ビンゴde脳とれ ビンとれ
【びんごでのうとれ びんとれ】
ジャンル
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パズル
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対応機種
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ニンテンドー3DS
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メディア
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ダウンロード専売
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発売元
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スターサイン
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開発元
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シムス
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配信開始日
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2016年3月9日
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定価
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200円
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プレイ人数
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1人
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セーブデータ
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1箇所・オートセーブ方式
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レーティング
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CERO:A(全年齢対象)
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判定
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なし
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ポイント
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ビンゴ風の脳トレパズルゲーム…? 実はビンゴ・脳トレ要素はあまりない 値段相当の小粒ボリューム
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概要
スターサイン発売、シムス開発による3DSダウンロードソフト。
ジャンルとしてはビンゴをテーマにしたパズルゲームで、メーカー側は脳力トレーニングが行える事をアピールしている。3種類のパズルを収録。
ゲームルール
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ゲームの流れ
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「スライドビンゴ」「タッチビンゴ」「キャッチビンゴ」の中から、各種ステージを自由にプレイしていく。最初からすべてのパズル及びステージを選択可能。
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各パズル共に「5 × 5」及び「1~75」の数字マスの中から何かの操作を行っていく。キャッチビンゴ以外はステージ途中でゲームオーバーになる要因はない。
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ステージクリアをするとステージごとに各パズルに応じた記録がされる。なお、隠しミニゲームなどのサプライズは特に存在しない。
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各パズルのルールは下記を参照にされたし。
ゲームモード
スライドビンゴ
いわゆるおもちゃ売り場などでよく見かけるスライドパズルとよばれるゲーム。メーカー曰く「思考力を鍛える」パズルとの事。全30ステージ
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ゲームルール
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1マス分の空白を利用したマスのスライドを行い、上画面の見本と同じ位置に指定されたマスをスライドさせればステージクリア。
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各マスには数字と一緒に赤い背景が描かれた「赤マス」があり、ほとんどのステージでは見本と同じ位置に赤マスをもっていかなくてはならない。
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前半ステージは数字に関係なく赤マスさえ見本通りであればクリア。後半ステージは数字と赤マスの両面を一致させないとクリアとはならない。
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主に後半ステージでは「スライドできない固定マス」「スライドする度に赤背景の出現消失を繰り返すマス」といったものがある。
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最終ステージのみは「1~24のマスすべてを見本通りにスライドさせていく」というルールで、赤マスなどは登場しない。
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ステージ中はスライドした回数と経過時間が表示されるが、記録されるのはクリア時間のみとなる。
タッチビンゴ
数字を利用したタッチパズルゲームの一種。メーカー曰く「集中力を鍛える」パズルとの事。全15ステージ。
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ゲームルール
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「小さい(大きい)順から奇数(偶数)のマスを順番にタッチ」という指示があるので、その通りに操作を行っていく。すべてタッチすればステージクリア。
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指示を誤った操作をするとタッチミスとなり、経過時間が別途加算されてしまうペナルティ。
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後半ステージでは「タッチミスをしてしまうと経過時間そのままで最初からやり直し」「一定時間ごとにマスの配置が変わる」といったものがある。
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ステージ中はタッチミス回数と経過時間が表示されるが、記録されるのはクリア時間のみとなる。
キャッチビンゴ
3パズルの中では最もビンゴに近いルールを採用しているゲーム。メーカー曰く「反射神経を鍛える」パズルとの事。全10ステージ。
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ゲームルール
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下画面に複数のビンゴボールが動き回っているので、上画面のマスと同じ数字を狙ってタッチしていく。特定ラインのマスをすべてビンゴさせればステージクリア。
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ビンゴボールの数字はランダム出現となる。また、画面1回あたりに出現するボールは約3つほどで、その動き方はボールによってバラバラである事が多い。
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このゲームにはタッチを行える操作回数制限があり、マスにないボールをタッチすると無駄な回数を浪費するペナルティ。
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「操作〇〇回以内に〇ラインのビンゴを完成させよう」というノルマがあり、指定回数の操作をしてもビンゴを達成できないとゲームオーバー。
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ステージ中に操作した最短回数が記録されるが、時間のカウントは一切されない。
評価点
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お手軽にパズルがプレイできる
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3種類のパズルはどれも分かりやすいルールで、小難しい前知識なしで速攻でプレイできるお手軽さがある。
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ウエイトや長い演出は一切なし、各パズル及びステージを選ぶと即ゲームが始まる。とりあえずはさくっとしたパズルをプレイしたい人には適任な内容といえる。
問題点
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ビンゴ要素が少ない
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ゲームタイトルで堂々と「ビンゴ」と題している割には、まともにビンゴしているのはキャッチビンゴのみという矛盾。
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スライドビンゴはスライドパズルそのものであり、ビンゴとは何か趣旨が違う。一応は「見本と同じマス配置にする」という一致性は若干あるが…。
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タッチビンゴは数を探って操作をしていくゲームであり、ビンゴ要素が微塵もない。それ以前にパズルゲームといえるのかも若干怪しい。
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脳トレ要素も少ない
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他のDS・3DS系の脳トレ関連ゲームと比較しても「脳トレをしている」という実感はどうも薄い。
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タッチビンゴに直感的な脳トレ感がある位で、スライドビンゴはどちらかといえばじっくりと解いていく思考型パズルとしての意味合いが強い。
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キャッチビンゴに至っては運の依存が強すぎて、脳トレ以前にパズルゲームとして成立していない。
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ビンゴボールの数字がランダム出現なため、狙いたいボールが出現するのをじっと待つプレイとなるのは必須。運と持久力がすべてのゲームといっていい。
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後半ステージはビンゴボールの移動速度が冗談と思えるほどに速く、さらには複数のボールが変則的に交わる形で出現するので、タッチが非常に行いにくい。
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結果、3パズルの中でもクリア時間が異様に長引きやすいゲームとなる。ビンゴ要素は強いものの、もはや脳トレともパズルともいえない何かという有様である。
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全体的に素っ気ない外観
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お手軽重視とはいえ、外観が非常に質素で変化に乏しい。ステージクリアしても嬉しくなるような演出はほぼ皆無。
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ステージBGMは約20秒ほどの楽曲がループ演奏されるだけで、全編通して1曲しかない。楽曲そのものは普通だが、短いループが延々と流されるので耳が飽きてくる。
総評
お手軽にさくっとしたパズルがプレイできるという意味では悪くない一作。総ステージ数は控えめであるものの、非常に安価なのであまり贅沢はいえないだろう。
しかし、ゲームタイトルに堂々と「ビンゴ」「脳トレ」と題している割には、それらの要素が驚くほどに薄いのは如何なものだろうか。
最終更新:2022年06月22日 16:20