Pelota Mano - Online Basque Handball
【ぺろた まの おんらいん ばすく はんどぼーる】
Pelota Online Basque Handball
【ぺろた おんらいん ばすく はんどぼーる】
Hand Ball Pelota Live Edition
【はんど ぼーる ぺろた らいぶ えでぃしょん】
Handball Pelota
【はんどぼーる ぺろた】
| ジャンル | スポーツ |  | 
| 対応機種 | スマホ | iOS Android
 | 
| CS機 | Nintendo Switch Xbox One
 | 
| メディア | ダウンロード専売 | 
| 発売・開発元 | Pix Arts | 
| 発売日 | iOS/Android/One | 2019年6月6日 | 
| Switch | 2022年3月24日 | 
| 定価 (税10%込)
 | iOS/Android | 基本無料(アイテム課金制) | 
| One | 350円 | 
| Switch | 599円 | 
| プレイ人数 | iOS/Android | 1~2人 | 
| Switch/One | 1人 | 
| セーブデータ | 1個・オートセーブ方式 | 
| オンライン | iOS/Android | 対応(ランキング、対戦) | 
| Switch/One | オフライン専用 | 
| レーティング | Switch | ESRB:Everyone(6歳以上) IARC:3歳以上
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| 備考 | 日本語非対応 | 
| 判定 | iOS/Android | クソゲー | 
| Switch/One | クソゲー | 
| 劣化ゲー | 
| ポイント | 共通 | ミニゲーム未満の極薄内容 貧相なグラフィックと演出面
 ダバダバ歩きと腰振り待機動作
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| Switch/One | 多数の機能削除で更に極薄に | 
 
概要
ハンドボールを扱う実在するスポーツ「バスク・ペロタ」を題材とした、Pix Artsが贈るスポーツゲーム。今作もゲームエンジンにUnityを使用している。
iOS/Android版はゲーム開始時に都度広告が入るが、こちらは2.99USDで「PRO VERSION」を購入すれば消すことが可能である。
ゲーム内容
モードセレクト
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【PLAY DEVICE】CPUとの対戦モード。CPU名は「DEVICE」固定である。
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【PLAY ONLINE】オンライン対戦モードで10点先取固定である。CS機版では削除されている。
難易度
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【EASY】5本先取
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【MEDIUM】10本先取
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【TOUGH】15本先取
ステージセレクト
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全4ステージ。iOS/Android版は「PRO VERSION」を購入することで残りの3ステージをアンロックできる。CS機版は最初から全て選択可能。
キャラセレクト(iOS/Android版のみ)
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全6キャラ。それぞれ「SPEED」「STRENGTH」「ACCURACY」の3項目で性能が分けられている。「SELECT PLAYER」でゲームスタート。
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追加キャラの価格はそれぞれ「2.99USD」「4.99USD」「6.99USD」「9.99USD」。価格が高いほど高性能となる。
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ちなみにサムネイルに写っているのは「6.99USD」のキャラである。
 
 
ルール
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サーバーはまず壁に向かってボールを打つ。
 ここからレシーバーとサーバーで、壁で跳ね返ったボールが2回バウンドするまでに壁に打ち返すのを繰り返す。
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ボールが2回バウンドするまでに打ち返せなかったり、打ったボールが壁まで届かなかったりすると相手にポイント。
 
- 
ボタンを押す長さでボールを打つ強さを変えられる。
問題点
余りにも中身が無さ過ぎる
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根本の内容からして「ペロタのルールで(5×n)ポイントを先取する」…以上、というものであり、ゲームならではのデフォルメやアレンジは皆無。必然的にゲーム自体が単調になってしまっている。
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難易度は3つあるものの、単にセット数が変わるだけで、CPUの性能や行動ルーチンが変わるわけではない。そしてそのCPUも、難しいボールでもないのに落とすような弱さで、手応えに乏しい。
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ステージは4つあるが、観客席や壁の色と言った見た目が変わるだけで、コートの広さやバウンド時の挙動の変化等もない。
 
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サウンド周りも虚しさ全開仕様。タイトル画面からゲーム中含めてBGM自体が全面的に排除されてしまっただけでも『Urban Street Fighting』等より薄くなってしまっているが、そんなことは最早序の口。ゲーム中における効果音全般が少なすぎる上にショボく、これでは臨場感溢れるどころか空虚も甚だしいものである。
キャラの動作が変
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キャラクターの動作がどことなくぎこちなく、移動モーションはまるで『ノットトレジャーハンター』のダバダバ走り。スライディングでボールを打つモーションもあるが、唐突に横に飛んでいく。
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待機モーションはどう言う訳か上下運動を思わせる腰フリ動作のエンドレス。
ただでさえ薄い中身が更に削減されてしまったCS機版
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Pix Arts製ゲームの例に漏れず、CS機版は内容削減仕様である。毎度の如く削減される「オンライン対戦」はまだしも、今作ではあろうことか「4人の追加キャラ」までもが削減されており、従来の比ではないほどにボリューム不足ぶりを増長させてしまっている。ゲームを起動して最初に表示される「PLAY DEVICE」以外に選択肢が無い事からも、突貫工事のやっつけ仕事ぶりが垣間見える。
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一方で、商品概要には全く修正が入っておらず「6人のプレイヤーキャラクター」と書かれており、CS機版で不可能となったこともそのまま掲載されてしまっている。前述のサムネキャラの使用不可をはじめ実際の内容と全く異なる虚偽表記であり、これは日本における法律の「景品表示法」に違反しかねないレベルの問題行為である。
 
評価点
共通
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タイトルの通り、日本はもとより本国アメリカでもさほど知られていないベンチャースポーツゲーム「ペロタ」を題材として扱っており、ルールも破綻していない。
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ボールの落下予想地点が表示されるため、どこにいればボールを返せるかわからない、と言った事態に陥ることはない。ある意味今作の良心と言えるだろう。
CS機
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4ステージ全てが最初から選択可能であり、広告も無いため、快適性においては一応改善されている…かもしれない。
Switch版
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獲得スコアが保存される。Pix Artsのタイトルではそれすらも保存されないことが多く、多少は進歩した点と言えるか。
総評
Wait no more, go hit some balls!
「もう待てない、ボールを打ちに行こう!」
 
商品紹介の締めに記載された上記の一文や、ゲームとしては珍しい「ペロタ」と言うスポーツを題材にしていることから興味本位で購入したユーザーを、中身の無さで奈落のどん底に叩き落としたゲーム。
Pix Arts恒例のCS機版での内容削減も更に極まったものとなっており、キャラセレクトやオンライン要素で辛うじて保たれていたボリュームすらごっそり削除されてしまっているため、低クオリティゲームの常連となって久しいPix Arts製のゲームに限っても最底辺であることに疑いの余地は無いだろう。
最終更新:2024年04月20日 20:05