「修正依頼」が出ています。対応できる方はご協力をお願いします。依頼内容は「この記事における4〜5に関する情報文の削減と再編成」です。
本項では以下を取り扱います。
【いにしゃるでぃー あーけーどすてーじ しっくす だぶるえーす】
【いにしゃるでぃー あーけーどすてーじ せぶん だぶるえーすくろす】
【いにしゃるでぃー あーけーどすてーじ えいと いんふぃにてぃ】
ジャンル | レースゲーム | ![]() |
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対応機種 | アーケード | ||
使用基板 | RINGEDGE | ||
発売・開発元 | セガ | ||
稼動開始日 | 6AA | 2011年3月3日 | |
7AAX | 2012年11月28日 | ||
8∞ | 2014年7月17日 | ||
サービス 終了日 |
8∞ |
オンラインサービス 2017年4月27日 |
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判定 | 全作 | 賛否両論 | |
ゲームバランスが不安定 | |||
ポイント |
タッグバトル初登場 一新された公道最速伝説 さらに強化された原作再現仕様 筐体破壊を助長したパタパタ走法 支出に対して僅少になった報酬 更に悪化したゲームバランス 新作の度に進行状況リセット |
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頭文字Dシリーズリンク |
『頭文字D ARCADE STAGEシリーズ』の6作目。今作のテーマは「協調」。
今作の目玉はなんと言っても「タッグバトル」であり、サブタイトルやテーマを全面に押し出した内容となっている。
『4』稼働から約5ヶ月後の2007年7月18日には競合作の『湾岸ミッドナイト MAXIMUM TUNE 3』が稼働。人気絶頂期に稼働したこともあり競合でありながらも協調的な関係を築き、『8∞』にてついに「激走祭」で本格的にコラボするなどアーケードのレースゲーム界を二分した。
公道最速伝説
タイムアタック
全国対戦
店内対戦
タッグバトル
走り屋イベント
文太に挑戦!!
収録車種は原作のキャラ達の愛車がメインで、それ以外は稼働当時現実の走り屋に人気だった最新車がセガにより厳選されて数台登場するのみ。
新作毎に数台ずつ追加されていたが、基板が一新された『4』で搭乗キャラと共に大幅に減少し、以降『8』まで新車追加と共に復活が行われた。
『7』では各メーカーやチューナーが仕立てた改造車「コンプリートカー」が追加されたが、ゲーム内では他車同様のチューニングが必要となる。
当記事では『4』から『8∞』を取り扱っているが、初出及び復活は記事外の分(『Ver.』『Zero』『DAC』)も記載するものとする。
+ | 収録車種一覧 |
収録コースは原作に登場した実在の峠を再現したものがメインだが、序盤の3コースは実物をイメージした景観を持つオリジナルコースとなっている。
実在の峠を再現しているコースでも、その全てで道幅や路肩の拡張・直線部の短縮・コーナー角の変更といった何らかのデフォルメが加えられている。
車種と同様、新作毎に数コースずつ追加されていたが『4』で大幅に減少、以降『8』まで新コース追加と同時に旧作コースの復活が行われた。
+ | 収録コース一覧 |
更なる躍進をした演出
続投されたSEB
その他原作再現仕様
自由度の向上したカスタマイズ
『8∞』で追加されたカスタマイズ要素
目立った極端な車種差が無い
『8∞』で刷新されたメニュー画面
見違えるほど進化グラフィック
改善された制限時間設定
その他
『4』で削除された要素の復活ペース
『6AA』以降の公道最速伝説
筐体破壊を推奨するパタパタ走法
収録車種のラインナップがかなり偏っている
コースデザイン
オフライン筐体絡み
+ | 『6』でのアップデートによる追加車種とコース |
+ | 『7』でのタイムリリースによる追加車種とコース |
+ | 『8』でのアップデートによる追加要素 |
カスタマイズの苦
相変わらずな頭文字D.NET
課金誘導を促進したDコイン
プレーデータの問題点
不完全な引き継ぎ
『7AAX』まで続いた改悪メニュー画面
インターフェース面の見た目が大幅刷新されたことに加えて、より原作ファンからゲームに興味を持ったユーザーを意識したイメージへチェンジ。
原作ファンが大喜びする要素、更に全国対戦により全国のプレイヤーと、更に『6AA』以降では協力プレイ等、グラフィックの質も従来から大幅に向上し、実在するエアロパーツの協力も更に実在する峠コースも種類が実在チューニングメーカーの協力による細かいエアロパーツ等、車好きも大いに喜ぶであろう要素もあり、こう言う所でも本格的である。
ところが『6AA』になり、マシンの挙動面では加速力(と最高速までの到達時間)こそ一転して強化されたものの、今度は「ドリフトランプ」が絡む格差ゆえに筐体を破壊しかねないパタパタ走法を強要されるなど、『4』とは別方向に不安定なものとなってしまい、更に収支バランスの大幅な悪化、挙句各要素に於いて定額のみならずついに追加されてしまった従量課金の仕様を大前提とした仕様が目に余る。結果、実力とは無関係のプレイヤー間の格差は更に広がる一方となってしまった。
しかしそれでもオンライン稼働時代の全国対戦や協力プレイはアーケードゲーム屈指の人気を誇っただけあり、ハマる人にはハマるゲームでもあった。
現在では『8∞』のオンラインサービスも終わり、撤去または入れ替えが進んで久しいため、稼働している店舗は極めて稀。カード未使用でもよければ往年を懐かしむ意味でも是非プレーしてはいかがだろうか。
*1 『7』では「X」。『5』までは「SS」が最高ランクだった。
*2 この内、AE85レビンは『Ver.1』ではCPU専用車であった。
*3 『Ver.』シリーズでは中期型として登場していた。
*4 『6』では試作車の「FT-86 G Sports Concept」として登場、『7』で市販仕様に変更された。
*5 この内、BNR34は『Ver.』シリーズでは中期型の「V・SpecII」として登場していた。
*6 『Ver.』シリーズでは僅かに仕様が異なる中後期型の「TYPE X」として登場していた。
*7 ゲームバージョンが「Ver. 1.2+D」以上の筐体でのみ使用可能。
*8 『7』までは前期型の通常仕様車が登場していた。
*9 『Ver.』シリーズでは僅かに仕様が異なる最終型の「スピリットR タイプA」として登場していた。
*10 『Ver.』シリーズでは僅かに仕様が異なる「S スペシャル」として登場していた。
*11 『Ver.』シリーズでは僅かに仕様が異なる前期型が登場していた。
*12 『Ver.1』ではCPU専用車、『Ver.2』『Ver.3』では隠し車種として登場していた。
*13 ゲームバージョンが「Ver. 1.2+D」以上の筐体でのみ使用可能。
*14 ゲームバージョンが「Ver. 1.2+D」以上の筐体でのみ使用可能。
*15 180SXにS13シルビアのフロントを取り付けた改造車。日産から限定販売された事もあり、『Ver.』シリーズではメーカーは「日産」と分類されていた。180SXと同様、『Ver.』シリーズ・『4』以降で僅かに仕様が異なる。
*16 店舗は実在する「おぎのや」。
*17 『Ver.』シリーズでは「秋名湖」に似た形の周回コース(3周)で難易度も「初級」だった。『4』以降の形状でも『5』でヘアピンの角度が鋭くなる小変更を受けている。
*18 桜が舞うのは時間帯と天候が「昼の晴れ」である場合のみ。
*19 原作では「ランエボの男」達が主人公らの事故を狙って撒いたもので、ゲームでも踏むと外にはらんでしまう。『Ver.3』での公道最速伝説の序盤や、天候が雨では無い。
*20 基本的には典型的な嫌味を言われるが、一部はおバカなものもあり、AE86では「漫画に憧れてこんな旧車を買ったのか」という露骨なメタ表現、ランエボでは「某ロボットみたいな顔」という他社(ガンダム)ネタ、果ては「ランエボキター!!」とインターネットスラングまで含まれている。
*21 主に女性キャラが対象。内容は自分より速い女性の走り屋がいた事に驚いたり、共感を抱くといったもの。
*22 ヘアピンコーナー手前の道路脇の側溝にタイヤを突っ込ませ、ヘアピンを強引に曲がる手法。現実ではタイヤの破損、最悪は車がバランスを崩して横転する可能性が有り、替えが効くラリーぐらいでしか使われない走法。
*23 夜間で相手の後ろを走行中にヘッドライトを消灯し、自分の位置を悟られにくくする手法。『Ver.3』まではスタートボタン2秒長押しで消灯・点灯の切替、『4』以降はスタートボタン3秒長押しでもう一度スタートボタンを押すと即座に点灯可能。
*24 ヘアピンコーナー内側のガードレールが途切れた路肩(というよりも極小の崖である)に車を突っ込み、そのまま下へ飛び降りる走法。現実では車の何処かがほぼ確実に壊れる危険行為である。
*25 これだけは原作での準主人公である高橋啓介が実行したもの。
*26 ステッカー等の細か過ぎる点を除けば、全作で「須藤京一」のランエボIIIのホイールが純正のまま、『Ver.2』以降の「中村賢太」のS14前期型シルビアはボディカラーがオリジナルのオレンジではなく純正色の赤、『Ver.3』までの「秋山渉」のレビン後期仕様は細部が未再現、『Ver.3』までの「秋山延彦」「東京から来た二人」「御木」、『4』以降の「岩城清次」、『5』以降の「小早川」、『6』以降の「池田竜次」と「北条凛」、『8』の「川井淳郎」の搭乗車は細部が純正のまま。
*27 「藤原拓海」のトレノのカーボンボンネットやリアゲートは日本のj.blood、「二宮大輝」のシビック・「御木」のセリカのホイールはイタリアのスピードライン社製ホイールほぼそのものだが、何故か許諾を取っていない。
*28 原作・新旧アニメの全てで異なる秋名スピードスターズのロゴは、原作仕様の黄色いロゴを採用している。
*29 AE85は原作の時点で「ハチロクと比べると露骨に遅い」と扱われ、プリウスは原作未登場・燃費重視のハイブリッドカーでセガ側も初登場作の『6』公式サイトで「峠の常識(セオリー)崩壊!!」「峠の常識を打ち破れ!」と宣伝し、一発ネタと意識していた。カプチーノはあくまで「軽自動車の中では最速レベルの車」であり、原作では走り出すまで出落ち扱いされた上、強かったのも「搭乗者がプロのラリードライバー」だった為であった。
*30 このうちR34GT-Rとインテグラは、弱体化前の作品ではトップクラスの安定性や加速性能を誇っていた。但し『Ver.3』以前のカプチーノと『4』でのR34GT-Rはそれぞれ小回り/大きな図体に見合わぬクイックさが利き過ぎており、扱うには慣れを要する癖の強い挙動となっていた。
*31 後者のみ手に入る事もある。基本使えるのは翌日から。
*32 同じS14型シルビアとして、前期型のノンターボ車「Q's」が継続登場しているが、外見や性能が大きく異なっている。
*33 非公式大会では意図的にハブられている事も多かった。しかもこのコースの初出作品である『Special Stage』自体対戦モードの無い完全な1人用の設計となっていることもあり、コースレイアウト的にも対戦要素のあるアーケードとはある意味相性が悪かったのしれない。
*34 2代目ホンダ・CR-Xや、三菱・GTO、スバル・アルシオーネSVX等。因みに作中のライバル車である初代ロードスターやスープラも、初出はアニメ版の端役である。
*35 純正車だけでもMR-S、プリウス、2種の86(試作車の「FT-86」・前期型)、S14後期型、R34スカイラインGT-R、2種のR35型GT-R(前期型の通常車・中期型「NISMO」)、S2000、2代目ロードスター、RX-8、ランエボVII・IX・X、GC8インプレッサ4ドア、2種の2代目インプレッサ(前期型・後期型)、BRZの計18台。
*36 登場順にR34とS2000、ランエボVIIと2代目ロードスター、MR-Sの5台。アニメのみ86も脇役で登場している。また、新劇場版では峠の駐車場の比較的目立つ位置にプリウスが止められている
*37 とは言うものの原作の進行に合わせ『5』で80スープラ、『6』でNSXやZ33が追加されたため、最終的には強く偏りを感じるラインナップではなくなっている。最近のレースゲームでは収録されることが珍しい2ドアノッチバックのトレノに乗れるなど、原作尊重ゆえのメリットも無いわけではない。
*38 土坂は原作に於けるスタート・ゴール地点のトンネルを通り過ぎて県境を跨ぎ、筑波と定峰ではコース途中で三叉路を曲がって隣接する別の林道を走る構成になっている。
*39 しかも『6』で復活した碓氷もコース形状こそ全変更されたものの、これまた実際と似ていなかった為、一本道仕様や下記の「真」版を期待していたファンからは顰蹙を買った。
*40 7,429m。原作登場区間は14.8kmで、しかもコーナーが更に密集している箇所がある。
*41 間瀬はバトル区間の全長が他コースより大分短い上、コース構成も直線が多く道幅も若干狭い。塩那と正丸は『Special Stage』で既に1度は登場していた。ヤビツは激しい高低差に狭い道幅、コース構成もツイスティな序盤・直線主体の中盤・急なヘアピンを皮切りに中低速コーナー主体へと移る終盤…と特徴が多かった。
*42 モンテカルロのチュリニ峠を舞台とした「超弩級」の場合。コース長も7,403mと「真・碓氷」と同じ位である。
*43 ついでに言うと、本作の長尾もバトルギア4にて「超弩級C」として収録されているが、リアル寄りの挙動の為平均完走時間が4分前後となっている。因みに八方ヶ原も同作の「超弩級B」として原作区間の完全再現で登場しているが、挙動の違いにより平均速度が低い為完走時間はほぼ同じである。
*44 『6』『7』の場合、タイムリリース発表の直後に特殊コマンドが公式発表されていたが、『8』以降は海賊版・割れ行為への対策なのか非公表となっている。
*45 一応対策としては、足回り系やボディチューンを先に施してから他の系統のチューニングを施していけば良い。ただしチューニングの順番がどれほど加速等のマシン性能に影響するのかは不明。
*46 但しVer.時代においてもVer.1→Ver.2への引き継ぎでデータ消滅の問題が発生してはいた。
*47 具体的には「移植版はまだか」「家庭用を含む過去作なら現行ハードへ移植できるのか」といったもの。
*48 プロデューサー曰く、採算面の他にもアーケードの客層を奪う事も移植に当たっての壁と発言していた。近年のゲーム関連の業績が斜陽気味な日本において、現在も精力的にAC版稼働と家庭用移植を両立しているゲームは同社では『初音ミク Project DIVA Arcade』、バンダイナムコの『鉄拳』『太鼓の達人』シリーズのように前述の問題をモノともしない、世界的もしくは万人受けする大ヒット作のみである。
*49 『8』では過去に削除されたキャラが復活したことによって原作全48巻に登場する名ありのライバルキャラがほぼ全員登場した。今作で出番がないのは『Special Stage』のみに登場した塚本先輩や作中でもモブ扱いだった走り屋ぐらいだろう。ヒロインポジションであり走り屋ではない上原美佳や茂木なつきもボイス付きで登場し、前述の塚本先輩は茂木なつきのセリフで名前のみ登場する。
*50 『8』稼働前に放映されたアニメ『Final Stage』でも同様のキャスト変更が行われた。『6』『7』ではプレイヤーとの掛け合いがない形でしかバトルできず、バトル中のボイスも『5』の中田和宏氏の流用であった。