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ロックマン (PS) - (2017/06/07 (水) 15:24:51) の編集履歴(バックアップ)
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ロックマン
【ろっくまん】
ジャンル
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アクション
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対応機種
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プレイステーション
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発売元
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カプコン
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開発元
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4~6:エルステッド
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発売日
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1:1999年8月5日 2:1999年9月2日 3:1999年9月14日 4:1999年10月28日 5:1999年11月25日 6:1999年12月9日
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定価
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各2,800円
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廉価版
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PS one Books/各1,800円 1,2:2003年4月24日 3,4:2003年5月29日 5,6:2003年6月26日
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配信
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ゲームアーカイブス/各600円 1:2009年8月12日 2:2009年9月9日 3:2010年4月28日 4:2011年2月9日 5:2011年8月10日 6:2013年2月27日
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判定
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なし
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ポイント
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無理矢理過ぎるバラ売り 無理矢理豪華っぽく見せる バグ無修正
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ロックマンシリーズリンク
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概要
ファミコンソフトとして発売された『ロックマン』シリーズ6作品を、1作ずつPS用ソフトにしたもの。
『1~3』と『4~6』では、追加要素の仕様が若干異なる。
特徴・問題点
主な追加要素は、難易度の変更、味方キャラがヒントをくれる「ナビモード」、敵キャラ紹介モード、タイムアタック、CG閲覧、ポケットステーションで育成した主人公やボスを登場させられる「ポケロク」など。
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コンティニューは『ロックマンX3』同様、メモリーカードやポケステにパスワードをセーブする方式になった。
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パスワード自体が存在しなかった『1』は、普通にクリアステージのデータをセーブする方式。
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ポケステ使用時は「パスワードをメモる」という、使い道不明のコマンドもある。
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L1・R1ボタンで武器変更、△ボタンでショット連射、○ボタンでスライディング(『3』以降)と、増えた分のボタンにもそれぞれ役割が与えられている。
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ちなみに、○ボタンのスライディングは「スライディングを出す」ではなくあくまで「下+ジャンプを同時に入力する」だけらしく、梯子の上で押すと梯子を下りる。それで特に不都合がある訳ではないが。
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ゲーム本編の内容やグラフィック自体は一切変更無し。また『2』のエアーマンステージからワイリーステージに飛ばされてしまうバグや、『4』のエンディングのクレジットミスなど、不具合も修正されていない。これらのことから基本的にエミュレーター動作と思われる。
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しかし縦横の処理の比率が微妙に変わっており、一部ルートが通過できなくなったり、被弾のタイミングが変わったりしている。
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バグまで再現との見方も出来なくはないが、そう考えると今度は再現されていないバグ(『2』の壁抜けなど)が気になる。
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内蔵音源のサウンドも妙にリバーブがかかったような響きがあったり、一部効果音が変な鳴り方をしている。
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オプションで3段階に難易度を設定出来るが、敵の攻撃パターンに劇的な変化が無く、特に「むずかしい」の場合はアイテムの有無程度しか無い。
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「ナビモード」はインターフェイスの向上と要所要所のヒントなど、多少は遊びやすくなっている。特殊武器を切り替えやすくなっているのは初心者には遊びやすいかもしれない。
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…のだが、なぜか『3』ではブルースが、『4』ではカリンカがナビゲート役を務めている。前者は『3』の時点では「敵か味方かわからない」という扱いだったし、後者もゲーム本編で救出した時の会話に矛盾が出るので、もっと後の作品に回してもよかったのでは?
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同モードではアレンジBGMも搭載されているのだが、『1~3』の場合アーケード版の『パワーファイターズ』及び『パワーバトル(CPSII版)?』のBGMを流用しただけの手抜き仕様。その為、アーケード版でアレンジされなかった楽曲はFC音源のままだったり、全然関係ないアレンジBGMが無理矢理割り当てられたりしている。
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『4~6』ではちゃんと全曲アレンジされているが『1~3』同様アーケード版の音源が流用されている所もある。
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図鑑モードがあり本編で倒した敵が登録されるのだが、『1~3』までは本編と別にセーブしなければ図鑑にデータが残らない。
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『4~6』は特定のコマンドを入力しながらナビモードを始めることで、ロックマンがヘルメットを外した状態でプレイすることが出来る。
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…のだが、この時のグラフィックはヘルメット部分を黒く塗りつぶし、上に突起を少し付けただけの手抜きとなっている。
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結果太くて長いモミアゲと三角形の前髪という奇抜な髪型のロックマンを操作することとなる。4の場合、EDで髪型が突如変わるので違和感が大きい。なぜこの時のグラフィックを流用しなかったのかは謎。
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流石におかしいと思ったのか『6』のみ前髪が少し改善された。モミアゲはそのままだが…
評価点
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バラ売りとはいえ、当時はプレー困難になりつつあったFC版本家ロックマンシリーズを現行機で手軽にプレー出来る様になった点。
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その後、FC版本家シリーズは長らくの間現行機種への移植が行われなくなるのだが、各種作品の配信開始までの繋ぎとして本シリーズを購入したプレイヤーも少なくは無い。
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アレンジモードのBGMがアーケード版から流用されている点も、サントラが入手困難になっていたりアーケード版が未移植だった発売当時の時代背景を考慮すると、手軽にアーケードの楽曲を聴けるようになった点は大きい。
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初心者救済関連の充実。
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パスワードをメモリーカードに保存出来る点は、複雑なパスワードをメモらずに済むという事で、わざわざメモ帳を用意する必要が無いのもプラス。
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また、この仕様変更により初代の最大の難点である「電源を切ると最初からやりなおし」という点も改善されていて、いわゆる「クリアするまで眠らない」という状況に陥りにくいのも評価出来るだろう。
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研究所で生産可能な装備アイテムも只さえも高難易度な本家シリーズにおける初心者救済として役に立つ。
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この他にも難易度を「やさしい」に変更すると敵の攻撃力が下がるので、難易度が高めなFC版本家の入門の間口として機能していると言える。
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隠しモードについて
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オリジナルモードを難易度「むずかしい」でクリアするとオプションで本編のBGMを原曲・アレンジ版と共に自由に聞く事が出来る。
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一方、ナビモードを同様に難易度「むずかしい」でクリアすると、初期3作は「ボスラッシュ」が、後期3作は「ボスラッシュ」に加えて様々なお題をクリアしていく「チャレンジモード」が出現する。
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特にボスラッシュの存在は、ゲーム中ではわざわざステージの奥に進まずに8ボス戦の練習が出来ると好評。
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その他
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図鑑モードでは各種敵キャラの名称や設定、ステージの設定イラスト等、史料集的な存在価値もある。
総評
当時のFCソフトの相場上昇や追加要素を考慮に入れても、FCとは比較にならない容量と性能を持つPS用ソフトとしては物足りない出来。1本1本の値段は明らかに割高であり、カプコンのがめつさが滲み出ている。
せめて『ファイナルファンタジーコレクション』のように3作1セットくらいにしていれば…。
余談
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現在、これらPS版6作は中古でもあまり出回っておらず、オークションなどで高値が付いている。
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ゲームアーカイブス版は、容量が200~400MBと元がFC用ゲームとしてはかなり大きい。
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また当初アーカイブスの仕様上「ポケロク」は遊べなかったが、PSVITAでのみアプリにより遊べるようになった。
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本作のBGMはXA形式で収録されているため容量が肥大化しており、ある程度は致し方ない部分ではある。
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『2』はPS3本体でプレイしようとすると不具合が発生する。
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この事から、本シリーズをPS3で安全にプレーするのなら、ゲームアーカイブスを利用するしかない。
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『4』のパッケージイラストではダイブマンの頭が写っていない。これは、サイズや時間の都合で最初から描かれなかったことが、画集『ロックマン&ロックマンXオフィシャルコンプリートワークス』で語られている。
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一時期はこのPS版6作に『ロックマンX7』と缶バッジを合わせた、半ば抱き合わせともいえるセット販売が公式に行われていた。
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更にその後は、「カプコン ゲームブックス」名義で初代と2のみが攻略本とのセットによる形式の廉価版も発売された。
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海外においては、『ロックマン』1~8とアーケード版である『ロックマン・ザ・パワーバトル』『ロックマン2・ザ・パワーファイターズ』の2作をソフト1本にまとめて収録した『Megaman Anniversary Collection』という作品が存在する。なんとPS2/GC/XBOXの3機種マルチ発売。
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『1~6』はこのPS版ベースになっている。『7』と『8』はそのままのエミュレーションで『8』はPS版が元となっている。アーケード版は2作とも基板から直接移植したものである。
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開発元のエルステッドには開発履歴に4~6のみ表記されているが、実はエンディングで表示されるスタッフクレジットは1~3と4~6で二、三名を除きほとんど同じ名前だったりする。このクレジットが正しければ1~6すべてエルステッド製となるが、なぜ4~6だけ表記しているのかは謎である。
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このPS移植シリーズのプロデューサーであった人物は、『ロックマンX5』でもプロデューサーを務める事になる。
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その関係か、味方からのナビゲーションや、強化パーツの付け替えという要素が受け継がれている…のだが、なぜかどちらも本シリーズより改悪されている。詳細は当該項目を参照。
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忠実再現を謳っているが、オリジナルモードでもFC版の特徴であるSEで一部のBGMが潰れることがない。特にボスがメーターを貯めるときにBGMのイントロ部分が潰れる『2』『4』のボス戦で顕著な差が出る。
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BGMが潰れずに聞けるということで、好意的に取るプレイヤーも多くいる。