【ふぁみりーとれーなーしりーずえいと とつげきふううんたけしじょう】
ジャンル | 体感型アクション | ![]() |
対応機種 |
ファミリーコンピュータ (ファミリートレーナーB面使用) |
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発売元 | バンダイ | |
開発元 | ヒューマン | |
発売日 | 1987年12月28日 | |
定価 | 4,900円 | |
プレイ人数 | 1人(交代制で1~9人) | |
判定 | 良作 | |
ポイント |
超人気番組のゲーム化も再現度は低め カート戦の操作性は悪いのは番組再現か? 番組との整合性を無視すれば充分に楽しめる内容 |
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ファミリートレーナーシリーズ | ||
TBSテレビ関連作品リンク | ||
ビートたけし関連作品 挑戦状 / 突撃!風雲たけし城 / 戦国風雲児 / 風雲たけし城 二 |
『マットコントローラー』を使って足で走ったり跳んだりしてキャラを動かす「体でするゲーム」の『ファミリートレーナー』(通称『ファミトレ』)のシリーズ第8弾。
当時を含む1986年5月~1989年3月までTBSで放送され、人気を博していた視聴者参加型アトラクション番組『痛快なりゆき番組 風雲!たけし城』をゲーム化したもの。
元々番組の『たけし城』自身が「体でファミコンをやる感覚」という発想から作られたものだった。
それがこうして「体でプレーするファミコン」であるファミトレのソフトとして発売されたのはある意味逆輸入である。
+ | 関門及びカート戦の詳細 |
たけし城を体感ゲームとしてファミトレに移植するにあたり、かなり丁寧に作られてはいるのだが、遊びやすさと交換に再現度が落ちている点も少々目立つ。
本来子供にとっては到底太刀打ちできないはず高難度な番組の関門アトラクションがそれなりに馴染みやすいバランスで整えられておりステージ構成は豊富でゲーム単体で見ると充分楽しめる作り。
一応低年齢層向けのゲームなので、そんな彼らが本来出場できない番組の気分だけでも味わえるくらいの出来にはなっているので及第点といったところだろう。
さらにファミトレマット操作とのアクションの連動もよくできている方なので番組再現を過度に意識しなければ体感ゲームとしての出来は充分良いといったところではある。
*1 ある意味番組通り。番組でもたけし戦車は水鉄砲の射程が長く、的の紙が厚い上に油塗りで非常に破れにくくできていた。
*2 そのまんま東が番組で家老となってからの役名。「三太夫」とは先代家老だった石倉三郎の役名で、設定上その息子ということでその名を引き継いだ形で、それに本名の東国原英夫を組み合わせたもの。また、先代三太夫が家老だった頃は「そのまんま東」として「第一砦」の守備隊長などを務めていた。
*3 それが評価されてかレギュラー放送最終回では最終関門に採用された(基本は序盤の関門に用いられていた)。
*4 「人喰い穴」が廃止された番組末期は主に最終関門として登場。
*5 最後に行われたのは1987年7月31日の第55回。「まわってビーチボーイズ&ギャルズ」としては1987年11月6日の第67回に初めて行われ発売までに3回、最終的にはスペシャルも含めて37回も行われた。
*6 番組ではストロング金剛と丹古母鬼馬二だがゲームでは後者モデルのみ。
*7 後に部屋数が六角形で18部屋に拡大されると同時に亜仁丸レスリーが第3の悪魔として登場。
*8 番組でも様々な場面で登場した身長約3mの鎧武者人形。名前のルーツはもちろん元ドリフターズの荒井注氏(1974年4月に志村けん氏と入れ替わって脱退)。
*9 ついでにそのチャレンジャーには敢闘賞10万円も贈呈された。
*10 実際、番組終了後にVHSビデオで発売された『風雲!たけし城 珍プレイ!好プレイ!』ではBGMがなしになっており、2010年にDVD化された折には全然違うオリジナルのBGMに差し替えられている。
*11 最大で17人残ったこともあったがその回は負けて終わった。たけし軍は殿を含めて6台とはいえすべて2人・3人乗りなので攻撃と操縦が分担できるので1台2台多くても一概に有利と言えない一面もあった。
*12 他には攻撃軍にチームワークがまるでなかったことも敗因として挙げられる。谷隊長は「まず軍団を1人ずつ処理して最後にたけしを取り囲め」と作戦を伝えていたにもかかわらず皆一目散に殿に直行する者ばかりで殿戦車の高性能な水鉄砲で狙い撃ちにされたりノーマークの軍団に不意を突かれてことごとく落とされていった。1987年1月の初勝利時(生き残り攻撃軍10人)は、たけしが当時「フライデー事件」による謹慎の入って初の回でラッシャー板前がたけし顔のはりぼてを被っての代役殿だったため、その視認性の悪さが災いして接近される前に落とせなかったことから、いつものように殿めがけて一直線に向かってくる攻撃軍カートに群がられて動きを完全に封じられ集中放水を浴びたというラッキーなケース。
*13 あまりに弱すぎて役に立たなかったせいか途中から軍団が業を煮やして手で投げていたほど。一応ゆっくりな山なりボールの迫撃砲よりマシだったが挑戦者たちは誰一人ビクともしなかった。次の回で時速100km/hの高性能なものに切り替えて初めて脱落者を出した。
*14 この作品までは初作品『アスレチックワールド』の時点で告知されていたものを出し切ったような形。また、この次の『迷路大作戦』はそれまでのスポーツに限定した路線から脱却を図ったものだった。