アルキメDS
【あるきめでぃーえす】
ジャンル
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お笑いトレーニング
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対応機種
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ニンテンドーDS
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メディア
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DSカード
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発売元
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スキップ
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開発元
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Route24,『アルキメDS』製作委員会
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発売日
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2007年7月19日
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定価
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2,100円(税込)
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プレイ人数
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2~4人
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レーティング
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CERO:A(全年齢対象)
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セーブデータ
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1個
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判定
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なし
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ポイント
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大喜利ができる通信ツール 徹頭徹尾プレイヤーのセンスに依存
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概要・システム
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『ちびロボ!』シリーズを手がける「スキップ」がパブリッシャーを手がけている。
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ゲーム会社の有志5人が仕事の合間に開発した大喜利用通信ソフト。
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ゲームの流れ
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本ソフトを挿入したDSが親機となって通信部屋をつくり、最大3台のDS(あるいは3DS)と通信して始める。
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DS下画面を大喜利のフリップに見立てて出題。出題者を含めた全員がそれに対して回答を示す。
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全員が回答し終わるか制限時間(後述)が来ると答えの開示パートに移行。まず出題者にのみ全員の回答が表示され、出題者の好きな順番で回答をひとつずつ開示していける。
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回答の開示が一通り終わると、それぞれの参加者全員が(設問1つにつき)持ち点3ポイントを配点をすることができ、最終的に誰が多くの点を取ったかを競うことになる。
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親機が大喜利を続けるかどうか判断し、続ける場合は次の問題の出題者を決定。
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制限時間(1分もしくは3分)を設けることも出来る。
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制限時間内に答えを提出できないと、ほかの人から採点してもらえなくなる。
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その他
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一人で遊べるモードは存在しない。面白かった回答を保存しておいて、閲覧することは可能ではあるが。
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他者の回答を待つ時間などでは、「爆走屋権兵衛」と呼ばれる鳥のようなキャラをタッチでつぶすなどの遊びが用意されている。(ただし特にゲーム中に意味があるわけでもない。)
評価点
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ツールとしての機能
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出題、回答閲覧、採点といったひととおりの機能がそろっており、通信用ソフトの長所はきっちりとおさえてある。
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フリップなどを用意する必要がなく手軽。
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同梱の説明書に、一応お題となりそうな文章がひととおり書き連ねられているので参考にはできるかもしれない。
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使い道は案外多様
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どんな出題をするかが完全にプレイヤーにゆだねられているので、いろいろな応用ができる。
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ジャンルこそ「お笑いトレーニング」だが、ソフトのパッケージでは大喜利のほか、絵心クイズを出題するといった遊び方が提示されている。
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プレイヤーのプレイスキルが高ければ、長い期間遊び続けることも可能かもしれない。
賛否両論点
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プレイヤーのセンスへの依存度がかなり高い
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何を出題するか、何を回答するか、どう採点するかが完全に自由。楽しめるかどうかは完全にプレイヤーの出題・回答センスに委ねられる。
問題点
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一人でプレイできない
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本作の最大の特徴でもある点。DS本体を持っている友達を探さないとプレイできない。
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Wi-Fiに対応してもよかったかもしれない。(ただし顔の分からない相手と通信してトラブルになるといった事態は回避できているともいえるが。)
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当然ながら、話し合える誰かとお題を出して答えを出し合わなければつまらないし、お笑いのトレーニングもできない。
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テンポは良くない
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制限時間がつけられるとはいえ、どうしても他人の回答を待たなくてはならない時間が存在する。バラエティ番組のように面白いシーンを次々と体感していくといったことはできない。
総評
DSの通信機能を生かした大喜利ツールだが、あくまでツールとしての域は出ておらず、ソフトにお笑い的な要素が詰め込まれているわけではない。プレイヤーの近くにDSしてくれる友達がいるかどうか、プレイヤーたちのお笑いのセンスは高いかどうかで、本作の評価が決まってくるだろう。
最終更新:2021年09月18日 10:50