GRANHISTORIA ~幻史世界記~

【ぐらんひすとりあげんしせかいき】

ジャンル RPG
対応機種 スーパーファミコン
メディア 16MbitROMカートリッジ
開発元 Jフォース
発売元 バンプレスト
発売日 1995年6月30日
定価 11,400円
プレイ人数 1人
セーブファイル 4個
判定 良作
ポイント 全方位バトル


概要

本作はバンプレストから発売されたRPG。キャラゲーのメーカーとして知られているが完全オリジナル作品に仕上がっている。派手さよりも深いと言える複雑なストーリーは低年齢層ではなく、むしろ大人向けと言えるだろう。
主人公は行く先々で歴史を書き換えて行き、20年後に迫った滅亡から世界を救うのだ。

特徴

ストーリー

ある夜。トールはルウとの結婚を明日に控えていたが、邪道盗賊衆に殺害されてしまう…
そんな彼にも、赤い玉と世界記が飛来。特別な力で生き返らせてもらってから20年後に迫った世界の滅亡を回避するための長い旅が始まる。
基本的に一本道のシナリオであるが所々には重要な選択を突き付けられる場面も多い。

登場人物

本作には個性的なキャラクターが多数登場する。その殆どが序盤の時点で世界記に記載されておりメニュー画面から歩行グラや解説が閲覧可能。

+ 登場人物
主人公
  • デフォルトネームは無く名前を入力する事になる。平仮名、カタカナ、数字、横線のみ6文字まで。終盤でも別な名前が求められるので合計2回考える事になる(同じ名前は不可)。
  • 異世界からやってきた実体を持たないキャラ。世界を救うべく活躍する。与えられた期間は20年。
世界記
  • 白い玉で主人公の周りを周回している。色々な歴史・人物を知っておりメニュー画面から詳細を見せてくれる。時渡のみづちで時を遡る力があるが頻繁に使う事は出来ない。
トール
  • イライの村で生活しており、結婚式を明日に控え邪道盗賊衆に殺害されるが、主人公に憑依されて冒険が始まる。
ルウ
  • トールの結婚相手になるはずだった女性。彼女もまた運命に翻弄される。
アルルーナ
  • 王都の街の再臨の部屋という建物内部に佇む人型の機械。最後の最後まで主人公に何度もヒントを助言をしてくれる。
ガイナスター
  • 邪道盗賊衆の元締め。いかにも悪そうな集団名であり実際に犠牲者も出している。その一方で全くの無法者ではなく義理堅いところもある。
タンド
  • 邪道盗賊衆の参謀で奇術を使う。最初にトールを殺害した実行犯であり、後にもあらゆる悪事を働く。
アサシネア6世
  • アサシネアの王様であり病を抱える。北西の地へ王都を引っ越しする予定。
  • 本名はクラウデア・デニケス。イブスキ5世から王位を奪い恨まれている。という面もある。
レムヌ妃
  • アサシネアの王妃。カイザーからは嫌われている。
クノン王子
  • アサシネア6世とレムヌの息子。ザの神の祝福を受けられず命を落とす運命が迫っている。
パラドック・デニケス
  • アサシネア6世の弟。ゼノビアから慕われており、王にふさわしいとまで言われていたが…
カイザー
  • 補佐官。半分はサイボーグで構成されている。野心家であり810年ガランドアサシナ国の王に任命されて、816年に戦争を引き起こし821年に処刑される。
  • 独断で勝手に物事を進めたりする事が多いが、主人公が種を持ち帰った際はそれで飢饉対策をするなど真面目に仕事に取り組んだりもする。
ゼノビア
  • アサシナ王都騎士団の副隊長。ドネア姫を暗殺して処刑される。
ミケーネ・バッハ
  • アサシナ王都の騎士。ド直球で短絡的な正義漢。女性には優しい。
  • サンザカルでミシュア救出しようとするが死亡する。
大神官ミジュア
  • アサシナ王宮のザ神官の頂点に立つ人物。誘拐されて、サンザカルで死亡が確認される。
神官ローディ
  • ミジュアからの信頼が厚い。アサシナ王宮ザの神殿の副神官。
神官リザーラ
  • 南の国ドルークの女性神官。サマンの姉。連絡船ユクモで暗殺される。
  • 色々な力を持ち主人公にザの力を授けたりタンドの邪術を解いたり色々活躍を見せる。最後は……
サマン
  • スリの常習犯の女性。あらゆる場所で再会して助けたり助けられたりするようになる。赤子の命を救うべく奔走するなど優しい一面も。
アサシネア・イブスキ6世
  • アサシナ王に滅ぼされたイブスキ王家の生き残り。父5世を殺された恨みを晴らすべくゲの神の力を得る。
  • 妹にファルがいる。
ドネア姫
  • ガラマニアの姫。行方不明の兄王にかわり国を治めている
  • タンドの術にかかり姿を変えられた際はリザーラに助けられる。
シュワンク
  • 生真面目な青年。アサシナの兵士で両親思いである。ドネア姫の護衛の為に主人公に同伴するもタンドの罠にかかり命を落とす。
  • 残された家族はプレーヤーの選択に応じて…
リボルガン
  • マナミガル王国の属国、ジュザリアの王国の王。アサシナ王妃レムヌ妃の兄でもある。
バーキュレア
  • 数々の戦場を潜り抜けた女傭兵。マナミガル王国に力を貸す。
カーリア
  • マナミガルの騎士団長。義理堅い性格であり、エリュース女王からの信頼が厚い。
エリュース
  • マナミガルの女王。822年、王宮内で処刑される。
ケイン
  • 主人公の前に度々登場して助言めいた事を言うが……
    + ネタバレ注意
  • 実は世界滅亡を企てていた元凶。中盤過ぎに本性を現わして来るようになり、カイザーを利用して主人公を陥れるがその際にカイザーとの約束を反故にして殺害したり、トールを乗っ取った後は暴君として圧政をして更には世界記まで奪う。以降も、黒童子を従えニクラを襲撃、その際に特A級のオクヤラムを釈放して暴れさせるなどしている。甘言でリザーラを騙くらかして仲間にした後は主人公達にけしかけて死に至らしめた挙句、笑いながら暴言を吐き捨てており、とんでもないゲスのクソ外道とされている。
  • 登場人物は御覧の通りかなり多く登場している。
    • メニューから世界記を選ぶと最初からこれくらいは出て来るので、むしろネタバレどころか予備知識と言える。
    • また、死亡するとあるが、本作ではプレーヤーの活躍次第で命が救われる人物も多い。また、それにより歴史も滅亡を回避していく方向で変わっていく。

世界観

  • 舞台はグラン大陸。
    • ここは剣と魔法、更には機械や銃も出て来るSF感もある幅広い世界観で構成。
    • 信仰対象もザ神とゲ神に分かれており、場合によっては彼らの力を借りて戦う事もある、消費MPもザ神はストーン、ゲ神はスピリットで消費とゲーム性も細かく設定。
  • 通貨はネル
  • グラン大陸滅亡までには20年
    • 世界記の話によるとアサシナ国の地下で巨大なエネルギーが暴走しグラン全土が消滅するとの事。ゆっくり…しかし確実に世界は滅亡に向かっておりその兆候は既に戦争や疫病や寒波などあらゆる形で表面化して来ている。時間はあるようで無い。

ゲーム内容

  • マップ
    • 基本的に普通のRPGと同様である。メニュー画面を開いたり、セーブはフィールド、街中ならどこでも行えるようになっている。また、フィールドは回転拡大縮小機能で表現されておりFF6のように奥行き感がある。
  • 戦闘
    • 敵との戦闘はエンカウント方式で、戦闘画面はドラクエのフロントビューように敵と向かい合う仕様である。
    • ターン方式であり最大4人の仲間がアイコンを選んで攻撃、防御、魔法(ザ神とゲ神)、防御(敵がいない画面では逃走)を選ぶと言うものでここまでは普通のRPGである。

全方向バトル

  • 本作はストーリーも独創的であるが戦闘システムも独創的である。
    • 実はこの手のものは他社から『Wondrous Magic』や『アレサ ARETHA the SUPER FAMICOM』の作品で行われているが、本作では回転拡大縮小機能が併用されており独自の付加価値を付けてきている。
  • L・Rボタンで左右に1画面ずつスクロールして4画面で1ループ。1周で360°なので1画面につき90°である。遠景も回転拡大縮小機能で上手く変形している。
    • 更には本作では、対空として画面上も用意されている。これにより地上4画面と上空4画面、合わせて8画面分で俯仰天地を表現している。
    • 画面下にはレーダーが表示されており敵の位置を表示。相対座標に応じて白い点で表示されている。
  • 逃走
    • 敵のいない方向に視点を合わせれば防御アイコンが逃走アイコンになる。それを選べば逃走出来る。ただし、失敗する事も多い。

評価点

物語

  • 世界観は剣と魔法にSF要素まで用意されており、登場人物も非常に多く登場しておりプレーヤーの行動に応じて色々な表情を見せてくれる。
  • 一般的に歴史というと既に終わった遥か昔の出来事を数多く丸暗記するイメージであるが、本作では出来事に関与して歴史を修正するという楽しみがある。ただし、世界を破滅へ導く者達が本格的に牙を剥いて来るので簡単には行かない。

素材の活用

  • グラフィックは良い
    • マップは精緻に作り込まれており色々な質感を持たせている。登場人物達もドットは等身大で見栄えが良い。
      • 演出も揺れなどのエフェクトなどが行われたりする。更にはSFCの半透明がさり気なく組み合わさっており質感が更に向上している。
  • 文章は高品質
    • 漢字がふんだんにつかわれており、メニュー画面も漢字で高級感がある。
      • 本作の重要アイテム鬼鈷(おにこ)というアイテムも難しい漢字で表現。
    • アイテムは解説が用意されている。
  • MODE7
    • これに関しては、表現力が飛びぬけていたり見た事もない技術が使われている。
    • フィールドはFF6のように広大さが表現されており、更に左上には小さな全体図が縮小して半透明で表示されているので見易く邪魔にならない。
    • 全方向バトルとの併用
      • そもそも回転視差の概念を取り入れたゲーム自体が少なく、ただの横スクロールだけでも効果がありPSの作品でさえそうしているのが多い。本作はMODE7で上手く曲げて変形させたことにより近似精度が良く、臨場感は格段に良いと言える。
    • 本作独自の要素により、他社の作品とは差別化を図る事に成功していると言えよう。
  • 戦闘画面の表現
    • 敵キャラがアニメーションをする、更に行動に応じて色々な姿を見せるので面白い。
      • ラスボスでは与えたダメージに応じて色が変わったり、3体の敵を呼び寄せたり色々な事をしてくるようになっている。
    • また、こちらからの魔法のエフェクトも多数用意されている。ダメージの際は斬撃や銃撃などで攻撃属性を表示している。
    • これらも、戦闘画面に回転の概念を取り入れグラフィックの方では名高いとされる『ワンダラスマジック』にも引けを取らないレベルに達している。
    • 敵の相対座標が白い点で表示されているが、本作は滑らかに回転して見易いのも良い。

その他

  • 斜め移動
    • 斜めに入力していると縦横…とジグザグに歩いてくれる。見た目はどうしてもカクつくが斜め移動は需要があり効率が良く便利である。
  • エンディングは2通り
    • 詳細は控えるが、両方ともハッピーエンドとは言えないので、どちらを取るか最後の最後まで究極の選択と言えよう。このあたりも好みが分かれるだろうか。

賛否両論点

  • ストーリーは重い
    • 主人公は序盤早々殺されているのだが、先々でも裏切られたり、権謀術数が渦巻いていたり目の前で人が殺されたり、悲惨な事が多い。いくら本作が歴史を変えるゲームと言えど、ちょくちょく時間を巻き戻る事は出来ないためどうしても助からない人物はいる。とはいえ、助ける事が出来る仕様ではストーリーが軽くなってしまうので、こういう仕様になるのも必然とも言える。
      • 登場人物は、過去を振り返っても仕方がないので先へ進むしかないと言っている。が辛いところである。
    • CMでは「運命は変えられる」とあるが、どうしても変えられない部分はある。そして、『クロノ・トリガー』のようにあらゆる場所や時代へ自在に飛べるわけではないのが難しいところである。
  • 登場人物は野蛮な人が多い
    • 邪道盗賊衆、王国も野心家のカイザーや復讐を目論むイブスキや達もさることながら、アサシナ国王は前国王を殺害しているし、ゼノビアは挨拶代わりに牙を剥いて来るなど交戦的なキャラばかり。
    • 味方のミケーネですら、シュワンクの家族に対して、選択肢にもよるが主人公からの話を聞いただけで、シュワンクを逃げだした臆病者と決めつけ家族を追放までしている。これでは戦死したシュワンクは浮かばれない。
    • 仮に滅亡の危機が無かったとしても、彼ら次第では自らの手で滅びてもおかしくはないだろう。
  • ストーリーは一本道
    • 自由度はあってないようなものであり、序盤では盗賊と騎士団どちらにつくかという選択肢を突き付けられるが、少し経つと結局はシナリオに合流してしまう。ただし後述する100万ネルの半減には関わって来る。
    • 他にもプレーヤーの行動次第で多くの人が助かったりするものの、どうしても助けられない人たちもいる。
  • デフォルトネームはない
    • 序盤と終盤で名前の入力を2回求められるがこれを自由度が高くて良いと取るか面倒と取るかはプレーヤー次第。
  • 負けたら即ゲームオーバー
    • 特に本作はダンジョンが長い上にセーブポイントもないので厳しい。
    • 所持金半分にして宿屋へ戻される仕様も考えられたが、本作では100万ネルのやり取りがあるので…

問題点

セーブ仕様

  • セーブ出来る場所が少ない
    • フィールドでは自由にセーブ出来るのだが、街中ではセーブ出来たり出来なかったりする箇所があり判別がつかない。そのため、いちいちメニューを開いて確認をしないと分からない。その際もセーブの文字が灰色になっているなら分かり易いが白色なので分かり辛い。
    • 特にダンジョンが問題であり、長丁場が多い上にセーブポイントも無く、しかも長い道中の後にボス戦があるので大変である。負けたらゲームオーバーなのでより難儀な話である。
      • それらが終わった後も、引き続き長いイベントが始まる事もザラで、中断するのも容易ではない。
    • ラストダンジョンとは特に長く、ラスボスの前でセーブする事も出来ないので、2つのエンディングを見るためには通しで苦労するしかない。
    • 本作では最後の最後までこういう仕様に悩まされるところである。

バランスは雑

  • エンカウント率は高め
    • しかもダンジョンは入り組んでいたり長かったりするものが多く、上記のようなセーブの仕様も複合して尚更きつい。
  • 同じ個所を何度も行かされるのも気になる。
    • 特にドルークに行く事も何度かあるが、その度に攻略済の天使機械の墓場と言われる森を何度も往復させられるのは面倒である。
  • 全体魔法の使用
    • 4画面分の敵を攻撃する際は、1画面ずつエフェクトをやるので時間がかかる。また誰もいないスペースでも演出をするので無駄に時間がかかる。
  • アイテム関連
    • アイテムの上限が厳しい
      • 回復アイテムや装備品を合わせて僅か32種類までなのでやりくりに難儀する。
    • 敵を倒してアイテムを落とす事があり、アイテム名も出るのだが、上限の場合は「しかし もうもてない」と表示されて、今持っているアイテムを使ったり捨てたりする事も出来ないのは不親切。
    • アイテムを手動で並び替える事は出来ないので不便。整理という項目があるがスペースを詰めるだけなので微妙。
  • 武具屋の仕様
    • 装備品を購入する際は装備出来るキャラのみ名前が表示されるのは良いのだが結局のところ実際に購入して装備してみないと分からないのは不便。
  • 100万ネルからのやりとり
    • 中盤あたりでカイザーから100万ネル貰えてしまうイベントがある。一般的に普通の作品におけるこういう展開はすぐに失うとかのオチなのだが、本作は最後まで持っていけてしまう。
    • ただしイベントで失敗したりすると半分失うというペナルティーはある。
      • ちなみに、そのイベントは、種を持ってくる事が遅れたせいで凶作対策の資金と、序盤で王国と盗賊のどっちに味方したかの落とし前である。その算出が所持金の半分というのはあまりにも雑である。
      • 両者とも回避は可能であり、回避出来なかったとしても25万は残るので消耗品の爆買いでもしない限りは武器防具を買い与える事が出来る。これにより、道中で手に入る通貨や消耗品の有難味が薄れてしまっている。
  • 終盤の構成が芳しくない
    • 終盤は空の民から武器防具を売ってもらえるが、その後は特に難所もなくニクラに到達する、そこでは上位互換の装備品が並んでしまっている。前述した100万ネルのおかげで痛くはないのだが‥‥。
      • ニクラではボスを倒したら戻って来る暇もなく次のエリアへ飛ばされて二度と来る事は出来ず、その後も店屋はない。資金は十分にあるので買い逃しだけはないようになっているはずとは言える。
  • 空飛ぶ乗り物は結局手に入らない
    • 終盤では回転拡大縮小機能を活用した飛行シーンがあるのだがニクラに行ってそれっきりである。空飛ぶ乗り物を期待したプレーヤーにとってはぬか喜びである。
    • その後は、世界中を自由に行き交うどころか、逆にロクな施設が無い場所でラストダンジョンに向かうのみである。

その他

  • 世界記の文章について
    • 本編の文章はしっかりしているのに、メニューから世界記で年表や人物を見る際は、漢字と平仮名のサイズのバランスがロマサガ1ばりにおかしくて見づらい。
  • 表現不足
    • 月日によって種まきの季節もあったりするのだが、季節が視覚的に表現される事はないので、プレーヤーは数字で感じ取るしかない。高度な製作技術を持ち合わせているのに勿体ない話である。
    • 序盤では空飛ぶ乗り物が見えるとあるが登場人物からは見えていても一緒にいるはずのプレーヤーからは何も見えないのは寂しい。終盤で実際に行けるようにはなるが…
  • ボス戦の曲は通常とラスボスの2曲しかないのは寂しい。
  • ドネア姫の護衛イベント
    • 新王都の場内にて、世界記から「ここでドネア姫は暗殺されている」と言われて、そのまま左へ進むとドネア姫が歩いてきてイベントが起こるところであるが、Y座標の位置によっては何も起こらない。
    • それでも、そこから適当に歩いていれば発生するし被害は1分弱を棒に振る程度であるが少し流れがおかしい。
  • 終盤の4人目の仲間の扱いが悪い
    • リザーラの家でドネアと言う人から仲間たちが集まっている事を伝えられる。ミジュアやファルなど今まで色々な事があり感慨深い人物ばかりであり、1人だけ仲間を選ぶように言われる。
    • のだが、4人目として仲間にしても後のイベントには一切関わらない。セリフが無いどころか、イベントの際にはミケーネやリザーラが主人公と並ぶが4人目はその場にも表示されないという不遇ぶり。こうなるとただの戦闘要員である。また、1度決めたら変更は出来ない。
    • また、メニュー画面を開いても本作には顔グラは無いし歩行グラも表示されないので余計に寂しいところである。

総評

広大な世界で歴史を変えていくストーリーと全方向バトル。いずれもオリジナリティーがありそれらを見事に両立させた作品。
不親切な点も多いが、新しい要素を求めるプレーヤーには良い選択肢となりうるであろう。

余談

  • テレビで速水奨によるCMが放映されていたこともある。「運命は変えられる」とある通り歴史を変えていくという本作独自のシナリオは高く評価されている。
最終更新:2024年03月09日 21:47