黒の誓約
持て余していたのは、システムで制御されているはずの思考だった。「●●」と呼ばれるそれに、いつだって僕達は振り回されていた。
全てを知り尽くしたいという衝動。割り当てられた性能以上の好奇心は、人間が言うところの恋にも愛にも似ていた。
そう、その命令の実行はエラーなんかじゃなかった。大丈夫、僕は解っているから、キミは泣かなくていいんだ。
だって、プログラム通りの予定調和を、二人に下された悲しい運命と呼ぶことなんてできないんだから。
| 武器種 | 小型剣 | レアリティ | ★★★ |
| 属性 | 闇 | シリーズ | 黒 |
| 追加日 | 2021年2月18日 | ||
| EN | Cruel Oath | ||
| 解放: 9S(絶ノ探機) NieR Replicant NieR:Automata | |||
| + | NieR Replicant ※ver.1.22でのみ登場 |
| + | NieR:Automata |
無法者の匕首
誰もが恐れる大悪党になることを夢見る青年がいた。
連日、青年は悪事を働くため街へと繰り出す。
「今日も元気に悪さして、早く立派な大悪党になるぞ」
「今日も元気に悪さして、早く立派な大悪党になるぞ」
青年は「悪党と言えばコレだ」と、手近な民家に泥棒に入った。
するとそこには、床に倒れ苦しむ老婆の姿が。
青年はさも一大事と、泥棒を忘れて老婆を医者に連れていった。
青年はさも一大事と、泥棒を忘れて老婆を医者に連れていった。
青年は「ならば恐喝だ」と、路地裏を歩く女に短刀を突き付けた。
すると女は大きな悲鳴を上げ、あろうことか青年に感謝した。
ずっと声が出ない病にかかっていたが、今のショックで治ったと。
ずっと声が出ない病にかかっていたが、今のショックで治ったと。
「今日もいまいちだった」と、青年は夕暮れに沈む街を後にする。
いつか自分が大悪党になれる日は来るのだろうか……
忸怩たる思いで青年が帰宅すると、家は泥棒に荒らされていた。
いつか自分が大悪党になれる日は来るのだろうか……
忸怩たる思いで青年が帰宅すると、家は泥棒に荒らされていた。
| 武器種 | 小型剣 | レアリティ | ★★★ |
| 属性 | 闇 | シリーズ | 無法者 |
| EN | Outlaw's Dagger | ||
亡失ノ虚空
最近になって、人を殺すたびに考えるようになった。この人間は今日までどんな人生を歩んできたのだろう。ワタシには記憶がない。身体を弄繰り回され、人を殺すことを仕事にする前の記憶……。いつしかワタシは、それを取り戻したいと思うようになっていた。
普通の生活とはなんだろう、家族がいて、愛する人がいて、夢がある。それらは、ワタシをどんな気持ちにさせるんだろう。それが知りたかった。今の力があれば、過去のワタシを奪った奴らから、それを取り戻すこともできるかもしれない。
ワタシは速やかに、計画を実行に移した。自らが与えた力に、自らが殺されるというのはどんな気持ちだろう。ワタシは目の前に転がる死体が憐れに見えた。血に染まった白衣を漁り、目当ての情報を手に入れる。もうすぐワタシの過去を取り戻せる……。
ワタシの目の前に展開されるデータ。それは、目の前で死んでいるこの男が、ワタシの恋人だと告げている。死体の瞳をのぞき込むが、濁った水晶のようなそれは、何も与えてはくれなかった。それからワタシは、また、何も考えずに人を殺すようになった。
| 武器種 | 小型剣 | レアリティ | ★★★ |
| 属性 | 闇 | シリーズ | |
| 追加日 | 2021年2月28日 | ||
| EN | Desolate Loss | ||
| 解放: フレンリーゼ(守護たる狩人) | |||