作品名は『Ez2Dj 4thTRAX ~Over Mind~』ですが、半角チルダが含まれるためページ名は『Ez2Dj 4thTRAX ~Over Mind~』で代用しています。


Ez2Dj 4thTRAX ~Over Mind~

【いーじーとぅーでぃーじぇい ふぉーすとらっくす おーばーまいんど】

ジャンル 音楽ゲーム
対応機種 アーケード
発売・開発元 Amuse World
稼動開始日 2002年7月28日
プレイ人数 1~2人
備考 日本未稼働(※ ただし個人輸入で国内稼働はしていた)
判定 なし
ポイント 様々な意味で話題になった音楽ゲームのシリーズ5作目
後のDJMAXスタッフが主導開発を行っていた作品
EZ2シリーズ


概要

韓国のAmuse World社が製作したアーケード向けの音楽ゲーム『Ez2Dj』*1シリーズ5作品目のタイトル。
4作目である『Ez2Dj 3rd TraX -Absolute Pitch-』までの58曲と新曲20曲が追加された計78曲が収録されている。
日本では様々な事情により未稼働だったが、ごく一部の店舗が個人輸入を行った上で稼働していた。

特徴

ゲームシステム

  • 上から降ってくるノートを判定ラインに合わせて特定のキーもしくはペダル押す、またはスクラッチを回し、キーやスクラッチに設定された音を鳴らすいわばKONAMIの『beatmania』シリーズと似た形式の音楽ゲームである。
    • 一見すると5キー+スクラッチという5鍵盤時代のbeatmaniaとデバイスが似ているが、「『beatmania IIDX』シリーズのような1P・2P側によってスクラッチサイドが違う」、「フットペダルの設置」、「パネル中央上部に4つのエフェクトキーの設置」、「スクラッチが非常に軽い」などといった細かい違いが存在する。
  • 押したタイミングに応じて「KOOL」「COOL」「GOOD」「MISS」「FAIL」までの5段階の判定が行われ、この判定によりスコアの獲得ポイントやグルーヴゲージの増減が決まる。
    • 「KOOL」もしくは「COOL」の判定を出し続けるとコンボと判定され、2つの判定を出し続けるとコンボした数が増えていく。コンボの数によってスコアに大きく影響が出る。
    • ただし、「GOOD」を出した場合はコンボ数が増えず、「MISS」と「FAIL」はコンボ数がリセットされる。
  • ノートにはどのレーンにも2種類存在しており、「通常ノート」と「ロングノート」が存在する。ロングノートは縦長のノートが降り、そのノートが判定ラインに流れている間はキーもしくはペダルを押す、もしくはスクラッチを回し続ける必要があり、途中で離してしまうと「FAIL」扱いとなる。
    • なお、本作のロングノートは『beatmania IIDX』シリーズの「チャージノート」とは違って終点判定は存在せず、終点で押しっぱなしにしたままでも判定に影響は出ない。
  • 楽曲終了までにグルーヴゲージが残っていればクリア。ただし、楽曲プレイ中にグルーヴゲージがすべてなくなってしまうとそのままゲームオーバーとなってしまう。いわばDance Dance RevolutionシリーズDJMAXシリーズのゲージ方式と同じシステムを持つ。
  • 難易度は最大13段階まで設定されており、譜面の種類はEZMIX・NMMIX・HDMIXから選択可能。ただし全曲ですべての難易度が実装されているわけではなく、EZMIXが選べるのはStreet mix 5keysモードの一部楽曲のみとなる。それ以外のモードはすべてNMMIXのみ、もしくはNMMIXかHDMIXのみとなる。

ゲームモード

  • Street mix
    • ステージごとに選曲を行い、クリアできれば次のステージへ進むことができる本作のメインとなるモード。
    • 全3曲構成で選曲可能な楽曲はステージによって異なる。
    • 「Street mix」と後述する「Radio mix」は「5keys」と「7keys」が選択可能。
      • 前述の通り本作の筐体の各プレイサイドにはスクラッチと5鍵盤とペダルしかないのだが、「7keysはどうやって遊ぶの?」と思う人も少なくないだろう。
      • 7keysは「スクラッチと5鍵盤とペダルの他に中央のある4つのエフェクトキーのうち2つも演奏キーとして使うモード」である。冗談のように聞こえるがこれはれっきとした正規モードである。
      • キーボードとエフェクトキーは片手を伸ばしてやっと届く範囲まで離れているので、左手で5鍵盤を処理しつつ右手で2つのエフェクトキーを処理するといった攻略が必要な、同じキー数を持っているゲームとは戦略性が全く違うモードとなってくる。
    • このモードの5keysに限りEZMIXという簡単な譜面を遊ぶことができる。7keysモードにEZMIXは実装されていない。
  • Radio mix
    • 「チャンネル」と呼ばれる事前に設定された楽曲のコースを選び4曲連続でプレイする、いわば『beatmania』シリーズのEXPERTモードに近い。
      • シリーズ初期はモード名の通りラジオをイメージして作られていたため、チャンネルセレクト画面でチャンネルを選択しているとラジオの周波数を設定するノイズような音が入る。
    • Street mixと比べるとコースのほとんどが高難易度譜面で構成されており、その中にはStreet mixではプレイできない専用譜面も存在するため上級者向けのモードとなる。
    • 5keysと7keysでゲームシステムが異なっており、クリア及びゲームオーバーの条件がそれぞれ違う。
    • 5keysの場合Street mixと同じグルーヴゲージ方式のシステムが採用されている。
      • グルーヴゲージがなくなった時点でゲームオーバーではあるが、楽曲をクリアするごとにゲージがフルに回復する。
    • 7keysの場合はグルーヴゲージの代わりにオーディエンスレーティングシステムによる足切り形式が採用されている。
      • オーディエンスレーティングは時間経過で少しずつ減少、KOOL~COOL判定を出し続ける事でレートを上げることが可能で、各曲の演奏終了ごとにノルマを超えることでクリア、超えていない場合はゲームオーバーとなりスコアは残らない。
  • Club mix
    • 自分で決めた楽曲をノンストップで3曲連続プレイする、5Kダブルプレイ専用モード。
    • 1P・2P両サイドのキーボード全ての10鍵盤と両側の2つのスクラッチ、2個のフットペダルを使用するのだが、フットペダルは2個で1レーンを共有しどちらを踏んでも反応する。
    • また、2P側のスクラッチは選曲レーンという特殊な動作を行うため、ノーツ自体は流れてこない。
    • 1曲目のみStreet mix同様に選曲を行うが、2曲目以降は譜面に使用されていない側のスクラッチを回して演奏中に次の選曲を行うという、リアルタイム性を意識したモードとなっている。
    • 選曲に関わらず背景はこのモード専用の汎用BGAとなる。
  • Space mix
    • 事前に2曲を選曲し、連続で演奏を行う7Kダブルプレイ専用モード。
    • 10鍵盤と左右スクラッチに加えて、エフェクトキー4つ全てを使用する、このゲームの中では一番(操作が)難しいモードにあたる。
    • ただしフットペダルは使用しない。代わりにフットペダルには他のモードではエフェクトキーに割り当てられていたハイスピード変更操作になっている。
    • こちらも選曲に関わらず背景はこのモード専用の汎用BGAとなる他、選択できるギアスキンやノーツ・ヒットエフェクトなどの外見も専用のものとなる。
  • Turntable mode
    • 本作で追加された隠しモード。
    • ゲームの流れは事前に3つのコースのうち1つを選び、3曲連続でプレイする。流れはRadio mixと似ているが、このモードはゲームシステムが根本的に違っている。
    • 降ってくるノートの対象のキーを事前に押し、ノートが判定ラインまで来たら対象のキーを押しながらスクラッチを回す。
      • 他のゲームで例えるなら『beatmania』のコントローラーデバイスで『GuitarFreaks』のゲームシステムをプレイするような感覚*2に近い。
    • 2曲目以降はプレイヤーの実績に応じて変化し、最終的にゲージが残っていればクリア。
  • EZ2Catch mode
    • 前作から搭載された隠しモード。他のモードとは打って変わりポップな雰囲気で展開される。
    • ゲームの流れはTurntable modeと同じで3つのコースから選び3曲連続でプレイする方式。またこのモードもプレイヤーの実績に応じて2曲目以降の曲が変化する。
    • スクラッチでキャラクターを操作し、上から降ってくる果実(ノート)をキャッチするというシンプルなシステムとなっている。
      • シンプルではあるが、筐体のスクラッチが軽いにもかかわらず繊細な操作を求められるノート配置となっているので、ゲームとしてはとてつもなくシビアな内容になっている。

評価点

楽曲

  • 本作ではCROOVE、xxdbxx、Andy Leeの3名が制作した20曲の新曲が新たに収録されている。
    • 当時流行していたTranceの「Aquaris」や渋めのhiphopである「Ready to Yah」、キャッチーでポップなHouseの「Delight」やボスの風格を出した激しいhard technoの「Fire Storm」まで、3人で制作したとは思えないほど幅広いジャンルをカバーし、かつクオリティも全体的に高い仕上がりとなっている。
    • その中でもAndy Lee氏によるポップス「Lovely Day」は後のEz2Djシリーズ屈指の名曲と呼んで良いほど人気を博していた。

ムービー

  • 本シリーズのムービーは後の『DJMAX』シリーズのような全画面でのアニメーションが演出され、かつ全曲専用のムービーが用意されている。
  • 新曲も例に漏れず全曲専用ムービーであり、かつ全体的にクオリティが高い。
  • 前述の「Lovely Day」はクオリティが楽曲のクオリティの高さもあるが、SeeD氏がデザインした2人のキャラクターが出てくるムービーも評価が高い。
    • SeeD氏はPC用オンラインゲーム『スカッとゴルフ パンヤ』のアートディレクターならびにキャラクターデザインを担当していることで知られている。

ゲームシステム

  • 前作から実装されていた最大10倍速までのハイスピードやMIRRORやRANDOMなどの譜面を変更するオプションに加え、今作では新たなオプションとしてオートスクラッチとオートペダルが追加された。
    • 譜面によってはペダルもしくはスクラッチの絡みで非常に難しくなる傾向が強いため、これらが苦手なユーザーやライトユーザーには特に歓迎された。
    • ただしオートの対象になったノートは0点扱いとなるため、オート無しよりもスコアやランクが低くなるというデメリットも存在する。

賛否両論点

極端な譜面構成

  • シリーズ初期の1作目が稼働した1999年頃は音楽ゲームの黎明期であり、当時の稼働時期はBEMANIシリーズで言うと『beatmania 4thMIX』や後のIIDXシリーズの初代にあたる『beatmania IIDX』が登場したての頃だった。
    • そのため作品を重ねる度にユーザーのニーズに応じて各ゲームの譜面の方向性がそれぞれ違う方面へと向かって行くのだが、本作を含めたEz2Djシリーズはかなり極端な方向性に向かうこととなる。
  • 例えば5鍵盤時代の『beatmania』シリーズではノートの表示位置の関係で隣接配置が少なかったり、後にリリースされた『DJMAX』シリーズにおいては各作品で使用するキーボードやコントローラーに合わせた譜面設計を行なっているが、本作にはそのような配慮が全く存在しないかのような譜面が降ってくることがある。
    • 実際にあった極端な例で言うと間隔が異様に狭い連続したロングノート譜面や、4つ打ちのペダルを踏みつつキーボードで16分音符のメロディを弾き不規則に現れるスクラッチを回すといった譜面や、極め付けは5鍵盤全押しかつスクラッチを回しペダルを踏むようなノートがロングノートとして登場するなど、「人間が頑張れば取れる」譜面がゲーム中に度々登場する。
    • もちろんこういった極端な譜面が全ての曲で登場するわけではないものの、他の音楽ゲームと比べると出現する確率は高い。
    • ただしこれが悪いかというとそうでもなく、むしろ本作しか存在しない珍しい要素でもあるため評価点と捉えることができる。

ボスチャンネル「Grotesque」

  • Radio mixモードにおいてとある隠しコマンドを入力することで出現する「Grotesque」チャンネルだが、このチャンネルは本作のボスチャンネルと呼ばれている。
  • このチャンネルの楽曲はいずれもHDMIXよりとてつもなく難しい専用譜面のみで構成されており、名実ともに本作のエンドコンテンツと言える内容となっている。
    • と、書けば聞こえは良いのだが、最後に登場する「Theme of EZ2DJ」が本チャンネルの盛大なインパクトを与えており、賛否両論点にもなっている。
  • チャンネルの最後で出現する「Theme of EZ2DJ」はEz2Djのテーマソングであり、楽曲自体も3曲目の「Fire storm」のボスの風格を持つ雰囲気とは全く違い、いかにもエンディングらしい曲となっている。この楽曲も専用譜面で登場するのだが、この譜面が最大の問題。
    • というのもここでは旧作から特定条件で出現していたおまけ譜面が採用されている。それが楽曲の展開を一切無視して「叩いてもなにも音がでない」ノートが「E」「Z」「D」「J」という16分音符で構成された文字譜面としてひたすら現れる譜面となっている。
      • 曲の終盤になると16分音符から32分音符に濃縮された文字譜面が出現し、「130bpmで32分音符の連打をすべて正しく叩かないとクリアできない」という高橋名人もビックリな譜面構成となっている。というより人間にはクリア不可能に近いレベル。
    • ゲージがなくなると強制終了する仕様上どれだけ腕の上手い人でも終盤ですべてゲージを持っていかれて終わってしまうため、このチャンネルは事実上「チャンネル最後の砦を突破できるかは終盤の32分連打地帯をどう処理できるか次第」となってしまっている。
    • とはいえこのバージョンではRANDOMオプションが備えてあるのと、このコースのこの曲に限りゲージの減少率が抑えられるため、少数ながらもクリア者はいる……らしい*3
  • プレイヤーの挑戦心をくすぐったのか意外にも評判が良いらしく、本作以降の続編のRadio mixでも「Grotesque」チャンネルは度々復活コースとして登場している。

問題点

全体的な難易度上昇と初心者向け要素の排除

  • 本作は過去4作と比べると譜面難易度が全体的に上昇傾向にあり、本作の新曲で前作の12を超える最高難易度の13の譜面が追加され、前述のボスチャンネルの存在により難易度が大幅に上がってしまっている。
    • 現行のアーケード音楽ゲームでは当たり前となった「失敗しても全曲または数曲なら続きが遊べる」保証機能がまだ時代柄もあって実装されていないため、迂闊に1曲目から高難易度譜面を選択してしまったりするとゲージシステムによる強制終了で開始してから1分足らずでクレジットが消えるという状況が本作にはよく発生していた。
  • 一応初心者向けの簡単な譜面も増えているものの、本作においては「前作まで存在していたRuby MIXモードの削除」という改悪が行われたため、より初心者にとって厳しくなってしまっている。
    • Ruby MIXモードは簡単に説明するとイージーモードで、「初心者向けの易しい譜面のみ選択できる」「ゲージの減少率が緩和されている」といった違いがある。 本作はそのモードを削除。初心者譜面をEZMIXとして扱いStreet mixと統合された。
      • 統合するまでは良かったのだが、ゲージの増減がStreet mix基準に統一されてゲージ減少率が少なからず厳しくなったうえ、EZMIXをプレイするには「2鍵盤(左側の黒ボタン)を押しながら決定する」という一手間がかかる仕様になってしまっている。
    • これらの機能についてもゲーム内で説明されることがない=EZMIXがある種隠しコマンドとなってしまっていることから、より一層初心者に厳しいシステムとなってしまった。
  • 本作で反省したのか、次作ではRuby MIXが復活することとなり初心者に対してある程度のカバーを行える事となった。
    • もっとも、チュートリアル自体の復活要望は次作以降も長らく放置されることになるのだが……。

復活なしの旧曲大量削除

  • 本作では前作までの総収録数80曲のうち22曲が削除されることとなり、復活曲もなかったので総収録数が78曲と前作よりも若干下回ってしまった。
    • その中には初心者向けの難易度が低い楽曲も削除されていたことから、前述の初心者排除の一因となっていた。
  • 次作では本作で削除された22曲が復活している。

派手な演出による譜面の視認性の低下

  • ゲーム画面では全画面のムービー、ノートの爆発や判定、コンボ数が表示される演出が他の音ゲーと比べるとかなり派手であり、そのあまりの派手さにノート部分が半透明状態ながらも隠れてしまうことがあり、結果としてこれが視認性を悪くしてしまっている。
    • 判定の表示自体も大きめで、コンボ数に至っては上半分を占める大きさで表示されるのでかなり見づらい。
    • ゲームシステムとして過去作のスキンが選択できるものの、そのほとんどが演出も含めて派手なため、何を選んでも見辛いインターフェースとなってしまっている。
  • 前述の通りムービーが全画面な上、さらに譜面背景が僅かではあるもの透過しており、見辛さを助長してしまっている。
  • 全画面ムービーも一部で極端に眩しい演出があり、人によってはプレイに支障が出るレベルの楽曲も存在する。
  • 本作のムービーはオプションでオフにすることはできない。それどころか逆にノート背景自体をオフにする機能しかない。
    • なお、ムービーをオフにする機能は後作で搭載された。

曲別ランキングの削除

  • 前作までは全体のランキングの他に各楽曲・各譜面別にハイスコアランキングかが実装されており、ランキング内のスコアを超えたらネームエントリー画面に入り自身の名前と一緒にスコアを残せる機能があったが、それが本作では削除された。
    • 削除した意図は不明だが、やはり批判があったらしく次作では復活することとなった。

総評

新曲自体のクオリティは高く、オート機能の追加によるゲームシステム改善の点は良かった一方で、難易度上昇のインフレや初心者向け要素の排除、さらには旧曲の大量削除で本作の評価を落とす結果となってしまった。
しかし「Lovely Day」の楽曲や「Grotesque」チャンネルは後のシリーズに大きなインパクトを残したという意味では本作の存在は大きいだろう。
さすがに本作がアーケードで現存している可能性は低いが、最新バージョンでも本作の楽曲が削除されることなく収録されているので、お見かけする機会があれば是非遊んで欲しい。

余談

  • 「Lovely Day」は楽曲や映像のクオリティの高さや初心者から上級者まで幅広いユーザー層に受け入れられた故に韓国でも人気だったのは勿論のこと、日本国内においても「この曲を遊びたいがためにわざわざ韓国へ向かった」と言わしめたほどの絶大な人気を誇っていた。
    • 後に『EZ2AC TIME TRAVELER』でリマスター版が制作されるのだが、音質の改善が行われた他にキャラクターの画像を高解像度にした上、当時存在していなかった追加フレーズを追加し、家庭用音楽ゲームレベルである2分40秒近くの演奏時間という気合の入れっぷりが当時の人気の高さを窺える。
      • フレーズの追加は新規に制作したのではなく、未公開だったロング版から構成した事がリマスター版のリリースと同時にサウンドディレクターであるFOX-B氏から語られる。
      • 本作4th TRAXのサウンドトラックは様々な事情によりリリースされなかった*4が、「Lovely Day」がロング版を前提に作られていたことから察するにサントラを作る予定があったのかもしれない。
      • なお、アーケード版では初収録版とリマスター版がそれぞれ別々で収録されるに至ったが、2022年4月にsteamで発売された『EZ2ON REBOOT:R』はリマスター版のみ収録されている。
    • 作曲者であるAndy Lee氏は後に韓国の女優兼歌手のチャン・ナラ氏にこの曲を提供したため、カバー曲ではあるが一応ロング版の楽曲を聴く事はできる。
      • ただし、アレンジが行われているのと英語歌詞ではなくなったため、雰囲気は大分違っている。
    • 同楽曲のムービーのキャラクターデザインを担当したSeeD氏は前述の通り『スカッとゴルフ パンヤ』のアートディレクターを担当しており、ムービーに出てくるキャラクター2人の配色や服装がパンヤ初期にリリースされたプレイヤーキャラクター「ケン」と「エリカ」に似ていることがわかる。
      • SeeD氏は2009年10月1日に28歳という若さで逝去しており、当時のEz2DjスタッフからSeeD氏への追悼のメッセージが贈られた。
      • その追悼メッセージはリマスター版のムービー終盤にも表示されている。
最終更新:2024年07月09日 05:08

*1 タイトルロゴや一部楽曲名で『EZ2DJ』または『Ez2Dj』と表記が揺れているのだが、本項では後者で統一する。

*2 PS版『GuitarFreaks』はボタンのセッティングをすることでbeatmania専用コントローラーで遊ぶことができる。

*3 とある韓国のwikiサイトでは「クリア者は少数いる」と記載してあるのだが「Grotesque」チャンネルがクリアされたという報告は見当たらない。ただし、本譜面がStreet mixに登場したバージョンにおいてH-RANDOMを用いてクリアされた動画は複数存在する。

*4 ただし、一部楽曲はEZ2ONの限定サウンドトラックに収録されている。