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  • 『おねがいアイプリ』は「2だん」を基準にしています。


おねがいアイプリ

【おねがいあいぷり】

ジャンル トレーディングカードアーケードゲーム
対応機種 アーケード
発売元 タカラトミーアーツ
開発元 タカラトミーアーツ
シンソフィア
稼動開始日 2026年4月2日
料金 1プレイ:100円
プレイ人数 1人
判定 良作
シリーズファンから不評
ポイント 突然のバトンタッチ
プリティーシリーズ

概要

プリティーシリーズ第6世代。引き続き「おねがいアイプリ」と「アイプリバース」の2筐体が同時展開される。
世界観やキャラクターが一新された(マスコットのみ続投)。
基本的には前作とシステムは同一で、カードを読み込ませて指示通りに動かすリズムゲームとなっている。


ゲームシステム

基本的には前作と同じシステムなので、詳細は『ひみつのアイプリ』を参照のこと。

  • なお前作のカードを読み込ませた場合、リングシリーズほぼそのままのゲーム内容が展開される。つまり今回の審査員が決まり、コーデチェンジザライドで変身し、ゲーム中「MCアイムゥ」が囃してくる今までの仕様でプレイすることになる。
    • コラボ曲もそのまま遊べるが、他の曲へ強制的に差し替えとなる曲もある。2弾現在、『オシャレ魔女 ラブ and ベリー』の楽曲が該当する。
    • 『ひみつのアイプリ』をメインキャラにしてサブのチームメイトに「おねがいアイプリ」のキャラを呼び出したり、その逆も可能。ただしバズリウムチェンジが制限される。

おねがいジャンプ

  • 本作オリジナルの追加要素。リズムゲームの最後にランダムで「おねがいジャンプ」が発動する。カードを動かして発動するとキャラが飛ぶ演出が入り、ボーナスとして追加購入可能枚数が1枚増える。
    • あくまで購入可能枚数が1枚増えるだけで、キラカードが確定したりするわけではない。

マイキャラライブ

  • 前作のマイキャラフェスの後継モード。システム等も同じで現状唯一の2筐体間の連動イベントとなっている。
  • 前作同様わざと時間切れまでカードを置かないことでゲーム要素のない通称「MVモード」に移行することが可能。

評価点

難易度インフレのリセット

  • 前作は初期の頃こそ低難易度だったが、高BPMの楽曲が追加されていった結果譜面難易度が微妙にインフレしていたが今作で一旦リセットされた。
  • それ自体は新規を取り込む意図が見えると概ね好評。世界観の一新もあるため、意図的なものと思われる。

1プレイ100円

  • この物価高のご時世でも1プレイ100円を維持したことは評価に値する。
  • ちなみに前作のカードより厚さが微妙に薄くなっており、分からない範囲内でコストダウンを行っているものと思われる。
    • 一方で薄くなったことで星4が反りやすくなっているという弊害もあるが……。

問題点

前作を打ち切ったという事実そのもの

  • 人気絶頂だった前作を打ち切って新シリーズへ代えたこと自体を受け入れられないユーザーが続出した。
  • その打ち切った理由ももちろん売り上げ低迷等ではなく、「新規ユーザーのため」という理由だった。
  • 基本的にタカラトミーのIPは「とりあえず1年、売れたら3年」というスパンで展開されるため、2年でバトンタッチさせるのは異例。
    • そのため「2年で"打ち切った"」→「有終の美を飾れなかった」とユーザーから捉えられてしまい*1、余計に叩かれた節がある。
      • 余談的にはなるが『ひみつのアイプリ』が「中学1年生からスタートし、3年やって卒業までを描くのだろう」という流れがほとんどのユーザー間で共有されており、それが裏切られたと感じたのが反発の根底にあるのかもしれない。
        しかし結局のところ、シリーズで中学3年間をきっちり描いた作品は『キラッとプリ☆チャン』のみであり、むしろきっちり描いた作品のほうが少数派だったりする*2
    • 4年続いた『プリパラ』や、3年続いた『キラッとプリ☆チャン』では、その末期ではストーリーやゲーム要素が複雑化して新規ユーザーが入りづらいという弊害があり、それを踏まえた決定なのかもしれない。

楽曲の使いまわし

  • 前作に引き続き、楽曲の使いまわしが行われている。専用のデュオ曲が用意されておらず、ソロ曲を二人で歌う。 
  • 代わりにデュオの組み合わせが撤廃されており、様々なキャラがデュオを組むようになった。
    • しかしプリティーシリーズはアニメの影響で伝統的に「カップリング」や「チームの友情」といったものが重要視・神聖視される傾向にあるため、節操がないと非難されることがある。
  • また、ただでさえゲーム性の拡張が新キャラや新曲に依存している現状で、楽曲を出し惜しみしているため新鮮味に欠け、飽きが回りやすい。

コーデの使いまわし

  • 星3のコーデのほとんどが前作の使いまわしで、世界観やキャラクターを一新した意義を薄れさせるものとなっている。
  • 星2にカジュアルコーデが復活したが、その実態は前々作「ワッチャプリマジ!」からの使いまわしであり、やはり新鮮味が全くない。

MCプリうさ

  • マスコットの「プリうさ」が「MCプリうさ」になって再登場したが、キャラクター設定に変更が入っている。CVが森久保祥太郎氏に代わり、ゲーム中に囃してくる。
  • 平たく言うと前作で「雰囲気に合わない」「ガヤがうるさい」など散々な評価だった「MCアイムゥ」がそのままプリうさのガワを被ったようなものであり、前作のアニメを見た層からは不評。
    • 一応氏の名誉のために言っておくと、森久保氏の演技自体は悪いわけではない。しかし前作のアニメで「プリうさは涼風つむぎ(CV:久保ユリカ氏)の憑依体」というイメージが固まっていたため、それを強引に代えるのは反発があって当然と言わざるを得ない。

総評

新規ユーザーのためシリーズ最高売り上げを更新した前作を早期終了させるという博打に出た本作。
基本的にはキープコンセプトであり、前作を引き継いで概ね良作と言えるだろう。
しかし所々で「手抜き」「向上心がない」「胡坐をかいている」と思われても仕方ない要素が目に付くため、そこをどう見るかによるだろうか。
新規ユーザー、特に女児なら気にならないのかもしれないが、大人などコア層からは手厳しく見られてもおかしくない。
もしかしたらコア層は「アイプリバース」のほうを遊んでくれ、というスタンスなのかもしれない。


余談

  • 年齢層を下げたい思惑があるのか、ファンブックの発行元が「ちゃお」からより低年齢層向けの「ぷっちぐみ」に変更になった。
  • 本作のアニメのEDを担当している『いぎなり東北産』のメンバー伊達花彩氏は、かつて「アイカツプラネット!」の主人公ハナを演じていた。
  • 長らく女児向けTCAGにおいて『アイプリ』がライバル不在の独壇場となっていたが、2026年秋より『アイカツ!アンコール』、やや客層は異なるものの『鬼滅の刃 日輪バトルスラッシュ』、今のところロケーションテスト段階だが『サンリオキャラクターズ ドリームオルゴール』など競合作が続々と登場しており、今後は熾烈な争いが繰り広げられると思われる。
    • 切実な問題として、ゲーセンのフロア面積を競合に取られてしまうという点が挙げられるだろう。特に本シリーズは『アイプリバース』も一緒に置くことが多いため、フロア面積的にはやや不利である。
最終更新:2026年07月17日 23:37

*1 インタビュー等では2年で終わると1年目の時点で決定していたと示唆

*2 『プリティーリズム』は毎年主人公が変わり、『プリパラ』は小学5年生からスタートしたが途中で進級や年齢をボカした「サザエさん時空」へ突入。『ワッチャプリマジ!』も中学1年生からスタートしたが、アニメは1年で終了している。