「キングダム ハーツ 3D [ドリーム ドロップ ディスタンス]」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
【きんぐだむ はーつ どりーむ どろっぷ でぃすたんす】
ジャンル | アクションRPG | |
対応機種 | ニンテンドー3DS | |
発売・開発元 | スクウェア・エニックス | |
発売日 | 2012年3月29日 | |
定価 |
通常版:6,090円 3DS同梱版:21,090円 10th Anniversary Box:15,000円 (全て税別) |
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プレイ人数 | 1~2人 | |
セーブデータ | 2個 | |
レーティング | CERO:A(全年齢対象) | |
判定 | 良作 | |
ポイント |
キングダム ハーツシリーズ第7作目 新要素は概ね高評価 ただしドロップシステムは賛否両論 |
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キングダム ハーツシリーズ |
ストーリー
闇は光となり、光は闇に堕ちる。
マスター・ゼアノートは、天才的なキーブレードマスターであった。
その姿を幾度も変えさせて光を守護するキーブレード使いたちの前に立ちはだかった。
だが、まだ終っていない――
我々には、脅威に立ち向かう準備が必要だ。そこでソラとリク、二人にはキーブレードマスター承認試験を受けてもらいたい。
眠りの鍵穴を開くことで、新たな力を身につけるとともに、眠りに閉ざされた世界の開放にもなるだろう。
純粋な光の数と等しく、7つの眠りの鍵穴を開放し、再びこの地に戻ってくることで、マスター承認とする。
(取扱説明書より)
『KHIII』へと直接つながる、最終決戦への序章となるストーリーが展開される。
キングダム ハーツ第7作目。開発は『キングダム ハーツ バース バイ スリープ(以下BbS)』のチーム(いわゆる「大阪チーム」)が担当。
初代~『II』を手掛けたスタッフ(*1)が『ファイナルファンタジーXV』の開発に忙しく、代役として抜擢された。
戦闘システム:デッキコマンド
フリーフローアクション
リアリティシフト
ストーリー・ワールド
音楽
新たな仲間・「スピリット」
戦闘面
育成面
フリックラッシュ
リンクポータル
うまく作品に組み込まれた新システム
相変わらずきめの細かい演出
見事な出来のOP
工夫されたストーリーの展開と説明
ドロップシステム
難解なストーリー
新規ワールドに対する説明不足
シリーズとしては高い難易度
スピリットの問題点
その他の問題点
多数のバグ
シリーズの新機軸を打ち出したフリーフローアクションには一定の評価が集まっている。
その他の新要素も本作独自のフレーバーとしては申し分ない。
音楽やリアリティシフトによる演出もゲームに上手く絡めており、原作尊重の流れも崩れておらずディズニー作品の世界を鑑賞するだけでも面白い。
ストーリーは複雑だが、一方でメモワールなどのシステムでシリーズ初見のプレイヤーにも手をつけやすくするような利点も存在する。
しかし、かなり大きく賛否を分けたドロップシステムの存在、アクション関連の問題点もあり手放しに賞賛できる作品とも言えない。
過去作の問題点を積極的に解消しようと様々な仕様変更や新要素を追加したはいいものの、詰め込みすぎて空回りしてしまった要素も多い。
結局、シリーズファンからは改善点の要望が多く見受けられている。
総合的に見れば十分良作に値する作品ではあるが、『BbS』から改善の兆しが見えない部分もある事で、良くも悪くも本作は大阪チーム製KHの作風が明確になった一作でもある。
『キングダムハーツ3』の開発も大阪チームが担当するということで、ここからどのように不満点を改善していくかがスタッフの腕の見せ所であろう。