【うるふぇんしゅたいん つー ざ にゅー ころっさす】
ジャンル | FPS | ![]() ![]() ![]() |
対応機種 |
Windows(Steam) プレイステーション4 Xbox One Nintendo Switch |
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発売元 | ベセスダ・ソフトワークス | |
開発元 |
【PS4/One/Win】MachineGames 【Switch】Panic Button |
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発売日(北米) | 2017年10月27日 | |
発売日(日本) |
【PS4/One/Win】2017年11月23日 【Switch】2018年7月26日 |
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定価 | 8,778円 | |
プレイ人数 | 1人 | |
レーティング | CERO:Z(18才以上のみ対象) | |
備考 | Switch版はJoy-Con操作に対応 | |
判定 | 良作 | |
シリーズファンから不評 | ||
ポイント |
舞台はアメリカ合衆国へ 『The New Order』の直接的続編 より激しくなった演出・戦闘 コメディ・セクシャル要素が増加 多くの要素で好き嫌いが分かれる |
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Wolfensteinシリーズ |
ACHTUNG!!!!!!!
この記事には前作『The New Order』の多くの避けては通れないネタバレ要素があります。
前作をプレイ済み、もしくはネタバレされても構わない方のみ記事をご覧ください。
『Wolfenstein: The New Order』(以下『TNO』)『Wolfenstein: The Old Blood』(以下『TOB』)に続き、MachineGamesの手がける『Wolfenstein』シリーズの続編。
ストーリーは『TNO』の直接的な続編となっている(*1)ため、おおまかな世界観については共通している。
エンジンは『DOOM (2016)』で使われたid tech 6。前作である『TNO』と比べると大きく進歩している。
ナチスが大戦に勝利し、アメリカやヨーロッパが奴らに支配された世界。
1960年のヨーロッパ、デスヘッド基地で因縁の相手であるデスヘッド親衛隊隊長を撃破したBJ・ブラスコヴィッチだったが、デスヘッドの死に際の自爆に巻き込まれ大怪我を負ってしまう。
自らの死を悟ったブラスコヴィッチだったが、クライソーサークルの仲間たちが救助し、懸命な看病のおかげで一命は取り留める。しかし傷は深く、彼は再び深い眠りについてしまう。
5か月後...
ブラスコヴィッチは再び目覚め、仲間との再会を喜ぶ。しかし、そこには強大な力を手に入れた宿敵、フラウ・エンゲルの姿があった。 今、ウィリアム・ジョセフ・"テラービリー"・ブラスコヴィッチの壮絶な戦いが再び幕を開ける…。
基本システム
新要素・パワードスーツ
前作から引き続き登場するメンバー
新しいキャラクター
より激しい戦闘
より質の高いサウンドトラック
より一層美しくなったグラフィック
一新された武器、武器デザイン
より演出が派手になった敵
より深まった過激な世界観描写
より多彩なアクション
前作から増加したやりこみ要素
相変わらず豊富なロケーション
別々の武器の両手持ち
やや無理矢理で好き嫌いが分かれるストーリー
キャラクターの扱いの差
+ | 詳細について ※本編エンディングまでのネタバレを含む |
よりSFのみに絞られた世界観描写
DLCについて
オンライン要素の欠如
前作と比べ、難易度の急上昇したステルス
性能差に難のある武器バランス
活かし切れてないロケーション
前作と比べるとイマイチな日本語ローカライズ
高い評価を得た『TNO』の基本は忠実になぞりつつも、よりブッ飛んだ絶望的世界観、よりド派手な視覚的演出、より爽快感のある戦闘といった、前作で評価されたあらゆる要素に更なるアップグレードを施した続編。
少なくない反発を招いた過激なノリも衰えるどころかより過激となり、ファンも納得の超暴力的シューターとなっている。
一方で部分的に見ればストーリーの粗さや薄っぺらさ、武器バランスの悪さなど問題点も少なくない。
特に、『TNO』からのキャラクターの雑な扱いや、『TOB』で復活の兆しを見せていたオカルト要素が完全に失われた点は、前作ファンや『RtCW』ファンからすれば首をかしげざるを得ない部分だろう。
しかし、前作同様にゲーム作品としての作りは非常に丁寧であり、今日では珍しい、高いクオリティのシングルプレイFPSとして多くのプレイヤーから評価された。
+ | そのミッションはというと…。 ※ネタバレ注意 |
+ | Switch版のプレイ映像 |
*1 『TOB』は前日譚であり、時系列的には一番過去にあたる。
*2 双子は『Youngblood』で主人公として登場している。
*3 ただし、SSDに保存していればの話だが。
*4 いわゆるメカ犬のこと。
*5 クー・クラックス・クランを意味する。白人至上主義を唱える秘密結社だが、本作ではナチスに味方してしまっている。
*6 これを実行すると取得できるトロフィー/実績まで用意されている。ただし、やった瞬間に周りの兵士に殺されて問答無用でゲームオーバーになってしまうが。
*7 ここで選ばなかった装備も後から入手可能
*8 当然ながら、50~60年代のアメリカ黒人公民権運動は起こっていない。
*9 母親がユダヤ系で、父親はステレオタイプな白人至上主義者の白人。
*10 I'm from Arizonaのパート。シュール過ぎてネタにされたパートだったが、違和感のないように修正されている。
*11 なお、外部ツールでECWolfやWolfStoneExtractなどを使うことでより快適なプレイが可能。
*12 はっきりいって半裸なだけだが。