名画と楽しむ大人の間違い探し
【めいがとたのしむおとなのまちがいさがし】
| ジャンル | 名画鑑賞 + 間違い探し | 
| 対応機種 | ニンテンドー3DS | 
| メディア | ダウンロード専売ソフト | 
| 発売元 | アークシステムワークス | 
| 配信開始日 | 2014年10月8日 | 
| 定価 | 509円 | 
| プレイ人数 | 1人 | 
| セーブデータ | 1箇所・オートセーブ方式 | 
| レーティング | CERO:A(全年齢対象) | 
| 判定 | なし | 
| ポイント | 有名絵画を使用した間違い探しゲーム 300枚以上の絵画を収録
 間違い探しよりもデータベース重視
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概要
アークシステムワークス発売のニンテンドー3DS専用ダウンロードソフトの一作。
ジャンルとしては歴史上の有名絵画を使用した間違い探しゲーム及びクイズゲームに該当。それに加え絵画のデータベースを鑑賞できる機能を持つ。
ゲームルール
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ゲームの流れ
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「ルネッサンス」「バロック」「近現代」の3つのジャンルのどれかを選択し、それぞれの問題を連続でプレイしていく。
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各ジャンルの総問題数は約100問あり、全回答をした問題の割合がパーセンテージで表示される。これを100%にする事こそが最大の目標となる。
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間違い探しは各ジャンルの問題を連続で行うのみで進行する。プレイしたい絵画を選択できる機能は搭載されていない。
 
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本作はタイム・スコアアタックなどのやり込み的な目的はなく、プレイ結果の表示はされるものの、永続的な記録はなされない。
 
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間違い探しのルールについて
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上画面と下画面に同じ絵画のイラストが表示されるので、それを見比べて間違い箇所をすべて回答していく。
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各問題は3箇所の間違いがあり、制限時間以内に下画面の該当箇所に丸型のスライドを囲って回答する。制限時間は問題を終える度にリセットされる。
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ミス回答をすると制限時間が微小に減るペナルティが発生し、制限時間が0になるとその問題はギブアップとなり次の問題に進む。
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ヒントストックがある状態で下画面下位置にあるアイコンをクリックすると、ストック消費と引き換えに回答箇所のどこかが光る。
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問題はプレイする度に間違いの箇所がある程度変化するため、丸覚えだけで全回答するのは厳しい。
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本作にはゲームオーバーとなる要因はない。ギブアップとなった問題は全回答ができるまで、後々に再出題される。
 
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全回答・ギブアップを問わず5問の問題を終えると絵画に関する「○×クイズ」が挟まれる。
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クイズは全3問出題され、正解した数に応じてヒントストックが追加されるボーナス。不正解であってもヒントが増えない以外でのペナルティはない。
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クイズ終了後はタイトル画面に戻るか、そのまま新たな問題のプレイを継続するかの選択ができる。
 
 
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ギャラリーモードについて
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全回答をした問題の絵画は「ギャラリーモード」に登録され、解説と共に鑑賞ができる。
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「発表された年代 ⇒ 描いた画家 ⇒ 絵画」の順で見たい絵画を選択できる。あくまでも鑑賞専用なので、このモード内で間違い探しはプレイできない。
 
 
評価点
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問題・絵画数の多さ
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収録されている問題及び絵画は総計300問(種類)超と、ダウンロードソフトの間違い探しゲームとしては破格の数を誇る。
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すべての絵画は歴史上の有名画家が描いた著名なものばかりであり、その絵柄のバリエーションは非常に豊富。画家の個性が垣間見れる絵画が堪能できる。
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ギャラリーモード内で解説付きの絵画鑑賞ができるので、データベースソフトとしての価値は極めて高い。
 
 
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分かりやすい間違い探しのルール
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「間違い箇所を丸型スライドする」といった簡単操作で間違い探しが行え、ルールとしては非常に分かりやすい。
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DS系ハードならではの上下画面表示による見比べ方式で、間違い探しとの相性は抜群。パズル雑誌感覚で操作を行える。
 
 
問題点
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間違い探しゲームとしての弱さ
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間違い探しゲームとしては黙々とプレイするのみに特化した内容であり、他の同ジャンルの大半に搭載されている娯楽性はあまりない。
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ゲームオーバーになる要因はなく、クリア結果の記録がなされないため、緊迫感や高嶺を目指すような目的はほぼ期待できない。
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明確な意味でのペナルティが全編通して存在せず、どうプレイしようがいつかは各ジャンルの達成度を100%にできる。悪くいえば間違い探しはおまけ同然といえる。
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3箇所の間違いを探す問題しかなく、変則的な問題の間違い探しは存在せず。さらには好みの問題の選択もできないため、間違い探しとしての遊べる範囲は狭い。
 
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○×クイズはほとんど気休め程度の内容であり、正解すればヒントストックが貰えてラッキーな位なものでしかない。
 
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スライド回答がし辛い一面あり
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操作そのものは簡単であるものの、画面端側の丸型スライドが思いのほかにやりにくい。
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問題によっては下画面の端スレスレな箇所にスライドを行う必要があり、タッチペンが本体のでっぱりにぶつかってしまいやすいのが困りもの。
 
 
総評
間違い探しとして娯楽性は実のところ多くなく、どちらかといえば歴史上の絵画を鑑賞できるデータベースソフトとしての趣旨が非常に強い。
とはいえ、簡単操作で間違い探しができるとっつきやすさと、歴史的な名画で間違い探しができるのは純粋に魅力的といえる。
余談
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その題材の関係上、女性の裸体が堂々と描かれた絵画が非常に多い。CERO:Aにもかかわらず、該当部分の修正は特にされていない。
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芸術的に評価された絵画なのでいやらしさは感じないものの、大胆な範囲で裸体が映される。他のゲームであれば確実に規制されるであろう胸周りも普通に見えている。
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修正してしまうと元の芸術性が再現できないという問題があるのだろうが、CERO:Aの家庭用ゲームでここまで映してしまっているのは極めて例外的である。
 
最終更新:2020年08月30日 10:01