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タイタニックミステリー 蒼の戦慄

【たいたにっくみすてりー あおのせんりつ】

ジャンル アクション・アドベンチャー
対応機種 ファミリーコンピュータ ディスクシステム
発売元 学習研究社
開発元 アクティビジョン
発売日
()は書換開始日
1987年7月24日(1987年9月22日)
プレイ人数 1人
定価 3,200円
判定 クソゲー
ゲームバランスが不安定
ポイント タイタニック号沈没事故が日本ではマイナーだった頃にゲーム化
マスコミ対応や資金繰りなどムダにリアルすぎてすぐ破産
クセの強い移動システム
グラフィックは非常に良くダイバーは美人揃い

概要

1987年に学習研究社(通称「学研」)からファミコンディスクシステムで発売されたアドベンチャーゲーム。
史実で1912年4月14日に事故で沈没したイギリスの豪華客船「タイタニック号」を引き上げることが目的。
アドベンチャーといえばコマンド選択式が通例だが、それらとは一線を隔しプレイヤーは女性ダイバーをリアルタイムで操作し、直接船内を探索させるアクション方式。
一部、コマンド選択で答えるパートもある。

ストーリー

1912年4月14日。世界最大の豪華客船「タイタニック号」がニューファンドランド沖合の大西洋上において沈没。死者15,000名の大惨事となった。だが詳しい原因は不明である。

その4年前にあたる1908年6月30日、シベリアのツングース地方の密林地帯に大型の隕石が落下し大爆発。
天文学者たちは、隕石の衝突にしては大きすぎるこの爆発の原因を解明出来ず、時が経つにつれてこのことは忘れ去られていったが、科学者の中にはこれを不吉の前兆としてタイタニック号沈没と結び付けて考える者もいた。

時は流れ1985年9月「タイタニック号探索英仏合同調査団」は深海に沈んでいるタイタニック号を発見したが、引き揚げは結局失敗したままに終わる。

それから23年後の2008年春、タイタニック号の引き揚げに乗り出した若者が現れた。若者はバイオテク、エレクトロニクスに精通しサルベージ会社を運営しており、引き揚げの準備を着々と進めていた。
彼の開発した「特殊体質改良薬」を飲めば深海6,000mまで潜ることができるようになる*1。若者は体力、知力、精神力に優れた4人の女性ダイバーとともに、作業に取り掛かったのであった。
リーダー格の「あきな」は、順調に作業を進め浮上装置(浮き袋)をタイタニック号の4ヶ所に設置を完了した矢先、作動させる前に不慮の事故で負傷し入院を余儀なくされた。
残されたダイバー3人「ももこ」「マリーン」「れいか」は浮上装置を作動させ、タイタニック号を長い眠りから再び目覚めさせることができるのであろうか?

キャラクター

ももこ
20歳・乙女座・A型
身長165・B82・W56・H80 趣味・読書、編み物
勘が鋭くアイテムを探すのが得意で、小さなものでも見逃さない。

マリーン
21歳・水瓶座・O型
身長175・B90・W58・H88 趣味・トライアスロン
大柄で日頃から鍛えられているためスタミナがあり障害物との衝突に強い。

れいか
18歳・魚座・B型
身長168・B85・W56・H86 趣味・ジャズダンス
表現力が豊かでマスコミへのアピールが上手く、好感度が上がりやすい。

社長
プレイヤー自身であり、最初に名前を登録する。
設定上では母船で、船内作業用ロボット「TMA-1」から送られる映像を見てダイバーに指示を出しているとのこと。

TMA-1
パッケージに描かれている『機動戦士ガンダム』に登場する「ハロ」のようなボール状のロボット。
ダイバーと一緒に行動している設定だがゲーム中でのグラフィックなどはない。説明書の漫画では何故か関西弁。

内容

  • 海面下4000mの深海に沈むタイタニック号を引き揚げ、沈没の謎を解き明かすことが目的。
    • 初期資金100000$を元手にスタート。
      • 資金の最大額面は6553500$(下2桁は00で固定)。カンのいい人はピンと来るだろうと思われるが下2桁は変化せず固定なので符号なし16ビットの最大値である。
  • 日付と時間の概念がある。
    • 日付は7月1日から始まり、ベッドルーム(後述)でセーブすると一日進む。
    • ダイバーが活動できるのは午前9時から午後5時までで、午後5時を過ぎて戻ってくると強制的にベッドルームへ直行してしまう。
  • ゲームオーバー条件。
    • 資金が尽きた状態で土曜日を迎える。
    • ダイバーが窒息死する。
    • 引き上げられないまま9月を迎える。
    • 核爆発が起きる。
  • 母船の中には「ダイビングルーム」「TV電話室」「記者会見室」「ベッドルーム」と4つの部屋がある。

ダイビングルーム

  • ここに入ると母船から深海へ飛び込みタイタニック号(後述)へ向かうことになる。
    • ダイビングは1回1回に金がかかるが、既定の時間内であれば1日に何度でも行うことができる。
      • 因みにダイビングにかかる資金は海中での活動が長いほど何故か高くなる。

TV電話室

  • スポンサー(6人)や科学者(1人)とテレビ電話で会話する。
    • 船内で見つけた販売用アイテムは、ここで話すことでスポンサーに買ってもらえる。
    • ダイビングした翌日にスポンサーたちから出資され、その分が資金に足されており、その内訳はここで各々から聞くことができる。
    • 科学者とは自由に会話ができず、特定のアイテムを持っていると向こうから一方的に話しかけてくる。
      • 同時に、それに対応したアイテムを渡されたりする。ただ、これに関しては有料でいくらかかったかは告知されない。また資金がゼロや不足の状態でも別に断られたりはしない(もちろんその場合資金はゼロになる)。

記者会見室

  • ロンドンプレス・ワシントンタイムス・ソレイユ・毎朝新聞・マンデー通信・サルベージ通信の6社の記者たちからいろいろと聞かれるので、それに対して受け答えをする。
    • それぞれの好感度は、ハートマークで表示されている。
    • 選択肢は「はい」「いいえ」「まあ、そんなとこね」「ちがうんじゃない?」「そのとうり!」「ぶつわよ!」「ふむふむ、なるほど」「興味がないの」「いいわよ」「いやよ!」「ありがとう」「これでおわりにします」
      • 「これでおわりにします」を選ぶと、こっちから一方的に会見を打ち切ることになる。
    • ここで不適切な受け答えをすると好感度が下がり、記者から悪く報道されてスポンサーからの出資額が少なくなる。

ベッドルーム

  • いわゆるセーブを行う場所で、同時にカレンダーが1日進む。
    • ダイビングから戻ってくるのが午後5時を過ぎていると、強制的にここに入ってセーブされる。
    • 部屋の中にはベッドがあり、それに触れることで就寝しセーブが行われるがこれが見られるのは初回のみで、2回目以降は部屋に入ったと同時にセーブが行われる。

タイタニック号

  • 探索の舞台となる1912年に沈んだ豪華客船。
    • 当時から残された遺品の数々がそのままで、船と共に沈んだ乗客たちの亡霊などがいる。
    • 煙突が4本と、5層のデッキで構成されている。
    • 上記の通り引きあげ計画は以前から進んでおり、先輩のダイバー「あきな」が設置した浮上装置が4ヶ所にある。
    • 船内の移動は、画面中央の黒っぽいトンネルっぽく見える黒くて大きな長方形に向かってBボタンで入っていくことで移動する。この時、向いている方向に向かって1区画分移動することになる。
    • 左右操作で画面左端、右端まで行くとスクロールするが、これは左端なら同じ区画(部屋)で左向きになっただけ、右端なら右向きと、同じ区画内でグルグル回っているだけ。 因みにBを押しながら左右を押すと、その場で視点を切り替えることができる。恐らく左記はその場で体が回っている感じで、上記は区画の外周をグルグル歩いている(泳いでいる)感覚なのだろう。
    • 扉を開けたり、途中で地震が起きたりして穴が開いて新しく進める道ができたりする。
    • 船内に落ちているアイテムの大多数が黄色っぽいヘドロの塊(見た目としては『スーパーロードランナー』の金塊にそっくり)になっている。これを拾い上げると、付着していたヘドロが取れて本来の姿が見える。
      • 中には動かせないアイテムもある。
    • 船内のアイテムは手に持った後、アイテムの収納スペース(3枠)に入れておくことができる。ダイバー自身が手に持っているものを含めば4つまで持てることになる。
    • アイテムの中で「ガイガーカウンター」のみ、専用のスペースが設けられており、これは上記の格納3枠やダイバー自身の手持ちにはならない。

問題点

  • 船内での移動操作が特殊で感覚が少々掴みづらい。
    • 画面左一杯まで行くと左への方向転換、画面右一杯まで行くと右への方向転換というのは直感的でなく扱いづらい。
      • 本作では1つの区画(部屋)の中で壁沿いにグルグル動いている(部屋の外周を円を描くように歩くイメージ)というだけだが、一般的な感覚では、右や左の部屋に移動しているように思えるので慣れるまでは錯覚に陥りやすい。
    • 母船では普通に左右に歩いているので特に最初はわかりにくい。
    • アイテムも画面端にあると、取ろうとしたら惰性でそのまま画面外枠に触れてしまい、そのままスクロールによる方向転換してしまいがちになるのも煩わしい。
  • バグか意図したものか定かでないが、資金が一度尽きてしまうと二度と増やせなくなる。
    • 説明書には「お金が無くなれば君の会社は倒産だ!」と当たり前なことが書かれているが「一度お金が無くなれば二度と増えない」と書かれていない。
      • 「資金がゼロになって週を越すとゲームオーバー」なので「越さなければいい=それまでに引き揚げに成功すれば問題ない」が、クリア後で予備知識がある状態でないと到底不可能。
    • 特に特定アイテムを持っている場合の博士とのやりとりは金がかかる上に、何がその対象でいくら取られるかがノーヒントということもあって、これで一気に資金が尽きたなんてことも。
      • しかもそんな展開が序盤からあり船内に入ってすぐの場所に金属片が落ちていて、これを持ち帰ると博士からガイガーカウンターを渡されるが、なんと12万$も費用が掛かりアッと言う間に資金が尽きる(これはしばらく放置して、資金が充分にできてから持っていくが正解)。
    • 上記の通り、長く潜っているほど資金の減りが大きいので金属片の問題を差し引いても、初プレイなどでは上記の操作性問題も相まってモタつきやすいため、戻るのに苦労していて、母船に戻れば資金ゼロというのがお決まりパターンになる。
      • しかも、この資金が一度尽きたらスポンサーの出資も、どんな高額の販売アイテムもムダ*2になることはもちろん、ダイバーの海中での活動時間が長いほど資金が減ることも一切説明書に書かれていない。そのため、初プレイなどではまず「潜りすぎて資金が尽きる」or「金属片を持って帰って12万$(初期資金は10万$)持ってかれて資金が尽きる」で週末を迎えてゲームオーバーという展開になる。
        更にダイビングしている時間が長いほど資金の減りが大きいことにも触れられていない。学研自身が発行した攻略本には、ダイビングするごとに金がかかることは書かれているが、長いほど金がかかるとは書かれていない。上記の「一度尽きたら二度と増えず破産待ち」についても未記載。
    • 「内容」の項目にあるとおり、資金は符号無し16bit整数のため下限は0である。もし資金が0からでも回復する仕様であった場合、「週内は資金が尽きてもかまわず費用を使いまくり、週末に小額のアイテムを売却して破産を避ける」と言う攻略方法が成立してしまうため、この仕様は意図的なものと推察される。
    • 破産確定の状態でも猶予がありプレイの状況によってはクリアすることが可能、と言うバッファーの存在も、タイムアタックや縛りプレイなどのリプレイ性を上げている面があり、一概にマイナスの面だけではない。
  • ロード時間やエラー絡みで止まっている時までゲーム中の時計がリアルタイム進行している。
    • しかも、その間はボンベの酸素も減り続けている。
      • これに関しては母船からタイタニック号まで4000mも潜っているので、すぐたどり着けるはずがないため、それを現しているとも取れるが、だとするとたった数分で4000mも潜れるはずがなく、エラー発生時でも進んでいるのはさすがにありえないので単なる処理の不具合だろう。
  • 記者会見の選択がいろいろややこしい。
    • 典型的な「はい」「いいえ」だけでなく「はい」「まあ、そんなとこね」「そのとうり!」「いいわよ」あたりや「いいえ」「ちがうんじゃない?」「いやよ!」あたりなどは使い分けがかなり難しい。
      • マスコミ対応を間違って印象を悪くしても、船内に高価な販売アイテムがゴロゴロしているため相当おかしなことをしない限りは、そうそう致命的なことにはならないが。
    • 1回あたりで質問されることもやたらと多いので、少々鬱陶しく感じられる。
  • 上記に付随して、謎解きも相当難しい。
    • 様々なアイテムを使う場所を考えて使わなければならないのだが、その数が膨大な上にアイテムそのものが4つしか持てないので、いかに適性の場所に持ち運べるかにもかなり骨を折ることになる。
      • 一応、そのために日数が2ヶ月とだいぶ長く取られてはいるのだが…
    • 更にアイテムは使い方次第では壊れてしまう。本来のポイントで使った後ならば問題ないのだが、それをスルーして壊してしまうと詰みになる。
  • ハマリのポイントもある。
    • 電動カッターを使って開ける扉があるが、深部の方に特殊金属の扉があり、これに使って開けると壊れてしまう。
      • それまでに開けなければならない扉を取りこぼしてこの扉に使ってしまうと完全ハマリとなる。
    • 浮袋を作動させる手順を間違うと、4つすべて作動できなくなる(後述)。
  • 文字が「タイタニック」以外ひらがな表記なのは読みにくい。
    • 上記の新聞社「マンデー通信」にしても「まんでいつうしん」だったりと「ー」を「い」にしているのも読みづらさを助長している。

評価点

  • グラフィックは非常にクオリティが高い。
    • 特にタイタニック船内はアイテムから船内の内装に至るまで、豪華客船らしさがしっかり表現されている。100年以上沈みっぱなしの船にしてはキレイすぎる…
      • しかも1区画あたり前後左右360°のグラフィックが用意されており、こだわりは充分に感じられる。
    • ゲーム開始時に表示される3人の美女ダイバーのグラフィックはいずれもファミコンにしては非常に綺麗で、一目で美女とわかる。
  • 序盤はわりとチュートリアル重視に進んでいく一面がありゲームのコツが掴めるよう配慮されているところもある。
    • 普通に開きっぱなしのドアでも問題ないのに、入ってすぐの場所にあるドアは取っ手があり、それに触れて開ける形式を取っている。
    • 船内に入ってすぐのところにワインボトルがあり「スポンサーに売って資金にする」というシチュエーションが見られたりとゲームでの主なルーチンが最初の内にある程度体験できるようになっている。
      • このワインボトル自体はあくまでチュートリアルな位置づけのためか買い取ってくれるとはいっても$18,000とかなり安い。もっと高額なアイテムでも落ちていれば上記の序盤での資金問題もだいぶ軽減されたのだが。
    • 前述の金属片にしても、まだスタート直後同然の時期にそのような破産パターンを見せて学ばせられる(戻りが小さい)のでチュートリアルの1つと取ることもできる。
  • 販売アイテムは自由度が高い。また見つける楽しみにもなっている。
    • 謎解きそのものは非常に難しくクリアまでの時間は長くなるため、必須アイテムだけでは船内散策が今一つ発見が少ないものになるので、発見の機会を増やしてだれる展開を緩和している。
  • マルチエンディングな展開。
    • 実はあきながセットした浮上装置の作動以外にも、タイタニック号を浮上させる方法があり、こっちの方が真エンドだったりする。
      • 浮上装置を作動させると浮き袋が膨らみ、それによって区画の一部に入れなくなるので、手順を間違うと全部作動させられなくなる(後述のエンディングに辿り着けなくなる)が、詰みにはならない。
    • 浮上装置発動による引き揚げ成功でも、エンディングでは巨大なタイタニック号が浮上する、当時としてはかなり迫力あるムービーが見られるので見ていて決して悪いものではない。

賛否両論点

シナリオはミステリーと言うよりもオカルト

  • 序盤に関しては割と真面目なアドベンチャーゲームなのだが、中盤以降、タイタニック号沈没の謎に迫る展開が始まるとシナリオが明後日の方向に暴走を始める。
+ 真相とエンディングに関するネタバレ
  • 冒頭のツングース隕石落下(ツングースカ大爆発)は宇宙船(UFO)の墜落事故である。米国は極秘裏に墜落した宇宙船を回収し、ロシアから大西洋経由で米国に移送することにする。
  • この宇宙船を極秘に運搬するため、宇宙船の外側に客船を艤装して建造されたのが本作のタイタニック号である。処女航海の名目でアメリカに向かって出港したが、宇宙船の未知の動力源が原因で船体が破損し、大西洋で沈没したと言うのが真相である。
  • 宇宙船の動力源とは原子力であり、1912年当時はまだ原理も危険性も知られていなかった原子炉が、ダイバーの調査によって沈没したタイタニック号の中心で未だ稼働していることが判明する。
  • 同時に、宇宙船の乗員であるエイリアンも冬眠(さなぎ)の状態で船内に生存していた‥‥
  • BAD END(ゲームオーバー)
    • 原子炉を停止しない状態で浮上装置を作動させ、タイタニック号を浮上させてしまった場合の結末。
    • 水圧から解放された原子炉が再度暴走し、タイタニック号は核爆発を起こしてしまう。
  • END1
    • 原子炉を停止し、浮上装置を作動させタイタニック号を浮上させた場合の結末。
    • 船内には異星人の遺体?と思われる「エイリアンのさなぎ」が散在しているが、彼らに関する真相は不明のまま。
  • END2
    • 原子炉を停止し、異星人を解放した上で彼らの力でタイタニック号を浮上させた場合の結末。
    • 宇宙船の墜落はあくまで「不慮の事故」であり、復活した彼らの手に宇宙船を返したことが示唆される真エンド。
  • まさに古今のオカルト・トンデモネタが盛りだくさんである。
    • なお、2023年現在も発行されているオカルト情報誌「ムー」は学研発行である。
    • このゲームこそ、実は本職の監修だったんだよ! ナ、ナンダッテー
+ その他のオカルト・トンデモ・超技術の世界
  • 船内で情報収集方法が「乗客の幽霊との会話」。
  • 1912年竣工のボイラー船の船内でガイガーカウンターが反応する。(この時点で既に不穏)
    • ダイバーの調査で「放射能漏れ」であることが判明する。
    • 放射線漏れならともかく放射能が漏れているのに、原子炉の動作を止めた程度で引き上げてしまうのは、実際の2008年で行ったら大問題である。
  • そしてハンディタイプの放射能除去装置「放射能クリーナー」をサクっと開発してくれる科学者。
    • 現実で開発に成功したら、ノーベル賞どころか開発者の名前が付いた賞が新設されるレベルの偉業である。
  • 冬眠中の異星人は魂をクマのぬいぐるみに避難させている。ぬいぐるみを拾い彼の「さなぎ」に使うことで、彼が復活する。
    • 「さなぎ」の見た目がかなり あのエイリアン っぽい。初見ではヤバさ全開。
    • 実際に復活させると、結構良い人たちなのだが‥‥

総評

慣れにくい船内での特殊な操作に加えて、一度資金が尽きてしまえばもう資金が増えなくなるのに、1時間も潜ればもう資金が尽きたりと初期のバランスには配慮の足らなさが目立つ。特にダイビングの時間がかかるほどお金がなくなる仕様に触れていないのは不親切。
それを抜きにしても、ダイビングして記者会見するというルーチンは煩わしく感じやすく、またその会見での答え方の微妙なニュアンスの使い分け方も主力のプレイヤー層からすればレベルが高すぎる。
船内での謎解きも相当難しく、記者たちからヒントがもらえるには違いないが、それを読み取って参考として探索の役に立てるのは容易ではない。そう考えると、本作は当時のメインターゲット層である小中学生の子供たちより、高校生や大人といったあたりに向いたゲームと言えるだろう。
それでも当時はまだタイタニックの沈没事故自体が、日本では認知度が低かったこともあって(特にゲームプレイヤーの主力年齢層には)このゲームを楽しめた者はかなり限られていたと思われる。

余談

  • ストーリーに史実の出来事も取り込まれているが、まるまる同じではなくゲームオリジナルのアレンジが含まれている。
    • ストーリーにあるように1985年9月に沈没していたタイタニック号が発見されたことは確かだが、特に引き揚げなどは試みられていない。
  • 物語の舞台2008年は当時からすれば21年後にあたり、ゲームにせよアニメにせよかなり現実離れした科学を持った設定が当たり前の年代で、本作も例外ではなく現実の2008年よりもかなりオーバーテクノロジーな世界である。また、一部現実の西暦2000年代を上回るテクノロジーが、タイタニック号建造当時にも存在したことを匂わせるアイテムが登場する。
  • カレンダーは7月1日が一番左になっているが、これは実際の2008年7月1日にしっかり合っている。
    • 現実でも7月1日は月曜日であり、タイタニック沈没地点となったアメリカでは月曜始まりの構成なのでちゃんと史実に合ったものになっている。
  • 説明書の最初はストーリーや設定が漫画形式で描かれており、マリーンがヌードでシャワーシーンまで見せてくれる大サービス。
    • TMA-1曰く「ホンノ ユーザーサービス デンガナ」とのこと。
    • マリーンは説明書だけでなくCMやパッケージにも登場しているので、設定上デフォルトのダイバー(実質的な主役)であると思われる。
  • 発売当時、学研の学習雑誌に長い間広告が掲載されていた。後に本作を遥かに上回る はちゃめちゃな高難度 を誇るMight and Magic (FC)も同時に広告に登場し、「小学生がプレイするには難しすぎるゲーム」が小学1年生~6年生向けの雑誌に掲載されることになる。
    • 「学習と科学」と言う普段は趣味・娯楽を取り上げない学習雑誌だったこともあり、学習に役立つゲームと思い込み親御さんに買って貰った当時小学生 の被害者 も多かった模様。
最終更新:2024年06月01日 01:12

*1 仮にボンベの酸素が無限にあったとしても水圧などが尋常ではないので耐えられたものではなく一般人のスキューバレベルでは30m程度が限界。鍛えられた特別な人間の世界最上位レベルでも250m程度。

*2 一応、スポンサーは「今日の出資額は$〇〇〇〇〇〇だ」「君が持ってきた〇〇〇〇を$〇〇〇〇〇〇で買ってあげよう。」とは言うものの、金額に加算されない。