ボンバーマンMAX2 ボンバーマンバージョン/MAXバージョン

【ぼんばーまんまっくすつー ぼんばーまんばーじょん/まっくすばーじょん】

ジャンル アクション
対応機種 ゲームボーイアドバンス
発売元 ハドソン
開発元 メトロ
発売日 2002年2月7日
定価 4,800円(税別)
判定 良作
ボンバーマンシリーズリンク


概要

ボンバーマンMAX』の続編。
前作同様2バージョンが同時発売され、片方はおなじみボンバーマン、もう片方はマックスというキャラクターを使用する。
システムも基本的な部分は前作を踏襲しつつ、様々な点が改良されている。


ストーリー

ボンバーベースに忍び込んできたムジョー達ヒゲヒゲ団の仕掛けた「ミニミニマシーン」によってボンバーマンとマックスはアリのように小さくなってしまった。元の姿に戻るために二人の冒険が始まる。


特徴

  • 前作同様、今作も全100面だが片方のバージョンには80面までしか入っていない。残り20面は通信でもう片方のバージョンから受け取らなければプレイ出来ない。
    • エンディングを見るだけなら収録されている80面を全てクリアすればいいので通信は必要ない。全100面クリアした場合は特別なエンディングが見られる。
  • ゲームオーバー時にはクリアしたステージ数=達成率が表示される。
    • さらに今作ではセーブファイル選択画面でも達成率が表示されるようになった。
  • 今作も各ステージをクリアするとゴールが複数出現し、どのルートを選ぶかを選択する。未クリアの面は青、すでにクリアした面は赤で表示されるのも前作と同じである。
    • さらに今作はすでにクリアした面に限り、具体的にどの面へ行くのか表示されるようになった。
  • キャラボンも前作から続投。今作ではキャラボンに乗る事が出来るようになった。乗ったキャラボンによっていろんな効果が得られる。
    • なお過去作の乗り物と違い、キャラボンに乗っていてもダメージを受ければ一発で死ぬのでその点は注意が必要。
  • 前作同様、キャラボンの対戦と合成も可能。さらに今作では一人でも合成とCPU対戦が出来るようになった。
    • また新要素として4種のキャラボンを動かしての4人対戦も追加された。
  • リモコンシャワーは廃止され、かわりにステージ内にある旗に触れる事でミニゲームがプレイできるようになった。
    • ミニゲームはいろんな種類があり、何が出てくるかはランダムである。

評価点

  • 前作で欠点とされていた部分に多くの修正が入った。
    • 前作ではボンバーマンの当たり判定が大きく、自爆事故が多発していたが、今作ではかなりマシになり自爆事故は減った。
    • 前作ではボス戦にブロックがなく、ボスにダメージを与えるごとにアイテムが出現するシステムだったので初心者には厳しかったが、今作ではボス戦にブロックが用意され、中からアイテムが出るようになった。
    • 一度クリアした面に限り行先が表示され、ステージ間の行き来は多少だが楽になった。
    • 前作ではノーマルゲームでは使い道のなかったキャラボンに有用な使い道が生まれた。
    • 前作では裏技扱いだったCPU対戦が今作では標準で出来る。
    • キャラボン合成も一人で可能になった。
    • リモコンシャワーなしでミニゲームが出来るようになった。
  • 今作もボリューム満点。通信なしでも全部で80面もあるのでやり応えは十分。
    • 各面にはクリア条件が設定されており、「敵を全滅させる」「ソフトブロックを全部壊す」「特定の仕掛けを全て作動させる」等、種類も豊富。
  • 今作はグラフィックがCGになり、画質はかなり綺麗になった。

問題点

  • 前作からそのままの欠点もある。
    • 今作も達成率80%までいかないとエンディングが見られない。普通にラスボスを倒すだけでは今作もバッドエンドとなる。
    • 一度ステージに入るとステージ選択画面に戻れないのも変わらず。攻略情報に頼らないと未クリア面への入り口を探すのは一苦労。
      • ただし本作はステージ内でセレクトボタンを押すと出てくるメニューでゲームをセーブして終える事が出来るので、タイトル画面を経由してステージ選択に戻る事は可能。手間はかかるが。
    • キャラボン対戦で負けると負けたキャラボンを失うのも前作通り。
  • シリーズおなじみのボンバーマン同士の対戦は今作も不可能。
    • 今作より先に発売されたボンバーマンストーリーでは携帯機でありながら据え置き機とほぼ変わらぬ対戦を実現出来ていたので、ややもったいない気もする。
  • 各面のクリア条件も前作同様いくつか高難度のものがある。特定の敵を倒してはいけない条件は今作でも厄介。
  • ミニゲームの一つである「なわとびじゃんぷじゃんぷ!」で100回飛ぶ事に成功すると特別なキャラボンが手に入るのだが、前述の通り何のミニゲームが来るかはランダム。本気で狙うとなるとかなり手間がかかる。
  • 一部のキャラボンは特殊能力が使えるかわりにリモコンが使用できないという欠点がある。
    • これはキャラボンの能力使用とリモコンボム爆破が同じBボタンであるためと思われる。

総評

前作をベースに多くの欠点を見直し、さらに遊びやすくなった本作。
一人でも楽しめる要素が前作より増えたのは好印象。もちろん他人と通信すればよりもっと楽しめる。
あまり知名度は高くないが、十分楽しめるゲームとなっている。

最終更新:2025年06月03日 09:03