ぷにるの変身(ぷにるはかわいいスライム)

登録日:2022/06/05 Sun 20:29:10
更新日:2025/01/04 Sat 13:42:07
所要時間:約 4 分で読めます






「ホウ砂水と洗濯ノリをまぜて…。
じゃじゃーん。どうですかぼくのかわいい姿は!」


この項目では、『ぷにるはかわいいスライム』の主人公・ぷにるが使える変身能力について説明していく。
ぷにる自身についてのことや、変身能力以外のスライム体質などについては「ぷにる」を参照。


概要

スライムの体を持つぷにるは、自分の体を自由自在に変形させることができる。
水道などの狭い道を通ったり、液状と化してコタローを取り込んだり、強い力を受けて体が貫通や切断されてしまったり、体内のスライム成分の増減によって巨大化小人化したり…。


その中でも特にぷにるの魅力として取り上げられるのが、ホウ砂水と洗濯ノリを使った変身
これらを使うことにより、液体らしい不定形な変形と違い、体型や見た目年齢、服装、性別までも簡単に変えることができてしまう。普段は女の子の姿をとっているだけで厳密には無性別だが
時には他の素材も混ぜ合わせることで体質に変化をもたらすことも可能。

ちなみに、現実の玩具のスライムもホウ砂水と洗濯のりから作れる上、他の素材を混ぜる事によって見た目や質感などを変えられる。
コロコロ本来の読者層である子供たちに向けたスライム作りにおける実験の楽しさもこの漫画から教わることができる。

変身に必要な素材については、ぷにるが普段肩に掛けているポシェットから取り出している。
すぐさま状況に合った素材を取り出せるようだが、中はどうなってるんだろうか…
ちなみにポシェットの外観は、ペンギンの姿だった頃の自分がモチーフ。

なお、姿が変わっても基本的にぷにるの人格や口調が変わることはなく、体質以外の能力(知能や技術など)も変化はしない。
体格そのものが変わっているので変身とは銘打ったものの、つまりは言ってしまえば変装に近いものである。
ただし例外として、物理的に人格が引っ張られたり、ぷにる自身の心情が原因で極端に性格が歪んでしまうこともある。

真戸先生の推測によると、ぷにるには物理的な核や脳が存在しないが知性があり、形而上的な無形核が命令を出して変身するため、そういった命令が出されない限り普段の飲食などでは変身しないとのことらしい。


その他、スライムを分けてあげることで他人にもコスプレ程度の変身をさせることが可能。


変身はほぼ毎話のように行われ、そして毎話新しい姿を披露している。
作者の引き出しの多さも注目されるところである。
現状、過去に披露された変身が別の話で再登場したことはないが、単行本の特装版付録で「アクリルぷにるランド」というグッズとして登場することはあり、一部の変身はこれでカラーリングが確定している。

描かれる頻度こそ少ないものの、ホウ砂水と洗濯ノリを入れるシーンは一種の変身バンクとして時折挿入される。主に他の素材を混ぜない時にバンクが入る模様。
そして変身時には「じゃーん!○○○のかわいいぼくでーす!」(もしくは「かわいい○○○のぼくでーす!」)というセリフがお決まり。

アニメにおいては完全に魔法少女の変身バンクとなっている。
冒頭の「ホウ砂水と洗濯ノリを混ぜて、今日は〇〇もまぜちゃいます。」という台詞が入る。
そこから滑り台を滑り降りて体が光につつまれる→コインとなり、ガチャガチャマシーンを回す→
カプセルを持ったぷにるが出てくる→カプセルが開く。
という演出と化している。


さて、ここからが本題である。

ぷにるは作中において本人の意思、時にはコタローの指示で様々な姿に変身するのだが、その変身姿が読者の性癖を見事に撃ち抜いていくのだ。

ぼくっ娘敬語キャラ幼なじみスライム娘という時点で既に属性盛り込みまくりだが、その変身バリエーションから派生する性癖の広がり方は留まる所を知らない。
読者と一纏めに言っても人々の持つ性癖は多岐に渡るはずだが、それらをぷにるほぼ一人で解決してしまう。
コロコロ本来の読者層である小学生男児に性癖なんてあるのかだって?これから植え付けて歪ませてくんだよ!

しかもどれもこれも非常に描き込まれており、ファッションから体格まで我々に刺さりそうな容姿の細かい部分をしっかり押さえてくる。
変身は基本的に1話限り、場合によっては1ページのみであることもあり、見方によってはもったいなく感じるかもしれないが、毎話どんな変身が見られるのかドキドキさせてくれるのである。


それでは、作中で見せたぷにるの変身形態を紹介していこう。
なお、普段の容姿と昔のペンギン時代の容姿についてはぷにる本人の記事をどうぞ。


性癖を狂わせる変身バリエーション

で特に名称に言及のないものは名前を()で括って表記する。

(未来ちゃん風)

第2話冒頭からいきなり変身している。
人気のアイドルを参考にしたらしく、剛やんの推しである未来ちゃんに似ている。

スカートやニーソックスを履いている。
また、小さいシルクハットはカチューシャの飾りのようになり、髪の中には星型のラメのようなものが入っている。
そして、いきなりだが胸がでかい
きらら先輩とタメを張れる程である。


コタローがこの姿のぷにるから一体化情熱的なハグを受けたことでホネちゃんと剛やんに羨ましがられた。
なお、第2話扉絵では妙に美化されている。


(梨花ちゃん風)

第2話で登場。
本作で初めて変身シーンが描かれた姿。
ホネちゃんからのリクエストで、コタローが推しているという猫耳アイドル「梨花ちゃん」そっくりに変身した。
おだんごヘアにあたる部分を尖らせて猫耳を再現している。

服装や体型は元の梨花ちゃんを参考にしているが、モデルと比べて明らかな爆乳である。
ホネちゃんからおっぱいを揉ませて欲しいと頼まれてあっさりと承諾し、切り落として渡した。
なお、この流れの際コタローは本気で制止しようとしていた。


ちょっと大人なかわいいぼく

第3話で登場。
キュティちゃんカフェのカップル限定メニュー「DXキュティちゃんセット」を1人では頼めないコタローのために変身した姿。

コタローからは自分が保護者面すればいいので変身しなくてもいいと言われたが、kawaiiのライバルであるキュティちゃんのために負けられないと奮闘していた。

若干身長や頭身が上がっており、コタローと同年代程度の姿をしている。
フードなしパーカーを浅く被り、インナーはオフショルダー。
丈の短いスカートとニーソックスを履き、少し見える絶対領域が眩しい。
更にツリ目で描かれている。

初めて「〜なかわいいぼく」という名前を付けて変身しており、語呂もよく見た目も整っており、初期から披露された変身でもあるためか特に人気の高い変身の1つと言えよう。

Twitterで開催された「第1回ぷにるはかわいい総選挙」ではこの姿が1位となった*1

ギャルかわいいぼく

第4話で登場。
コタローの口車に乗せられ、南波遊助を引き付けて罠に陥れるために彼の好きそうな姿として変身した姿(この時はコタロー含め南波の素性を知らなかった)。
つまりコタローがこの姿になれって言った変身である。
ホウ砂水と洗濯のりに加え、グリッターも混ぜている。

キラキラ光るツインテールが眩しく、ギャルらしいダボダボの制服やルーズソックスが特徴的。
だが特に目を引くのは、非常に短いスカートから現れる太もも
他の変身と比べ明らかに太く、この辺りから変身時における体格や服装の描き分けが一気に注目されるように。
というかコタローも妙にギャルへの理解が深いな…。
ホネちゃんの二の舞にならないように、コタローから胸は平たくするように指摘されたことがTwitterのおまけ漫画で語られている。

ギャルっぽい誘惑の仕草も完璧であり、見事南波を引き込むことに成功するが、実は彼はメンタル小学生の大のホビー好きであり、人間サイズのでっかいスライムとして遊びに遊ばれ、身体を滅茶苦茶にされてしまった(文字通り)。
そのため実は完全な状態では僅か2コマしか出ていなかったりする。

なおTwitterで「ギャルぷにる」と呼ばれてトレンドに上がる際、Twitterの仕様上「に」が助詞扱いされて1つの単語として認定されず、「ギャルぷ」という形でトレンドになってしまった。これはこれで可愛く、ファンからはこの姿を指す愛称と化している


ぴかぴかランドセルのかわいいぼく

第5話で登場。
迷子を演じ、きらら先輩の前でコタローがぷにるを助ける姿を見せ、きらら先輩のコタローに対する好感度を上げるための芝居をするために変身。
今回は小児がよく使うでんぷんのりも混ぜている。

普段のぷにるよりさらに子供な小学一年生をモチーフとした姿で、髪はショートヘアになっている。
ロリコンと短い髪型のおかげで男の子に見えるため、ショタコン大歓喜。

単行本1特装版のグッズとしてついてきた「アクリルぷにるランド」でのグッズ化によりカラーが公開され、背負うランドセルが、髪の色が水色一色と判明。
やはりショタのつもりでデザインされていたようだ。

小学生が被るフチあり黄色帽子を被り、いつものシルクハットはワッペンになっている。
上は「SLIME SMILE CUTE」と描かれた黄緑色の薄手のシャツ、下はスパッツの上に短パン。
靴下が片方だけ下がっていたり、左膝にピンクの絆創膏が貼られていたりと作者のこだわりが強く見て取れる。


きらら先輩を見つけ、早速演技に入ったが先輩の内なる母性が暴走し、飴やおしゃぶりを口に、おもちゃのガラガラを顔にめり込ませられるなどこれまた滅茶苦茶に甘やかされてしまい、作戦は失敗。
先輩の乳圧母性の圧により顔面を両サイドで凹まされた。


かわいいコックさんのぼく

番外編①で登場。
きらら先輩がぷにるに似合うと思って買ったお料理セット一式を無理矢理着せた姿。
つまり、ぷにるの格好としては珍しく服が体の一部ではない。

いつものシルクハットとコック帽が一体化したような白い帽子を被り、頭のお団子は女児向けアニメの主人公の如く大きなものとなっている。
雫のように垂れた髪の先端も特徴的。
まいんちゃんのような可愛らしいエプロン、ペンギン時代の姿を模したミトン手袋、大きなズボンからチラリと見えるスパッツなど番外編ながら語ることは多い。


気になる料理の腕として、コロッケやサラダ、ご飯、味噌汁見た目をしっかりと再現してみせた。
どうやって作ったのか、気になるお味、そして素材…?
成分が成分なだけに、やっぱりコタローの命が心配である


ワルイプニル

第7話で登場。
ぷにるがジュースと間違えて砂鉄を誤飲してしまい、興味津々で南波が近づけた磁石を偶然取り込み、本人の意思に反し変身して人格を引っ張られてしまった姿。
この姿は普段のぷにるとは口調や性格が大きく異なり、一人称が「ボク」になり喋る言葉もほとんどがカタカナに。
さらに「プクク…」という独特の含み笑いをするようになる。


全身が黒く染まり背中から悪魔のような羽を生やした禍々しい姿になり、また体はスレンダーながら服装はやたら露出が多かったりレース柄の下着らしきものを身に着けていたりハイヒールを履いていたりと非常にエロい。
髪や爪、その他装飾などが非常に刺々しくなる(磁性流体のスパイク現象が由来か)。前髪の断面はバイザーのようになっており目が隠れている。
名前に引っ掛けたシャレなのか「スレイプニル」のような角や蹄鉄を模した装飾が各所に施されているなど、全体的にかなり凝ったデザインをしている。デュエマに出てきそうなデザインなのである意味出る作品を間違えている。


曰く「偶然磁石を取り込んだことで人格が引っ張られた」らしく、「かわいい」ことに拘る普段のぷにるとは違い「ワルイコト」を存分にしたくなる性格になり、鋭い爪で襲いかかる!

……かと思いきや、素体であるぷにるが7年しか生きていなかったため、南波くんのバトルエンピツをお尻側から削ったり、男子の着替えを覗いたり、男子トイレのドアを開けて「コイツトイレデウンコシテルゼー!!」と言いふらしたりと子供のイタズラレベルの「ワルイコト」しか行わなかった。南波はガチ泣きしてたが

そんな反抗期(イヤイヤき)の幼いワルイプニルを目の当たりにしたきらら先輩の母性の圧に押されてしまい、コアである磁石が体内から溢れ落ちたことで元に戻った。
よりにもよってきらら先輩に「欲望を解放しろ」などとそそのかした結果自分が襲われており、結構なポンコツである。

また、他の面々に対しては普段されていることの意趣返しのような悪事を働いている*2一方で、コタローには何もしていなかったりする


シャキシャキボディのかわいいぼく

第8話で登場。
チャンバラ大会の女子の部に参加しようとしたが、力自慢の女児たちが女児と思えないムキムキの肉体と風格を持っていたために仕方なく男子の部に参加する際に変身した姿。
メラミンスポンジを体の中に入れている。


シルクハットと王冠が一体化したような冠、短くシンプルな髪型、マントに手袋にブーツと王子様をイメージした美少年ボディ。
も持っているが、素材がスライムなら斬れなさそう。チャンバラ大会なので別にいいのだが
「ぴかぴかランドセルのかわいいぼく」と違い、作中で男の子の姿と明言されており、まつ毛がない、角張った膝小僧など身体も男の子になっている。


少年と刹那にかけた一騎打ちをするがアッサリと敗れ、縦に綺麗に真っ二つに。
しかもスポンジを入れたのが災いし、しばらく元に戻れないという始末だった…。

ぷにるはこの変身の際に「クールとかつよいとかかっこいいにはなりたくない」という理由で反発しており、逆に言えば性別そのものには大して拘りがなさそうな様子が見られる。
そしてこの姿ではコタローが友達らしく素直に接してくる態度を見せており、まがりなりにも男の子の姿であるため異性として見なくなり、寄り添いやすくなっていたと思われるが、ぷにるはそのことに気付けなかった(コタローの方も無自覚と思しい)。
当人らがあっさり流してしまったものの、物語の構図に影響を与え得た変身となっている。

ちなみに、反発した時のイメージ内では頭身の高いイケメン化したぷにるが「オレは女に斬りつける剣はうんたら…」とどこぞの紅の剣士みたいなことを言っていた。


ふわふわお嬢様のかわいいぼく

第9話で登場。
御金賀アリスの溺愛するマスコット、ルンルーンとかわいさ対決するために、を混ぜることによって変身した姿。

御金賀アリスの名前に関連してか「不思議の国のアリス」を彷彿とさせるロリータファッションで、シルクハットに括られたリボンやフリル付きの日傘、スカートにあしらわれたトランプの4種のマークが印象的。
男女問わずコタローのクラスメイトたちを魅了させたが、衣装が複雑で作画コストが高いせいか1ページ分しか登場していない。

Twitterで開催された「第2回ぷにるはかわいい総選挙」ではこの姿が1位となった*3

かわいいダンサーのぼく

第10話で登場。
ロボット化したルンルーンの「キュティちゃんダンス」に対抗し、第3話ぶりの変身バンクを披露しつつ変身。

頭のお団子が大きくなり、髪はダンスしやすいようにショート気味に。
大きく胸元の空いた短いシャツにスポブラと、今までの変身の中でもワルイプニルと並んで露出度が高い。
また大きな穴の空いたダメージジーンズを履いており、その描き込みの細さは必見。

これだけ露出が多い割にへそが描かれていない。単にジーンズを上げているからだと思われるが、スライム娘であり人外であることを象徴している可能性もある。
(なお、ワルイプニルの時もお腹を出していたが、へそに当たる部分に黒い★マークがついていた)


今時のダンサーらしくスタイリッシュなエロ蹲踞ダンスを披露したが、同じくダンスするルンルーンのお尻にぶつかって顔面半壊。
お尻にドロッとスライムがついたルンルーンもやたらとエロい


リッチで大人なディーラーのかわいいぼく

第11話で登場。
ルンルーンを誰の家に預けるかを懸けて、ぷにるが南波とテーブルゲーム対決する際に変身。

今度は金ピカのスパンコールを混ぜているため、髪が非常に煌びやかに輝いている。
そして変身名の通り大人の姿をしており、背が伸びて脚も長くなり、顔つきもかなり大人びており今までのベクトルとは違った変身である。胸もでかい。

カジノのディーラーをイメージした姿で、派手な柄のスーツを着ている。
ぴっちりしたスカートから伸びる、タイツを履いた長い脚のラインが魅力的。


なお、前述の通り変身しても性格などは変わらないため、このクールな姿で「ぷにゃっ。」とか言うのでシュール極まりない。
また勝負を仕掛ける際に「よござんすですか?」と丁半賭場で使うような呼びかけをしており、カジノをどこか勘違いしている様子である。確かにどっちも賭け事をするものではあるが…。


変身するのは見た目だけで能力が変わる訳ではないため、毎日現役小学生(ガチぜい)と遊んでおり洗練されている南波にはあえなく完敗。
遊んだゲームもロジカル真王(シンキング)*4、リバーシ、消しゴム落とし、〇✕ゲーム、ババ抜きとやはり小学生の遊びだった


なお、この変身のついでにルンルーンにもスライムを分け、バニーガール姿にしてみせた。元からお尻が強調されていたルンルーンが更にエロく…。


余談だが、本誌掲載時の名称は「リッチで大人なディーラーかわいいぼく」だった。
作者によると元々名称に「、」はないつもりだったが、小学館側が自動でつけたために名前に読点が入ってしまったとの事。ゆえに単行本化の際に修正されたのだろう。
また名前の「リッチ」は月刊コロコロコミックで連載中の『リッチ警官 キャッシュ!』を意識している。


チアリーダーのかわいいぼく

第12話で登場。
子供栄養不足で元気のないきらら先輩を応援するために変身。

チアリーダーの使うポンポンに因んでか、手芸用のポンポンを入れている。
その名の通りチアガール風の衣装となっており、両手にポンポンを持っている。
そしてミニスカートやへそ出しコス(やはりへそは☆になっている)、サンバイザーにポニーテールが目を引く。

何気に服に「Pniru」と文字が書かれており、ぷにるの英語表記が判明した。

今回もルンルーンにスライムを分けて同じような衣装を作っている。
並ぶとルンルーンの脚の太さがよくわかる。

チアダンスできらら先輩を応援するも、きらら先輩にはお遊戯会と見なされ逆に応援された。
クライマックスとして複数人でやる組体操のようなパフォーマンスを実行するため、ぷにるは自らの上から網状の鉄筋を落とし身体を数枚に分断して分身し、ペラペラ姿で応援を成功させた。
こんなペラペラ状態の人型のような何かを見てうっとりするきらら先輩って…。


世界のどんなゴミよりもかわいくないぼく

第13話で登場。通称「カビぷにる」
雑菌が繁殖し、カビが生えてしまった姿。まるかいて あっというまに…*5

ジャージ、「カビ」と書かれたTシャツ、サイズの合っていない靴下とダメ人間のような風貌となってしまった。
ちなみにギャルぷにると並んで脚が太く、Tシャツの下ははいてない。

髪が異常に伸びて触手みたいになっており、透明感も失われている。
頭のお団子はカビの塊になってしまい、髪の随所にもカビが付着している。
その長い髪で片目が隠れており、ぐるぐる目の下にクマができている。
頬にはそばかすまたはニキビができており、胸元にまで汗疹のようなものが。

そして以前のワルイプニル同様姿だけでなく性格まで変わってしまっているのが最大の特徴。
何でも自分の都合がいいように捉える普段のぷにるとは正反対の極端にネガティブで自虐的な性格になっており、他人の言葉尻を捉えてはすぐに落ち込むというメンヘラのような言動をするようになってしまう。
口調もどもり気味になっていたり、「ぷひひっ」と陰湿な笑い方をしたりと普段とは異なるものに。

真戸先生によれば「カビが生えたから性質が変わった訳ではなく、落ち込んだからカビが生えてこうなっている」と説明されており、ぷにるが落ち込む原因となった電池切れで話を聞かなくなったルンルーンを充電したところ元に戻った。

なお、2巻掲載分の変身の中でもインパクトがあるせいか、裏表紙に選ばれるなど妙な人気がある。こういうタイプの陰キャ女子は意外と需要があるという事なのか。
その後のエピソードでも落ち込んだり梅雨時になったりするとたまにこの姿に変身することがある。

かわいいマナー講師のぼく

第14話で登場。
ルンルーンがアリスと仲直りできるように礼儀を教えるため、コタローの母から教えてもらったマナーについて講義するために変身した姿。

ディーラーほどではないが大人っぽい容姿となり、小さめで縦長の瞳と眼鏡、長い一本結びの髪が特徴。
パンツタイプのスタイリッシュなスーツを着込んでおり、先端に星型の装飾がついた指し棒を持っている。
胸は今まで巨乳や貧乳と極端であることが多かった中、珍しく普乳。

この姿における最大の注目ポイントは、何を思ったか異常なまでに繊細に描かれた尻である。
線が太めのデフォルメチックな作風である本作の中で、この形態の彼女のお尻だけめちゃくちゃ細かく描かれている。
特に最後の大ゴマではスーツから浮き出るお尻の形と、それによって生じるスーツの皺がこれでもかというほど描き込まれている。

今回もルンルーンにスライムを分けてスーツを作っており、こちらはスカートとタイツ。
ルンルーンの太い脚にタイツの光沢が艶めかしく輝き、こちらもエロい。


ルンルーンのみならず他人のなっていないマナーを指摘するが、肝心のぷにる本人は謝る際にやたらあざとくふざけたような謝り方を披露していた。

作者曰く、この変身は「かわいいマナー」の「講師」という意味*6のようで、これらの振る舞いはぷにるが独自に編み出した「かわいいマナー」の一種である。

相手に向けてキュティちゃんダンス…もとい尻を振ることしかできないルンルーンに対してスパンキングで喝を入れたりもした。

そしてきらら先輩から「もうちょっとお堅い感じの方が良い」とアドバイスされたぷにるがホウ砂水を加えて文字通り固め、お辞儀の手本を見せようと腰を90°に曲げたと同時に、固めすぎたのが災いして上半身が折れて落ちてしまったというのがオチ。お尻が最も細かく描かれたのもこのコマである。


かわいい車のぼく

月刊コロコロコミック2022年8月号での本誌出張連載の4コママンガにて登場した姿。

珍しく人型ではない姿であり、学校に遅刻しそうになったコタローを学校まで送り届けるためにこの姿で登場。
だが、やはりというべきか変身するのは見た目だけで能力が変わる訳ではないためすぐに形が崩れてしまい、送り届けることはできなかった。


ルンルーンのすがたのかわいいぼく

第15話で登場。
アリスが開催した「第一回ルンルーンGP」に参加するためにぷにるがロボットのルンルーンに擬態した姿。

素体がスライムではあるが硬そうなメカメカしい外見も再現しており、見た目クオリティは高い。
シルエットなら一瞬見迷うレベルだが、脚だけは細いまま。
あと頭の輪っかは浮いておらず棒のようなものでくっつけられている。
髪の色はぷにるのままで、ルンルーンの尻尾の玉の部分がおだんごヘアの形になっている。
膝の三角形のマークが星マークになり、胸部にシルクハットが描かれている。

もちろんぷにるが擬態してるだけなので自由に動けるし喋ることもできる。
ちなみに、ぷにる的にはルンルーンが一番大事にしているのは「お尻を振る事」らしい。


水着のかわいいぼく

第15話で登場。
「第一回ルンルーンGP」の最終対決となる水着コンテストで高性能AIのDXルンルーンが優勢の中、真打として満を持して登場。

子供に似合うワンピースタイプのフリフリのかわいい水着で、細かい星柄である。これも作画大変そう
髪のおだんごや左足首には星のアクセサリー付きアンクレットを付けているというこだわりも。
ツインテールの髪の中は貝殻などが入っており、まさに海らしい格好といえよう。

登場時の大ゴマでは浮き輪から透けて見える水着のスカート部分の中から覗くお尻が非常にエロい。

ロボのルンルーンにもスライムを分けており、こちらはフリル付きビキニ+アームヘルパーといった見た目。

作中でも男女問わず観客の人気をかっさらっていき、ぷにるが圧倒的なポイント差をつけて1位となった。
……が、この大会はあくまでルンルーン同士での競争であるため、ルンルーンに変装していることを忘れてこの姿に変身したぷにるはあえなく失格。
結果、同時にポイントを伸ばしたロボのルンルーンがDXルンルーンとの僅差で優勝した。

なおスライムのぷにるは水に入ると溶けてしまう可能性があるとも考えられるので、海やプールではなくこのようなコンテストの形で水着姿を披露したのはナイスとも言えるだろう。
(第15話の1つ前の番外編でぷにるは温泉に入ると溶けてしまうと語られていた。*7


(女戦士ぷにる)

第16話で登場。
コタローが落下してきたトラックの模型で頭を打って気絶し、その際に見た夢の中で勇者となったコタローと共に旅をしている相棒という設定として登場したぷにる。
鎧とスカートがあわさったような服にブーツとマント、サークレットという典型的なファンタジー衣装。
腰には小型の盾と鞘に収めた剣を装備している(作中で剣は一度も抜いてないが)。
ぷにるらしくところどころに星があしらわれており、かっこよくも可愛らしい服装となっている。
容姿から便宜上戦士としているがぷにるに関しては作中でジョブについて触れられていない。

夢の中といえど性格やスライム体質などは変わっておらず、状況を把握しきってないコタローに某国民的RPGスライムの如く両断されたりもしたが、魔王城に囚われたキュティ姫を助けるために旅を続ける。

本話では夢の中でこれまでの登場人物もファンタジーの装いをして登場しているため、一見の価値アリ。真戸先生のみめっちゃ安っぽいコスプレ程度の服装だったりするが

そして魔王を倒しキュティ姫と結婚し王様になったコタローだったが、そこにぷにるの姿はなかった。
遠い故郷のぷにるランドに帰郷しており、コタローが彼女の存在を案じた時に夢が覚める。


ひんやり避暑地のかわいいぼく

第17話で登場。
夏の暑さを凌ぐためにコタローが「冷蔵庫とか混ぜて冷たくて便利な姿になれ」と言われ、「家電を混ぜて作るスライムがありますか!」と反論したぷにるが仕方なく変身した。
保冷剤の中身を混ぜたため、シャーベットのようにキンキンの冷え冷えの体になっている。

髪型や体型などは変わっていないが、髪色が涼しげに変化しており、ワンピース式の涼しい服に大きな帽子でシンプルながら清楚で可愛く纏まっており、コタローを一目でときめかせた。
変身時は背景が真夏の小道のようなイメージが映し出されていた。

そして手を繋いだコタローが慌てて手を振り払ったのを「冷たすぎて驚いた」と勘違いし、面白がって更にヒンヤリびっくりさせるために抱きつく。
逆に顔を赤くさせたコタローを見て、服を一枚しか着てないのに「もっと涼しい格好」を披露しようとし、ありのままの姿を見せようとしたコタローが更に赤面して慌てた傍ら、南極らしい昔のペンギン姿を披露しただけだったというオチである。

コタローの反応からして、こういうタイプが彼の好みの1つであろう。


夏色日焼けのかわいいぼく

第19話で登場。
日々のかわいい勉強でチェックしたトレンドと第18話で出てきたコーヒーフロートを参考に変身した姿。
透明絵の具(プリンターインク)を混ぜている。

髪型や体型などは変わっていないが、服装は「SUMMER」と書かれたTシャツと短パン、サンダルに加えて麦わら帽子と肩掛けの虫かごを身に付けている。
そして最大の特徴は絵の具によって名前の通り日焼けしたかのような小麦色の肌である。左足の絶対領域も注目ポイント。

そして早速この姿をコタローに見せに行ったぷにるだが、夏休みの宿題をやるためにアポ無しで訪問してきた南波とコーデがモロ被りしてしまった。


研究員のかわいいぼく

第19話で登場。
麻美と南波の会話を聞いたコタローが「夏休み中に2人が遊んで自由研究「先輩との思い出図鑑」を作っている」と推測したことでこれ以上完成を進めさせないための作戦で変身。
ティッシュを包み込むように混ぜている。

名前の通り白衣を身にまとい、更にかわいいマナー講師以来の眼鏡を着用。髪型はDNAの二重螺旋構造をイメージしたツインテールに変化している。
また、気づきにくいかもしれないが、白衣の下に着ているのは縦セタである。

作戦通り南波を自由研究の手伝いをさせるという名目で麻美から引き離すことに成功し、そのまま宿題を終わらせて麻美と共に水族館デートに行こうと目論むコタローだったが、自分も遊んでばかりで宿題をやっていなかったため、作戦は失敗した。


ダボ袖白衣のかわいいぼく

第19話で登場。
「ぼくのかわいさ」をテーマに南波の自由研究を手伝う過程で「スライムに砂糖を混ぜるとデロデロに溶ける」現象の実演のために変身した研究員の派生形態。
南波をパシらせて持って来させたクリームソーダを混ぜている。

服装は眼鏡がなくなりインナーがセーラー服とダボダボのルーズソックスに、白衣は袖と裾が多く余った見た目に変化。
元の形態にあったツインテールは星形の髪留めが追加されたのに加えて、溶けているのを表現するために従来の頭のお団子が伸びたような形状となっており、表情もとろけている。
ギャル同様に太ももが他の変身と比べて太いのも注目ポイント。

しかし南波には「スライムに砂糖を混ぜるとデロデロに溶けてきもちわるくなる」と書かれてしまった挙句、カブトムシ(のフィギュア)を無理矢理混ぜられてしまい……


サイバー白衣のぼく

第19話で登場。
100均で売っていたフィギュア入りスライムを思い出した南波に上述の通りカブトムシのフィギュアを無理矢理混ぜられたことでぷにるの意思に反して変身した研究員の派生形態。

白衣の丈は元に戻ったが、インナーは光るラインが走り、胸部にはカブトムシのフィギュアが琥珀のようにクリスタルへ収められたサイバーチックな見た目に変化。
肌は再び褐色になり、頭部にはバイザーやインカム、カブトムシの角が追加。髪型も従来とは異なり切れ目のないストレートな形状に変化している。

この姿はコタローには「今までで一番か……かっけーな…!!」と好評。子供たちにもヒーローの様だと評され、かわいいと思われたいぷにる本人は悲しそうにしていた。

第18話で新たな姿が登場しなかった反動からか、先述の夏色日焼けからこのSF風までの4種類が第19話で全て登場している。


かわいいぼくのトロフィー

第20話で登場。
ある賞を受賞したコタローをお祝いするために自分自身がトロフィーとなった姿。どちらかというとあくまだろ、マニマニの
金箔を包み込んでいる。

見た目はいつものぷにるが黄金像になっただけだが、ホウ砂水と洗濯のりと金箔だけであるのに関わらず質量は結構ある模様。

なお、ある賞というのは何かというと、ぷにるが作った「かわいいぼくを誰よりも長く見続けたで賞」である。

おてていっぱいのかわいいぼく

第21話で登場。
コタローを右腕としてスカウトしようとしたアリスに対抗して変身した姿。
褐色肌にインドの神像風の衣装と三対ある腕が最大の特徴。
3つの腕で×を作りながらアリスに体当たりをかましつつ、コタローを自分の将来荷物持ちにする宣言をしたが、当のコタローには「そんなに腕があったら自分で持て!」とつっこまれた。

その後は「コタローを荷物持ちにする権利」を巡ってアリスと文化祭で客入り対決をする事を宣言するが……。

アリスご一行のかわいいぼく

第23話で登場。
すれ違いの果てにコタローの夢が「アリスの部下になる」だと誤解し、客入り対決でアリスを勝たせるためにアリスに変身した姿。
基本的にはアリスの姿を踏襲しているが、髪だけは通常のぷにると同じゼリー状になっている。
衣装は宝代からの連想でメイド服、何故か猫耳付き。
また、今回はクリアストーンが混ぜられている。

アリスのふりをして客をルンルーンランドに誘導する事には成功したものの、肝心のルンルーンランドにニーズから外れたガチメイドの宝代しかいなかったため、逆にクレームが殺到してしまう結果となってしまった。

カッコかわいいぼく

第24話で登場。
カッコよさを追及していたコタローの事を「かわいい断ち」していると勘違いしてかわいさを控えめにした姿。
褐色肌のギャル風だが、「ギャルかわいいぼく」と違ってクール系のやや大人びた路線で纏められている。
コタローが使い方で悩んでいたジェルタイプのワックス*8が混ぜられているのが特徴。

最終的にはコタローを取り込んでしまういつものオチが付いたが、偶然にもぷにる自身がワックスと同様の効果を得ていたためコタローの髪をセットする事に成功。
珍しく変身がコタローの役に立つ結果となった。

ドラゴン娘のかわいいぼく

第25話で登場。
色々なドラゴングッズを身に着けている南波への対抗心を抱いたコタローの「ドラゴンになれ」という無茶ぶりに応えて変身した姿。
チャイナドレス風の衣装にドラゴンの手足、羽、角を揃えた竜人風のデザインで、鱗を表現するためにマイカパウダーが混ぜられている。
ブレス(と称したスライムの塊)を吐く能力を持つ。

軽音部のかわいいぼく

第26話で登場。
「バンドを始めたい」というコタローのリクエストに応えて変身した姿。
一見バンドTシャツを着てギターを持っているだけだが、ホウ砂水が多めに混ぜられているためヘラで切るとコリコリといい音がする
以上。

トナカイ姿のかわいいぼく

クリスマスのトナカイに見立てた姿。
SEは「ぷにんベル」で、一部の人に刺さった形態。
その姿を見た雲母先輩が何故か持っていた鹿せんべいを無理やり食わされた。

冬の装いのかわいいぼく

スノーパウダー混ぜて変身した姿。
モコモコとした毛皮の防寒具をまとっており、漫画のトーンから白をベースにしてると思われる。

パルデアのすがたのかわいいぼく

作者がTwitterで公開したイラストで登場。
ナンジャモ(ポケモン)を真似た姿となっている。
ちなみに作者はコイルが好きらしい。


「追記水と修正ノリをまぜて…。
 じゃーん!アニヲタになったかわいいぼくでーす!」

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • ぷにるはかわいいスライム
  • スライム
  • スライム娘
  • ぷにる
  • 変身
  • 変装
  • 万能
  • 性癖の塊
  • 巨乳
  • 爆乳
  • アイドル
  • かわいいぼく
  • ツリ目
  • ギャル
  • 小学生
  • ランドセル
  • ロリ
  • ショタ
  • コック
  • エプロン
  • 悪堕ち
  • 目隠れ
  • へそ出し
  • 王子様
  • お嬢様
  • ダンサー
  • 性癖の破壊者
  • ディーラー
  • チアリーダー
  • ポニーテール
  • ルンルーン
  • ダウナー
  • 陰湿
  • メカクレ
  • ジャージ
  • スーツ
  • メガネ
  • 先生
  • お尻
  • 太もも
  • ロボ娘
  • メカ
  • 水着
  • フリル
  • 女戦士
  • 戦士
  • 避暑
  • 日焼け
  • 研究員
  • 萌え袖
  • カブトムシ
  • トロフィー
最終更新:2025年01月04日 13:42

*1 他の候補はギャルかわいいぼく・ぴかぴかランドセルのかわいいぼく・ぷにる(昔の姿)

*2 文字通りの意味でおもちゃにしてくる南波には「バトルえんぴつの後ろ側を勝手に削ってダメにする」、セクハラを働かれた剛やんとホネちゃんには「着替え中に突撃&学校でウンコしたことを言いふらす」、コタローに片思いされているきらら先輩には「コタローの前で本性を晒させようとする」

*3 他の候補はワルイプニル・シャキシャキボディのかわいいぼく・かわいいダンサーのぼく

*4 コロコロ発のタイムリーなボードゲーム。0~9の数字が書かれた10枚のカードの効果を駆使し、「相手が隠した2つの数字をどちらが先に当てられるのか」を競う。

*5 アニメでは「まるかいて~」のセリフはカットされている。

*6 そのため、誤解がないよう正確に言えば「かわいいマナー講師のかわいいぼく」なのだが、「かわいい」がダブってしまうためこの言い方にしたとのこと。

*7 ただしここで溶ける要因とされていたのは温泉の熱さであるため、水に入るだけで溶けてしまうかは定かではない。また番外編⑤〜第18話の流れでコタローが海に行くのについて行こうとしていたことがわかる発言がある。

*8 ぷにるはこれを「かわいい自分の代替品」と解釈した