ひらけ!ポンキッキ

【ひらけ ぽんきっき】

ジャンル プレスクールソフト
対応機種 ファミリーコンピュータ
発売元 タカラ
開発元 港技研
発売日 1992年4月17日
定価 5,478円
セーブデータ なし
※パスワードコンティニュー(4文字)
判定 ゲームバランスが不安定
ポイント 子供向けゲームの詰め合わせ
めいろ難しすぎ
フリープレイなし
フジテレビ関連作品リンク


概要

フジテレビ系の子供向け番組「ひらけ!ポンキッキ」のゲーム化作品。お馴染みガチャピンとムックが様々なゲームに挑戦するミニゲーム集。

ゲーム内容

  • ガチャピンたちがピクニックや宇宙旅行をしたがっているので、マップ上にある5つのゲームを全てクリアして道を開通させる。全6マップ。
  • ゲームでは所定の目的を達成すると果物が手に入る(1個でも手に入っていれば良い)。1人プレイと2人プレイがあり、2人プレイではじゃんけんを除いて2人ともクリアしないといけない。
    ゲームは以下の通り。なおムックで遊ぶ際は「ガチャピン」と「ムック」を読み替えてほしい。
    • かくれんぼ
      • 星空の中浮かぶUFOにムックが隠れ、UFOがシャッフルされるのでどこにムックがいるか当てる。当てると果物がもらえる。
      • 一定回数(レベルによって違う)間違えると失敗。
    • じゃんけん
      • 十字ボタンでコマンド操作してグー・チョキ・パーを出してムックとじゃんけんする。勝つごとに果物がもらえ、規定の回数勝てば勝利となる。
        1人プレイでは相手の出す手が決まっているので、法則性を見出して戦う。相手が先に規定の回数勝つと失敗。
        2人プレイでは普通のじゃんけんになり、どちらが勝っても先に進むことができる。
    • えあわせ
      • ガチャピンが三角形や菱形などの図形を持ってくるので、画面上部に飾られた図形と同じところに持っていく。持っていくごとに果物がもらえる。
      • 画面下部に残り時間が表示されており、時間切れまでに全ての図形を運ばないと失敗。
    • めいろ
      • 敵キャラのいるマップを、ガチャピンを操作して落ちている果物を集めながらゴールに進む。1人プレイではムックはゴールで待っているが、2人プレイでは2人が両方ゴールする必要がある。
        なお「めいろ」という名前だが行き止まりはなく、果物を集めるのが主のためどちらかというとドットイートゲームに近い。
      • 敵キャラにどちらか1回でも当たると失敗。
    • フルーツあつめ
      • 右に進む強制横スクロールのアクションゲーム。道中にいる敵を避けながらゴールを目指す。1人プレイではムックはゴールで待っているが、2人プレイでは2人が両方ゴールする必要がある。
      • 敵キャラにどちらか1回でも当たると失敗。なお地形に挟まれても貫通するので死なない。

  • マップごとに残機2つが用意されており(増加手段なし)、失敗すると1減る。0の時に失敗するとゲームオーバーになってしまう。
    • ゲームオーバー後には4文字のパスワードが発行されるので、それをタイトル画面で入力するとゲームオーバーになった時点から復活できる。

評価点

  • 後述の「めいろ」「フルーツあつめ」を除いて知育ゲームとしての完成度は高い。
    • かくれんぼは大人にとってはかなり簡単だが、子供にとってはなかなか真剣になれるゲームである。
    • じゃんけんは法則性が学べる良教材であり、しかも短時間での判断が求められるため頭の回転が必要になってくる。
    • えあわせは図形学習に役立つ。また意外と対戦が熱いのも特徴。

問題点

  • 内容が薄い
    • ゲームは5種類しかなく、それの難易度違いをひたすら遊ぶだけなので飽きやすい。
    • FCとはいえもっと収録ゲームが多い作品は多数存在する。
  • めいろとフルーツあつめが難しすぎる
    • 敵の配置が子供向けとは思えないほど意地悪く、着ぐるみならではの操作性の悪さも相まって極端に難易度が高い。
    • 特にめいろは敵キャラが好き勝手動き回るため、『パックマン』のようなドットイートに慣れていない子供にはおそろしく難しい。
      • しかもどちらかが死ぬともう一方のプレイヤーも強制終了となってしまうため、苦手なゲームはいつまで経っても攻略できなくなってしまう可能性がある。
      • ゲームオーバーになった時点でパスワードコンティニューができるが、ミニゲームをパスする手段はないのでほぼ意味がない。
  • ミニゲームを自由に遊ぶモードはない。
    • 難易度も選べず、毎回張り合いがなくなる。

総評

「1回きりで飽きやすい」というのが本作の立場だろう。ミニゲーム集でありながら、遊び方が完全に一本道になってしまっているのは非常に勿体ない。
また、それを抜きにしてもめいろとフルーツさがしの難易度が子供向けとしてあまりに高く、クリアするのが困難なレベルにまでなってしまっている。片方が死んでももう片方が完走すればクリア扱いになればよかったのだが。

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  • ミニゲーム集
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  • フジテレビ

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最終更新:2021年04月03日 21:22