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がんばれゴエモン ~天狗党の逆襲~ - (2019/04/01 (月) 23:47:46) の編集履歴(バックアップ)
がんばれゴエモン ~天狗党の逆襲~
【がんばれごえもん てんぐとうのぎゃくしゅう】
ジャンル
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RPG
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対応機種
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ゲームボーイカラー(全GB共通)
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発売元
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コナミ
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開発元
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トーセ
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発売日
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1999年1月14日
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定価
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4,515円
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プレイ人数
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1人
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判定
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クソゲー
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シリーズファンから不評
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ポイント
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天狗党弱すぎ 謎の架空アニメ版 99年製とは思えない低ボリューム
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がんばれゴエモンシリーズ・関連作品リンク
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概要
シリーズ初のゲームボーイカラー対応ソフトとして作られたがんばれゴエモンシリーズの1作。
ゲームジャンルは『外伝2』以来となるRPG。
アニメ版とのタイアップ的な要素もあり、アニメのゴエモンに憧れる小学生が主人公、大江戸時代へとタイムスリップして憧れのゴエモン達と壮大な冒険……と言った具合に新規開拓に力を入れたが、その内容はゲームボーイの前作『黒船党』に勝るとも劣らぬスッカスカなクソゲーであった。
ストーリー
ゴエモンのアニメが大好きな小学生の主人公・ハジメは祖父母の家の裏山で不思議な穴の空いた大木を発見。
穴をくぐるとなんとそこは大江戸時代。ハジメはタイムスリップしてしまったのだ。
奇妙な天狗の化物に襲われたがエビス丸に助けられたハジメ。
エビス丸と通りかかったヤエ・サスケと共に、憧れのゴエモンに会うために大江戸時代の大冒険へと向かう。
問題点
1999年のRPGなのにボリュームが余りにも薄い
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本作最大の問題点。じっくり探索して普通に遊ぶだけでも4、5時間で終わってしまうほど。ファミコンで発売した『外伝1』・『外伝2』のように長く遊べる大冒険ではない。
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同時期のゲームボーイでは『ポケモン?』や『DQM』といった据え置きに迫るボリュームのRPGが発売している中、この低ボリュームRPGはあまりにも時代遅れ。
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それでいて収集要素などの遊び込める部分は皆無、ストーリーは平凡でゲーム部分は一本道とリプレイ性も存在しない。クリアしたら終わりである。
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黒船党を反省したのか難易度はやや低めで常識的なのだが、このボリュームで低難易度では味のないガムを噛んでいるようなものである。
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最初のダンジョンはまだそれなりに楽しめるが後述の術が強烈なため、NP(他のゲームで言う所のMP)が増えて自由に使える中盤辺りから一気に作業化してしまう。
短いストーリーに活かされない設定
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ストーリーは異常に短く、敵組織である天狗党の本拠地が最序盤で陥落。後は宝が眠る鉱山を目指すのだが、通り道の街道や船といった短めのダンジョンを3個ほど進むだけですぐに鉱山へ。後はイベントをこなして鉱山を攻略して終わり。
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各キャラクターの見せ場も少なく、特にサスケは見せ場という見せ場が皆無で、いてもいなくてもどうでもいい存在でしかない。主人公も空気に近く大半のイベントは見てるだけで、序盤はゴエモンに突き飛ばされたまま放置されるなど扱いも雑。
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タイムスリップを活用するのも2回のみ。しかも1回目は英語の解読をするだけというタイムスリップをする必要ゼロな要素。2回目は「大江戸から船で渡った先にあるはずの鉱山が、現代では何故か大江戸裏山の大木の近くにある」という地理的に明らかにおかしい点が引っかかる。
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更に現代でも両で売り買いができるという謎。『ゴエモン3』の未来世界と違って現代日本を舞台にしているのだからツッコミたくなる。この世界の日本は未だに両を使っているのか?
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ボス戦も6回しかない。その内の1回はチュートリアル的なザコとのバトル、3回はラストダンジョンの前座ボス→回復を挟みボス2体連戦という形のため、実質3回のみ。
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その有様のため天狗党の幹部2人のキャラもまるで印象に残らない。サブタイトルは本拠地を潰された天狗党の逆恨みと文字通りの意味なのだが、本拠地を潰した後は中盤とラスボス戦でしかちょっかいを出してこないので因縁も希薄であり、空気。
ボリューム不足を誤魔化すかの如くエンカウント率が高く、道が嫌らしい
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このゲームはとにかくエンカウント率が高い。1マス歩くだけで即エンカする事もよくある。
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更にダンジョンや街道はマップを切り替えると即行き止まりという構成の場所がやたらと多く、難易度は低いのにひたすらストレスが貯まる。行けそうなのに歩けない見えない壁も多い。
短いのに戦闘内容はワンパターン
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戦闘はターン制のドラクエ風。前列1人と後列2人の基本3人で戦う。
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このゲームはとにかく物理不遇。通常攻撃が「ぼてぼてのあたり」というハズレ攻撃に化ける事が多く、もちろんミスもあるため使い難い。逆に術攻撃は「ぼてぼてのあたり」が無く安定してダメージを与えられて使いやすい。NP回復アイテムが平然と売っているので消費もあまり気にならない。
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エビス丸とサスケが初期から覚えている「じばしりのじゅつ」と「このはのじゅつ」が全体攻撃で有用、それを連発しているだけで基本は終わる。他の単体術も通常攻撃よりは使いやすい。
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各キャラの術は3種類しかないため上位の術はヤエの「ふぶきのじゅつ」しか存在せず、最初から最後までボス戦含めて同じ術を連発するだけというワンパターンな戦いが最適解となる。
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サスケはレベル10で強力な攻撃術である「こなみじんのじゅつ」を習得する。自らを戦闘不能にする代わりにザコ敵全体を全滅させるという強力なもの。しかも消費NPは1のみ。このゲームは戦闘後にHP1で復活するという便利仕様があるため、このデメリットも殆ど気にならない。レベル10以降の雑魚戦はサスケが自爆するだけのゲームと化してしまい更に作業化する。
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必殺技も存在するが威力は中途半端。合体必殺技は使用キャラ全員の行動ターンを使ってしまうため個々で術を使った場合と総合ダメージは大差無く、あまり役に立つものではない。
アニメの設定が現実で放送していたアニメ版と異なる
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「TBSで放映されていたアニメ版ゴエモンのキャラゲー」という根本を覆す謎の設定。
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ゲームを始めるとテレビの中のエビス丸とヤエが次回予告のようなものを行うのだが、現実のアニメ版の次回予告はゴエモン本人とアニメオリジナルキャラ・ツカサが掛け合いをするものであり、大きく異なる。
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そもそも現実のアニメ版は自分の世界をゲーム界と認識しているゴエモン達が現実に具現化し、現実世界を乗っ取ろうと企むセップク丸達と戦いつつ、現実の住民たちと交流するという流れのドタバタコメディである。今作は大江戸世界を現実世界の過去と扱っており、ゴエモン達はゲーム界に住んでいるとは認識しておらず、設定からしてまるで違う。
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そのためツカサ達はもちろんの事、『きらきら道中』のセップク丸一行・オリジナル悪役のマクアムーゲと言った、現実のアニメ版に登場したキャラは一切登場しない。
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当然、ゲームのサブタイトルの敵組織・天狗党もアニメ版には一切出ない。関連性も全く無い。
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今作の発売はアニメ放送終了から既に10ヶ月経過した後であり、情報が伝わっていないはずがない。何故このような形になったのか不明。
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それらとは別に「アニメのキャラが過去の実在人物」だったという事からして謎。この世界の江戸時代やゴエモン達は我々の知るものと異なり、過去に活躍した偉人のアニメ作品という設定でもあるのだろうか?(ゴエモンを石川五エ門として扱えば無理は無いかもしれないが…)
あまりにも貧相な立ちグラフィック
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戦闘中は前列に表示したキャラのみ立ち絵が表示される仕様なのだがそのグラフィックが雑。
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特に主人公はゲーム中見る機会が非常に多いにも関わらず描き込みが微妙にも程があり、鏡餅のような顔に遠近感がありそうで無い謎ポーズ、垂れ気味のヨーヨーと見栄えが皆無。ゲーム雑誌でこのグラフィックを見たゴエモンファンや小学生は総じてそっ閉じ。
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ヤエもかなりひどい。肌色パレットがある筈なのに肌は真っ白、目付きも可愛くない。
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一方で顔グラフィックはそこそこ出来が良い上に差分も存在、戦闘中と移動時では別々のものが使われており凝っている。これなら立ち絵は不要だったのでは…?
エンドロールはキャラクター紹介のみ
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スタッフロールがないためプロデューサー・ディレクターなどの面子がわからない。
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本作の開発は下請け専門会社のトーセ。スタッフが非公表なのはおそらくそのためであろう。
評価点
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立ち絵と歩行絵以外のグラフィックはそれなり
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前述で酷評した立ち絵もエビス丸だけはかなり出来が良く、戦闘不能時の差分として半裸のサービスカットまで存在する。
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戦闘中の立ち絵は総じて微妙なのに対して他のイラストはまあまあ見られる。前述の通り顔グラもそこまで悪く無い。ほとんどの村人や町人に専用の顔グラが存在しているのも特徴。妙な所だけ気合が入れられている。
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必殺技「Gハンマー」使用時には枚数の多いアニメーションでゴエモンインパクトが出現。画面をぶち抜いたカットインで攻撃し、なかなか迫力がある。
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出現時のメッセージはランダムで表示される。何故か「そして伝説へ」などのまったく関係ないものが表示される事もある。
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エンディングの一枚絵の和風イラストはどことなく浮世絵を彷彿とさせつつもゴエモンらしくもあり、絶妙なタッチで仕上がっている。
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一部を除きBGMは良好。ゲームは短いのに雑魚戦はわざわざ二種類の曲が存在し、どちらも和風の心地良いリズムで盛り上げてくれる。
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大江戸時代の裏山BGMなどビープ音が甲高く耳障りに感じる曲もあるにはある。
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キャラの個性は活かされている。防御力の高いエビス丸、回復が得意なヤエなど。
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後列から攻撃した際にはキャラによって異なる飛び道具を使用。飛び道具が手裏剣で統一されていた黒船党よりは各キャラを活かそうとはしている。
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全体マップから行き先を選べばすぐに行きたい所に飛べる便利機能を搭載。帰り道で1歩エンカに悩まされるといった事はない。
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ゴエモンらしいギャグやパロディは健在
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エビス丸の武器がバキハンマー、オーガハンマー、ジャックハンマーだったり。
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ザコ敵も個性豊か。リサイタルを行うガキ大将風味の「じゃいてんぐ」、不気味な目玉を持つ宇宙人風味の馬「UMA」、「あーむぱんち」で攻撃するゴーグルを付けた犬「スコープドック」といった具合。
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主人公の必殺技が何故かろっこうおろしで、虎の姿をしたタイガースというザコ敵がいたりと妙な所に関西ネタがある。
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現代の住民たちは進行状況に応じて細かく台詞が変わる。英語の解読を依頼する際は「英語を使う国とは取引していない」「英会話を習っているが、英語は喋れるけど読めない」と、特に意味のない会話でもバリエーションが豊富。ついつい進行と無関係な人にも話したくなる。
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ただ、本作のターゲットであろう小学生低学年に『グラップラー刃牙』や『装甲騎兵ボトムズ』といった作品のネタが通じるかは疑問な所も。
総評
とにかく低ボリュームで貧相なRPG。当然ながらゴエモンファンのみならず一般ユーザーからも速攻でクソゲー認定を下される事となった。
ゲームとしては破綻しておらずクリアまで遊べるだけ黒船党よりはマシだが、様々なRPGが流通している1999年でこの内容は流石に苦しい。
キャラゲーとしても弱く、アニメ版の設定が微塵も活かされておらず、ゲーム版で見てもキャラの見せ場は無しと良い所がまるで無い。
発売前の画像があまりにも貧弱、アニメ終了から10ヶ月後といった具合に前評判や時期からしても売れる要素が見えず、被害者が少なかったのが唯一の救いだろうか。
余談
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去年12月に『でろでろ道中』『綾繁一家の黒い影』が発売したばかりのため、本作含めて一ヶ月以内に3本のゴエモンが発売されるゴエモンラッシュとなった。なお、3本間には特に連動要素はない。
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ハード・ゲームジャンルはそれぞれ異なるのでニーズに合わせたと言えなくもないが、既にセールスに乏しいシリーズでこの販売戦略は挑戦的すぎると言わざるを得ない。
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流石のコナミも売れる見込みが無いと判断したのか出荷本数は抑え気味のようで、こんな評価でも中古価格は意外と高い。
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当時ゴエモンシリーズとタイアップしていたコミックボンボンで本作のコミカライズ版が連載されていた。
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ただし、作者は帯ひろしでは無く本作で初登場の山藤ひろみ氏。内容も『でろでろ道中』『綾繁一家の黒い影』の2作との抱き合わせであった。
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アニメ版ゴエモンに関して
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上記の通りゲーム界から人間界へとやって来たゴエモンたちと、ゲーム好きの少年・ツカサ一家との交流を描くドタバタコメディ。
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『きらきら道中』のセップク丸達が登場するが、性格はやや異なる。敵組織のボス・マクアムーゲの正体は明らかにならないまま23話で突然終了した。
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打ち切りアニメと呼ばれているが実は視聴率は悪くなく、裏番組の『勇者王ガオガイガー』から若年層を奪い取り勇者シリーズに終止符を打った作品という説も存在するほど。それ程の作品にも関わらず早期終了した理由は不明。今作がアニメ版ゴエモンとまったく関係のない内容になった点もこの早期終了が噛んでいる可能性は否定できない。
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国内の映像化はレンタル専用のVHSのみで一般販売や配信は存在しないが、何故か北米ではDVD化されている。日本語音声も収録。
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アニメ本編こそ国内では流通していないが、サウンドトラックのみ普通に販売している。