Dreaming Canvas

【どりーみんぐきゃんばす】

夢見るキャンバス

【ゆめみるきゃんばす】

ジャンル アクション、アドベンチャー
通常版
バレンタインスペシャルバンドル
対応機種 PlayStation 4
Nintendo Switch
メディア ダウンロード専売
発売・開発元 Playstige Interactive
発売日 【PS4(通常版)】2020年7月1日
【PS4(スペシャルバンドル)】2021年2月12日
【Switch】2021年5月13日
定価(税込) 【PS4(通常版)】440円
【PS4(スペシャルバンドル)】220円
【Switch】400円
プレイ人数 1人
セーブデータ 1箇所・オートセーブ方式
レーティング 【PS4】CERO:A(全年齢対象)
【Switch】IARC:3+(3歳以上対象)
備考 2021年5月時点でPS4におけるゲームソフトのみでの配信終了
判定 クソゲー
ポイント 2020年クソゲーオブザイヤー据え置き機部門次点
やれることが無さ過ぎる
絵を描くゲームなのに絵が描けない
クソゲーオブザイヤー関連作品一覧


概要

Playstige InteractiveがPS4で販売したゲーム。ゲームの紹介文やチュートリアルでは『自由に絵を描くゲーム』として紹介されていた。
ちなみに海外版は2019年9月24日に配信が開始されており、日本では約9ヶ月遅れでの配信となった。

システム

  • プレイヤーは一人称視点でマップを散策し、マップ上にあるキャンバスに絵を描いていく。
  • 左スティックで移動、右スティックで視点変更、○で決定、×でジャンプ、スタートボタンでオプションを開いたりメインメニューに戻る事ができる。
  • 全部で5つのステージがある。(草原、滝壺、南国、砂漠、雪の降る街)
  • マップ上にはアートブラシが落ちている事があり、これを拾うと有名な画家の名言を聞くことができる。
  • マップ上にたまにNPCがおり、特定のNPCの顔を一定時間見つめるとトロフィーが貰える。

問題点

  • 内容が薄すぎる
    • このゲームでやることが『絵を描くこと』『画家の名言を探すこと』『トロフィー獲得のためのNPC探し』ぐらいしかなく、これらをやり終えたらマップをうろつく事しかやることがなくなってしまう。
    • マップにいるNPCも会話すら行わずにただ単に突っ立っているだけのオブジェクトとなってしまっている。
      • 因みに公式はこのNPCの事を『興味深い他の旅行者』と言っている。一体何が興味深いのだろうか…
  • 自由に絵が描けない
    • 概要でも説明した通り、このゲームは『自由に絵を描くゲーム』として紹介されているのだが、実際は絵を描く事すら出来ない。
    • プレイヤーが実際に出来るのは、キャンバスに予め描かれている絵の彩度や光度などを5つのつまみをいじくって変えるだけ。明らかに広告詐欺である。
    • 5つのパラメータもどのつまみが何に対応しているのかの説明が一切されないためかなり不便。
  • 直訳すぎる名言
    • マップ上に落ちている名言もGoogle翻訳にそのままぶち込んでいるのか直訳すぎていて非常に分かりにくい。
    • マップの端の方にある名言に至ってはそもそも翻訳自体されていない物もある。
  • その他
    • ジャンプが非常に小さく、乗れなかったり登ることが出来ない物体が多い。
    • カメラワークが悪く、ジャンプをするとガクついてしまう。
    • PS4の商品説明には『オンライン必須』と書かれているが、実際はオンライン要素など欠片もない。

評価点

  • トロコンが容易
    • NPCを探して一定時間顔を見つめるだけでトロフィーが貰えるので非常に簡単にトロコンできる。
  • ローポリ調の各マップは美麗
    • 遠景に見える太陽は冬のマップで良く映える。

総評

『絵を描くゲーム』と言っておきながら、絵を描く事が出来ず、ゲームとしての面白さは皆無。
余りにもやることが無く、価格不相応以前にゲームと言って良いのかすら分からないゲームである。


余談

  • クソゲーオブザイヤー2020年度据置機部門では次点入りを果たした。
  • 2021年2月12日に『ドリーミングキャンバスバレンタインスペシャルバンドル』が発売された。
    • ゲームに加えてPS4用の動的テーマ・アバターがセットになっており、価格も半額になっている。
  • 2021年5月13日にNintendo Switch版が『夢見るキャンバス』という名称で発売された。
    • こちらも海外では2019年9月27日に配信が開始されているため、実に1年8ヶ月近く後になって日本版が出たという稀有な話でもある。
    • ホーム画面上では「Dreaming Canvas」と表記されるところを「Dreaming Can」と誤表記してしまっている。
最終更新:2023年10月29日 18:34