マイリトルポニー:メアタイムベイの冒険

【まいりとるぽにー めあたいむべいのぼうけん】

ジャンル アクション
対応機種 Windows(Steam/Epic Games Store)
Xbox One
PlayStation 4
Nintendo Switch
PlayStation 5
Xbox Series X/S
発売元 Outright Games Ltd.
開発元 Melbot Studios
発売日 【Win/One/PS4/Switch】2022年5月27日
【PS5/XSX】2022年9月30日
定価 【Steam】4,100円(税込)
【One/XSX】4,650円(税込)
レーティング IARC:3+
備考 PS4/PS5/Switch版は海外専売
One/XSX PKG版は海外のみ発売
判定 なし
ポイント 第5世代『マイリトルポニー』のゲーム
(Xbox限定だが)国内初の『MLP』のCSゲームソフト
日本語ボイスには非対応
全体的に子供向けの内容


概要

ハズブロ社が展開する女児向け玩具『My Little Pony』シリーズを原作とするゲームソフト。
本作は『My Little Pony』のアニメシリーズの第5世代である、アニメーション映画『My Little Pony: A New Generation』(邦題:『マイリトルポニー: 新しい世界』)の後日談となるゲームである。
原作となるアニメの『マイリトルポニー: 新しい世界』は、動画配信サービスのNetflixにおいて配信されており、日本国内からでも視聴可能。
また、日本国内では(One/XSX限定ではあるが)初のCS機で展開された『マイリトルポニー』のゲーム化作品でもある。


特徴

  • 本作では主人公であるアースポニーの「サニー」を操作して、物語を進める。
    • サニーはアースポニーマジックが使用でき、一部の植物を成長させることができる。
  • 物語の途中にミニゲームが入ることがある。
    • 一度プレイしたミニゲームは、タイトル画面のメニューからいつでもプレイすることが可能。

評価点

  • 難易度やゲームデザインこそ子供向けではあるが、ゲーム性を大きく損なう破綻は無い。
  • 後述するように、おつかいイベントが多数を占めているのだが、どこに向かえばわからない場合、バタフライガイドによって、行先を教えてくれるのは親切。

賛否両論点

  • 全体的な難易度が子供向け。
    • 本来の対象が女児向けなので当然と言えば当然なのだが、 全体的な難易度は低く、大人のプレイヤーからすると少々物足りない。
    • 『マイリトルポニー』というIPの日本での普及状況を顧みると、本作を購入する日本人の多くが女児ではなく成人であるため、やや賛否が分かれる点ではあるか。

問題点

  • 日本語ボイス非対応。
    • Netflixにおいて配信されたアニメでは、日本語の吹き替えがあったのにも拘わらず、本作では日本語ボイスには非対応。
    • 日本語以外の言語の多くが英語を含め多言語ボイスに対応しているのも、日本人にとっては理不尽に感じる。
    • 同社がリリースしている『パウ・パトロール』のゲームでは、日本語ボイスに対応しているため、やろうと思えば日本語ボイス収録はできたのではないかと、思わざるを得ないところである。
      • もっとも、『パウ・パトロール』は『マイリトルポニー』と違って、2022年時点で、国内においても地上波でアニメが放送されており、需要と供給の面において、日本語ボイス対応の費用の元が取れないと判断されたのかもしれないが。
  • ゲーム内容は基本的におつかいが殆ど。
    • 例を挙げると、ストーリーを進めるのに、〇〇が欲しいから持ってきて→〇〇をあげる代わりに××を集めてきて、といったようにおつかいイベントが殆どを占めている。
    • 前述したように低年齢層向けのゲームであるため、そこまで複雑なゲーム内容にできないという事情はわかるのだが……。
  • ボリュームはかなり少ない。
    • 本作は定価4,000円以上するミドルプライスゲームであるが、ゲームに余程不慣れな人でもない限り、1時間半~2時間程度でクリア可能。

総評

Xbox限定とはいえ、国内初のCS向けマイリトルポニーゲームであることに少なからず意義はある。
しかし、(元々の対象年齢が女児向けなので当然なのだが)キッズ層向け用ゲームとして作られているため、大人がプレイするにはかなり物足りない出来となっている。
よほどのマイリトルポニー愛に溢れたマニアであれば、ファンアイテムとして購入する価値はあるが、それ以外の成人プレイヤーが本作を購入するのは非推奨である。


余談

  • 概要にも書いた通り、本作は”CS機に限定すると”日本国内で初めてリリースされた『マイリトルポニー』のゲームソフトである。
    • CS機以外では、第4世代『Friendship Is Magic』のスマホ向けアプリゲームが日本のストアでも日本語対応でリリースされていたため、国内史上初の『マイリトルポニー』のゲームソフトではない。
  • 2024年5月17日には『マイリトルポニー:ゼファー・ハイツの謎』が発売された。
    • 国内での対応機種はXSX/One/PC、海外のみPS5/PS4/Switchでも展開されている。
最終更新:2024年09月08日 08:51