このページは最終バージョンである"ユニットステージ3弾"を基準にしています。
【あいかつぷらねっと】
ジャンル | トレーディングカードアーケードゲーム | ![]() |
対応機種 | アーケード | |
発売元 | バンダイ | |
開発元 | トーセ | |
稼動開始日 | 2020年12月10日 | |
稼動終了日 | 2023年3月30日 | |
料金 |
1プレイ+スイング1枚:200円 1プレイのみ:100円 |
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判定 | なし | |
ポイント |
過去作とはほぼ別物 基礎的な部分のクオリティは正統進化 バトル要素推しにより問題点が大量発生 大幅に改善されたのは稼働開始から1年3ヶ月後 |
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アイカツ!シリーズ | ||
データカードダスシリーズ |
アイドルはスイング勝負!
バトルステージの強制により生じた諸問題
本作は稼働開始から1年以上にわたる長期間、対戦形式のバトルステージしか遊ぶことができなかった。
システムの項で述べた通り、バトルステージは「ドレシアチャンスで勝利してドレスに着替える = リズムゲームで勝たなければドレスに着替えることができない」というルール。
この仕様により、従来のシリーズ及び「コーデを着せてステージを楽しむ着せ替えリズムゲーム」としての遊びを大きく損なう様々な問題が発生してしまっていた。
上記の問題のほとんどは2022年3月24日稼働の「ユニットステージ1弾(実質第7弾)」よりバトルを伴わないユニットモードが実装されたことにより解消したものの、これらの多くの問題点が1年以上もの間改善されなかったことは本作を評価するにあたって参考にされたし。
その他のゲーム内容面での問題点
その他
先細りが続く本シリーズにて、筐体の一新・既存カード・データの互換切りを伴う大胆な改修が行われ、もはや名前以外は別物というレベルまでの変貌を遂げた。
制作発表当時は実写×アニメというTVアニメの新機軸や過去のゲーム版アイカツの根幹を成していたカードシステムの廃止といった変化が既存ファンにネガティブな受け止められ方をされてしまった節があり、過去作プレイヤーの困惑・反感は大きく、(後述のサジェスト問題にも表れているように)稼働前の前評判は良いとは言えない状況だった。
実際のゲーム内容としては、スイングによる戦略性はリズムゲームとしての新しい楽しみ方を提示したものの、その楽しさをユーザーに伝える設計・配慮が行き届いていたとは言い難く、着せ替えゲームとしての要素が楽しみづらい点へのユーザーの不満の声も大きかった。
TVアニメの放送中の時期にはセールス面では若干上向いたとされる(*10)ものの、単調なゲーム性には一度も手が加えられなかったこともあって、アニメ展開がWebに移った頃からは徐々に勢いが衰えていく。
2022年3月に待望のスニットステージ機能が追加され「着せ替えゲームとして楽しみづらい」という問題が一気に解消されたことは既存ユーザーには喜びをもって迎えられたものの、既に稼働開始から1年余。テコ入れとしてはいささか腰が重すぎた感が否めない。
その後2022年10月20日稼働の「ユニットステージ3弾」をもって稼働を順次終了させることが発表され、事実上の展開期間は約2年という短命な結果に終わることとなった。
全体的に光る部分は確かにあったものの、ネガティブな前評判を完全に挽回するには力が及ばなかった惜しい作品であったといえる。
2023年3月30日をもって稼働終了となり、筐体は「仮面ライダーバトル ガンバレジェンズ」へコンバートされた。
実際は大抵の店舗が稼働終了を待たず「ガンバレジェンズ」へコンバートしたため、実質的な稼働終了日は「ガンバレジェンズ」稼働開始日前の3月22日であった。
なお「ガンバレジェンズ」は1プレイ100円である。
*1 今作は実写×アニメの作品のため正確には「TV番組」の方が適切だが、過去シリーズに倣い便宜上本ページでは「アニメ」と呼称する。
*2 前作までのアイカツシステムはあくまでも舞台演出装置であり、バーチャルの世界ではない。
*3 マイキャラは「編入」という形で新しいシリーズの舞台となる学園に移っている。
*4 リップ・チーク・ほくろ・フェイスシール等。
*5 アニメ内のキャストも物理ライセンスカードを用いてプラネット世界へミラーイン☆している。
*6 一応裏技的な方法で行えなくもなかったが、双方が敗北扱いになってしまうデメリットがあった。
*7 上下画面の両方に録画機を付けて、力業で解決する店も一応存在する。
*8 プレイ回数や期間中の累積ポイントごとに得られる報酬。
*9 1弾時点でのみ、対戦相手のつよさによって手に入る「つよさボーナス」の獲得プラネットポイントがズバ抜けて大きかったため挑戦する意義は大きかったが、2弾以降は"つよい"・"ふつう"と同等に下方修正。"よわい"ともほんの僅かしか変わらない。ちなみに各キャラの初回撃破時のみ そのキャラの髪型パーツが入手可能。
*10 ただしバンダイナムコグループの決算で確認できる本作稼働後のアイカツシリーズの売り上げはむしろ微減していることから、これについても疑問視する向きがある。コロナ禍の影響も考慮する必要はあるが。
*11 星宮いちご・大空あかり・虹野ゆめ・友希あいね・湊みお・姫石らき の6人。
*12 アニメ作中のアイテム『アイプラフォン』やゲーム内の一部のアイドルフレーズ等にも使われているため、一応公式での略称らしい。