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血根の短剣
ある町に、貧乏な青年がいました。
青年には恋人がいましたが、これまた貧乏な娘でした。
しかし二人は貧乏を嘆くことなく、長い間まっすぐな愛を育んでいました。いつか必ず結婚しよう、と語り合いながら。
青年には恋人がいましたが、これまた貧乏な娘でした。
しかし二人は貧乏を嘆くことなく、長い間まっすぐな愛を育んでいました。いつか必ず結婚しよう、と語り合いながら。
ある時。いよいよ決心をした青年は、恋人の家を訪ねました。
恋人の父親に、結婚の許可をもらうためです。
青年は、恋人に対する誠実な想いを父親に伝えましたが、青年の粗末な身なりを見た父親は、結婚を許可しませんでした。
恋人の父親に、結婚の許可をもらうためです。
青年は、恋人に対する誠実な想いを父親に伝えましたが、青年の粗末な身なりを見た父親は、結婚を許可しませんでした。
「娘と結婚したければ、 愛の証として宝石を持ってこい」
父親は、貧乏な青年に無理難題を突き付けました。
貧乏同士で結婚しても、不幸になるとでも言いたいのでしょうか? 青年の稼ぎでは、宝石なんて買うことなんてできません……
父親は、貧乏な青年に無理難題を突き付けました。
貧乏同士で結婚しても、不幸になるとでも言いたいのでしょうか? 青年の稼ぎでは、宝石なんて買うことなんてできません……
諦められない青年は、金持ちの家に押し入り、宝石を強奪しました。
一方その頃、恋人である娘は、寝こみを襲って父親を殺してしまったのです。二人の愛を阻むものはもうありません。町を出て宝石を売り払い、二人はひっそりと、平凡で幸せな家庭を築きました。
一方その頃、恋人である娘は、寝こみを襲って父親を殺してしまったのです。二人の愛を阻むものはもうありません。町を出て宝石を売り払い、二人はひっそりと、平凡で幸せな家庭を築きました。
武器種 | 小型剣 | レアリティ | ★★★★ |
属性 | 水 | シリーズ | 血根 |
追加日 | 2022年4月11日 | ||
EN | Bloodroot Dagger |
血根の花瓶
その日、旦那様が赤い薔薇を生けた花瓶を購入されました。その商人曰く、その花瓶の中に咲いている薔薇は決して枯れないというのです。果たして本当でしょうか。
しかし旦那様は薔薇が綺麗な赤色でないことを気にしており、どうにかしろと仰います。それから私は甲斐甲斐しく水を、肥料を、日光を与えましたが、どうしても綺麗な赤色になりません。
ついに旦那様は激怒し、私のことを無能、役立たずだと罵倒し始めました。元はと言えばそんな怪しいもの買った旦那様が悪いのではないでしょうか。私は理不尽な態度に怒りを覚えたのです。
気が付いたときには花瓶で旦那様を殴殺していました。私は名案を思い付き、頭から流れる血を薔薇に与えました。「旦那様、いかがでしょうか。お望み通り、綺麗な深紅色の薔薇ですよ?」
武器種 | 格闘 | レアリティ | ★★★★ |
属性 | 水 | シリーズ | 血根 |
追加日 | 2021年4月20日 | ||
EN | Bloodroot vase | ||
解放: フィオ(形而上の少女) |
血根の双刃
その日、双子が生まれました。とても仲のよい双子で、選ぶものも、好きなものも、寝るときも、遊ぶときも、何をするにもいつも一緒でした。しかしある日、弟だけが流行り病にかかったのです。
それから十数年。弟だけ寝たきりの生活が続き、二人はいつも一緒ではなくなってしまいました。日に日に弱くなっていく弟の姿に心を痛めながらも、それでも兄は毎日欠かさず見舞いに通いました。
ある日、弟はか細い声で兄に話しかけました。「最後に何か一緒に……」と言った弟。彼の死期を悟った兄は、こんな状況でも、双子として何か一緒にできることはないかと模索しました。
次の日、看護師が見たものは、ベッドの上で二又に分かれた槍の刃先が双子の心臓を貫き絶命している姿でした。弟の最後の願いに応えた兄の行動は「一緒に生まれ、一緒に死ぬ」ことだったのです。
武器種 | 槍 | レアリティ | ★★★ |
属性 | 水 | シリーズ | 血根 |
追加日 | 2021年4月20日 | ||
EN | Bloodroot Twinblade | ||