G-MODEアーカイブス37 萌えスロ☆ビーチのしずく
【じーもーどあーかいぶす37 もえすろびーちのしずく】
| ジャンル | スロットゲーム |  | 
| 対応機種 | Nintendo Switch | 
| メディア | ダウンロード専売 | 
| 発売・開発元 | ジー・モード | 
| 配信開始日 | 2021年7月21日 | 
| 定価 | 500円(税込) | 
| プレイ人数 | 1人 | 
| セーブデータ | 1箇所・オートセーブ方式 | 
| レーティング | IARC:12+ | 
| 判定 | なし | 
| ポイント | 『ビーチバレーガールしずく』キャラ出演のカジノスロット 実質の放置プレイ推奨
 ファンソフトとしての微妙さ
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| G-MODEアーカイブスシリーズ | 
 
概要
Gモードが定期的にリリースしているフィーチャーフォン用アプリゲームの復刻プロジェクト『G-MODEアーカイブスシリーズ』の一作。
同シリーズで配信されている『ビーチバレーガールしずく』のファンソフト的位置づけにあたる内容で、ジャンルはスロットゲーム(カジノスロット)。
『ビーチバレーガールしずく』の主要ヒロインである「浅霧しずく」と「水無瀬はるな」が出演しているが、本編にようなストーリー性は含まれていない。
ゲームルール
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ゲームの流れ
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好きな枚数のコインをベットしてスロットを回し、ただひたすらにコインを増やしていく。基本はその繰り返しである。
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スロットは「縦3枚×横3枚」で表示され、縦横斜めのラインに同じ絵柄を止めれば役に応じたコインが配当される。何の絵柄が止まるかは完全ランダム。
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一括ベット方式でありライン別でベットを行う必要はない。所持コインが溜まるにつれ、1回のプレイでベットできる最大コイン数が段階的に増す。
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絵柄は「チェリー」「オレンジ」「プラム」「マスカット」「ベル」「BAR」「1」「2」「3」「5」「7」の11種。後者ほどに配当率が高い。
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パチスロとは違いプレイヤーの操作でスロットを止める事はできない。またオートプレイによる操作抜きで延々とスロットを回す機能もある。
 
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ゲームに関するチュートリアルも任意でプレイできる。さらには配当率の一覧を確認できる機能も搭載。
 
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ジャックポットについて
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数字の絵柄を出すたびに「ジャックポット」が蓄積されていき、とある役を当てるとジャックポット分のコインが支払われる。
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ジャックポットが得られる役としては「縦横斜めのいずれかにBARを並べる」「BARを4枚以上出す」「すべての絵柄をフルーツ関係で埋める」などがあり。
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ジャックポットの支払い後はそれまでに溜めた蓄積がリセットされ、0からの溜め直しとなる。なおベットどれだけ賭けようともジャックポットの影響はない。
 
 
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ファクターについて
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ジャックポットの蓄積数が3・5・7の倍数に達すると、その数字に応じた「ファクター」というイベントが発生する。
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ファクター3の状態で役を当てると配当2倍増しのボーナス。ファクター5の状態では通常配当とは別で、同じ絵柄を4枚以上出す事でも特殊配当が得られる。
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ファクターによっては別の倍数の数字が重なる場合もあり、ファクター3と5を同時に発生させると配当2倍増しと特殊配当の両方が得られる。
 
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ファクター7の状態ではさらなる特殊イベントとして「フリープレイ」が発生し、莫大なコイン獲得のチャンスとなる。
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フリープレイ中はベットの消費がなく、回数が0になるまでフリープレイが継続される。またフリープレイ中は先述の特殊配当がデフォルトで得られる。
 フリープレイの回数は「ファクター7のみは1回」「ファクター3と7では2回」「ファクター5と7では3回」「ファクター3・5・7では5回」となる。
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フリープレイ中は絵柄をホールドできる機能があり、ホールド中はその絵柄が回らなくなる。すでに配当している絵柄をホールドすると再配当が確定する。
 
 
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コスチュームとレコードについて
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ゲーム中に特定の条件を満たすと"はるな"のコスチュームの種類が増え、ゲーム外で自由に鑑賞できる。全5コスプレ×4色。
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高額配当をするとコインが大量に降る演出が発生。超高額だとバニー服の"しずく"も登場し、胸揺れのサービスシーンも見せてくれる。
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「スロットの回数とその結果」や「何の役が何回当てたか」などの詳細なレコードも確認できる。
 
評価点
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ほぼ操作なしでスロットが楽しめる
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オートプレイをONにすればホールド以外の操作が不要となり、実質放置プレイでスロットが楽しめる。
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そもそもカジノスロットは運で結果が決まるジャンルであり、操作抜きでも何ら不具合はない。チュートリアルでも「眺めるだけで楽しい」と解説している。
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簡略化された操作の件も相まってテンポは非常に軽快。「スロットを眺めながら大当たりが来る射幸性を堪能する」というのが本作における醍醐味である。
 
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運は絡むものの総合的にいえばコインが溜りやすい傾向があり、コインが赤字勘定になるケースはないといっていい。
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フリープレイ時においては同じ絵柄の一斉出現でけた違いな配当が得られやすい。高額配当の絵柄をホールドすれば再配当確定でより美味しいボーナスが入る。
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フリープレイ以外ではあまり大きな配当は期待できないものの、上位の絵柄とファクター3・5の相乗効果で思いもよらぬ配当が手に入る場合も多々ある。
 
 
問題点
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いまいち地味な演出
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基本はスロットを回すだけの作業であるが、ゲームを盛り上げてくれるような演出が地味で見飽きてしまいがち。
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他のカジノスロットでよく見られる「派手なエフェクトや効果音による盛り上げ」という演出はいまいち薄く、視覚的な意味での華やかさに欠ける。
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高額配当ではコインの大量降下演出と"しずく"の胸揺れシーンが発生するものの、これもワンパターンの簡素な演出しかなく、すぐに見飽きてしまう。
 
 
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ファンソフトとしての微妙さ
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『ビーチバレーガールしずく』本編の魅力があまり表現されておらず、ファンソフトとしての微妙さは否めない。
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本編におけるキャラ同士の会話シーンといったものが皆無で、本編のような熱血的なエッセンスは含まれていない。そういう路線を期待するとがっかりする。
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登場ヒロインが"しずく"と"はるな"の2人のみで、本編ほどの積極的な姿を見せる機会は大分控えめ。他のヒロインは全く姿を見せない。
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本編におけるサービスカットもかなり抑えられており、せいぜい各キャラのセクシーコスチュームと"しずく"の胸揺れが申し分程度に拝める位のもの。
 
 
総評
実質放置プレイでスロットを眺めるゲームだが、段階的にコインが増えていく喜びや大当たりに対する射幸性を堪能できる楽しさが詰まった一作といえる。
しかし地味な演出やファンソフトとしての微妙さもあり、単体のカジノスロットとしては作業以上の面白みが見いだせにくい点も否定できない。
最終更新:2022年03月30日 16:12