【ふぁみりーとれーなーしりーずないん ふううんたけしじょう つう】
ジャンル | 体感型アクション | ![]() |
対応機種 |
ファミリーコンピュータ (ファミリートレーナーB面使用) |
|
発売元 | バンダイ | |
開発元 | ヒューマン | |
発売日 | 1988年12月20日 | |
定価 | 4,900円 | |
プレイ人数 | 1人(交代制で1~4人) | |
判定 | なし | |
ポイント |
番組再現度アップしBGMが良化 ゲームボリュームは薄くなった 殿が異常なほど弱体化 関門のチョイスが少々マイナー気味 |
|
ファミリートレーナーシリーズ | ||
TBS関連作品リンク | ||
ビートたけし関連作品 挑戦状 / 突撃!風雲たけし城 / 戦国風雲児 / 風雲たけし城 二 |
『マットコントローラー』を使って足で走ったり跳んだりしてキャラを動かす「体でするゲーム」の『ファミリートレーナー』(通称『ファミトレ』)のシリーズ第9弾。
当時を含む1986年5月~1989年3月(以後はスペシャルで数回)まで放送されていたTBSで人気を博していた視聴者参加型アトラクション番組『痛快なりゆき番組 風雲!たけし城』をゲーム化したもの。
1年前に発売された同シリーズ『ファミリートレーナーシリーズ8 突撃!風雲たけし城』の第2弾にあたり同時に『ファミトレシリーズ』そのものでも1年ぶりの新作である。
このように、2つのナンバリングを持つファミコンでは唯一のタイトルでもある。
おおまかなシステムは上記作品から受け継がれているため、本項目ではその差異について中心に扱うものとする。
+ | 関門及びカート戦の詳細 |
番組再現へのこだわりは前作以上に感じられ前作ほど番組とゲームの差異を感じるものは少なくなった。
操作もほとんど走って跳んで伏せてだけだった前作を思えば多少複雑なものが要求されるが煩雑すぎて手に負えないほどではない。
その一方で番組自身での人気関門が少ない点が少々残念に感じられるところではある。
また、ゲームそのもののボリュームでは3段階あった難易度がなくなり前作を思えばだいぶ薄いものになったのは否めない。
最終決戦でも殿をはじめ敵戦車の思考の出来が悪く、関門突破をかなりサボっても殿を落とせてしまうバランスなどは練り込みの足らなさが感じられる。
全体的には「前作との差別化」「番組再現への拘り」が強く出すぎるあまりゲーム根本の部分を少々おろそかにしたような出来になってしまった。
*1 番組でも登場した同関門のチャンスキャラ。でかい小錦八十吉の顔のはりぼてを被った人形で手が出ていないので女性でも簡単に勝てた。
*2 腹の部分は横幅があり、足の先の方しか出ていない動きにくいはりぼてを着て野球式のノックを受けるゲーム。「宇野君」とは1981年のヘディングで有名になった当時中日ドラゴンズの現役選手「宇野勝」から取られている。
*3 ジャンプする気がなく正面から突っ込んで壊した場合は失格で上記の「島娘(島田洋七)」に浮島で突き落とされていた。
*4 恐らくこれは『ファミトレ大運動会』の要素を取り入れたものと思われる。
*5 看板と呼ぶには少なそうだが、これは1988年4月29日放送の第89回から「遥かなる自由への壁」として第1関門用競技としてリニューアルされたことにより廃止されたので、それまでに限れば3回に1回程度のペースで行われていたため充分看板クラス。
*6 親子大会用にアレンジされた「かわいい子には旅をさせろ」として4回行われているので、それを含むと27回。
*7 3回だけ「スターウォーズ」という同名の映画を模したゲームが行われたことがある。
*8 偶然だが1988年10月の第106回(スペシャル)で「ジブラルタル海峡」とくっつけた「ジブラルタルBANG」という関門が単発で登場し、まんざら無関係でもなくなった。
*9 以後は3月最終週~4月の3回にわたる総集編、1989年10月、1990年3月・10月にスペシャルがあった。
*10 有名な同様の例としては『ウルトラマン』(1966年7月~1967年4月)がある。元々は6月までの予定だったが制作費の高騰やスタッフの疲弊のためやむなく4月に早められた。
*11 他に谷隊長も攻撃軍側で参戦するようになった。水鉄砲戦当時参戦しなかったのは「的の破れを検分する審判」の役目を担っていたため。
*12 ただし生き残った全員にそれぞれ100万円ではなく殊勲者にのみ与えられる。水鉄砲戦の初勝利時(1987年1月29日)のように特定できない場合や谷隊長が殊勲者だった場合は全員で山分け。
*13 1989年10月のスペシャル1回を含む。1990年に行われた2回のスペシャルではカート戦は行われなかった。