【ろっくまんえっくすせぶん】
ジャンル | アクション | |
対応機種 | プレイステーション2 | |
発売元 | カプコン | |
開発元 |
バリューウェーブ カプコン |
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発売日 | 2003年7月17日 | |
定価 | 5,800円(税別) | |
判定 | クソゲー | |
ポイント |
新主人公「アクセル」のデビュー作…
のはずが
最初は使用できない主人公 スタッフも「難あり」と認めた3Dステージ 『X5』『X6』に好意的なファンでさえ不評 キャラデザなど素材は高品質 ロックマンシリーズ史上最長のステージ到来 |
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ロックマンシリーズリンク |
『ロックマンXシリーズ』の7作目。本作からプラットフォームをプレイステーション2に移行された。
シリーズで初めて3Dマップが登場し、第3の主人公として「アクセル」が加わった。
21XX年
人類が安全な地下都市で暮らす間、荒廃した地上(*1)を復興する「レプリロイド」達の作業が順調に進んでいた。
しかし一方、イレギュラーと呼ばれる犯罪レプリロイドたちも激増しつつあった。
高性能レプリロイド・エックスは、イレギュラーを取り締まる公式組織「イレギュラーハンター」の精鋭部隊隊長として活躍してきたが、力で相手を押さえつけることに疑問を感じ、平和的解決の道を求めて第一線を退いてしまう。
彼が抜けて弱体化したイレギュラーハンターに代わり、非合法にイレギュラーを倒す自警集団「レッドアラート」が活動を始めた。
ある日事件現場に急行したイレギュラーハンター・ゼロは、大型メカニロイドに追われている少年レプリロイド「アクセル」と出会う。
彼はイレギュラーハンターになるためにレッドアラートを脱走してきたというが、多くを語ろうとはしなかった。
そこへレッドアラートのリーダー・レッドが現れ、アクセルを引き渡すよう要求する。
しかし、本人の意思を無視して自由を奪うことは、ゼロには絶対許されない。
こうして、一人のレプリロイドを巡り「正義」の意味を巡って、イレギュラーハンター対レッドアラートの戦いが始まった!
3Dという新要素を取り入れた結果、シリーズ特有の持ち味を殺してしまった作品。
何かと批判が多いながらも出来はそれなりで少なくないコアなファンも獲得していた前二作に対し、本作はシリーズ作としてはおろか単体の3Dアクションゲームとしても駄作レベルと言える内容に堕してしまい、前二作に好意的かつ寛容なファンからでさえクソゲー呼ばわりされる事も少なくないほど。
結果的に、プラットフォームがPS2に移った本作で巻き返しを願っていたファンの期待を大きく裏切ることとなってしまった。
*1 詳しく語られているわけではないが、X5とX6の事件によるものだと思われる
*2 弱点武器を当てた際に無敵時間が発生するため。単純にボスのHPが多いのもその一因。しかし、シグマ第2形態だけはスプラッシュレーザーのチャージで攻撃すれば一気にHPを削ることができる
*3 チップが8ステージに2つずつの計16。パワーアップ箇所は各キャラ12箇所の計36
*4 がっつりネタバレになる終盤の展開を除いてもアクセルがイレギュラーハンターに合流した後もレッドアラートに未だ思うところがある様子を見せたりアクセルと対峙したウオフライが前から気に入らなかったと語る(逆にいえば仲間であるうちはその思いを腹におさめていた)前に建前の可能性もあるとはいえ裏切り者と非難していたり等が挙げられる
*5 後のアニコレでは「READY」の表示がなくなり、ロード時間の短縮と合わせて若干テンポがよくなっている
*6 このこと自体はロックマンシリーズで散見されることであり、問題点とされることも度々ある
*7 エックスの一部アーマーのホバー
*8 アクセル本人のホバー
*9 その結果、『X8』では実際にアクセルのホバーはステージ攻略においてもアイテム回収においても大きく影響するものとなっている。そもそも使いづらいとの評の本作においても他の項目でも触れられているとおりアイテム回収には一役買っておりすでにその傾向は見受けられている。
*10 オートチャージと共にオプション内のゲーム設定にある項目の一つ。オンに設定することでエックス、アクセルでの攻撃ボタンの長押しが連打扱いに、つまり攻撃ボタンを長押しすることで通常攻撃が連射できるようになる
*11 一つの画面に存在できる弾数
*12 チャージショットも含めての数。これはロックマンシリーズの通例となっておりシリーズ中の多くの作品で適用されている
*13 ただし前作はマルチエンディングのためその中の一つというだけで正史ではない可能性は高い。事実、前作からして同じくルート分岐があった前々作の続編であったのだが作中で語られらた回想の内容はどのルートとも完全には一致しないものだった。
*14 この際エックスのキャストも変更されており、それによるイメージの変化もある……かもしれない。
*15 シグマの一人称は「私(わたし)」であり、本作でもシナリオデモでの会話時は従来通りだったので、明らかなミスである
*16 そもそもこの作品はプレイヤー側が2人組なのでタイマンは成立し得ないため、部下に援護させるイノブスキーが卑怯な訳でもない。暴走族のボスという設定なのだから「野郎ども! 手を貸せ!」等と言わせるべきだったのだろう。ちなみにボスが召喚する形ではなくステージに配置される形で雑魚敵が出てくるのはイノブスキー戦が初
*17 文章は同じだが使いまわしではなく、語気を強めたり、苦しんでいたりとそれぞれ演技が異なる
*18 吉川氏や竹中氏は過去のロックマンシリーズにいくつか関わっていた