【だんじょんとらべらーず おうりつとしょかんとまもののふういん】
ジャンル | 3DダンジョンRPG | ![]() |
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対応機種 |
プレイステーション・ポータブル プレイステーション・ヴィータ |
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発売元 | AQUAPLUS | ||
開発元 | スティング | ||
発売日 |
【PSP】2013年3月28日 【PSV】2014年9月25日 |
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定価 | 5,040円(税込) | ||
レーティング | CERO:D(17才以上対象) | ||
廉価版 | 2023年6月9日 DL版:1,980円 | ||
判定 | 良作 | ||
ポイント |
前作から一転して完全オリジナルになったダンジョンRPG ベースそのままにパワーアップしたゲームシステム やはり可愛い見た目に反して難易度はガチ |
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Leaf/AQUAPLUS作品リンク |
『ToHeart2』のキャラクターたちが活躍するダンジョンRPG「ToHeart2 ダンジョントラベラーズ」の続編。
ゲームシステムや一部装備、職業、アイテムなど共通点も多いものの、本作はストーリー、キャラクター全てが一新された完全なオリジナルのゲームとなっている。
したがって2と謳ってはいるものの、前作をプレイしていなくても問題ないし、ToHeart2を知らなくても本作を楽しめる。
Vita版、PC版はDLCを利用すればToHeart2の登場キャラクター達を仲間にすることも可能。
「かわいい女の子たちが難易度の高いダンジョンを探索するハクスラ要素を伴った3DダンジョンRPG」というゲームの主旨そのものは前作から変わっていない。高難易度の3Dダンジョンを遊びたいプレイヤーにもお勧めである。
最大5人からなるパーティを編成し、敵を倒しつつ3Dで構成されたダンジョンを探索する3DダンジョンRPG。
レベルアップ、クラスチェンジを経て好みのキャラクターを育成していく。
敵も味方も美少女。
前作からさらにパワーアップした戦闘システム。
武器や防具、封印の書を装備してキャラクターを強くする。
可愛い見た目とは裏腹に手強い難易度
基本システムは前作を踏襲しているが、いくつか変更、新規追加、改善された点がある。
システム改善点
新規追加されたシステム
前作から変更された点
自由度の高い編成、職業構成で自分の好きなキャラを好きな職業に出来る。
キャラ育成の自由度が高いため、編成次第で取れる戦法も多種多様。
必要最低限の情報を自然と教えてくれるチュートリアル。
どこでもセーブ可能。
可愛い女の子達と豊富なグラフィック。
豊富なやりこみ要素。
相変わらず前作同様、難易度が高い。
一部の職業が強すぎる。
職業制限の扉がある。
逃走不可に先制攻撃・強敵枠が重なると詰みを起こしやすい。
中盤以降は敵の火力が高すぎて対策が必須。
相変わらずAGIと攻撃速度が必須ステータスで、装備やスキルを選ばされる。
技と補助魔法が強く、攻撃魔法が使いづらいのが変わっていない。
終盤はカウンターが横行するため、迂闊に近接攻撃出来ない。
店売りされていない回復アイテムの効果がわかりにくい。
大まかなゲーム内容としては前作をブラッシュアップしたものである。自由度の高い編成、キャラ育成、装備集めの楽しみといった、ハクスラ系3Dダンジョン探索RPGに欲しい要素は一通り揃っている。加えて可愛い女の子達による数々のグラフィック、フルボイスによる掛け合いなど、世界観がオリジナルとなってもしっかり華は添えられている。
そして何よりキャラクターがオリジナル化したことで、Toheartを知らないプレイヤー層にも遊ばれるようになった。もともとゲーム内容としては高い完成度を誇っていたため、元ネタを知らずとも遊べるようにしたことは英断である。相変わらずゲーム難易度は高く、所々に不便さや理不尽さも感じられるが、それも含めて楽しみたいという高難易度好きのプレイヤーにも需要がある。幅広いプレイヤー層に受け入れられ、PC版で今すぐにでもプレイ可能であるため、気になるのであればプレイして損しないゲームだ。
2017年に4月20日に続編である『ダンジョントラベラーズ2-2 闇堕ちの乙女とはじまりの書』が発売された。こちらも2023年6月9日に本作と同時にPC版への移植が行われている。