本項目では、SFCソフト『ステイブルスター ~厩舎物語~』(判定なし)と、そのGB移植版(劣化ゲー)の紹介をしています。
【すていぶるすたー きゅうしゃものがたり】
ジャンル | シミュレーション | ![]() |
対応機種 | スーパーファミコン | |
発売元 | コナミ | |
開発元 | KCE大阪 | |
発売日 | 1996年3月22日 | |
プレイ人数 | 1人 | |
定価 | 11,800円(税抜) | |
判定 | なし | |
ポイント |
厩舎経営がメイン 弱い馬にも活躍の場がある |
コナミから発売された競馬シミュレーションゲーム第1弾。略称は「ステイブルスター」。
『ダービースタリオン96』の後発という遅いスタートとなったが、内容は独自色が強く、他の競馬ゲームとの差別化はできている。
+ | 馬主紹介 |
競走馬育成というよりは、厩舎経営シミュレーションゲーム。
ひたすら最強馬を生産するのが目的の人には向かないので、ダビスタの亜種のつもりで購入すると痛い目を見るだろう。
強い馬1頭だけを育てていても調教師ランクはあまり上がらない。弱い馬もしっかり鍛え上げ、活躍させることができてこそ名調教師と言えるのである。
複数の馬に対して調教パターンの設定、他の馬とかぶらないような出走スケジュールの管理、果ては馬の生産助言から新人騎手の育成まで、調教師としての仕事は非常に多い。
厩舎の実績を上げ、馬主との信頼関係を築き、そしていつの日か日本の馬で世界の頂点に立つという夢を持つ馬主と出会い、共通の夢を叶えよう。
【ぽけっとじーわんすていぶる】
ジャンル | シミュレーション | ![]() |
対応機種 | ゲームボーイカラー(全GB共通) | |
発売元 | コナミ | |
開発元 | KCE名古屋 | |
発売日 | 1999年4月28日 | |
定価 | 4,500円(税抜) | |
プレイ人数 | 1人 | |
判定 | 劣化ゲー | |
ポイント |
メイン部分は大幅に劣化 新モード追加も劣化点カバーには至らず |
SFCステイブルスターのGBCリメイク作品。
ROM容量が半分になり、規模が大幅に縮小されている。
N64版『実況GIステイブル』と同時発売で、連動要素もある。
開発元は『悪魔城ドラキュラ 漆黒たる前奏曲』や『がんばれゴエモン ~黒船党の謎~』などコナミの看板シリーズを次々とクソゲー化してGBでリリースし続けたKCE名古屋。
実況なし海外なし等、SFC版から大幅に劣化しているのは否めないが、ゲーム内容はそれなりに充実しており、クソゲーと言えるほど出来が悪いわけではない。
むしろ半分しかない容量で、ここまでゲーム性を再現させることができているのは評価されるべきだろう。
オリジナルであるジーワン牧場モードもあり、他社製では見られない「競走馬になる前の馬」を育てるというGB版独自の楽しみもある。
どうもSFC版は馬が多すぎて管理が大変という人には、よりコンパクトなこちらのほうが向いているかもしれない。
*1 旧馬齢表記。数え年で、誕生した年が1歳。
*2 出走可能になったのは2000年以降。
*3 預ける厩務員によって誰が担当するかが決まる。それぞれ短距離馬が好き・長距離馬が好き・どんな馬でも可という特徴があるが、担当した馬がそういう特徴の馬に育つわけではない。
*4 ゲーム中でレコードが出た場合はその馬に置き換わる。
*5 解りやすい例として騎手では式豊(武豊)・的揚(的場均)・樺山典(横山典弘)・蛇名正(蛯名正義)など、調教師では藤択(藤沢和雄)・僑口(橋口弘次郎)・伸藤雄(伊藤雄二)など
*6 西日本で放送していた「ドリーム競馬」の関西テレビ版に出演。なお東日本地域でも「スーパー競馬」の中で関西GIを中継する際はドリーム競馬の映像音声が放送されていたため、杉本アナウンサーの実況はほぼ全国で視聴可能だった。
*7 ダートレースで負けると「ダートでは走らない」
*8 メンコ:落ち着きがない馬、ブリンカーor去勢:気性難の馬、シャドーロール:根性のない馬
*9 成長すると、以前と同じ体重でも「重い」と言われなくなる。
*10 ケンタッキーダービー・ブリーダーズカップ(5種類)・凱旋門賞のどれか
*11 最初は登場しておらず、馬主の信頼を得ることで新たに登場する。
*12 4歳限定のケンタッキーダービーを除く。
*13 もしアクシデントで出走できなくても、5月2週の新潟まで未出走馬専用レースが用意されている。
*14 モデルは95年度優勝馬のサマーサスピション。
*15 現在で言う3勝クラス。
*16 5歳の夏に本賞金が半減するので再度900万下レースに出る事は可能。
*17 厩務員の3段階評価から判断するに、中央場所の1500万下レースよりもレベルが低い。
*18 65kgを超えてくるとまず予後不良。
*19 モデルは93年フェニックス賞を制したキョウエイコロナ。
*20 いわゆる糞のこと
*21 重賞制覇数はもちろん勝ち鞍自体が少なかったが、1997年サニーブライアンで二冠を達成してその実力が再評価された。それでも当時の知名度は「実力派のベテラン」くらいのものだった。
*22 当時はまだ「期待の新人」程度の知名度しかなく、発売直前に1999年皐月賞をテイエムオペラオーで制してGI初勝利を得たことで知られるようになり、その後の活躍は説明するまでもない。
*23 和田竜二と同期デビューだが、昭和期に大活躍した福永洋一騎手の二世であることや、1998年にキングヘイローでクラシック戦線に出ていたこともあり知名度は群を抜いていた。
*24 元気→健康、ベテラン→息が長い、真面目→気性が良い、理論派→切れ者、あわてんぼ→速い、体育会系→根性。
*25 現実では1997年から。ちなみにこのソフトの発売された99年のフェブラリーSはメイセイオペラが史上初かつ現在も唯一の地方所属馬としてGIを制した歴史的なレースとして知られる。