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Othello

【おせろ】

ジャンル テーブル(オセロ)

対応機種 ファミリーコンピュータ ディスクシステム
ファミリーコンピュータ
発売元 河田
開発元 ハル研究所
発売日 【FCD】1986年10月13日
【FC】1986年11月13日
書換開始日 【FCD】1986年11月13日
定価 【FCD】2,980円
【FC】4,900円
判定 なし
ポイント ファミコンでオセロゲームできる
裏技で変則ルールの運ゲー

概要

河田(現「カワダ」)から1986年10月にファミコンディスクカードで発売された現実のオセロをコンピュータゲーム化したもので、よくあるアナログゲームの名前をそのままタイトルにした無印系タイトルのゲームである。
開発は任天堂の主力タイトルを手掛けてきたハル研究所。直後の11月にはロムカセット版も追って発売された。


内容

  • 8×8の盤面で白と黒のコマをお互いに交代で置いて、挟んだ部分コマを自分の色に変え、最後にお互いのコマの数の多さを競うオセロゲーム(リバーシ)である。
    • 挟める場所がないとパスとなり、両者ともそうなった場合はそこで終了となる。
      • ルールも基本通りで、誰もが良く知るルールである。
  • プレイヤー同士の対戦では1Pが黒(先手)、2Pが白(後手)になる。
  • CPU相手にプレイする場合、最初に黒でやるか白でやるかを選び、そのあとでCPUのレベルを選択する。レベルは4段階から選べるが、レベル4に勝利すると祝福メッセージの後レベル5が登場する。レベル5に勝利するとエンディングになる。
  • 持ち時間は20分、30分、40分、制限なしから選べる。時間切れが近くなると警告音が鳴り、切れると負けになる。
    • CPU戦でレベル4を選んだ場合は20分か30分のどちらかしか選べない。レベル5は制限なしになり、レベル5に負けてコンティニューした場合はレベル4からになるが時間は制限なしのままとなる。
  • プレイ中にBを押すと待ったをかけることができる。
    • CPUのレベルが1なら無制限、2と3は3回まで可能、4と5は待った不可。
    • 対戦では確認のメッセージが出て、相手がYESかNOを選択する。
  • 裏技でちょっとした変則ルールで遊ぶことができる。この場合ゲームモードはSLOTと表示される。
    • セレクトを押しながらA
      • ランダムで高速回転する「A~H」「1~8」をそれぞれBボタンで止める。
      • アルファベットの方はヨコ軸(左からA、右からH)、数字の方はタテ軸に対応し、その止まった出目に応じてコマが置かれる。
    • セレクトを押しながらB
      • 盤面をランダムに高速で動くカーソルを止める。止めた位置にコマが置かれる。
  • これを交互に80ターン繰り返し行い最後に集計する。
    • 高速かつランダムなのでとても狙えたものではないため、盤面を埋め尽くさないことが多い。
  • どちらのモードでも、既にコマが置かれている場所でも上書きで置くことができるため、オセロ本来の「四つ角を制する者が勝つ」は通用しない。

評価点

  • 基本的には現実のオセロをそのままゲーム化しただけのものだが、コマの判定が自動でできるだけに便利。
    • これにより取れるはずのコマを取りこぼすようなことはない。
    • それを抜きにしても人間が1つ1つ行うより円滑に進行できる。
  • レベルを選択できるため、自身のスキルレベルに合わせて選択できる。
    • 実際人間相手で勝てない幼少のプレイヤーなどの勝ちながらスキルアップにはいいかもしれない。

問題点

  • 手慣れた人にとっては最高レベルでも相手にならない。
    • 元々ファミコン自体、そこまで細かい優秀なロジックが組めないので仕方ないところもある。
  • 高レベルになると思考時間が長くなる。
    • この手のゲームではよく挙げられる問題ではある。
  • ロムカセット版はオセロにしては高額。
    • これだけでフルプライス級なのは、さすがに割が合わない。
      • 一応隠しゲームがあるとはいえ、それだけでボリューム不足は補いきれない。
  • プレイヤーはいちいち名前を入れなければ始められない。
    • 実際オセロのために名前を入れる必要があるかと言われると、さすがにノーだろう。加えてCPUプレイヤーは「COM-1」など無機質な名前になっているため「1PLAYER」等でも自然に見える。
    • このようなゲームなのでお手軽にサッと始めたいだけに煩わしさを感じる。

総評

良くも悪くもアナログのオセロをそのままゲームにしたもの。ただ全自動化したシステムも同然なので人間同士の対戦でも手間言わずで便利には違いない。
またCPU相手に1人でもできるという利点もあり、レベルも4段階設定できるので、まだ始めたばかりの初心者がコツを掴む学習にも効率的。
ただゲームとして見ると少々地味臭くアナログオセロを持っていればダブって買う必要があるかと言われれば微妙。


その後の展開

  • 河田は1990年2月9日にもゲームボーイで発売している。
    • 河田のゲームソフトはこのオセロ2つのみで幕を閉じる。

余談


Othello (GB)

【おせろ】

ジャンル テーブル(オセロ)
対応機種 ゲームボーイ
メディア 256KbitROMカートリッジ
発売元 河田
開発元 ハル研究所
発売日 1990年2月9日
定価 2,980円
判定 なし
ポイント やっぱり便利オセロツールの域は出ず
それでもファミコンよりは使い勝手が良い

概要(GB)

上記と同じオセロゲームでゲームボーイソフトとして1990年2月に発売。発売元、開発元は全く同じ。
移植という解釈もできるがオセロ自身が元々アナログゲームなので改めて別ハードでの発売といった方が正しいだろう。


内容(GB)

  • 基本的にはゲームボーイでオセロがプレイできるだけ。
    • ただし、相手に対して画面を隠す必要がないので対戦は通信ケーブルを必要とせず1台の本体を2人で回すことで可能。
    • ファミコン版にあった隠しゲームはなくなっている。
  • 持ち時間に新しく「5分」が追加された。

EDITモード

  • 対局中に自由にコマを置いたりできる。
    • これによりハンデをつけたり、四つ角を2つずつ分け合っての変則ルールにすることもできる。

評価点(GB)

  • 元々オセロ自身がシンプルなので持ち運んで遊ぶスタイルと相性が良くファミコン以上に使い勝手が良い。
    • もちろん電車移動などで2人で遊ぶのも良い。
      • この場合、通信ケーブルなしでお手軽にできるというのも好材料。
    • 元々白と黒なのでゲームボーイのモノクロ液晶でも全く支障がない。
  • EDITにより変則的な楽しみ方もできる。
    • 前述の通りハンデをつけたりもできるし、公平な条件でも角を始めから分け合った形で始めたりもできる。
  • ファミコンのロムカセット版よりもお手頃な価格。

問題点(GB)

  • ファミコン版よりもCPUの思考時間が長い。
    • 上位のCPUほど思考時間が長く、特に最強のレベル4に至ってはとんでもなく長く数分に及ぶこともある。
      • そのため制限時間をなしにすると、それこそ待ちゲーになりCPUはいつまでもダラダラ考えて一向に進まないのでイライラする。
      • かといって、弱いCPUでは相手にならないので張り合いがない。

総評(GB)

基本的にはファミコン版と同じで、特別なものはなくオセロを楽しむためのツールのようなもの。ただオセロそのものが元々シンプルな対戦が出来るものなので移動しながらの対戦との相性は良い。
EDITなどでいろいろ変わった条件にできる点も使い勝手がよく旅行などのおともなどに、いつでもお手軽に対戦するツールとして重宝しそうである。
ただCPUの思考時間が長いという難点があり、1人でプレイするとなると電池の持ちに悩まされやすいだろう。


余談(GB)

  • 河田による発売は本作が最後となるがオセロのゲームではこの後1992年4月にツクダオリジナルからスーパーファミコンソフトとして『オセロワールド』が発売されている。
最終更新:2026年10月25日 19:23

*1 ディスクでは前編/後編として発売したがロムの大容量化によって一本化して移植する予定だった。