ホット・テンタクルズ・シューター
【ほっと てんたくるず しゅーたー】
| ジャンル | シューティング |  | 
| 対応機種 | Nintendo Switch プレイステーション5
 プレイステーション4
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| メディア | ダウンロード専売 | 
| 発売元 | Gamuzumi | 
| 開発元 | OSANDO STUDIO | 
| 配信開始日 | 2022年11月11日 | 
| 定価 | 【Switch】500円(税込) 【PS5/PS4】330円(税込)
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| プレイ人数 | 1人 | 
| セーブデータ | 1箇所・オートセーブ方式 | 
| レーティング | IARC:16+ | 
| 判定 | なし | 
| ポイント | 着エロ系の縦スクロールシューティング ご褒美イラストはそれなりにエロい
 シューティングとしてはお察しな内容
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概要
『Sakura』シリーズなどのお色気ゲームの配信元として知られるGamuzumi発売、同じくお色気ゲームメインのSANDO STUDIO開発によるダウンロード専売ソフト。
ジャンルは縦スクロールシューティング。ヒロインの着エロな描写を多く含むため、レーティングの対象年齢は高く設定されている。
エイリアンに捕らわれたヒロインを救出するため、戦闘員である「ソフィア」が戦闘機で戦いに挑む設定。
本ページではSteamで配信されている成人指定バージョンに触れないものとする。
ゲームルール
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ゲームの流れ
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全17ステージを順々に攻略していく。うち3ステージは通常戦とボス戦の2連戦となる。一度プレイしたものはステージセレクトが可能。
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ゲーム画面は中央付近で表示。画面左側にはソフィアの容姿が、右側には触手に捕らわれたヒロインの容姿が映されている。
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ゲーム開始前にて捕らわれヒロインのコスチュームを「水着」か「パイロットスーツ」から選択できる。またソフィアのコスチュームを最大4着から選択可能。
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ステージクリアするとそのステージで解放したヒロイン・及びソフィアなどのイラストをギャラリーで全28枚を鑑賞可能。
 
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操作体系
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アナログスティックなどで戦闘機の8方向移動。ショットボタン押しっぱなしでショット。ミサイルボタンで威力の高いミサイルを発射(弾数制限あり)。
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バリアボタンで戦闘機が一定時間無敵化するバリアを張る。バリアが尽きても時間経過で何度でも使用可能。
 
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アイテムについて
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ステージ中には頻繁に「ライフゲージ回復(3種)」「ショットのパワーアップ(3種)」「ミサイル弾数回復」のアイテムが出現。
 
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ステージクリアとミス条件について
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通常戦では「特定数の敵を破壊してクリアゲージを満タンまで貯める」と、ボス戦では「ボスをすべて倒す」とクリア。
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ステージクリア後は捕らわれたヒロインの触手が解けて救出となり、ヒロインの簡易な解説がされる。ヒロインは通常戦17人+ボス戦3人の合計で20人。
 
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戦闘機が敵や敵弾に触れるとダメージとなりライフゲージが消費。ゲージがすべてなくなるとゲームオーバー。ダメージをうけるとパワーアップ消滅。
 
評価点
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シューティングとしての分かりやすさ
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基本は「ショット撃ちっぱなしで敵を倒す」というシューティングとしてはごくシンプルなもので、難解なシステムは存在しない。
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とりあえずは「ショットを撃ってバリアを出してアイテム回収」の繰り返しでもほぼ問題なくプレイできる。後述の理由によりごり押しクリアもしやすい。
 
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難易度は総じて低く、良くいえばシューティング初心者でも大きな苦戦もなくオールクリアが達成できやすい。
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「これでもかという頻度でアイテム出現」「ダメージの許容量が多め」「バリアが時間経過で出し放題」といった要因によりクリアは容易い。
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しかし「戦闘機の当たり判定が大きい」「敵が物量で攻めてくる」「ダメージを受けるとパワーアップがなくなる」というきつい一面もある。
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全体的に低難易度ではあるが、特にボス戦は「見極めやすい単調な攻撃しかせず、援軍の敵も出現しない」といったぬるさで驚くほどに簡単にクリアできる。
 
 
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それなりにエロいご褒美イラスト
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作中におけるヒロインのイラストはそれなりにエロく、ライトなエロ路線としての需要は低くはない。
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絵柄としては1990年代のアダルトゲーム風で、レトロながらもそそる絵柄で描かれている。イラストの所々にジャギーが見えるあたりも非常にそれっぽい。
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捕らわれのヒロインのコスチュームが2タイプから選べるこだわり用。20キャラ全員に用意されており、差分を含めると40キャラ分のコスチュームが拝める。
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脱衣ゲームではなくあくまでも「着エロ系」なご褒美なので過激さは薄いが、ギャラリーにおけるとあるイラストではソフィアの全裸が見れる。
 
 
問題点
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シューティングとしてはお察しな内容
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シューティングとしての完成度はお世辞にも良いものとはいえず、まさに「ご褒美イラストを見るための前座」といえる内容。
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「同じような敵がアリの如く並びながら出現するだけ」という単調極まりないステージ構造の繰り返しであり、プレイに面白みが感じられない。
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戦闘機の攻撃手段は原則一方向のみで破壊の楽しみも見出しにくく、短期でクリアゲージが溜まるためあっけなくステージクリアできてしまう。
 
 
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ご褒美を引き立てる演出が少ない
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ヒロインのイラストはそれなりにエロいものの、それを引き立てる演出が極めて少ない。
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ヒロインはすべて動きのない一枚絵であり、アニメーションやボイスといった表現はない。またどのヒロインも似たようなポージングで味気ない。
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ステージ中における触手に捕らわれたヒロインは、ただ「ヒロインを隠す感じで触手が映るだけ」であり、特に触手である必要性は感じられず。
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ソフィアのコスチュームはすべて同じポーズであり、ただコスチュームを変えただけの絵面でしかない。ステージ中に表情が変わる等の演出もなし。
 
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申し分程度にストーリーイベントが存在するものの、特にゲームを盛り上げるものではなく、無視しても何ら問題はない。
 
総評
あからさまな「シューティングはおまけ」的な雑なゲーム本編でしかなく、本作の存在価値としてはヒロインのご褒美イラストにあるといっていい一作。
好意的にいうならば「誰でもステージクリアできる優しいシューティング」といえなくもないが、シューティングだけで本作を求めるのはお勧めできない。
余談
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海外版の規制について
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日本のCEROでは女性の乳首の描写はNGだが、ESRBなどの欧米のレーティングでは対象年齢を上げればある程度容認されている。
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そのため、同メーカーは女性の乳首を描いたゲームを出していたのだが本作リリース前に「ESRBは通ったが任天堂の要請によりセクシャル描写を抑えざるを得なかった」と表明している。
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任天堂は2019年の株主向け発表で「プラットフォームメーカーが恣意的な規制をせずに各国のレーティング機関に任せる」という旨の表明をしていたがそのスタンスを変更したとして業界で話題になった。
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このため、海外も日本もSwitch版は「乳首を隠した半裸」となっているが、PS版は水着着用と任天堂よりさらに抑えられている。
 
最終更新:2024年01月14日 16:32