業ゲーと化す恐れがある。
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とはいえ元々の難易度が高めなので、どうしても解法がわからない人が手っ取り早く答えを知りたい場合にはうってつけであろう。もちろん自力で解きたければ、見なければいいだけの話である。
 
問題点
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価格
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原作の値段はDSiでリリースされた『初代』と『えぴそーど2』は約200円、3DSでリリースされた『Witch's Cat』と『えぴそーど3』は1,000円未満の値段で販売されていた。
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そのため、原作を定価で全て購入した場合2,000円程度で揃えることが可能となっている。
 
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だが、それに対してPSV版の定価は4,000円を超えている。Switch/PS4版でも3,000円超えと、安価な原作と比べるとやや高め。
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上記の通り追加点はあるので本作を選ぶメリットもあるのだが、割高感は否めない。
 
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ステージスキップ機能はない
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『えぴそーど3』にあったステージをスキップできる機能が本作では何故か採用されていない。
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そのため「自力でクリアしたいけど、クリアできないので後回しにしたい」という人からは不満が残る。
 
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プラチナクリアが困難なステージがある
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ジャンプの挙動が『えぴそーど3』のものに統一されたため『初代』『えぴそーど2』は原作版よりも少し遅くなっているのだが、ノルマタイムは変更されていないため一部のステージではプラチナクリアが困難になっている。
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特に『2』の1-3などはシルバークリアすら困難なほど。
 
 
総評
『ラビ×ラビ』シリーズ4作品を程よいサポートをつけて移植した良移植。
ただ安価だった原作と比較してしまうと、どうしても値段の高さが気になってしまう。
3DSを所持しており、且つサポートに頼らず自力で全問解くつもりなら原作版を購入した方がお得とも取れるため、サポート機能の充実に価格分の魅力を見出せるかどうかで評価が分かれると思われる。
もちろんセール等で原作4作品よりも安く手に入る状況であれば、こちらを選択した方が断然お得である。
現在は3DSのニンテンドーeショップのサービスが終了している関係上、DSiウェア及び3DS版の新規ダウンロードが不可能になっている事から、シリーズ作を入門したいのなら、多少値が張るとはいえ今作をプレーするのが一番手っ取り早いと言っても過言ではない。
その後の展開
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2025年9月に『ラビ×ラビ』最終章製作を目的としたクラウドファンディングを開始している。
最終更新:2025年09月27日 21:05